大正メビウスライン

時は大正。近隣諸国との戦争を糧に日本は軍事的、経済的に発展し続けていた。

そんな年の春、柊京一郎（ひいらぎ　きょういちろう）は故郷から帝都の大学へ進学するため上京することとなる。
市電や美しい洋風建築、豪奢なステンドグラス……のどかな故郷と違う発展した街並みに京一郎は心を躍らせる。

しかし、その発展を支えるため更なる力を望む軍部は、あらゆる
モノを呑み込みながら強大化していく――――時に、人の命さえも。

華やかなりし大正浪漫活劇、開幕。

• 柊京一郎(ひいらぎ きょういちろう)　cv：未定?
  本作主人公。地主の家系に生まれ、長男として跡取りの役目を持つ。恵まれた生活をしているが、それ故両親からは「ノブレス・オブリージュ（高貴なるものは無私の努めを果たすこと）」を教えられている。基本的には真面目な性格で曲がったことを嫌う。帝都の大学で学ぶため伯父の家で居候をすることに。小さい時に大病を患い、回復した時には死者が見えるようになっていた。本人は死者を恐れており、帝都でならばそれも変わるかもしれないと希望を持っている。一刀流の剣術に優れ、護身用に実家から代々伝わる刀を持たされている。仲の良い両親と利発な妹が居る。和菓子屋である大黒屋の煎餅が大好物。
  　　「だからと言って、逃げるわけにはいかない。貴方のやっていることは間違いだ！」
• ミサキ　cv：未定?
  帝都で京一郎が出会う青年。氏素性は不明で自分のことは語らないが、親切で腕っ節が強く京一郎が困った時にふらりと現れ、去ってゆく。口が悪く、嫌いな相手には容赦が無い。
  　　「あァ？　何だ手前、蹴るぞ」
• 館林開(たてばやし かい)　cv：未定?
  帝国陸軍将校であり、実直な性格。今は急遽編成された小隊を率いて特殊任務についている。それゆえ隊章が間に合わず、不本意ながら白いままである。国を護ることに誇りを持ち、そのためならば多少の犠牲はやむなしと考えている。
  　　「護国のためだ。天子様の命と思い、従え」
• 時雨(しぐれ)　cv：未定?
  五本刀衆現頭領。以前は天子の葬儀を行う一族だったが、軍部と対立し追放。その後前頭領が軍部に寝返り、秘術も軍部に渡ってしまう。術の回収と前頭領の殺害を目的とし軍部に挑む。
  　　「邪魔をするなら敵と見なし、斬る」
• 千家伊織(せんげ いおり)　cv：未定?
  帝国陸軍将校で、冷酷な性格。軍部の中でも列強に対抗するためにあらゆる手段を用いることを主張している強硬派。性格は冷酷で、目的のためならば手段を選ばない。華族。
  　　「全てを捧げろ。それがお前に出来る唯一の事だ」
• 伊勢薫(いせ かおる)　cv：未定?
  館林隊に所属する帝国陸軍兵士。双子の兄、馨と一緒に特殊能力者として活動している。前の軍施設の爆発で体に大きな怪我を負ってしまった。性格は兄に比べて直情的で苛烈。
  　　「見ていて馨兄様！　僕一人でもこいつを捕らえてみせる！　いや！　嬲り殺しだ！」
• 伊勢馨(いせ かほる)　cv：未定?
  館林隊に所属する帝国陸軍兵士。双子の弟、薫と一緒に特殊能力者として活動している。性格は冷静で知的。弟と共同戦線をはることが多い。薫の身体についていつも心配している。
  　　「臣民よ、残念です。帝国陸軍は甘くはありませんよ」
• 時任灯子(ときとう とうこ)　cv：未定?
  館林隊に所属する帝国陸軍兵士。凛とした性格で芯が強い女性。女性では珍しいが、その能力を見込まれ特殊部隊への配属となった。鞭で死霊を統制する。主に後方支援を行っている。
  　　「正しくないと言っても、それは貴方の見方でしかないでしょう……？」
• 雄真(ゆうま)　cv：未定?
  館林隊に所属する帝国陸軍兵士。寡黙で多くは語らない性格だが、四人のうちで一番剣の腕がたつ。軍施設の爆発から多くのものを助けた。
  　　「お前の相手をしてやる暇は無い。……待っている者がいるからな」