Dragoon 300-90

Tier 3 Wölfli TD "Dragoon 90"

スペック（v0.11.1594.1)

車両情報

開発ツリー

凡例：■=モジュール　■=レトロフィットスロット　■=レトロフィット開発　■=追加報酬　■=弾薬　Rp＝名声ポイント　Cr＝クレジット

車体

砲塔

武装

※砲塔を前方に向けた際に強制俯角（-2.0）となります。

弾薬

凡例：■＝徹甲弾　■＝榴弾　■＝成形炸薬弾　■＝対戦車誘導弾
注意：榴弾のダメージ及びDPMは貫通時の平均値

エンジン

駆動系

拡張技術

RETROFIT

乗員構成

派生元、派生先

分岐なし用

解説

概要

Wölfliツリー Wheeled Destroyersブランチで最初に触れるTier3TD。実車は現ジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ社製、愛称は『ドラグーン』
名前の通り、本車はドラグーン300（※ゲーム未登場）装輪装甲車に二人乗り砲塔（コッカリル 90mm低圧砲装備）を乗せた戦車駆逐車である。
ここから癖の強い装輪車に単発砲という、一見しても暴れ馬なファミリーをどう乗りこなすかが腕の見せ所である。
　
バージョン0.11でアップグレードにスモークグレネードが追加された。
車両名称がDragoon 90に変更。

機動性

最高速度の117km/hという強烈な速さが目を引くが、基本的に坂道でしか出ない。
装輪車だけあって平地ならばスイスイ加速し約80km/hで走れるため、陣地転換が非常にやり易い。
ただし泥濘や悪路などでは減速著しく、一気に40km/h台まで低下してしまうのはタイヤの宿命と受け入れて諦めよう。
LAV-150の様な機敏さは薄れたが、前進後退を頻繁に繰り返す戦闘状況であっても追従しやすく、始終味方の動向に焦るようなことはないだろう。

運動性

運動性能も必要十分であるが、本車両は装輪車両であることには十分注意しておきたい。
スピードが乗った状態では回避運動と言っても、当然の事ながら蛇行運転は速度が落ちる為に苦手、またハンドルを微調整する猶予もない。
慣れない内は旋回し過ぎて障害物に激突、集中砲火で爆散…といった、笑えない事態もよく起こる。
ラグや地形も考慮しながら、速度に慌てずハンドル捌きを行う必要がある事を踏まえよう。
　
また、その場で旋回できない＝敵に詰められた時に危機となる状況が発生しやすい。
慣れない内は、細かな旋回を必要としない立ち回りで戦い、足は陣地転換用として割り切って運用するのも手だ。
装輪TDという特性をよく理解し、コース確認の上で予備動作に時間を掛ける必要がある。

装甲性能

お察しの通り紙である。
全周10mmという装甲は、榴弾すら満足に防ぐ事もままならない。
車体に被弾即ダメージである事を覚えておこう。

火力

TDとしては一見不安の残る口径の90mm砲であるが、砲性能が高いので総合的に見ると同格MBT並みの性能があり、特に照準時間、精度、DPMの面でTDとしての優位性を保っている。
照準時間はLeopard 1を上回り、射撃精度は0.11とゲーム中屈指、DPMも最終HEAT弾で2920と極めて高い。AP弾の性能はM60とほぼ同等の為、貫通不足と言う程ではない。
HEAT弾の性能もM60に近いが、威力の伸びが良好で300近くある為、たかが90mm砲と舐めてかかると痛い目を見るだろう。
なお、俯角が-5°/-2°しかないのが唯一の泣き所であるがLAV-300では更に扱いが難しくなる為、ここで俯角の無さに慣れておきたい。
初期砲、中間砲ではAP弾が開発できず、最終砲でようやく搭載可能となる。そのため、開発完了までは貫通力、弾速が求められる場面に対応できない状況が発生する点に注意。

• 装輪TDの射撃について
  装輪車両は移動直後の射撃が他車種より困難であり、単発砲であればその要求される姿勢制御は尚更難しい。
  飛び出し撃ちは平地であれば、乗り上げや急停止時の揺れ以外は困ることはないが
  装輪特有の『前後に移動しない限り旋回できない』という特性は、単発砲とは凹凸地形との相性が悪い。
  また、『装輪の軌道は曲線か直線しかない』特性もあり、ベストな射撃姿勢を取るには慣れない内は難しい。
  狭いスペース内での微調整は加速が十分に行えない上に、ハンドル速度も一定かつ角度が固定できないため調整し辛く
  不慣れさから敵前で大きな隙を晒しかねない様に注意したい。

史実

ドラグーン装甲車はアメリカ、アローポインター社（現ジェネラル・ダイナミクス社）が設計した4輪式装甲車です。

1960年代末、アメリカ陸軍憲兵隊においてC-130輸送機で空輸可能な輸送護衛及び基地警護用の装甲車の開発要求が出され、開発がスタートしました。1984年に制式採用されています。

ドラグーン装甲車は数々の派生品が作られアメリカ軍、警察を始め多くの国々から発注を得ています。
現在、アメリカ・タイ・ベネズエラ・トルコ・カメルーン等に輸出されています。
　
通常、装輪装甲車は多用途な任務に使える汎用装甲車として開発されるため、車体右前方にエンジンがあり、左側に操縦席という配置が基本になります。これは車体後部が広々とした収容スペースにすることができる利点になります。
しかし、ドラグーン装甲車はこの考えに反し、エンジンを車体後部に設置しています。そのため車体前方部全面を乗員室、あるいは戦闘室として割り当てることができ、視界が比較にならないほど広くなります。これは偵察・攻撃任務には非常に有利な配置になります。またエンジン交換が容易というメリットも有ります。
エンジンを後方に配置することで車内スペースは狭くなりますが、ドラグーン装甲車はそれを車体の大型化でまかなっているため乗員は12名まで収容できます。

車体は防弾鋼板の溶接モノコック構造（フレームなどを用いずに外装板自体に強度をもたせ形作る構造）になっており、機関銃弾を防げる程度の装甲は有しています。外見はコマンドウ装甲車（LAV-300の原型）に類似しており、前方に操縦席、中央部に兵員室として左右に上下に開く大型のドアを設けています。これは車体後方から出入りするタイプよりも車内の人員を素早く下ろすことができ、警備任務や偵察用途に適しています。
　
ドラグーン装甲車には数々の派生品が有り、ベルギー製36口径90mm低圧ライフル砲を備えたバージョンが本ゲームに登場するドラグーン300-90となります。

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