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概要 
諸熊氏が作成中のゲーム。ジャンルは、戦術級シュミレーションRPG(SRPG)。テーマは、「音声でどこまでSRPGができるか？」である。
2010年12月に最初のβ版を公開して以降、細々と開発が続けられている。現地点では、シナリオのほぼ90%は完成したそうである。
シナリオ
多くの生物が生息する大陸パーキード。しかし最近、大陸全体を謎の黒い雲が覆うようになった。黒い雲の出現は、異常気象の発生と共に、各地で凶暴な魔物を呼び込んでいった。そこで大陸中心都市のパーキード王国にて、原因解明と沈静化を目的に調査団が結成された。そして今日、一人の女がギルドに姿を表した…
基本システム
このゲームは、ギルドを中心とした町での情報収集、そしてフィールドでのミッションをこなすという流れを繰り返すことで物語を進行させる。各フィールドにはモンスターやボスが配置されており、プレイヤーはそれらを倒す、あるいはやり過ごすことで攻略していく。
町では、町人と会話をすることで、情報の収集やサブクエストの発生を行える。また戦闘中に使う武器や防具、回復アイテム等を店で購買することもできる。
一方、フィールドでは2Dマップでの戦闘が行われる。プレイヤーと敵モンスターはフィールド内に配置され、それぞれが移動・攻撃を繰り返すことで戦闘が進行する。
操作関連
このゲームは、画面描画をほとんど行っておらず、マウスも使用しない、視覚障害特化の設計になっている。音声支援機能としては、クリップボードの利用、各種スクリーンリーダー、そしてSpeachAPIに対応している。
また、メッセージ表示時の文字読みのサポートや、表示内容のテキストエディタへの貼り付け、メニュー項目の検索ができる等の工夫が為されている。
その他特徴的なシステム
- モンスター変身
- 後述の仲間モンスターが、倒した敵を吸収することで変身するシステム。変身すると、変身したモンスターの装備品以外の能力をほぼ完全に継承することができる。
- 職業システム
- ゲーム内では、戦士や魔法使いなど19種類の職業が存在し、プレイヤーは予め何らかの職業に就いている。職業により、レベルアップ時のステータスの成長率や習得する技が異なっているため、職業選択によってキャラメイクが実現されている。なお職業は、ゲーム中盤からいつでも変更可能となる。
キャラクター紹介
優子
このゲームの主人公。パーキードの調査団試験を受け、晴れて入隊することができた。正確は穏やかで一生懸命。そのため、落ち込むと塞ぎこんでしまいがち。
諸熊氏のゲームにおいて、初の性別が固定女性の主人公。初期の職業は戦士で、本気等優秀な技能を早く覚えられる。なお、初期職業が変更できる唯一のキャラでもある。
桃香
優子の幼馴染。心はかなり幼く、フラフラしたりいつも遊んでいる容器な子。優子が信頼を置いている友の一人でもある。
職業が魔法使いに設定されているため、接近戦は苦手、下手すると即効で消される。その一方、高い魔力から放たれる魔法は強烈で、遠くから次々と敵をなぎ払う光景が見られる。
杏
優子の幼馴染。真面目で根の強い女の子。フラフラしている桃香の世話役として、いつも手を焼いている。
職業は僧侶、回復のスペシャリストとして、味方を支援する。ただし攻撃力の伸びが低いため、経験値稼ぎがやや難しいキャラでもある。
哲夫
拳法家の男。調査団登録はしたものの、一緒に行く人が見つからず、内心であせっていた所を優子がスカウト。性格は熱血。
職業は武道家であり、高い体力と攻撃力に物を言わせて戦う前線キャラ。終盤は他の職で遠距離攻撃技を身に着けることで、そのパワーをさらに発揮することもできる。
TK-21
戦闘用メカ。町の工場で優子が買い取った。人工知能があり、フィールドの情報などを調査団メンバーに伝える機能を有している。
職業はスナイパーであり、銃の威力がすさまじい速さで伸びていく。銃を鍛えると遠距離攻撃も可能になるので、遠くから一方的に銃撃するという戦略スタイルも出てくる。
康孝
哲夫と同じく、調査団登録した後放浪していた所を優子がスカウトした。気の優しい性格だが、手に持つのはハンマーである。
職業は騎士であり、前線の壁となって戦う。防御と体力が高いので、敵の攻撃を流しつつ責めていくと良い。
ジェイド
隣接大陸レイブの出身で、同じく黒雲の調査を行っている。優子と息統合した結果、仲間となり共に調査をしてくれることになった。
声がいつも震えているのが特徴である。諸熊氏いわく、Jtalkのプルプル感が面白いからこれにした、とのことである。
スライム
モンスター。パーキードでさ迷っていた所を優子が保護した結果、懐いてしまった。
基本的に台詞は無く、また人間と違って職業を変更したり、武器や防具を装備することはできない。その代わりに、戦闘中に倒した敵を吸収し変身する能力を持っている。
