シュラフ

Last-modified: 2010-03-13 (土) 18:07:40

シュラフ

「寝袋」とか「スリーピングバッグ」とも言う。
睡眠の要であり、マットと並んでケチってはいけないアイテム。
収納サイズの点から、封筒型よりマミー型のシュラフが良く選ばれている。
基本的な選び方は
・キャンプツーリングをするシーズンやキャンプ地の気温を想定して選ぶ
・長さは「自分の身長+15センチ程度」まで対応しているものを選ぶ(無駄にデカイと寒い)
など。

マミー型と封筒型

ミイラのような形をしているのがマミー型。
敷布団と掛け布団をつないだようなやつが封筒型。

  • マミー型
    ○収納サイズが小さく軽い
    ○熱が逃げにくいので暖かい
    ▲狭いので慣れないと寝苦しいと感じる人もいる
  • 封筒型
    ○まさに布団なので寝心地が良い
    ▲収納サイズが大きい
    ▲肩の部分から熱が逃げるので寒い
    ▲冬用など、低い温度に対応した物が少ない

対応温度

迷ったらワンランク上のを買うのがお約束。
使う人の耐寒性能による差が大きいので、メーカが表示している対応温度は目安にしかならない。
10℃は余裕を持って選ぶこと。
(例)
 現地の予想最低気温が0℃ → -10℃まで対応しているシュラフを選ぶ

 

暑い場合はチャックを開けたり掛け布団にしたりして凌げるが、寒い場合は眠れないばかりか死につながる危険性もある。

中綿

シュラフの中綿は、主にダウンと化繊が使われている。
お手軽さ優先なら化繊、コンパクトさ優先ならダウン。

  • ダウン
    ○化繊と比べて圧倒的に小さく軽く収納できる
    ▲一般的に高価(同じメーカの同じ温度域の物で化繊の2倍~)
    ▲結露や湿気に弱く(著しく性能低下する)、乾きも遅い
    ▲体重による潰れで背中側の保温性に若干難があり、マットの性能に依存する
    ▲専用洗剤でやさしく洗わないと保温性能が劣化する
  • 化繊
    ○ダウンに比べて安価(同じメーカの以下略)
    ○結露や湿気に強く、乾きも早い
    ○体重に対し繊維がある程度踏張って間隙を確保するので背中の保温で若干有利
    ○洗濯も一般家庭で手軽に出来る
    ▲収納サイズが大きい(体積比でダウンの2倍程度)
     
    【寝袋・シュラフ・スリーピングバッグの質問スレから転載】
    ダウンシュラフの洗い方
    http://www.nanga-schlaf.com/faq/10.htm
    http://www.nanga-schlaf.com/mente/index.html
    http://support.montbell.jp/maintenance/wash/sleeping/
     
    シュラフの重要性が高くなる冬用のシュラフは、中綿の差で値段と暖かさと収納サイズが大きく変わってくる
    コンプレッションバッグを使うと、収納も楽になる上、収納サイズも小さくなる。

役立つオプション類(シュラフカバー、インナーシーツ、コンプレッションバッグ)

  • シュラフカバー
    シュラフを汚れや結露から守り、保温性を高めてくれる
    急な夜の冷え込みの時に役に立つ
    夏場はシュラフカバーだけでOKと言う人も居ます
    ゴアテックスなどの防水透湿素材のものでないと、体から出る水蒸気でシュラフが濡れてしまうので注意
  • インナーシーツ
    シュラフ内部を汗などの汚れから守り、保温性を高める。
    素材はコットン、シルク、不織布など色々あるがお好みで。
  • コンプレッションバッグ
    ベルトで締め込み、シュラフの体積を減らせられる。
    中に入れるシュラフとバッグにもよるが、おおむね元のサイズの2/3程度まで小さくなる。
    シュラフだけでなく、着替えや上記カバーやシーツなど、つぶれても問題ないものにも使える。

シュラフ+シュラフ

季節ごとに適した温度帯のシュラフを用意するのが当然望ましいが、いくつも買っていればこんどは財布が寒くなる。
そういう場合には、3シーズンのシュラフに薄手のシュラフを組み合わせて冬用とする方法もある。

定番メーカー

・モンベル
 #○と#○で迷った時は番号の小さい物を!がお約束
・イスカ
・ナンガ