鈴仙 優曇華院 イナバ

Last-modified: 2023-09-10 (日) 14:57:40

永夜抄、花映塚

幻想郷が人間界と遮断されてから、もうすぐ百年も経とうとしていた頃だった。
輝夜はいつも通り誰とも会わずひっそりと暮らしていた。
そんなある日、一匹の妖怪兎が輝夜の元に逃げ込んできたのだ。
その兎は実は月の兎だといい、人間以外が住む幻想郷の噂を聞きつけ、なんとか入り込んできたという。
その兎が言うには、「月に敵が攻め込んで来てもう生活出来なくなった、
そいつらは月に自分達の旗を立て、自分達の物だと言って好き勝手やっている」らしい。
兎は月の民が戦っている中、仲間を見捨てて命からがら逃げてきたという事だった。
輝夜は自分が月の人だと言う事を思い出した。
人間が月に攻め入る?
そんな馬鹿な事があるわけが無い。
半信半疑だったが、その兎は嘘を付いている様には見えなかった。
とにかく可哀相な兎、――名はレイセンと言う、を家に置く事にした。(永夜抄 キャラ設定)

さらにその出来事から数十年経った。
そんなある満月の夜、月の兎同士が使うという兎の波動を鈴仙が受信した。
これは、どんなに離れていてもその大きな耳で会話が出来るという月の兎の特殊能力である。
その内容は以下の様なものだった。
「賤しき地上人は月の魔力を搾取し、月に基地を作ると言い出した。
我々月の民は、人間とどうにか共存の方向で協議していたが、もう限界である。
我々月の民は、地上人に最後の全面戦争を仕掛ける事にした。
今の状況では、戦力は我々の方が若干不利に見える。
敵の近代兵器は我々の想像をはるかに越えていたのだ。
だが臆する事は無い、我々月の民には何千年も生きてきた知恵と誇りがある。負けるはずが無い。
レイセン、もうすぐ月は戦場となる。誇り高き我々と一緒に戦ってくれないだろうか。
そして、一緒に居ると思われる地上人に伝えてくれ。
次の満月の夜にレイセンを迎えに行く。抵抗しても無駄だ。」、と。
鈴仙はそろそろ月に帰らなければいけないと、輝夜達に伝えた。(永夜抄 キャラ設定)

四季 「貴方は大きな罪を負っている。仲間を見捨て、
      見殺しにし、貴方は一人だけのほほんと暮らしている。
      そう、貴方は少し自分勝手過ぎる」
 鈴仙 「・・・」
 四季 「今のまま過去の罪を清算せずに亡くなると・・・
      貴方は確実に地獄に堕ちるでしょう。
      もし私が裁きを担当したとしても、貴方を地獄に落とします」
 鈴仙 「地獄ですって!今は真面目に頑張っているって言うのに!」
 四季 「今頑張っても、過去の罪と向き合って居なければ
      全く意味がないのです。時間だけでは罪を清算しない。
      罪は裁かれて初めて精算できるのです。
      その為に、私が居るのですよ」
 鈴仙 「地獄には行きたくありません!何とかならないものでしょうか」
 四季 「反省だけでは駄目、後悔なんて以ての外。
      罪を犯すとは、そんな生易しい物ではない。
      罪は裁き以外では制裁出来ないのよ。
      でも今からでも地獄に行かないようにする方法もあるわ。
      その為にはまずここで裁かれよ!
      月に置いてきた仲間の恨みと共に!」(花映塚)

そんなある日、一匹の妖怪兎が輝夜の元に逃げ込んできたのだ。その
兎は実は月の兎だといい、人間以外が住む幻想郷の噂を聞きつけ、な
んとか入り込んできたという。その兎が言うには、
月に敵が攻め込んで来てもう生活出来なくなった、
そいつらは月に自分達の旗を立て、自分達の物だと言って好き勝手やっている」、らしい。
兎は月の民が戦っている中、仲間を見捨てて命からがら逃げてきたという事だった。
輝夜は自分が月の人だと言う事を思い出した。
人間が月に攻め入る?そんな馬鹿な事があるわけが無い。
半信半疑だったが、その兎は嘘を付いている様には見えなかった。
とにかく可哀相な兎、――名はレイセンと言う、を家に置く事にした。(永夜抄)

 

儚月抄

さて、月を支配しようとする新たな勢力とは一体何なのだろうか。
もし、その勢力が前回の月面戦争のように外の人間であれば特に問題はない。
その昔、人間は月面に旗を立てて、月を自分たちの物だといった時代があった。
人間は自分の科学力を盲信していて、月ですら自分の物だと思ったのだろう。
しかし、蓋を開けてみると月の都の科学力とは雲泥の差であった。
月に月面をつくると豪語していた人間も、基地どころか建造物を造るような段階まで至らずに
逃げ帰ってきたのだ。人間の惨敗だった。外の世界では、月面着陸は大成功のように報道され
ているが、惨敗だったときは報道されていない。最初の月面到達以来、人間は負け続き
だったのでそれ以降月面には行っていないことになっている。本当は、何度も月に行っては
月面基地開発に失敗している事を、月と通じている私たちは知っていた。
人間は大して成長していない。むしろ退化している位である。
再び月を侵略開始しようと、月の都にとって大した恐怖ではないだろう。(小説一話)

レイセンとは先の戦争が始まる前に逃げ出した兎である。
レイセンは能力的には高かった。簡単に姿を消し、人の心を乱すことが出来た。
だが、性格は臆病で自分勝手であった。その性格は戦闘時は
致命的であると予想は出来たが、矯正は出来なかった。結果、協調性は低く、
実戦の前に任務を放棄し地上に逃げてしまったのだ。(小説三話 豊姫)

変更のまとめ

うどんげの年表を参照してください