夕映(ゆうばえ)

Last-modified: 2016-06-26 (日) 20:19:07

ゲームデータ

  • 創作者:ナナツメノカド
  • 権利:パーソナル
  • 参加:三期

姿

  • 第一段階
    wiki_yuubae_1.png
    名前:夕映
    空色と夕色の混在する髪をしている。
    整えていないため、長さにバラツキがあり、髪の流れが変わっても特に気にしない。
    角や瞳、髪や羽など、夕色部分の色合いや範囲は移り変わる。
    八の字眉毛のため、あまり顔に締まりがない。
    背中に見える、6枚の羽のような髪のような夕色のものは、
    一番上の一対は首元から、もう二対は背中に浮遊している。
    また、足は切り落としているため存在しない。
    • 所持スキル
      • 1.テントウムシ
      • 2.チューリップ
      • 3.カスミソウ
      • 4.カニ
  • 第二段階

    wiki_yuubae_2.png
    名前:夕凪
    (一段階と名前が異なるが、2~3段階目の名前は、
    「幼虫」「サナギ」「成虫」のような、
    成長過程を表す名称であり、本来の名前は「夕映」のみ)
    翼が乱れ高温を宿し、急速な成長と回復能力により足と尾が生えた姿。
    体からは黒い靄のようなものが溢れ出し、
    裂けた肌からは夕焼け色の液体が漏れ出している。
    顔は苦痛に歪み、体には所々、引っかいたような自傷の痕が見られる。
    手足が自分の思うように動かないため、
    すがりつくように母の形見の剣を必死で咥えている。

    • 所持スキル
      • 1.テントウムシ
      • 2.チューリップ
      • 3.カスミソウ
      • 4.ロウソク
        1段階目と比較して、攻撃力が大幅に上昇する代わりに、
        素早さがガクンッと落ちる。
        その代わり、体力も増加、加えてロウソク持ちと、
        1段階目に比べて勝ち辛い相手となるが、
        ロウソクをあまり使ってこないため、
        他のキャラに比べると勝ちやすいかもしれない。
        【中立】の【家族】にすがり、【混沌】と【孤独】に怯える【混沌】のモノ。
  • 第三段階

    wiki_yuubae_3.png
    名前:夕闇
    人の形を失った姿。背後に夕焼け色の光輪を映す黒龍。
    角と翼にかつての面影はあるが、記憶はおろか言葉すら失っている。
    本来は声すらない存在だが、喉に刺さった剣から走る亀裂から、
    音のようなものがただ漏れている。
    喉には、かつて持っていた剣が突き刺さっている。
    羽や光輪など夕色の部位は灼熱となっており、
    本来は近寄っただけで人が焼け溶ける。
    基本的にすべてに関心を示さなくなっているが、
    好意的な相手に対してのみ、疑問符をふくんだセリフを吐く。

    • 所持スキル
      • 1.テントウムシ
      • 2.チューリップ
      • 3.ボタン
      • 4.カニ
        1段階目と比較して、大幅に攻撃力と体力が上昇、
        2段階目とは違い、素早さもあり、スキルの使用頻度も高く、勝ちにくい。
        ただ、ロウソク持ちではなくなるため、そこまで絶望的な強さはない。
        【中立】と【家族】に思いを残し、【混沌】と【正義】が理解できなくなった【秩序】のモノ。

神こロしにおいて

カニ持ちでもあるため攻撃頻度は高いが、攻撃力があるわけでもなく、回復手段があるわけでもなく、
そして体力もさほど高くないため、キャラがある程度育っていれば勝てる相手。
【中立】と【家族】を愛し、【混沌】と【孤独】に怯える【中立】のモノ。

1次創作データ

頭から足首までの身長/自称170cm(見栄を張っては落ち込む気の弱さをもつ166cm)
年齢/見た目と精神は10代の少年
一人称/オレ
二人称/キミ、あなた
   (「あなた」は、自分より格上、憧れや尊敬の眼差しを向けている相手にのみ)
その他/四肢が落ちてもくっつければ治る。パーツが欠けてしまうと治らない。
    痛覚はあるが、人間より鈍い。

龍と鬼の間に生まれた不完全な少年。
母方の鬼の血縁は何度か人間と交わっており、その遺伝が強く反映されてしまった結果、
強大な龍の面影はなく、瑣末なツノだけが生えた、不完全な存在として生まれてしまった。
そのため、いつか父のように、母のように、強くなりたいと願っている。
父は空駆ける大龍であり、母は巨岩や小山をも拳で砕く大鬼であった。
そのため、己の弱さ、肉体の弱さ、あらゆる”己の不完全さ”に、強いコンプレックスを抱いている。
海に浮かぶ小さな孤島に家族だけで暮らしていたため、
比較できる己以外の他者が、強大で偉大な両親しかいなかったのも、原因のひとつ。
手に持っている剣は、母親の形見。
潮風が満ちる孤島で母の死に泣き暮らしているうちに錆びついてしまった。
その上、手入れの方法も知らないため、錆び、
刃こぼれしても、大事に大事に、そのままにしてしまっている。

ピーチャンはお供というか、ペットというか…、な関係。
あるヒトから、押しつけられて以来、一緒にいる。

その他、性格など小ネタ系

気性は人懐こく、自己評価は限りなく底辺だが、
その他に関しては、基本的に明るく素直。
その上、考えが表情と態度に筒抜けと分かりやすい。
ただ、生まれてより家族以外とまともに
コミュニケーションをとったことがないため、非常に話下手。
また、ひとりが寂しいたちなので、誰かとお友達になりたい。
ご飯を食べている時もしあわせだが、
誰かといっしょにいる時が、一等、しあわせらしい。
また、友人など親しい人を大事にする性格で、
だれかといっしょに過ごすことや過ごした時間が好きで、大切らしい。
いっしょに拾ったどんぐりや、いっしょに描いた絵、
いっしょに摘んだ花は押し花するなどして、
全部、古びた缶箱に入れて持ち歩いている。
ピーチャンからもらったものも、
苦笑しながらもちゃんと保管している。

強いヒトには憧れる。ついていきたい。
優しさや賢さなども「強い」と表現するため、
彼の中の「強いヒト」の幅は広い。
だが、大きいヒトやモノには無条件で興奮する様子。
すべてを自分の責とする癖があるため、誰かを嫌うことはほとんどないが、
本能的に受けつけない相手に対しては徹底的に拒絶する。
本能的に危険を感じる相手は拒絶し、
憧れる相手には三歩後ろをついていくくらいの気持ちでいる。

顔を引きつらせて笑っているのは、昔、盗み見した本に、
「人と話す時は気持ちのいい笑顔で!」と書いてあったため。
これでも、ちゃんと笑っているつもり。でも、冷や汗が止まらない。
 また、外の常識もあまり知らないため、食べるのは好きだが箸もフォークも使えない、
動物も好きだがどう接していいか分からない、
そもそも、人にどう話しかけていいのかも未だによく分からないという状況。
だれか教えてください。

足がないのは、幼いころ、
飛ぶことはおろか浮遊すらまともに出来なかったため、空を飛ぶ父を見て、
「空を飛ぶ生き物は足がないんだ、飛ぶ生き物に足なんていらないんだ!
つまり、足があるから飛べないんだ!」
という結論に至り、先のことをよく考えもせず自分で切り落とした。
だが、よくよく考えたら、空を飛ぶ鳥にも蝶にも足はあった。
おかげで、立てない上に歩けなくなったが、
怪我の巧妙なのか浮遊までは出来るようになる。
…が、それも、地上50cmほどが限界な上、
気を抜いている時に不意打ちでマントの紐などを強く引っ張られると、
容易く、顔面から地面に落ちる。

後ろの6枚羽は、彼自身の魔力か妖力か霊力か……、
自分でも、教わっていないのでよく分からないが、
なんかそういうホニャラララな力で出現しているため、
サイズやある程度の形態は自由自在。
小さくするほど浮力が弱くなり、完全に消すと浮けなくなる。
また、物体ではないため、手で触れようとすると揺らいですり抜ける。
だが羽が揺らぐと浮遊も乱れるので、正直やめてほしい。
ツノと羽は、灼熱…ほどの温度はないが、
40~43度ほどの温度を持っており、暖かい。冬のおともにどうぞ。

2~3段階目ネタバレ

・2段階目になると、
「完全な龍」に近づくにつれ忘却が進み、その恐怖に怯え出す。
尾が生え、足が生えたのは龍の成長と再生能力の活性化によるもの。
忘却と成長に抗い、それを押しとどめようとすがる鬼の力が、
アレルギー反応のように発生し、内部で成長と破裂を繰り返している。
そのため、傷が癒え、体が成長する度に、肌や四肢、骨が割れ、
心臓を焼かれるような痛みに耐えながら、忘却に怯えている。

激痛と恐怖に呑まれ、正常な判断がつかなくなっており、
唸る、喚く、暴れることが日常茶飯事になっている。
彼自身には、他者を傷つけている気はないが、
痛みに耐え、抗う際にのたうちまわる尾や、
焼けた翼や腕が彼の意思とは関係なく、周りを壊していく。

この状態になると会話はほとんど通じず、
呼びかけても聞こえていないことが多い。
ただ、夕日を見ると落ち着くらしく、その時だけは、
じっ、と焼ける空を見つめている。
けれど同時に、抗うことも放棄してしまうため、
夕日を眺める時間が長いほど、その時を重ねるほど、
忘却は加速し、彼のここロは形を失っていく。

・3段階目になると、
完全に人の姿を失う。言葉も通じず、ほとんどのものに興味を示さなくなる。
この時にはすでに記憶はほぼ完全に失われており、ただ、
記憶とも言えない澱のようなものだけが残るばかりとなる。
その正体は、「事象」にも近い大龍。
「事象」であるが故に、記憶も感情も言語も必要としない、ただ、在るだけの存在。
種をつなぐためだけに、初めはここロをもって生まれる性質を持っていた。

本来は、ただ遠くに見えるだけの影響を及ぼさない影となるはずだったが、
記憶と感情にすがりつき、完全となることを拒んだがために、
完全なる影となることができず、灼熱の翼と光輪を抱いた天災となる。
寝食という概念すらなく、生死すら存在しない。
喋るための喉はなく、ただ、
突き刺さった剣から入ったヒビから音が漏れだすのみとなる。

けれど、いつか剣は溶けてヒビは埋まり、
何もかもを忘れ、ただ流れゆくだけの災厄となる。

「夕映」という言葉は、「夕日を受けて照り輝くもの、映えるもの」や
「夕焼けそのもの」という、存在そのものと、
それを受ける存在の2つの意味を持つ言葉なので、
「夕焼けの中に佇み、やがてそこに還るもの」という意味で名づけました。

ピーチャンは彼に寄り添い、
その末路までを見届けたキャラクター。
外側から見た彼の様子は、ピーチャンのここロにて。

2次創作データ

二次創作歓迎です
(エログロ、他キャラとの絡みなど、ご自由にどうぞ。設定に色々書いてありますが、好きにいじってあげてください)

Ekinと、夕映…
神こロしでは、互いに1段階目で当たると、
どちらも好感セリフを話す。
再会しても、「分解させて!」「また会えた」と言葉を交わすなど、
仲がとても良さそうに見える。
くっつければ傷が癒える夕映としては、
分解ふくめてEkinとの関わりは楽しいらしい。
そして、互いに2段階目以降になると……。
ピーチャンの3段階目でEkinや、Ekin2段階目に出会っても、
非常に切ない物語の結末が垣間見れる。

ヨトギ明彦と、夕映…
ヨトギとはゲーム内の相性は悪いが、
同じようにお供を連れていることもあって、
たまにムクロ隊にお邪魔しては、
お菓子やごはんをご馳走になったり、
お泊まりさせてもらったりしている様子。
その度にお土産をいっぱい貰って帰ってくる。
少し前に、明彦特製のピーチャン入れ付きの外套と、
ピーチャンにはリボンを貰ったりもした。

ちなみに、ピーチャンはヨトギの連れているじーなうと、
かわいい仕草などを見せ合ったり報告したりしながら、
お互いに「カワイイ」を研究している様子。

【パンツ】履いてない。そもそも、そういう文化を知らない。
腰布を巻いているのは、生えている龍の尻尾を隠すため。
立派な尾であったなら隠す必要はないのだが、
今は、カエルになりたてのオタマジャクシのような状態であるため隠している。
恥ずかしい、とても恥ずかしい。めくらないでください。