大きな進歩は、大きな進歩を出せる「アクション」を実行すると出せる進歩であるが、小さな進歩や職業はランダムに引いたり、職業と小さな進歩を一枚ずつ取って下家に回すというのを繰り返したりして個々人の「手札」として扱うのに対し、大きな進歩は全10枚でゲーム中共通の進歩として扱われる。つまりすでに他の人に取られて場に残っていない大きな進歩は取ることができないというわけだ。(なお職業と小さな進歩はそれぞれ7枚ずつ手札として持つことになる)
ではそれぞれの大きな進歩を見てみよう。
かまどと調理場はそれぞれ2枚あるが、コストとNoが違う。
かまど
No | コスト | 得点 | 前提条件 |
1/2 | レンガ2/レンガ3 | 1 | ― |
以下の変換をいつでも実行できる 野菜→飯2/羊→飯2/猪→飯2/牛→飯3 「パンを焼く」のアクションを実行した時、任意の数の小麦を以下の数の食料にできる 小麦→飯2 ※「かまどマーク」「パンマーク」付き。
「かまどマーク」「パンマーク」はそれに対して効果を発揮するカードがあるというだけの話。あまり気にしなくていい。
家畜を取ることで飯を供給してくれるカードだが、羊以外は下の「調理場」に劣る。家畜(もしくは野菜)で食べたいなら下の「調理場」が基本になるだろう。「調理場」はコストとして「かまど」を場に戻しても良いので他に取られないうちにさっさと乗り換えたい。
調理場
No | コスト | 得点 | 前提条件 |
3/4 | レンガ4/レンガ5 | 1 | ― |
以下の変換をいつでも実行できる 野菜→飯3/羊→飯2/猪→飯3/牛→飯4 「パンを焼く」のアクションを実行した時、任意の数の小麦を以下の数の食料にできる 小麦→飯3 ※「かまどマーク」「パンマーク」付き。
家畜で食べていくなら欲しい。家畜食べるのはわかりやすくて初心者におすすめです。「かまど」をコスト(場に戻すということ)にしても出せる。
レンガの暖炉
No | コスト | 得点 | 前提条件 |
5 | レンガ3+石1 | 2 | ― |
「パンを焼く」のアクションを実行した時、小麦1個を飯5に変換できる。 このカードの獲得のとき、追加アクションとして「パンを焼く」を実行できる。 「パンマーク」付き。
初心者はパンを焼くプレイをするべきではないと思います。はい。
石の暖炉
No | コスト | 得点 | 前提条件 |
6 | レンガ1+石3 | 3 | ― |
「パンを焼く」のアクションを実行した時、小麦2個までをそれぞれ飯4に変換できる。 このカードの獲得のとき、追加アクションとして「パンを焼く」を実行できる。 「パンマーク」付き。
レンガの暖炉と比べ小麦1→飯4変換となり飯1つ分効率が悪いが、パンを焼くアクション一回で2つの小麦を処理できる点で優っている。得点も1点高い。
家具製作所
No | コスト | 得点 | 前提条件 |
7 | 木材2+石2 | 2 | ― |
「収穫」のたびに木材1個を飯2にできる。 ゲーム終了時に木材を3/5/7持っていればそれぞれ1/2/3点のボーナスを得る。
いわゆる工業系の大きな進歩。「収穫」時、木材1つを飯2に変換して家族一人分を養え、終了時に得点が入るが、点を得る条件が結構厳しい。
製陶所
No | コスト | 得点 | 前提条件 |
8 | レンガ2+石2 | 2 | ― |
「収穫」のたびにレンガ1個を飯2にできる。 ゲーム終了時にレンガを3/5/7持っていればそれぞれ1/2/3点のボーナスを得る。
人数によりレンガの価値は変動しやすいので注意。
かご製作所
No | コスト | 得点 | 前提条件 |
9 | 葦2+石2 | 2 | ― |
「収穫」のたびに葦1個を飯3にできる。 ゲーム終了時に葦を2/4/5持っていればそれぞれ1/2/3点のボーナスを得る。
葦は希少価値が高いので変換効率が高い。葦を稼げる場合、飯3個に変換できて便利。葦が稼げるなら葦5個は狙えるかも知れない。
井戸
No | コスト | 得点 | 前提条件 |
10 | 木材1+石3 | 4 | ― |
これ以降の5ラウンドのスペースにそれぞれ飯1を置く。 これらのラウンドのはじめにその飯を得る。
ようはこの先5ラウンドはラウンド開始時に飯1個をもらえますという効果。重さに対して効果は控えめだが、その分得点は高い。上3つの工業系は資材が無いと4点にすら届かないが、井戸は4点固定なためかつかつならこちらのほうが強力というわけだ。