書き起こし/第10回東方M-1ぐらんぷり:幻想BBS

Last-modified: 2016-01-29 (金) 23:45:57

月並みの妖怪
打ち出の小槌で頭角を現した妖怪たち。
影狼が赤蛮奇を草の根妖怪ネットワークに招き入れ、コンビ結成
笑いに飢えた狼と生首が今宵、嵐を巻き起こす!
エントリーナンバー162番、幻想BBS

 

(生首をお手玉する赤蛮奇)
今:どうもーこんにちは幻想BBSと申します
赤:おねがいしまーす
今:よろしくお願いします
赤:あのー、もうなんでか分かんないんだけどね
今:おーどうした
赤:人が寄ってこないのよね
今:分かるでしょ!
赤:寄ってこないわね~……
今:いやなんで分かんないのほんと
赤:なんでだろう?
今:いや分かるでしょ
赤:なんか原因ご存じ?
今:ここここ……
赤:……頭皮?
今:そうじゃない!その奇行だよ~怖いもん首ないの
赤:怖いかやっぱ(首が元に戻る)
今:怖いよ首ないとか~ねぇ、よろしくお願いします
赤:はいはい、がんばりましょうか
今:まぁ私たち、草の根妖怪ネットワークに属しておりまして
赤:はいはい
今:普段はあまり人前には出ていかないんですけど
赤:えぇ
今:どうも私ら人見知りってのもあるでしょうけども
赤:うん
今:異変のときに有名人の霊夢さんとか魔理沙さんとか
赤:うん
今:咲夜さんが訪ねてくれたじゃない?
赤:そそ、来たね
今:そのときは弾幕ごっこしたりフレンドリーに話しかけてくれたでしょ?
赤:そうだね
今:逆に私たちがお花見お祭りで博霊神社とか紅魔館に行くとね
赤:うん
今:全然話してくれないの
赤:あぁ~なるほどね
今:冷たいのよ~これなんでなの?
赤:あのー、お前地方でぇ
今:うん
赤:行きずりの男とそういう関係になったことある?
今:ぅん、まぁ若い頃はね?
赤:うんうん
今:まぁ旅行とかでそういうこともありましたよ
赤:なるほどね それと一緒
今:え、そうなの!?えぇ、どういうことそれ?
赤:お前その雪ずりの男がさ、
今:うん
赤:後日わざわざ迷いの竹林まで会いに来たらどう思う?
今:いや迷惑でしょあなた
赤:うん
今:そりゃ地方、そこに行ってたからー
赤:うん
今:そういうことになったけども
赤:うん
今:わざわざ竹林に来られたら迷惑かなぁ
赤:そういうことなんだよ!
今:そうなんだ!
赤:まさにそういうことなんだよ
今:え、私たち草の根妖怪は
赤:雪ずりの男のようなものだからな
今:あ~そうなんだ……
赤:そこはお前がちゃんとしっかり
今:あ~ごめん
赤:弁えないと駄目だな
今:そりゃ分かった
赤:うんうん
今:他にもあるよ!
赤:おーどうした
今:幻想郷の有名人がね
赤:うん
今:こっちに来るでしょ?
赤:うん
今:そのときはまぁ仲良くね?メルアドとか交換してさ
赤:あぁ~よくするねぇうん
今:こっちに来たときはメールしてねーとか言って
赤:うん
今:で、あっちへ行ってメールしたらぁ
赤:うん
今:ぜんっぜん返事してくれないの!
赤:なるほど
今:これなんでぇ?
赤:あのー、お前登録してないメアドからメール来たら返事する?
今:しないよ
赤:それと一緒
今:そ、えぇー!?ど、どういうこと!?ちゃんとタイトルに影狼ですって書いてるよ?
赤:お前はなんで返事しないの
今:いやだってそんな怪しい業者とかさぁ
赤:うん
今:フィッシング詐欺のメールだったりするじゃん?そんなだったら絶対に返事しない
赤:そういうことなんだよ!
今:そうなの!?え、私たち草の根妖怪は
赤:怪しい業者みたいなもんだからな
今:え、私怪しい業者?
赤:「影狼です」っていかにも典型的な手口
今:えー……名前は伝えたのになぁ
赤:うん
今:まぁ他にもあるよ
赤:まだあるか
今:お花見でー、神子さんたち尸解仙の一家と同席したときに
赤:はいはい
今:私たちより明らかに後輩ですよ
赤:うん
今:幻想郷では何年も
赤:うん
今:ぜんっぜん挨拶してくれないの
赤:うん
今:これなんでですか?
赤:あのー、お前寺子屋でダブりの先輩っていた?
今:いた
赤:それと一緒
今:っふふ……えー!?
赤:それと一緒よ
今:え!?
赤:お前、なんで挨拶しなかった?
今:いや、ダブりでしょ?
赤:うん
今:歳上なだけで先輩でもなんでもないわよ
赤:そういうことなんだよ!
今:そうなんだ!?えー!?
赤:歳が上なだけ
今:え、私たち草の根妖怪は
赤:ダブりの先輩みたいなもんだからな そこはちゃんと、弁えようか
今:あーそうかごめん
赤:もうないか?
今:もうもうそんなだったらさ
赤:うん
今:いやよ幻想郷なんて
赤:もう、ない?質問は
今:質問?
赤:うん
今:あぁー、あぁー……な、なんだったっけ他に質問……
赤:(首が落ちる)
今:他なにかあったっけ……他なにかあったっけ質問
赤:なんで名前が売れない?
今:あぁ……なんで名前が売れないのかなぁ?前々からね
赤:うん(元に戻る)
今:なんで名前が売れないのってことですよ
赤:なるほどな
今:うん
赤:あのー
今:うん
赤:お前賞味期限が腐ってる……
今:ふふっ
赤:お団子買う?
今:賞味期限が腐ってるお団子?
赤:うん
今:もう腐ってるお団子なんでしょ?
赤:うん、買う?
今:買わない!
赤:それと一緒!
今:一緒!絶対売れないわね
赤:うん
今:カビが生えてるんでしょ?
赤:うん
今:腐ってるお団子なんでしょ?
赤:そんなもんに消費者手を付けませんからね
今:付けないわね~
赤:うん
今:もうやだー
赤:やでしょ
今:もう嫌、外の世界に行こうよゆかりさんに頼んで
赤:外の世界に行きたい?
今:こんな幻想郷なんて嫌ですよ
赤:あのー、お前外の世界で車に轢かれてる野良ネコ見たことある?
今:見たことある!貸し本屋の新聞で見た
赤:それと一緒よ!
今:それとって……なに轢かれた野良ネコって
赤:お前その野良ネコを見てどう思う?
今:ん、春先とか多いらしいじゃない
赤:んあー多いねうん
今:野良ネコとかね
赤:うん
今:自分のテリトリーのなかにいたらいいのにさ
赤:うん
今:調子に乗って国道とか町中に出ていくわけですよ!そしたら車が走ってきて
赤:そういうことなんだよ!
今:そういうことか!
赤:轢かれたいのかお前
今:轢かれたくないです~
赤:境界出た瞬間に轢かれるぞ
今:出た瞬間に?
赤:やめとけよお前
今:じゃあどうしたらいいのよこれから~
赤:私たち?
今:うん
赤:うちの近所にね、めっちゃ野良ネコにエサをくれるおばあちゃんがいるから
今:うん
赤:その人を頼ろう!
今:本格的野良ネコだったいい加減にして
赤:どうも、ありがとうございました