大学・研究所・工場での事故-報道
事故のまとめかたについてはこちらの失敗まんだらを参考にさせていただいてます。
安全対策
ゴム手袋は何を使えばいい?
みなさんゴム手袋は使用する溶媒にあわせて使い分けてます?
それとも特別危険な試薬の時以外はラテックスオンリー?
- ラテックス禁止
アレルギー持ちがいると危険だし、溶剤耐性ないし。ニトリルゴムにしとけ。 - 二トリルは高いからヤバそうな時だけ使ってます。
普段はラテックスです。サニメントもたまにラテックスと重ねて使うときある。 - ポリエチレン手袋
ゴム手袋はラテックスでもニトリルでもアセトン等の強い溶媒は浸透します。ポリエチレン手袋のほうが溶媒が浸透しません。エンボス加工していないものの方が破けづらいので、そちらをオススメします。
ガラス製の真空デシケーターは、もうやめよう
真空で引いた時の破壊事故で、死亡例が報告されているはずだ。それ以前に重くて扱いは面倒だし、フタが取れなくなったりしやすい。真空状態にしたって、1時間もその状態を保つことはできない。普通のガラス器具と異なり、直接物質や溶液と接する器具ではないのだからガラスである理由は少ないのだ。
今はポリカーボネート製の軽くて丈夫な真空デシケーターが市販されている。「加熱したるつぼを入れられない」という人もいるんだが、磁性のスノコやスレート板を中に入れれば普通の用途には十分に耐えられる。
大学での事故
北海道大で液体窒素による窒息で助手と院生が死亡
名称 | 液体窒素による窒息死亡事故 |
発生日付 | 1992年8月10日 |
発生地 | 北海道札幌市 |
発生場所 | 北海道大学工学部応用物理学科応用物性低温実験室G152教室 |
概要 | 同大助手(29)と博士課程一年の学生(24)が、前日9日の停電に備えての冷凍機のパイプの誤操作により冷凍機が故障 実験室内の温度が上昇したため氷が溶けない程度の室温にしようと シーベル内の液体窒素を 25 リットル*1撒いた。 気化した窒素により室内の酸素濃度が低下し酸素欠乏症で死亡したと考えられる。 |
事故の種類 | 窒息 |
物質 | 液体窒素(Wikipedia) |
原因 | *換気の悪い室内で大量の液体窒素をばら撒いた |
対策 | 冷凍機バルブの誤操作によるので、教授、助手は実験室内の諸機器操作に習熟していること。 |
死者数 | 2名 |
負傷者数 | 0名 |
物的損害 | |
情報源 | 液体窒素とは? 安全講習会 第1部「高圧ガス低温液化ガスの取り扱い」 北海道大学理学研究院極低温液化センター(PDFファイル) 液体窒素の使用にあたって(PDFファイル) 寒剤の取り扱いに関する講習会(PDFファイル) 平成20年度 液化窒素新規利用者保安教育(PowerPointファイル) |
UCLA で t-BuLi の発火による死亡事故*2
名称 | t-BuLiの発火事故 |
発生日付 | 2008年12月29日 |
発生地 | 米国カリフォルニア州ロサンゼルス市 |
発生場所 | カリフォルニア大学ロサンゼルス校 Patrick Harran研究室 |
概要 | 研究員(23歳、女性)が 20 mL の t-BuLi(1.6M, in pentane)を 60 mL のシリンジで 吸い取っていたところなんらかの理由でシリンジのプランジャーが抜け、t-BuLi を浴びた。 すぐに t-BuLi は発火し、研究室のメンバーが事故に気付き消火を行った後、助けを呼んだ。 しかし、研究員は全身の 43% にやけどを負っており、病院に搬送された 18 日後の 2009年1月16日に死亡した。 |
事故の種類 | 発火 |
物質 | tert-ブチルリチウム(Wikipedia) |
原因 | *t-BuLi は空気中で非常に不安定で、すぐに発火する危険な物質である。 *消火器などの消火具を準備せずに実験を行なっていた。 *彼女は白衣を着ておらず、合成繊維製のセーターを着ていた。 |
対策 | *実験を行う際には白衣などの保護具を着用する。 *t-BuLi のような試薬を扱う際、特に大スケールでは消化器などの消火具を準備した上で実験を行う。 緊急用シャワーなどの位置は事前に把握しておく。 シリンジはガスタイト型(プランジャーの先端がゴムパッキンのようになっていて試薬が漏えいしない)や ルアーロック構造(注射針がはめ込み式でなくねじ込んで抜けにくい構造になっている)になっているものを使用する。 |
死者数 | 1名 |
負傷者数 | 0名 |
物的損害 | |
情報源 | t-ブチルリチウムの発火事故で学生が死亡 - 化学者のつぶやき -Chem-Station- UCLA研究員死亡事故・その後 - 化学者のつぶやき -Chem-Station- Chemistry Blog » Blog Archive » tert-Butyllithium Claims Fellow Chemist at UCLA |
島根大学で廃液処理中に硫化水素が発生*3
名称 | 廃液処理中の硫化水素発生事故 |
発生日付 | 2009年2月3日 |
発生地 | 島根県松江市 |
発生場所 | 島根大学松江キャンパス |
概要 | 島根大学松江キャンパスの廃液処理施設で男性職員(50)が、タンク内の酸性廃液 330 リットルを中和するため アルカリ性の廃液 50 リットルを加えた。 その後、ポンプで排出を始めてから 5 分後に硫化水素が発生した。 |
事故の種類 | 有毒ガスの発生 |
物質 | 硫化水素(Wikipedia) |
原因 | *アルカリ性廃液には硫化鉄や硫化ナトリウムが含まれていたことがわかっている。 金属硫化物に酸性溶液を加えたことによって硫化水素が発生したと考えられる。 |
対策 | *中和のために廃液同士を混ぜ合わせることをしない*4 |
死者数 | 0名 |
負傷者数 | 0名 |
物的損害 | |
情報源 | 最近、何かネタないのかYO★2 - 島根大学 学生掲示板 (医総理生資法文教育院)島根大ちゃんねる(>>503) |
残留溶媒からジアジドメタンが生成して爆発*5
詳細は気ままに有機化学さんで
気ままに有機化学: 最近起こった有機化学系の事故 3 件
首都大学東京で爆発事故
名称 | 過酸化物による爆発事故 |
発生日付 | 2011年8月19日 |
発生地 | 東京都八王子市 |
発生場所 | 首都大学東京南大沢キャンパス |
概要 | 4年生男子学生(21)が過酸化水素水と酢酸を用いた実験を行なっている最中 爆発が起こりフラスコ片が飛び散り学生が手や腕に怪我をした。 |
事故の種類 | 爆発 |
物質 | 過酢酸?(Wikipedia) |
原因 | *過酸化水素と酢酸から意図的か意図せずか系中で過酢酸が生じ、それが爆発したと考えられる。 |
対策 | |
死者数 | 0名 |
負傷者数 | 1名 |
物的損害 | |
情報源 | 首都圏ネットワーク|NHK総合|2011/08/19(金)18:10|TVでた蔵 ただし、このニュースの情報はNHKのサイトなどからもすぐに削除されてしまった。 |
東京農工大で実験中に爆発=男子大学院生が重傷-小金井時事通信*6
名称 | 実験中の爆発事故 |
発生日付 | 2010年10月22日 |
発生地 | 東京都小金井市 |
発生場所 | 東京農工大学小金井キャンパス4号館2階の実験室 |
概要 | 2010年10月22日。 男子大学院生(23)が、一人で実験していたところ、薬品を入れたガラス器具が爆発した。 通報があったのは同日午後9時頃。 |
事故の種類 | 爆発 |
物質 | アジ化ナトリウム*7(Wikipedia) |
原因 | *アジ化ナトリウムを金属スパチュラで扱ったのが原因との情報あり*8。 |
対策 | *一人で実験をしない。 *アジ化ナトリウムを金属スパチュラで扱ってはいけない。 プラスチック製かシリコンコーティングされたものを使用する。 |
死者数 | 0名 |
負傷者数 | 1名(男子大学院生(23)左手親指小指損失などの重傷) |
物的損害 | 天井の蛍光灯、付近のビーカー2つの破壊 |
情報源 | 東京農工大で実験中に爆発=男子大学院生が重傷-小金井時事通信 農工大で爆発事故 - ケミストの日常 学生の実験中の事故について|ニュース|国立大学法人 東京農工大学 【学生各位】実験中の安全対策について(注意喚起)|ニュース|国立大学法人 東京農工大学 |
東京農工大でフッ化水素による事故
名称 | フッ化水素による事故 |
発生日付 | 2007年6月20日 |
発生地 | 東京都小金井市 |
発生場所 | 東京農工大工学部1号館3階の実験室 |
概要 | トルコからの男子留学生(24)とイエメンからの男子留学生(32)の2名が、シリコン加工の実験中に 使った液体を廃液用のポリタンクに捨てたところ、突然フッ化水素ガスが噴き出して 顔面などに浴び、顔にやけどの軽傷を負った。 |
事故の種類 | 有毒ガスの発生 |
物質 | フッ化水素(Wikipedia) |
原因 | *廃液タンク内でフッ化物に強酸が作用して、フッ化水素ガスが遊離した可能性 |
対策 | *廃液タンクの分類を徹底する |
死者数 | 0名 |
負傷者数 | 6名 外国人男子留学生2名:顔にやけど。 駆けつけた学生3人と男性教員(54)の4名:ガスを吸って気分を悪くした。 |
物的損害 | |
情報源 | 東京農工大でフッ化水素による事故: 研究と教育と追憶と展望 |
東京理科大学で金属ナトリウム廃棄中に爆発事故
名称 | 金属ナトリウムの廃棄中の事故 |
発生日付 | 2008年3月7日 |
発生地 | 東京都新宿区 |
発生場所 | 東京理科大学神楽坂校舎5号館4階の研究室 |
概要 | 理学部4年の学生(22)が実験に使用した金属ナトリウムを廃棄するためにバケツに入れた水に投入したところ爆発が起きた。 学生は病院に搬送されたが全身にやけどを負い重傷。 |
事故の種類 | 爆発 |
物質 | ナトリウム(Wikipedia) |
原因 | *水の中に金属ナトリウムを投入した。 |
対策 | *金属ナトリウムを水に入れてはいけない。 |
死者数 | 0名 |
負傷者数 | 1名 全身にやけどの重傷 |
物的損害 | |
情報源 | 東京理科大研究室で爆発、男子学生が全身やけど - MSN産経ニュース 金属ナトリウムと水|どことなくなんとなく 【社会】東京理科大研究室で爆発、学生が重傷 |
東京工業大で爆発、学生3人重軽傷 実験中か*9
名称 | 金属ナトリウムの廃棄作業中の爆発事故 |
発生日付 | 2011年5月16日 |
発生地 | 神奈川県横浜市緑区長津田 |
発生場所 | 東京工業大学すずかけ台キャンパス総合理工学研究科G1棟6階の実験室*10 |
概要 | 同研究科修士課程二年の男子大学院生(23)が、 実験に使用したナトリウムを廃棄するためにヘキサン中でメタノールを加えながら処理していたところ爆発があった。 事故を起こしたドラフトの写真 |
事故の種類 | 爆発 |
物質 | ナトリウム(Wikipedia) |
原因 | 不明 |
対策 | |
死者数 | 0名 |
負傷者数 | 3名(男子大学院生(23)全身やけどの重傷、他の男子大学院生2名が顔などに軽いやけど) |
物的損害 | ドラフトの損傷 |
情報源 | 東工大で爆発、学生3人重軽傷 実験中か - MSN産経ニュース ユーキの有機化学Hot Topics 東工大、金属ナトリウムで爆発事故 |
東京工業大すずかけ台 器材が破裂、男性1人けが*11*12*13
名称 | フッ化水素による事故 |
発生日付 | 2008年12月29日 |
発生地 | 神奈川県横浜市緑区長津田町 |
発生場所 | 東京工業大学すずかけ台キャンパス大学院1号館G1棟7階のエレベーターホール内 |
概要 | エレベータホールで、オゾンの容器を液体窒素入り魔法瓶に入れて運搬したところ破裂し、 総合理工学研究科の研究室に所属する理学部4年の男子学生(22)が顔や手に軽傷を負った。 事故を起こした学生は、事故前に実験室で、大学院生らと検査用の液体オゾンを作っていたという。 研究室責任者の吉田尚弘教授(54)(環境理工学創造専攻)は 「安全には気をつけていたはずだが、不十分な点があった。今後は徹底させたい」と話している。 爆発したポットには、液体オゾン入り試験管(直径約1センチ、長さ約15センチ)と、 冷却用の液体窒素が入っており、学生は7階の実験室から、2階の検査室に運ぶ途中だったという。 通常は使用しない木製のふたをポットにかぶせていたといい、 同署はポットが密閉されずに内部で何らかの化学反応が起きたとみて、詳しく調べている。 |
事故の種類 | 爆発 |
物質 | オゾン(Wikipedia) 液体窒素(Wikipedia) |
原因 | |
対策 | |
死者数 | 0名 |
負傷者数 | 1名 |
物的損害 | |
情報源 | asahi.com(朝日新聞社):横浜の東工大 器材が破裂、男性1人けが - 社会(リンク切れ) asahi.com(朝日新聞社):横浜の東工大 器材が破裂、男性1人けが - 社会(Internet Archive) 東工大でポット爆発 : 神奈川 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) |
東京工業大で爆発 実験中の学生2人やけど*14
名称 | 金属ナトリウムの廃棄作業中の爆発事故 |
発生日付 | 2007年9月17日 |
発生地 | 神奈川県横浜市緑区長津田 |
発生場所 | 東京工業大学すずかけ台キャンパスJ2総合研究棟八階生物有機化学実験室*15 |
概要 | 同大大学院生命理工学研究科の生命理工学部4年の男子大学院生(24)と男子大学生(22)が、 DNAの研究中に検体をビーカーに入れて保温する準備のため、 鉄製器具にシリコンオイルを入れ加熱していた。 発火したため液体窒素を注入したところ、突然爆発した。 |
事故の種類 | 爆発 |
物質 | オイルバス(en:Wikipedia) |
原因 | *オイルの温度を一定に保つためのセンサーの役割を果たす線が何らかの要因で外れた可能性 *炎上中の油に液体窒素を注いだ |
対策 | *消火器具を必ず確認する *消火方法の確認 |
死者数 | 0名 |
負傷者数 | 2名(男子大学院生(24)と男子大学生(22)が顔や胸などに火傷) |
物的損害 | |
情報源 | 「東工大で爆発 実験中の学生2人やけど」事件です‐事故ニュース:イザ! 東工大で爆発事故が起きた本当の理由|b4log |
東京工業大学、ガラス封管の爆発
東京工業大学応用セラミックス研究所安全衛生管理
>>事故・災害発生の事例およびヒヤリハット体験の事例
>>>ガラス封管の爆発
企業・工場での事故
印刷工場で複数の従業員が胆管がんで死亡
名称 | 印刷工場で複数の従業員が胆管がんで死亡 |
発生日付 | 1991年~2003年 |
発生地 | 大阪府大阪市 |
発生場所 | オフセット校正印刷会社工場 |
概要 | オフセット校正印刷会社の工場で働いた元従業員のうち、少なくとも男性5人が胆管がんを発症し、うち4人が死亡していたことがわかった。 男性5人は1,2-ジクロロプロパンやジクロロメタンなどが含まれた有機溶剤で印刷機械を洗浄する仕事をしていた。 5人は入社から7~19年後にガンを発症し、うち4人が3年以内に死亡した。 今回の事件の死亡者数を解析したところ胆管とその周辺臓器で発生するがんによる日本人男性の平均死亡者数に比べ約600倍であった。 |
事故の種類 | 溶媒毒性 |
物質 | 揮発性有機化合物(VOC)(Wikipedia) 1,2-ジクロロプロパン(Wikipedia) ジクロロメタン(Wikipedia) |
原因 | -洗浄のさいマスクなどをせず溶剤を吸い込みやすい環境にあった。*16 職場は有機溶媒の蒸気が漂い、環境の悪いところであったという*17 |
対策 | |
死者数 | 4名(従業員) |
負傷者数 | 1名 |
物的損害 | |
情報源 | 胆管がんで従業員4人死亡 印刷工場、有機溶剤原因か - 47NEWS(よんななニュース) 溶剤で?元印刷社員4人がん死亡 - goo ニュース |
東員の化学工場爆発:県警、元工場長ら書類送検 /三重
東員町山田の「オキシラン化学」三重工場で昨年7月、プラントの一部が爆発炎上、1人がけがを負った事故で、県警捜査1課といなべ署は24日、同社の元工場長(61)と技術課長代理(58)、技術課員(27)の3人を業務上過失傷害容疑で津地検四日市支部に書類送検した。
調べでは、昨年7月23日午後9時半ごろ、界面活性剤の原料の試作製造過程で、化学反応後の廃液をステンレス製の分離槽に入れたところ、分離槽内のさびと廃液中の過酸化水素が反応して爆発、その破片が当たった可燃性の液体入りのタンクも炎上。
従業員1人が重傷を負った。
技術課の2人は分離槽にさびがないかなどの確認を怠り、元工場長は安全性を確認せずに生産を認可した結果、事故が起き負傷者を出した疑い。
同社は化学メーカー「ADEKA」(東京都)の子会社で、三重工場はADEKA三重工場内にある。【岡大介】
〔三重版〕
毎日新聞 2008年10月25日 地方版
セラミック工場で液体窒素による爆発事故*18
名称 | セラミック工場爆発事故 |
発生日付 | 1991年1月18日 |
発生地 | 岐阜県揖斐郡揖斐川町 |
発生場所 | セラミック工場 |
概要 | ベンゼンを含んだセラミックスの粉末を、 液体窒素で冷却して搬送していたところ 、 激しい爆発が起こり従業員二名が死亡、一名が軽傷を負った。 |
事故の種類 | 爆発 |
物質 | 液体窒素(Wikipedia) |
原因 | 液体窒素が液体酸素に置換してベンゼンと接し爆発したと考えられる。 |
対策 | 窒素の沸点は -195.8 ℃ 酸素の沸点は -183.0 ℃ であり、液体窒素を放置していると液体酸素がたまり、 沸点の低い窒素が先に気化するため徐々に液体酸素に置換される。 液体窒素が青くなったら赤信号。残り少なくなった液体窒素は使わないほうが吉。 液体酸素は強い酸化性を持つため、有機物と接触するだけで爆発を起こすことがある。 |
死者数 | 2名(作業員) |
負傷者数 | 1名 |
物的損害 | |
情報源 | 液体窒素とは? |
化学工場で爆発事故
名称 | 三フッ化ホウ素製造工場爆発事故 |
発生日付 | 2009年12月24日 |
発生地 | 大阪府大阪市淀川区 |
発生場所 | 阪府大阪市淀川区森田化学工業神崎川事業所 |
概要 | 事故当日の三フッ化ホウ素ガス製造プラントでは、定期整備作業中に誤って水を注入してしまったためにその復旧作業をしていた。 三フッ化ホウ素ガスホルダー内部の水や残渣の除去などを行なっている最中に三フッ化ホウ素ガスホルダー可動部が急激に飛び上がり、天板上で作業していた作業員4名が死亡した。 |
事故の種類 | ガス爆発 |
物質 | |
原因 | |
対策 | |
死者数 | 4名(作業員) |
負傷者数 | 0名 |
物的損害 | ・BF3ガスホルダー変形損傷 ・建屋屋根スレート破損 ・建屋梁破損、及び、損傷 ・工業用水配管破損 |
情報源 | 森田化学工業(株)神崎川事業所 事故原因調査報告書 平成22年5月 森田化学工業(株) 事故対策委員会 大阪で爆発事故、4人死亡 化学工場のタンク作業中 - 47NEWS(よんななニュース) |
外部リンク
- 横浜国立大学-事業者の化学物質リスク自主管理の情報基盤
ハザード・物性情報・曝露情報【事故事例情報】(オンラインデータベース)