その時歴史がうどん玉で動いた
~東方儚月抄に学ぶ土下座~
「土下座──それは選ばれし者の心に膨らむ奇跡の蕾」
「土下座──それは人生の縮図、男のロマンである」
土の上に直に坐り、平伏して座礼を行うこと。読んで字の如く「土下座」であります。
土下座は、額を地面につける動作が日常の行動から大きく逸脱していることから、
それだけ並はずれた尊敬・謝罪・恐縮の意を含む礼式であると解釈されてきました。
また江戸期には相手に土下座をして謝ることで、大抵のことは許してもらえる風潮が存在しました。
そう、「いざとなったら、土下座すればいい────」
土下座は、いわば悲劇への備え。人付き合いにおける最終兵器。
真面目で神経質な日本人の最後の砦、精神的拠り所として多くの人に安心を与え続けてきたのです。
しかし今、この土下座に大きな危機が訪れています。
それは「土下座インフレ」…
リーマンショック以降、なんらかの呪いのように続く数々の悲しい出来事を受け
あらゆる層のトップが安直な土下座を頻発したため、土下座の価値が下がってしまったのです。
言わば土下座の粗製濫造*1。土下座の乱れとも言えましょう。
「正しい土下座は、人の心を豊かにできる」
ボウゲッシャーは朝日と共に土下座、*2
ランチタイムには便所飯をたしなんだ後に土下座、*3
そして寝る前に土下座*4という生活を送っています。
正しい土下座の習得はカタストロフへの備えとなり、堂々とした振る舞いに繋がるのです。
「東方に土下座の用意あり」
あらゆる方向に迷惑をかけることに定評がある我々東方ファンに、もっとも必要な精神と言えましょう。
「Gesher(ゲッシャー)」は「橋」を意味するヘブライ語です。
東方らしい東方、東方儚月抄にて、妖怪の賢者、八雲紫が示してくれた「土下座」の魅力…
土下座インフレに歯止めをかけ、また「土下座」の素晴らしさを東方界隈に広く伝えるため
様々な土下座と儚の土下座を、Wiki設立(だいたい)一周年を祝しつつ紹介したいと思います。
(参考 Wikipedia 土下座)
焼き土下座
最もポピュラーで親しみ深い土下座です。
現代に「土下座」と聞くと、真っ先にこの土下座が浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
謝罪会見の実況などでも、この焼き土下座を要求する書き込みは非常に多く
その人気の高さが伺えます。
ポイントは「熱さ」。鉄板による熱に目がいきがちですが、
スーツに火が移っていることにも着目したいところです。また、熱によって起こる体の震えも
リアルな「嗚咽」の演出に繋がり一石二鳥。
難点は鉄板の用意の困難さ。
真夏にアツアツのアスファルトの上で実践するのが手軽でよいでしょう。
グラップル土下座
焼き土下座が謝罪という「守り」の土下座なら、こちらは「嘆願」という攻めの土下座です。
要求されるのは「説得力」。
日々のトレーニングでまず肉体をつくり、次に動作、フォームを洗練させ、最後に表情。
小学校でうっかり女子を泣かせてしまったときの絶望感を思いだし、
その表情をセロハンテープで固定して就寝、これを一週間続けるとよいでしょう。
ブロンズ土下座
「集合は土下座前でね!」
こんなやりとりを自然のものとしているあたり
京都人の風流さはやはり群抜、流石であると言わざるを得ません。
京阪三条駅入口にあるこの像は高山彦九郎を讃えたもの。
本当は皇居望拝ですが、その姿から通称として「土下座像」とされてしまっているとのこと。
「集合は土下座前でね!」
第二回ゲッシャーオフの待ち合わせはここで決まりです。
ファミコン時代土下座
ジャンピング土下座のハシリだそうです。
大きな跳躍から土下座スタイルをとる。
しかし、見た目の派手なパフォーマンスに騙されてはいけない。
この男、この後も全く懲りない、悪びれないのである。
毎度毎度土下座しては再び悪事を働くその姿に、心優しいロックマンも7回目でついにキレ、
「もう騙されないぞ、Dr.ワイリー!」と銃口を突きつけたほど。
現代における形だけの土下座・その場しのぎのためだけの土下座の原点にして集大成と言えよう。
ロックマンゼロからロックマンに入ると
無印→Xにあるワイリーの変化が気になってしょうがない人がいるとか。
詳しいところはロックマンファンの方、追記お願いします。
ビッグバン土下座
土下座も極まれば必殺技になる。
「パアアーーッ!!」という後光が差すほどの必殺土下座。
つま先を立てたそんきょの姿勢から、頭は地面に付けないのがポイント。
中条長官の必殺技になぞらえて「ビッグ・バン・土下座」と呼ばれる。
侵略! イカ土下座
イカ娘かわいい天日か
イカ娘の可愛らしさは土下座にあると言っても過言ではありません。
土下座にある、でピンと来ないなら、「謝罪」にあると言ってもいいです。
そう、イカ娘はあやまることができる子─────
ツンデレと言えば人殺しも特赦されかねないツンデレ暴走期である現代アニメ界隈において
しっかりと謝れるイカちゃんはまさに清涼剤。さわやかな可愛らしさがあるのです。
普段アニメを見ない層に人気だったというのもこのあたりではないでしょうか。
特に、普段ふんぞりかえったクッソ生意気な枝スマ少女を泣きながら口に詰めこんでいるゲッシャーにとって
豊かな表情、素直なキャラ付け、そして説教を感じない「侵略!イカ娘」及びイカ娘が愛されるのは
必然だったのかも知れません。
オチが酷いといっても酒オチを割らない程度ですしね。
素粒子半土下座
一見すると、これまでの土下座と比べて角度が甘い、姿勢が甘いことから
まるで力なく座り込んだだけのように見えてしまい、
覚悟が伝わってこないようにも感じられますが、実はこの「半土下座」にこそ仕掛けがあります。
あえて額をつけず「半土下座」とすることで「自分はプライドの高い人間である」
ということを伝え、自分の土下座に「希少価値」があることを逆説的に伝えているのです。
また、あえて基本から外れた不格好な土下座とすることで「土下座慣れしていない」ことを表現し、
初々しさと真心を演出。儚スレで出た表現を借りるなら土下座ヴァージンを散らしている
と思わせるわけです。
もうおわかりでしょう、「紫は半土下座により、土下座インフレに歯止めをかけている」
圧倒的土下座キャリアがあるからこそ*5、あえて初心者の土下座をチョイス。
それが素粒子半土下座であり、八雲の計なのです。
441 :名前が無い程度の能力:2009/02/05(木) 23:48:11 ID:2xM6ACs20
もうやだよ。儚月はどんだけ藍様いじめりゃ気がすむんだよ
当初は初回から出てきて、もしかしてメインキャラの一人として
大活躍かヤホーイと思ってたのに
ロケット組のような見せ場も無く、何の説明もなしに
ずっと裏方でパシられてはゆかりんに文句言われ馬鹿にされて
でもってようやく紫の目的が明らかになって、
さぁいよいよこれから藍様大藍闘だと思っていたら
光の速さでゆかりん土下座で即背景化ですよ。驚き役ですよ。
うろたえ役ですよ、解説しない本部以蔵化ですよ
2年近く連載やっててマジで何一つ見せ場無いじゃない。
妖夢やもこですら専用の話があったのにさ
藍様超頑張ってたじゃん。頭からクエスチョンマーク出しながらも
文句一つ言わず主に褒められもせずお使いツールに徹してさ
その結果がコレだよ。弾幕一つ撃てないまま、
最強の妖獣(笑)だの九尾のオロオロだの好き勝手言われてさぁ
悔しくて涙出てきたよ。ふざけんなよもうやってられっか畜生寝ゆ