序章

Last-modified: 2017-08-08 (火) 12:57:52

空が真っ赤に染まっている…ゆっくりと炎に包まれ滅亡していく世界。

「あぁ、また、この夢…」最近良く見る夢だ。だが本当にただのゆめなのだろうか。それとも…?

何者かの声が主人公の頭に響く。

「滅びの炎は新たな地を生み出す。さぁ、手を差し出し、受け取るがよい。
正しきものを知り、次の世が満ちるように。」

―昼寝から目覚める。
いつもと変わらない場所。いつもそこにある石碑。
ふと、その石碑が夢で見たものだということに気づく。

恐る恐る手を伸ばすと、石碑から強烈な光が放たれる。
一瞬目を覆うと、いつの間にか、その手には一冊の本が握られていた。

それは夢で見た預言の書だった。

主人公は、預言の書の精霊に導かれ、旅に出る。
預言書のページを埋め、価値のあるものを次の世界へ紡ぐために…