自作コーナー/自作醗酵式CO2発生器

Last-modified: 2017-11-23 (木) 08:43:57

醗酵式CO2発生器とは?

完成図
正規品を買うと総合計金額が軽く万クラスになる物を約1000円
済ませてしまおうとする自作二酸化炭素発生装置です。
発生メカニズムは、微生物に餌をやり醗酵する時に発生するCO2を
水中に散布すると言う簡単&安全な物です。
一度セットアップすると半月~一ヶ月CO2を発生しつづけ、
交換期間が来たら多少中身を掃除してまた餌をやれば再醗酵し始めます。
短点を上げると

  • 見た目が悪い
  • 一度醗酵し始めるとそう簡単には、止められない
  • 環境によって散布量に変化が生じる

などが上げられます。

 

下記の作り方以外にもいくつか別の種類が存在します。
たとえばゼラチンを混ぜて寿命を延ばしたり別の醗酵物に変えたりなど…
それらに関しては、自分で調べてみてください。

材料

  • 1.5L耐圧ペットボトル(コーラやサイダーなど炭酸ジュースの容器)
  • 水場修理用シリコン(バスコークがオススメ)
  • シリコンチューブ(ペットボトルから水槽までの距離分あればOK)
  • エアホースジョイント
  • 三又コック(これないと最悪途中の圧力が限界突破して爆発し水が逆流し始めます)
  • 逆流防止弁(爆発したり夜に散布停止させた時に逆流しないようにする物)
  • ドライイースト(約15gもあればいいと思われる)
  • 砂糖(大さじ9杯ほど)
  • 真水(数分茹でてカルキを飛ばす事)
  • CO2散布用エアーストーン(普通の奴より目が細かいらしい)
  • ドリル(ジョイントの径より1ミリ小さめ)

作り方

設計図

  1. (2)の部分、ペットボトルの蓋にジョイントがギリギリ入りそうな穴をあける。
    スカスカにするとここからCO2が漏れ出して失敗します。
  2. ジョイントと蓋の接着部にシリコンをたっぷり塗りこみはめ込む。
    やりすぎると蓋が填まらなくなるのでほどほどに…
    填め込み後、半日ほど放置する、出来れば一日放置したい。
  3. (2)~(5)、蓋>ホース>コック>ホース>逆流防止弁>ホース>ストーン
    の順に繋げる、これでホース部分は、完成。
  4. 約1Lの水を数分ほど煮込みカルキを飛ばす。
  5. 40度ぐらいまで冷しイースト15gを入れてよく混ぜる。
  6. (1)の部分、ペットボトルの中にイースト入り水1Lを入れる。
  7. 砂糖大さじ9杯をそっとペットボトルに入れる。
    この時混ぜないでください、混ぜると醗酵期間が極端に低下します。
  8. 蓋を閉めてホースを水に入れ、コックを開きそっとボトルを置く。
 
  • メモ
    この状態で早ければ30分後、遅くても次の日には細かな気泡(CO2)が確認できます。
    醗酵装置ですので早く醗酵させるためには常時温度が30~40度あたりになる場所に置くと
    よく醗酵してくれます、照明器具の上に置くのがオススメ。
    平均気温が低い地方の人or冬などは、ボトルを保温する必要があります。
    環境と容量にもよりますが早くて一週間、長持ちして一ヶ月で気泡の量が減ってきます。
    つまり平均して一ヶ月ごとに餌の補給と容器の洗浄が必要になります。
    おそらく一ヶ月ほどたつと白く濁った液体と下にピンクの沈殿物があると思います。
    上部の液体だけを廃棄処分してカルキ抜きした水を追加し、また大さじ9杯の砂糖を
    入れてほっとけば醗酵を再開し始めます。
    この時に注意として火気の付近ではやらないようにしてください。
    イースト菌による砂糖の分解でCO2と一緒にアルコールも作られております。
    最悪引火して爆発する可能性もあるため火の気が無いか注意して行ってください。
    ボトルを横にすると漏れたり逆流する恐れがあるので注意。
    ボトル自体が完全な密封容器ですので保険の為に逆流防止弁を入れてますが無くても別にいいです。
    植物しか居ない水槽であれば常時開放状態でも良いですが魚や生き物が居る場合
    は、夜になったらコックを閉めて水中にガスが入らないようにしてください。
    また、一応念のためですが部屋が小さな人は、換気を怠らないようにしてください。
    • 追記
      砂糖でやっているが純粋な糖質であればなんでも良いため氷砂糖などでも良い。
      設計図の 蓋>ホース>コック>ホース>逆流防止弁>ホース>ストーン だが
      コック と 逆流防止弁 は、環境次第ではむしろ無くした方が維持管理が楽な場合が多い。
      例 蓋>ホース>ストーン
       
      泡がストーンまで回って栓が外れた人は、水量、砂糖の量、co2ストーン、保温温度を
      もう一度考え直す必要があります。
      室温25度くらいで分量を守った場合、上記写真のようになります。
      写真ではわかりませんがさらさらとした液体でシャッフルしても炭酸水のように
      泡だらけになる・・・なんて事にはまずなりません。
      (ただし糖質溶解量が一気に増えてすごい勢いで発酵し始めますが笑)
      水面がペットボトルの広い部分になるようにしておけばよほどの事がない限り
      フタ部分を通り越してホースにまで泡が上がって来る事は無いと思われるので
      心配な方は、水の量をもう少し減らしてやってみてください。
 

編集者:Sufiasu

コメント

  • 実際にこのレシピで稼働させているのですか? イースト15gって!! -- 2010-08-07 (土) 00:49:26
  • 大体この分量で稼動させてますね、最近では計るのめんどくさくて目分量でやってますがちゃんと一秒一滴の頻度で発酵してますよ^^ -- 2010-08-07 (土) 22:15:25
  • 追記:ちなみにイースト菌は上記分量以上入れると発酵速度が上がりますが燃料切れが早くなるのとへたすると発酵しすぎて水質をかなり高濃度の炭酸水にしてしまう恐れがありますw、また逆に少なくすると発酵速度を遅くして燃料の消費を遅くする事もできますがCO2の自然気化に負けるほどゆっくりにしてしまうと付加してる意味がなくなるのでこれまた注意です。 -- 2010-08-07 (土) 22:18:26
  • 私は、500mlのコーラのペットボトルで砂糖と「重曹」とお湯とイースト菌10~15gという分量でやってます。冬は大体一週間程度で発酵は止まります。効率の程は分かりません。二本使って60cmレギュラーにどっこいどっこいなので、一リットルのものを使えばより手間が省けるかも?てゆうか重曹の意味があるのか分かってないという。 -- 2011-12-09 (金) 13:43:22
  • 重曹はイースト菌の活性を低下させる効果があるようですね、少量入れることで発酵期間を伸ばす効果があるようです。夏など活性が高すぎてCO2ボッコボッコ発生したり一週間ほどでガスケツを起こす時に入れることで調整する物のようですね…たぶん。 -- 2011-12-30 (金) 11:01:51
  • これ参考にして作ってみたんだけどすぐ二酸化炭素出てきたね結構ボコボコ出てる -- 2015-01-01 (木) 17:01:12
  • この方法でやったらストーンまで泡が回って破裂しかけたのだが -- 2016-12-08 (木) 23:56:40
  • それ発酵させすぎか水の量多すぎませんか・・・ -- 2016-12-26 (月) 03:06:00