テント

Last-modified: 2014-07-23 (水) 00:17:53

テント・タープ

キャンプ場で快適に過ごす事を目的にするか、
キャンプ場をツーリングの宿泊場所として見るかで、
テントに求められる物が変わってきます

 

自分の旅のスタイルに合ったテント選びをお勧めします。

ツーリング向きのテント

 

ツーリング向きのテントにおいて考慮すべき点は以下の3つ挙げられる。

 

(1)収納サイズ(バイクの荷台には限りがある)
バイクに積載する都合上、ツーリングテントは収納サイズが重視される。
細くとも長いものは積載しにくいので収納サイズの最大長が小さいものが良いだろう。
その一方で、重量についてはあまり重視されない。
但し、駐輪場がテントサイトと離れているキャンプ場がしばしばあるので
シートバッグ等のパッキング全体の重量が重すぎるとテントサイトまで運ぶのが面倒になる。
また、同じ性能のテントならば収納サイズが小さく軽くなるほど(際限なく)値段が高くなる。

 

(2)広い前室(雨天時に役に立つ)
雨に濡れたカッパを脱いだり、濡れた靴や荷物を置いたり、雨天時の調理など広いと何かと便利。
特に調理をする場合は前室は床面積の広さだけでなく壁面の傾斜や天井の高さも大切になる。
前室付きにこだわらず、タープを併用する方法もある。

 

(3)設営撤収の速さ(手間はテントの大きさと相反する)
小さくシンプルなテントほど素早い設営撤収が行える。
またムーンライトなどに代表されるインナー吊り下げ式のテントはスリーブ式に比べて速く設営できる。
雨天時にフライから先に設営、インナーから先に撤収ができるかという点も地味に役に立つ。
素早い設営撤収と軽さを重視するなら小さいテント、居住性を重視するなら大きいテントを選ぶとよい。

 

キャンプ場に設営し数泊過ごすようなオートキャンプ風のスタイルならば大きめのテントを、
ギリギリまで走り続けて夜は夜寝るだけというビバーク的なスタイルならばなるべく小さいテントを選んだほうが良い。
目的に合ったサイズのテントを買おう、大は小を兼ねない(経験談)。

 

ドーム型

収容人数 商品名メーカー価格備考
1~2人クロノスドーム1型モンベル\20,180Amazon
1~2人ツーリングドームSTコールマン\15,220Amazon
1~2人トレックドーム2ワイルドワン\12,960ワイルドワン
1人イーグルツーリングドームノースイーグル\6,035Amazon
1人ソロドームバンドック\7,779Amazon
 

ドーム型(前室が広いもの)

収容人数 商品名メーカー価格備考
2~3人ステイシーST小川キャンパル\37,305Amazon
2人ランドライトビジョンピークス\16,900楽天
1~2人ワイドツーリング/130コールマン\30,800Amazon
2~3人タトラ3コールマン\24,800Amazon
1人プレミアムソロツアーズ-N ロゴス\31,320Amazon
1人ワイドリビングツーリングドームノースイーグル\9,325Amazon
 

家型

収容人数 商品名メーカー価格備考
1人ムーンライトテント1型モンベル\19,810Amazon
 

モノポール型(参天, 三角テント)

収容人数 商品名メーカー価格備考
2~3人モノポールテントSPキャンパーズコレクション\8,980Amazon
1人ミニピークⅡルクセ\14,200(ポール別)USIDE.NET
 

トンネル型

収容人数 商品名メーカー価格備考
2人Quick Hiker Ultra Light 2ケシュア\21,886ナチュラム
2人オペラ2Pファウデ\36,763Amazon

ツェルト(シェルター)

簡易テント。
山岳用で、雨風をしのぐためのポータブル緊急避難小屋であって、宿泊には向かない。
特筆すべきはその軽量・コンパクトさだが、バイクで移動する我々にとっては、
そこまでの必要性がないので、これをメインにすえている人はごく少ないと思われる。

ビビィバッグ(ビビィサック)

対候性をもたせた寝袋のようなもの。野宿派向けの装備。
しかしバイクキャンプにおける利用例はあまり聞かない。

タープ

前室の狭いテントと組み合わせると良い。
ポールの高さや張り方を変えることで様々なバリエーションが組める。
日よけのみならず、狭いサイトでの目隠し、雨天時の調理や撤収時などあると便利。
その形状によりヘキサ型、レクタ型などがある。
また、メッシュインナーと組み合わせて屋根付きの蚊帳のようにできる商品もある。
スノーピークのペンタイーズやテンマクデザインのムササビメッシュインナーがそれにあたる。

商品名メーカー価格備考
コンパクトヘキサタープD2オリジナル\1,980ケーヨーD2
ミニヘキサゴンタープバンドック\3,497Amazon
ミニタープHXモンベル\7,960Amazon ※ポール別売り
ライトタープポンタスノーピーク\10,580Amazon ※ポール別売り
ライトタープペンタスノーピーク\12,744Amazon ※ポール別売り 変形五角形
ムササビウィング13ft.テンマクデザイン\15,223Wild-1 ※ポール別売り 変形五角形

グランドシート

テントの底面を地面の汚れから守り、
地面の凹凸の影響を和らげる事が出来る

 

テントによっては専用のグランドシートが有りますが、
ブルーシート(通称ドカシー)やレジャーシートを
グランドシートとして使用する事が多い
建材のデュポン・タイベックをグラウンドシートの代わりに使う事がウルトラライトバックパッキングでは人気がある

 

雨水進入対策のため、フライからはみ出さないように注意

ペグ

テントを張り綱などで固定するための金属またはプラスチック製の杭。
テントを買えば標準で付属してくるが、品質に不満のある場合があり、別途購入することもある。
しかし特別な目的(岩場での設営など)がなければ、最初から買う必要はない。
不満が表面化してから検討してもいいだろう。
材質や形状、長さによって特徴が変ってくる。

  • 材質
    アルミ軽く安価だが、曲がりやすい(逆に直すことも出来る)
    スチール安価で硬い地面でも食いつきよいが、重い
    プラ(ABS)軽いが、食いつきはよくない。かさばる
    チタン
  • 形状
    プレーン釘状の形状の一般的なペグ。その形状の単純さから、刺さりやすく抜けやすく曲りやすい(逆に直し易い)「テントのおまけ」について来る簡易な物から、ソリッドステークの様な指の太さ程もある鋳鉄物まで存在する。長さは数センチから数十センチまで様々
    中空上記の特徴と共通する部分を持ちながら、重さや強度面での改善がある。成形の都合上主にアルミ製
    Vペグ断面がV状のペグ。浅いU形状の物もあり、こちらは曲りにくい。多くの地面を相手に短くても抜けずらいのが特徴なのだが、長い物が存在しない事から、逆に粘土や砂地等ではテンション方向に地面をスコップ状に割り起こしてしまいやすい
    Tペグ断面がT状のペグ。抜けづらいが、かさばる。強度が稼げるのでプラペグに多い形状。その強度から金属性の物では永久凍土に打ち込む目的のゴツい物まである