紫と幽々子は本当にクソ上司なのか

Last-modified: 2023-07-02 (日) 12:44:41

『妖夢「まて、それは聞き捨てならないな。幽霊は怪しくない。」』
『幽々子「いやいや。」』
妖夢「うるさい。」』(東方永夜抄 3面)


幽々子「妖夢、これは最後の命令よ。目の前の永遠を斬りなさい」
『輝夜「あら、永遠は傷が付いても永遠よ。さっきそう言っていたでしょう?」』
妖夢「だから斬るんですよね! この白楼剣で!」(東方永夜抄 6面Bルート)

……在りし日の冥界組の姿である。

 

幽々子

【自分で考えて行動しなさい(こちらは、回想の台詞です)*1

思えばこの妖狐の訪問辺りからだった。私の周りで起こっている事が理解できなくなったのは。
私は理解できないことはすぐ訊く癖がついていた。訊くは一時の恥訊かぬは一生の恥、
と教えられてきたからである。だが、それが理解を阻害している様な気もした。
何でもかんでも誰かが教えてくれると思ってしまい、真剣に自分で考えようという気を失わせるからだ。
私がいつものように幽々子様に質問をしていると、こんな教えを頂いた事があった。
妖夢は口を開けば、それは何ですか? どういう意味ですか?って。 
その辺の喋らない幽霊の方が含蓄ある話をするわ』
『すみません。ですが、訊くは一時の恥訊かぬは一生の恥、と』
『ふふふ。妖夢、貴方は訊く事を一時の恥だと感じているの?
『えっ?』
『恥を感じる様な質問というのは、知っていて当然なことを知らない時だけです。
そのような質問は大いにしなさい。知ったかぶりは大きな損をします』
『……』
『しかし、自分が知りたい事を訊くのは恥ではありません。恥を感じない質問は、
必ずしも答えを得られるとは限らないのです。自分が知りたいことは自分で考えなさい。
いつでも知りたいことを訊くことが出来る環境は、知りたいことを減らしてしまうものよ。
知りたいことを失った人生は、不幸以外の何物でもないわ。そう……永く生きていると特にね』
言うまでもないが、幽々子様はとうの昔に亡くなって、亡霊として冥界に留まっているのである。
しかし、幽々子様は『生きている』という表現を多用する。
私は幽々子様の言っている事をどれだけ理解できているのか自信がない。
判っていることなのに教えてくれないのは、ただ意地悪しているだけなのではないかとさえ思う。
しかし、最近は誰に訊いてもまともに教えてくれない事が増えた。もしかしたら、質問に答える事を
面倒に思っているのかもしれない。そう考えるとやはり恐縮してしまう。
「…そうですか。幽々子様は月面戦争を見たことがあるからすぐに理解できるはず、
と紫様は仰ってましたが」
藍は「紫様の言っている事と違う」とぶつくさ言いながら帰っていった。
私が考え事をしている間に、幽々子様は依頼を断ったようだ。
私には紫様が吸血鬼の監視の話を持ちかけてきた理由も、幽々子様が断った理由も判らなかった。
判らない事だらけだった。
「紫様は何故、あのような話を幽々子様に持ちかけてきたのでしょう」
何気なくそう質問してしまって後悔した。もっと自分で考えろと言われてしまうのではないか。
「聞いての通りじゃないの? 紫は困っているのよ」
「そ、そうですね」
私は決めた。ここ白玉楼の庭師、魂魄妖夢として単独で行動する事を。吸血鬼達の監視、
及び何が起きようとしているのか調べることを。勿論、誰にも訊かずに、自分で理解することを、
出来るだけ……。(小説七話)

 

【私の言うことだけ聞いていなさい】

「で、妖夢。何の本を読んでいるのかしら?」
「あ、幽々子様。き、今日は雨が降っていますので、少し勉学にいそしもうと」
そう言って、読んでいた本を隠した。幽々子様は監視しなくていいと言っていたのに、
私は内緒で吸血鬼達の監視を行っていたのだ。この本を読んでいることは不自然である。
勉学! 呆れたわ。つまんないの。そんな事より、今日は中秋の名月だからお団子捏ねておいてね」

幽々子「本当に分かっていないのね。
    そんなだから雨月を楽しむ想像力も持てないのよ。
    これからは私の言うとおりに行動しなさい」(漫画四話)

「幽々子さまは何を企んでいるのです?」
雨月の楽しみ方も分からない貴方は私の言うとおりに動いていればいいのよ
(漫画4話)

 

恐ろしい事に映姫公認である。

・貴方のお嬢様の言葉を毎日聞くこと。
 これが今の貴方が積める善行よ。(東方花映塚)

 

そして妖夢は……

理解は絶望的となった。そして、自分で考えて行動することは諦めた」(小説七話)

「判っていると思うけど、公転周期と同じく、自転周期も27日と3分の1日なのですが…
貴方(藍)にはその理由を調べて貰いましょう」
調べてと言ったが実際は自分で考えて欲しいと思っている。
ただ調べるだけなら式神(コンピュータ)でも出来る。
外の世界では式神に帰依して抜け殻のような人間も多くなってしまった。
私は式神に式神以上の仕事を与える事で毎日の退屈な生活を、ちょっとでも改善しようとしているのだ。
「はぁ、まあ良いですけどね。それより吸血鬼のロケットの話ですけれど…」(小説五話)

(藍が月の公転云々の答えを持ってきたら)
言うまでもなく、私が欲しいのはそんなつまらないものではなかった。
「そう、有難うね。やっぱり式神の欠点はそこよね
「はい?」
「調べるとすぐに答えは出てしまう」
「そうですね。紫様が私に何か別の物を調べさせたかったとは思ったのですが、
私はあいにく式神なので命令された事以外の行動は出来ないのです
あーあ、つまらないわ。貴方にはがっかりさせられるし。吸血鬼には月に行かれるし」
「……あと、満月まで一週間ほどですね。結局協力してくれる者は居ませんでしたねぇ」
「あら、私が嫌われているみたいな言い方ね。でも、協力者は沢山居るじゃない。
ざっと数えても七、八……九人は」
「そんなに居ますか? うーん…私の知らないところで何があったのでしょうか」
貴方は天文学的な計算が出来るのに、一桁の足し算は出来ないのね」(小説五話)

九人の協力者について

紫の最終的な目的が「永琳をびびらせる」で、
漫画最終話で「綿月がぎゃふんと言ってくれるはず」と言っているため、月組と綿月は除外。
また、「協力者」なので、紫と藍も除外
以上の条件のもと、話に関わった登場キャラを無条件に片っ端から挙げると
・魔理沙
・レミリア
・霊夢
・咲夜
・パチュリー
・妖夢
・幽々子
となり、足りない。
よって、「利用する=協力者」という発想で
綿月姉妹と永琳を頭数に入れていると思われる
つまり、途中で離脱したパチュリーを抜かした
・魔理沙
・レミリア
・霊夢
・咲夜
・妖夢
・幽々子
・豊姫
・依姫
・永琳
のメンバーであろう。しかし、前述した通り
永琳の場合利用するもクソも最終的な標的であるため、協力者とはさすがに表現できず、
綿月姉妹も利用したと言うよりは、単にゆゆステルスかましただけなので、
やっぱり協力者とは言えないだろう。
豊姫の転送を利用して幽々子を月に~ならまだ分かるがそんなことはなかった。

(書籍文花帖より、自分の意思で行動した藍への仕打ち)
○月○日26時頃、突然狐の悲鳴に近い鳴き声が聞こえた。
只ならぬ様子だったので眠い目を擦り現場に向かった。
するとそこで一匹の狐が妖怪の尻に敷かれているという、衝撃の動物虐待の現場を偶然目撃してしまった。
(中略)
犯人の言い分は以下の通りである。
虐められていた藍という狐は、動物ではなく式神である。
式神は動物ではなくあくまでも道具であり、道具は良く使い込む程愛があるのだと言う。
だから良く使ってあげているのだと。
ただ愛でているだけではそれは本当の愛では無い、これは愛の形だと言い自分の傘で狐の頭をバンバン叩いていた
「いい? 式神はあくまで決められた事だけを行えば良いの
 今日の貴方は勝手に人間と戦ったでしょう? 私はそんな事命令したかしら。
 貴方の目の前で如何なる事が起ころうとも、どのような危険が身に迫ろうとも、私の言った通りに動けばいいの
 それが一番貴方の為になるんだから」
犯人は尚も理不尽な事を述べ、虐待を正当化させようとしていた
私も半分動物の身で有るが故、この事件をこれからも追及していこうと思う。(40ページ)

 

439 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2010/03/01(月) 17:22:28 ID:kDaxTeIM0 [3/11]
上司「人に言われなければ何も出来ないのか! 少しは自分で考えろ!」
上司「勝手な判断で行動をするな! なぜ聞きにこなかったんだ!」

 

440 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2010/03/01(月) 17:26:36 ID:gGDXyvaM0 [2/6]
そのセリフが並んでるの、社会人なら誰しも見ただけでイラつくよな

 

461 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2010/03/01(月) 21:12:01 ID:okk3s.Xs0
 >>439
やめろ

 

462 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2010/03/01(月) 21:29:36 ID:23nvDpZQ0 [1/2]
 >>457
上に関しては依頼断わったり色々してただろ

 

463 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2010/03/01(月) 21:30:20 ID:3kO9kcKU0 [4/5]
 >>461
しかもブチキレて物でしばかれる

 

466 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2010/03/01(月) 22:12:05 ID:kDaxTeIM0 [7/11]
 >>463
加えて常にYMS(やっぱりムラサキ様はすごい!)しなきゃならんというブラック企業

 

467 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2010/03/01(月) 22:34:07 ID:4oBh/Wfw0 [1/2]
 >>466
更には先代を神格化。先代絶対主義って訳だな。そう思うと腹立ってきたわ。
こんな会社入らないのが勝ち組。世間から冷笑されて見捨てられて潰れてしまえ。

 
 

紫や幽々子としては、何も言われずともコレ位出来て当然。

紫「それで一番なにも考えていなさそうな幽々子に協力してもらったの 
  藍が私の作った切れ目に入って豊姫の能力を引きつけている間に 
  こっそりもう一つ穴を空けておいたのよ 
  二つのおとりで月の使者の家はがら空きになった 
  幽々子には直接指示はしなかったけど 必ずもう一つの穴を見つけて
  屋敷に忍び込んでくれる、と」(漫画最終話)

紫「幽々子が手荒な真似をするとは思えないし 何か宝物を盗んできているんじゃないかしら 
  それに気づいた綿月姉妹がぎゃふんと言ってくれるはずよ」
幽々子「賢者の家には珍しい物も置かれていたけど 剣とか玉ばっかりであんまり面白そうな
    物がなかったので…これにしたわ」
紫「…幽々子、この古くさい壺は何かしら?」
幽々子「お・さ・け 月の都に置かれた千年物の超々古酒よ」(漫画最終話)

・幽々子がお酒を盗み出した理由はただ一つ。
 月の民に喧嘩を売らずに、一度は惨敗した綿月姉妹に復讐をする為であった。(小説最終話)

 

以上のように、作品中の幽々子の様に作中の言葉だけ(つまり指示ゼロ)で、
紫が自ら囮になる二重作戦を把握し、
こっそり開けておいたもう一つのスキマを見つけ
屋敷に忍び込んで宝物を盗む
ここまで悟った上で尚且つ
紫が月の民に目を付けられない様に配慮しつつも
確実に勝利を印象付けられる物を盗んで来る

 

幽々子様や紫様はこのレベルの位は出来て当然、という優秀な部下を求めておられるのです
でも本当に優秀な部下だったらこの作戦にNG出してると思う


*1 これが回想台詞であることを説明せず、「勉学! 呆れたわ」の方を(中略)としていたことを指して小説ろくに読まない奴が事実誤認して風評被害が発生する事だけが狙いか本当に嘘も百回くりかえせば本当になるとか言う隣の国みたいな事しやがって本当にうすぎたねえ情報ヤクザどもが地獄に堕ちろ という指摘があった(原文)ため、引用を強化しときました。情報ヤクザ?なお、ボウゲッシャー韓国起源説も指摘されておりますがこちらにありますように【形而上の】東方儚月抄スレ46【ドラマ】からの言葉であると考えられております