大津

Last-modified: 2010-04-17 (土) 18:07:37

大津

大津城
大津城の戦い

大津

大津(おおつ)は、近江国(滋賀県)の南西端に位置する都市で、滋賀県の県庁所在地である。

概要

天智天皇が近江大津宮に遷都して以来の歴史を持つ古都であり、比叡山延暦寺や園城寺(三井寺)、日吉大社などの神社仏閣をはじめ史跡が多く点在する。

現在の大津市は、琵琶湖の重要港湾かつ東海道53番目の宿場だった大津を中心に、膳所藩の城下町だった膳所、比叡山の門前町坂本、湖上交易の拠点だった堅田などからなる。


位置

大津市の市域は、琵琶湖の南西岸から南岸にかけて広がっている。その名の通り、琵琶湖の水上交通の要衝であった。西隣の京都市との境には比叡山が南北に走り、山を挟んで向かい合う同市との関係も深いが、同時に対抗心も強い。

歴史

・室町時代に入ると延暦寺の勢力は大きくなり、足利義教や細川政元ら権力者による焼き討ちが相次ぐ。大津や坂本、堅田などが物資の水上運送で繁栄、堅田水軍が活躍。
・1586年(天正14年) 豊臣秀吉、坂本城を廃城にして現在の浜大津の場所に大津城を造らせる。
・1600年(慶長5年) 関ヶ原の戦いと同じ頃、大津城の戦いが起こり大津城下は全焼する。