ミズチ

・正体は白蛇。ある日泉の傍で人間に見つかり、その珍しい姿がミズチという水神に似ていたため、信仰されるように。
・ミズチという名前は勘違いした人間たちの呼び名であり、彼女自身の名はない。
・日照りに苦しむ者たちが熱心に信仰し続けた結果、人に近い姿まで為れたが、当然雨を降らすことは出来なかった。(この時は尻尾も普通の蛇のもの)
・そんな中偶然出会った男性と親しくなってゆくが、日照りの状況は変わらず、人々は信仰をやめ、怒りを彼女にぶつける。それでも状況は好転せず、村々の争いへと発展。
・正体を明かしてはいなかったものの、男性とは添い遂げる約束をしていたが、彼は争いにただ一人反対した結果村を追放されてしまう。
・信仰がなくなり、衰えて元の姿に戻ることも出来ず朽ちてゆく身体を感じながら、終わらぬ悲しみにただ一人涙を流し続けている。

[特徴]
・元々が蛇なので体温も低め、肌も血色が悪いが常に泣き腫らしているため目元だけ赤い。
・体のタトゥは蛇の骨格を表す。首から股まで続き、脚部分も両足を揃えて正面から見ると左右対称、真ん中で繋ぎ合わせると蛇の骨格になる。
元々はない手足には×(バツ)印のタトゥがある。
・着物の裾は切れ込みが入り、内側の赤色と合わせて蛇の舌をイメージ、耳飾りは牙。