アルン・フランク
(1979年~)
リトフォーン教会に属してい魔法使いにして九英雄の一人。ヤルダバオート派?に所属していた。人間と妖精との混血。1993年魔法大戦に参加するも、本人のキャパシティを越えた魔力に寄って身が持たず、途中離脱。入院中にデルベッドと名乗る集団に誘拐されるが、自力で逃走した。逃走後の行方は諸説あるが、明確な参考資料・目撃情報が残っていない。
目次
1.過去
リトフォーンの神父の家に生まれる。母は妖精で、父は人間であった。
幼い頃から妖精と会話をすることが多く、魔法という超存在に触れていた。
父に魔法の素質は無く、母は教えるのが下手であったため、父の知り合いである一般魔法使いの元へ6歳のころから通い、魔法の素質を磨いていた。しかしその一般魔法使いは保守派思想で、6年間かけてじっくりとアルンに思想教育を施していた。(父親は一般魔法使いが保守派であると知らなかった)。
父親の「思想とは自由であるべき」という考えの元、父親自身はアルンに大した思想教育を対して施さなかったため、彼の思想は保守派一色に染まることになる。
13歳、彼は自分の両親を「神を愛していない」という理由で殺害する。だがその数日後、腐っても「世界の母なる神から生まれた存在」を殺してしまったことに気付き激しく後悔する。その罰として、一生涯の「不殺」を誓う。
「不殺」の誓いから一か月後、神の代行者より彼に直接予言が下ったという事を聞く。予言の内容は、「貴方のやったことは間違いではない。国のために行ったのです。神を慰めたのです。神は大層喜んでいます。これからも、国のために、神のために、生きてください」というものであった。
国のため、神のためであった。彼はその言葉を受け入れ、国のため、神のために信仰心を広めた。「神に背くものには死を」という上層部の命令の元、神に背くものは容赦なく殺す姿勢を続けた。
2.性格
任務遂行のためならば如何なる犠牲をもいとわず、妥協しない。魔法戦争の際は敵対勢力ともいえる改革派とも協力関係を保とうとしていた。
自分を含めた全てを駒とみなしている。
神への信仰心を持たない存在は全て殺すがモットーだが、吐かせる情報はすべて吐かせて殺すという考え。
相手に危機感を持たせないため、一見して穏やかな人を演じようと頑張っていた(実際に穏やかだったかどうかは諸説ある)。
3.人間関係
性格のせいか、他人と必要以上の関わりは避けていた模様。任務のために他者と親交を深めることはある。
教会内部での評判は悪くなく、人当たりはどちらかと言えば良い方だったが、特に誰かと親しくしていた形跡はない。魔法戦争時、行動を共にしたカネチフ・レイトン、レン・クァベル・エステンシア、アルトゥール・オーゲンストレーム?ともさほど親交は無かった模様。
4.魔法戦争~その後
彼は元々その体に合わぬ魔力を所持していたが、彼の収容能力を超えてあふれる魔力が時たま彼の意識を奪うことがあった。そうして眠ってしまうと半年~一年は目を覚まさない。
「時たま」は運悪く、魔法戦争時にやってきた。彼の意識は闇に落ち、すぐに病院に運ばれた。
彼が入院して半年後、デルベッドという、一般魔法使いで構成された集団が彼を誘拐した。彼らは病院を襲撃し、アルンを連れて国外へ逃亡。
リトフォーンの必死の捜査の末、三か月後にデルベッドと思わしき集団が森の中で発見された。しかし、既にアルンは彼らの元から姿を消していた。
その後、アルンは歴史からも姿を消すこととなる。
5.関連項目
・リトフォーン?
・カネチフ・レイトン
・レン・クァベル・エステンシア
・アルトゥール・オーゲンストレーム?