名探偵コナン

Last-modified: 2019-05-01 (水) 00:07:38

1 名前:黒の組織編1 投稿日:2006/1/1(日) 01:07:00 ID:???
江戸川コナン 
本作の主人公。見た目は子供、頭脳は大人な天才小学生。また、超人的な体力も持ち合わせる名探偵である。
工藤新一   
コナンの正体。天才高校生として有名だったが、現在は、天才小学生・江戸川コナンとして生活をしている。
毛利蘭    
本作のヒロイン。新一とは幼馴染で、恋人関係に発展している。また、帝丹高校空手部の主将を務めている。
毛利小五郎  
蘭の父親。迷探偵だったが、現在は眠りの小五郎として事件を解決に導く名探偵として有名人になっている。
阿笠博士   
工藤家の隣に住む自称・天才発明家。コナンの正体を知っており、様々な発明品で彼のサポート役を担当する。
灰原哀    
本名・宮野志保。黒の組織の元メンバーで、コードネームはシェリー。コナンと同じく子供の姿になっている。
吉田歩美
少年探偵団のメンバー。コナンに対して好意を抱いており、頬にキスをするなど大胆な行動でアピールする。
円谷光彦
少年探偵団のメンバー。知的な理論派で推理力も高い。大きな難事件が発生したときに、真価を発揮している。
小嶋元太
少年探偵団のメンバー。体の大きな力自慢で皆を引っ張っていく、コメディリリーフ的な役割を担当している。
鈴木園子 
蘭の親友。帝丹高校の同級生で新一と蘭とは幼馴染同士。鈴木財閥のお嬢様で、大邸宅に住む大金持ちである。
目暮十三
警視庁捜査一課の警部でコナンを信頼している。優秀な刑事だが推理方面はコナンや小五郎を頼りにしている。
服部平次
西の天才高校生。工藤新一のライバルで、彼の正体も知っている。現在はお互い親友同士で協力関係にある。
遠山和葉
平次の幼馴染。平次とはお互いに意識する関係だが素直になれない。また、合気道の達人で格闘センスも高い。
ジン     
黒の組織に所属する最高幹部。コナンの前に立ちはだかる最大の宿敵で、自らの体を小さくした張本人でもある。
ウォッカ   
黒の組織に所属しているジンの相棒で、常にサングラスを着用している。ジンをアニキと呼んで忠実に従っている。
怪盗キッド
世界的に有名な大怪盗。コナンとは平次と同じく宿命のライバル同士という関係で、毎回、名勝負を繰り広げている。

コナン誕生
工藤新一は高校2年生にして、世間を騒がしている天才高校生。
しかし、幼馴染の蘭の前ではただの不器用な一高校生である。
ある日、蘭とトロピカルランドにでかけた新一は、乗り合わせたジェットコースターで事件に巻き込まれる。
すぐに事件は解決するが、その場にいた怪しい男2人が気になる新一。
全身黒ずくめで挙動不審。しかし何より気になるのはその冷たい凍りついたような目だった。
帰り際に男たちの片割れを発見した新一は、蘭を先に帰らせあとをつけることに。
そこで取引の現場を目撃するが、もう一人の男に気付かれ後ろから殴られてしまう。
まだ警察がいるため銃は使えないと、男達は謎の毒薬を使うことに。
これは組織が新開発したもので、毒が検出されない毒薬なのだ。
ただし人間にはまだ使ったことのない試作品である。
新一に毒薬を飲ませ立ち去る黒ずくめの二人組。意識がなくなっていく新一。
そして、目覚めると体が子供に戻っていたのであった。

*コナン(新一)は阿笠博士に助けを求めに行った。
*博士の案で、組織の情報を集めるために蘭の父・小五郎が探偵事務所を開いているので住むことになった。
*小五郎は迷探偵だが、コナン(新一)の力で名探偵として有名にして組織の情報を得ていく。
*自分の正体を知ると蘭たちまで危険になるからと、正体を隠すことにする。

2 名前:黒の組織編2 投稿日:2006/1/1(日) 01:07:50 ID:???
行方不明の父親・広田健三の捜索依頼を受けた小五郎。
依頼者は広田雅美と名乗る女性。
依頼は解決するが、それで事件は終わらず殺人まで発展する。
雅美も殺されたのではと、コナンの推理で容疑者の男のいるホテルに駆けつけるが、何と男も殺されていた。
広田健三・男・そして広田の娘と名乗る女の三人が10億円強奪事件の犯人と見抜いたコナン。
主謀者であろう雅美が、先ほどすれちがった女だと気付き急いであとを追いかける。
港に着いた雅美は黒ずくめの男2人と会っていた。
雅美は本名を宮野明美といい、自分と妹を組織から抜けさせる約束のもとにこの事件を行ったらしい。
しかし、妹は組織でも有数の頭脳の持ち主らしく、約束は守れないと言い銃口を向ける男。
コナンが見つけた時は、すでに明美は撃たれ男達は立ち去ったあとだった。
明美の口から、この事件が自分を小さくした組織が関わっていたことを知ったコナン。
組織のカラーがブラックということを知る。
明美は死に、すべての罪は彼女に着せられ、本当の主謀者である奴らは闇に消えた。

コナン・蘭・小五郎は、小五郎の友人の結婚式に行くため新幹線に乗った。
なんと同じ車両に黒ずくめの男2人が乗り合わせていた。
男達は新一が薬のせいで小さくなり生きていることは知らない。
コナンは奴らの行動が気になり、灰皿に盗聴器を仕掛ける。
会話から、2人のコードネームが「ジン」と「ウォッカ」と言うことと
新幹線で行った取引相手のスーツケースに時限爆弾を仕掛けたことを知る。
新幹線を降りる2人を追いかけようとするが、何も知らない蘭に止められてしまう。
その後コナンの推理によって爆破は食い止められる。
取引相手は組織と深い関係があったわけではなく、結局奴らの正体は深い霧に包まれたままであった。

3 名前:黒の組織編3 投稿日:2006/1/1(日) 01:08:25 ID:???
コナン・蘭・小五郎は、小五郎が監修したゲームの発表会に呼ばれた。
主催は、そのゲームの企画・開発元である満天堂という会社だ。
そのホテル内で、偶然立ち聞きした電話の内容から黒の組織の仲間である男を発見する。
その男の名は「テキーラ」。
満天堂エンブレムの入った鞄を持っていることから、社員の誰かと取引したらしい。
なんとか男の靴底に発信機をつけ、組織の元に案内させようとするが
直後に鞄の中身を確認しようと入ったトイレで爆発が起こりテキーラは死んでしまう。
コナンの推理により事件は解決。テキーラが死んだのは不測の事故だった。
テキーラと取引をした満天堂社員もわかったが、彼もまた組織のことは何も知らないと言う。
しかし、いつも取引をする場所は決まってると言い、そこに駆けつけるコナン。
ところが一歩遅く、そこは爆破されあとかたもなくなっていた。
今回の取引では、全世界の有能なコンピュータープログラマーのリストを組織が購入しようとしていたらしい。

コナンのクラスに転校生がやってきた。
彼女の名前は灰原哀。妙に大人びていてクールな少女だ。
歩美に誘われ、少年探偵団の依頼に哀も一緒に行くことに。
行方不明になった依頼者の兄を探すコナン一行。
犯人は黒の組織の疑いが濃くなり、コナンは犯人一味を追いつめるが、結局組織とは全然関係なかった。
帰り道、突然哀はコナンの飲んだ薬について話し始めた。
「組織に命じられてあの薬を作ったのは自分だ」と。
わけのわからないコナンに哀は、自分のコードネームは「シェリー」だと言う。
コナンの正体が工藤新一だということも知っているらしい。
しかも彼女は今阿笠博士の家に住んでいると言う。慌てて博士の家に行くが、博士はケロリとしていた。
コナンと同じ薬を哀も飲んで小さくなったのだと言う。混乱するコナンに哀は説明を始める。

4 名前:黒の組織編4 投稿日:2006/1/1(日) 01:11:48 ID:???
あの薬を飲まされたあと、組織は新一の家を二度調査していた。
薬を飲んだあとに死亡を確認されなかったのは新一だけだからだ。
それに同行した哀は、クローゼットから子供の頃の服だけが持ち出されていたことから、
実験中幼児化したマウスがいたこともあり新一が幼児化したのではと思い至った。
その後哀は組織を裏切った。
試作段階の薬を人間に投与したこと、そして最大の原因は実の姉を組織に殺されたことにあると言う。
理由を教えてくれない組織に、薬の研究を中断するという対抗策をとった哀。
組織に拘束された哀は、どうせ殺されるならと隠し持っていた例の薬を飲んだ。
すると、哀は新一と同じく体が幼児化され、脱出に成功。
そして同じ境遇の新一を頼りやってきたところを博士に拾われたのだという。
人間を殺す薬を作った奴なんか理解できないと激怒するコナンに、毒なんか作ってるつもりはなかったと言う哀。
ともかく薬の考案者の哀がいるのなら、解毒剤も作れるかもしれない。
ところがすでに薬のデータのある研究所はおろか、哀の関わった施設は全て組織の手によって潰されていた。

しかし以前誤って薬のデータを入れたフロッピーを姉に送ってしまったことを思い出した哀。
今そのフロッピーは姉の大学の教授・広田正巳のもとにあるという。面会の約束を取り付け、広田宅に向かう三人。
ところが家につくと広田は殺され、全てのフロッピーはなくなっていた。
組織の仕業に思われたが、そうではなくコナンの推理により事件は解決。
密室トリックによる難事件をあっさり解決したコナンを見て泣き出す哀。
「その推理力があるのにどうしてお姉ちゃんを助けてくれなかったの?」
そう、哀の姉とは三億円強奪事件の犯人にしたてあげられた宮野明美のことだったのだ。
その後届いたフロッピーを開くが、あらかじめ仕掛けられていたウイルスによってデータは消えてしまった。
これがコナンと哀の長い付き合いの始まりだった。
*この後哀は博士と一緒に暮らすようになり、小学校にもちゃんと通い探偵団のメンバーになります。
*また、だんだんコナンのことが気になっているようで、蘭にそっけない態度をとったりもします。

5 名前:黒の組織編5 投稿日:2006/1/1(日) 01:12:31 ID:???
学校の帰り道、コナンと哀はジンの車を発見する。
車内に盗聴器を仕掛けることに成功する。
どうやら「ピスコ」という仲間と殺しの打ち合わせをしているようだ。
しかし車内に落ちていた髪の毛から、盗聴に気付かれてしまう。
とりあえず殺人を阻止しに行くため現場のホテルに向かうコナン。
例の薬を使うと聞いて哀も一緒に向かうことに。
そのころ髪の毛がシェリーのものと気付いていたジンはピスコに再度連絡をとっていた。
見つけ次第つかまえろ。首から下はなくても構わないと。

そして殺人事件が発生したため、その騒ぎの中で哀はピスコに連れ去られてしまう。
眼鏡に仕込んでおいたマイクと集音機で哀と連絡をとるコナン。
ピスコは容疑者の一人として事件現場から離れられないから、それまでに逃げなければならない。
酒蔵に閉じ込められたと聞き、パイカルという酒を哀に飲ませるコナン。
実はこの酒でコナンは一時的に新一に戻ったことがあるのだ(免疫が出来てしまうから二度目はない)。
そのときホテルにジンとウォッカがやってきた。
間一髪大人の姿に戻り、暖炉の煙突の中に逃げた哀。
そのまま屋上に逃げるが、そこにはジンが先回りして待ち構えていた。
哀が幼児化したことを知らないジンは、哀から組織から逃げ出した方法を聞き出そうとする。
止めを刺される寸前にコナンがジンに麻酔銃を撃ち、哀は煙突に逃げ落ちる。
元の部屋に戻った哀は再び子供の姿に戻り、今度は戻ってきたピスコに殺されそうになる。
しかし、ピスコの正体を見破りコナンと哀は脱出成功。
ピスコはジンに殺される。
自分がこの町にいると知れた以上、皆に危険が及ぶから出て行くと言う哀。
しかしコナンは、ジンもそう読んでいるだろうから逆にここに留まるほうが安全だという。
推理通りに、ジンはこの町では哀を探さないとウォッカに言っていた。
そして、車内にはなんとアメリカ人女優のクリス・ヴィンヤードの姿が。(本事件の容疑者であった)
彼女のコードネームは「ベルモット」。しばらく日本に残るらしい。

後日、被害者やピスコの周囲の人がみんな殺されたことを知ったコナン。
証拠となる者は全て消す。そんな奴らを必ずぶっ潰してやると決意を新たにするコナンだった。

6 名前:黒の組織編6 投稿日:2006/1/1(日) 01:15:10 ID:???
蘭や園子たちの高校に新しくジョディ先生という英語の先生がやってきた。
彼女は妙にコナンと蘭を気にしているようだ。(コナンのことを意味ありげに‘クール・ガイ’と呼ぶ)
とある事件に巻き込まれたコナン・蘭・園子・ジョディ。
事件はコナンの推理によって解決。
その夜誰かに電話しているジョディ。
「目当ての標的の一人は爪にかかった。容姿を変えて堂々と学校に通ってるみたい。
 標的名は『腐ったリンゴ』にでもしておきましょう」

人魚の肉を食べ、不老不死の体を手にいれた老婆がいるという島にやってきたコナンたち。
毎年祭で「儒艮の矢」をもらえる抽選を行っているそうだ。
この矢を持っていると不老長寿が手に入ると言い伝えられている。
何年か前のこの抽選の名簿にコナンは「宮野志保」(哀の本名)の名をみつける。
(事件そのものは組織とはまったく無関係))

**意味深な台詞**

工藤君…?あなたは夢にも思っていないでしょうね…
我々組織が半世紀も前から進めていた極秘プロジェクトに深く関わってしまっているなんて…
時の流れに人は逆らえないもの…それを無理やりねじ曲げようとすれば…人は罰を受ける…

7 名前:黒の組織編7 投稿日:2006/1/1(日) 01:16:57 ID:???
あるバーで酒を酌み交わすジンとウォッカ。
そこへ酒を持ってきたウェイターは変装したベルモットだった。
捜し物はみつかったかと聞くジンに、本命はまだよと答えるベルモット。

コナンは博士と少年探偵団のメンバーでスキーに行くのでバスに乗っていた。
哀はコナンに組織の者が近くにいると匂い、第六感で分かるという。
と、そこに強烈な匂いが。怯える哀。その様子から組織の人間がバスの中にいると知るコナン。
そのときバスに乗ってきたのは蘭の学校の校医の新出先生とジョディ先生だった。
直後、バスはバスジャックされてしまう。
事件はコナンの推理によって解決。誰が組織の人間かはわからず。
事件解決後。バスの乗客として巻き込まれていた赤井秀一という男がトランシーバーで誰かと話している。
「標的は現れず。後日改めて調査する…」

コナンは博士と少年探偵団と一緒に、アニマルショーに行っていた。
そこでショーの経営者にそっくりの外人ジェイムズ・ブラックと知り合う。
江戸川コナンの名を聞いて意味ありげな顔をみせるジェイムズ。
ところがジェイムズは経営者に間違えられ誘拐されてしまう。
彼の残した暗号を頼りにコナンたちは助けに出る。
犯人たちに従順な態度を見せながら、彼は心の中で「私が見たいのは君たちの手並みじゃないさ…」と呟くのだった。
ジェイムズはわざと攫われたのではと疑う哀は、ふいに強い気配を感じて振り返る。
そこにいたのは車に中からこちらを見ていた赤井秀一だった。赤井は一瞬で立ち去ってしまう。
その後警察の手助けもあり事件は解決するが、犯人の車を追いかけているときに
赤井の車もついてきていることにコナンも気付く。
事件解決後、事情徴収も前に姿を消したジェイムズ。
彼は赤井の車に乗っていた。
「ふられっぱなしの恋人に血の涙で後悔させてやる」と呟く赤井。

事件は組織とはまったく関係ないが、ラスト、毛利探偵事務所を張り込んでいる赤井秀一がいる。
また、前の事件で蘭が赤井のことを知っているようなことをほのめかした。

8 名前:黒の組織編8 投稿日:2006/1/1(日) 01:20:38 ID:???
授業中に黒いニット帽の男(赤井)のことを思い出そうとする蘭。
しかし男のことを考えると嫌な胸騒ぎが胸をかすめる。
放課後コナン・蘭・園子・ジョディでデパートに。そこで事件がおきコナンの推理で解決。
コナンの推理する様子をジッと見つめるジョディ。
コナンたちと別れたあと、そろそろリンゴの狩りどきかしら?と呟く。

パソコンに向かいジンにメールを書いているベルモット。
ふと投げたダーツは大人姿の哀の写真に命中する。
的にはcool guyと書かれたコナンの写真とangelと書かれた蘭の写真も貼ってあった。

毛利小五郎の関わった事件の調査書が警視庁から盗まれた。
新一が小五郎に助言していると組織に気付かれたのだろうか。
しかもその調書はご丁寧にも再び警視庁に贈り返されていた。これは新一をおびき出す罠なのだろうか。
ピスコの一件のとき、あの場にもう一人奴らの仲間がいることに気付いていたコナン。
容疑者の中であれ以来姿をくらましているクリス・ヴィンヤードが怪しいと睨む。
理由のひとつは自分の回りに突然現れた怪しい外人、ジョディがいることでもある。
コナンを心配した博士が呼んでいた服部と一緒にジョディの家に行く。ジョディは二人を快く家にあげた。
トイレを借りるといって風呂の周辺を漁る二人。それに気付いているジョディ。
その後同じマンションで殺人事件が起こる。コナンと平次の推理で事件は解決。
服部はジョディに「あんた何者や」と聞くがはぐらかされてしまう。
ジョディは怪しいが、悪者には見えないし顔もクリスとは違うと言う平次。
あれがジョディの本当な顔ならばそうだが…。疑わしいのはジョディの他に2人いる。考えるコナン。
2人が帰った後、洗面所の鏡をはずすジョディ。その裏には蘭たちの学園祭のときの写真、
そしてベルモットの持っているのと同じコナンと蘭の写真が張ってあった。

事件は組織と関係なし。
冒頭で博士が集めたクリス・ヴィンヤードの情報をコナンに教える。
母親で同じく女優のシャロン・ヴィンヤードのプライベートは有名だったが、クリスは謎に包まれている。
シャロンの葬儀の日、マスコミに質問攻めされた彼女は「秘密は女を女にする」と発するだけだった。

9 名前:黒の組織編9 投稿日:2006/1/1(日) 01:21:12 ID:???
ある雨の日。蘭は赤井のことを思い出そうとしていた。
雨の中に立っている赤井。そして新一の悲しげなやさしい顔。
その後、中華料理屋に行ったコナンたちは映画関係者と知り合う。
皆で食事の中、好きな女優を聞かれ、コナン(新一)の母である藤峰有希子とシャロン・ヴィンヤードだと答える蘭。
その後、蘭は熱を出して倒れてしまう。
薄れ行く意識の中で、蘭は会ったときの事を思い出したのであった。

一年前、蘭は新一と2人でアメリカにいる有希子のもとに遊びに行ったときのこと。
有希子に連れられてブロードウェイに行ったときに、蘭と新一はシャロンと知り合った。
シャロンと有希子は映画の役作りで変装術を習ったときに仲良くなったのだという。
神様に感謝しなきゃと喜ぶ蘭にシャロンは
「神様なんかいるのかしら。私にエンジェルは一度も微笑みかけてくれなかった」と哀しげに笑う。
彼女の人生は不幸が続き、今では娘のクリスとも10年以上あっていないと言う。

そして訪れた劇場で殺人事件が起きる。
新一の推理で解決するが、犯人は事件の前に蘭が危ない所を助けた女優だった。
捕まった女優は蘭に向かって英語で「あなたのおかげ想いが遂げられたわ」と告げ高笑い。
帰りのタクシーで窓からシャロンにもらったハンカチを外に落としてしまった蘭。
新一が取りに行ってくれている間に、さっきの犯人の言葉に傷つき涙する。
そこにニット帽の日本人の男(赤井)が現れた。
このあたりに通り魔を追いつめ、それを追いかけてきたらしい。
結局蘭と新一は通り魔と一戦まじえるが無事に終わる。
そのときに蘭は新一に傷ついた心を慰めてもらう。
その後電話で事件の話をしていた有希子にシャロンが蘭に伝えてくれと言った言葉、それは
「私にもエンジェルがいたみたい…」というものだった。

病院で目が覚めた蘭は、全てのことを思い出していた。嫌な思い出がいい思い出を封印していたのだ。
そして赤井の背中にFBIの文字があったことも思い出していた。
その後蘭は回復したあと一応新出先生の病院へ行くことに。
かつて新出先生の家で家族間の殺人事件があった際にコナンが解決して以来
校医ということもあって先生とは懇意にしている。
その先生も、もうすぐ青森に行ってしまうらしい。

10 名前:黒の組織編10 投稿日:2006/1/1(日) 01:28:55 ID:???
コナンは一人で蛍を取りに行った光彦を阿笠博士・少年探偵団と一緒に探しに行く。
その森に連続殺人犯の沼淵己一郎が逃げ潜んでいることを知る。
木の上に潜んでいた沼淵に哀は姿を見るまで気づけなかった。
実は沼淵は黒の組織の仲間の一人だったと哀はコナンに言う。
仲間とは言え末端の末端で使えないため最終的に人間モルモットとして哀のもとに回されてきたのだ。
しかし人体実験の前に、沼淵は逃亡した。
平和な生活に慣れ、危険を察知できる匂いに気づけなくなったと焦る哀。
それは哀が普通に近づいたってことだろ、と励ますコナン。

行方不明になったゲームのシステムエンジニアである板倉卓の捜索依頼を受けた小五郎。
以前黒の組織が有能なコンピュータープログラマーを集めようとしてたことから、期待するコナン。
予想通り、板倉の周辺にテキーラが現れていたことを知る。
早く板倉を見つけ組織の情報を得ようとするコナンだが、発見したときには板倉は死んでいた。
しかし板倉の日記が入ったフロッピーを発見したコナンは、苦労の末それを手に入れることに成功する。
その帰り道、偶然赤井に遭遇したコナンと蘭。コナンはそこで初めて蘭が以前赤井と会っていたことを知る。
赤井がFBIの人間だと蘭から聞き驚くコナン。しかし以前哀が赤井の気配に反応したことから、正体を勘ぐる。
さっそく博士の家に行ったコナンは日記を開いてみる。
これによると板倉の開発中のシステムソフトを組織が高額で買い取ろうとしていたようだ。
「しかし我々人間の為にもこのソフトは完成させられない」と決めた板倉は、
未完成のソフトを奴らに渡しトンズラしようとしていたようだ。
最初に連絡を取った組織の女は、英語で板倉にこういったらしい。
「我々は神でもあり悪魔でもある。なぜなら時の流れに逆らって死者を蘇らそうしているのだから」

11 名前:黒の組織編11 投稿日:2006/1/1(日) 01:29:52 ID:???
組織とソフトの受け渡し場所を決めるメールは、今日板倉の別荘に来ることになっている。
それを受け取るためコナンと博士は別荘に向かった。
パスワードがわからなかったため、メールが開けず焦るコナンたち。そこにウォッカから電話が。
変声機で声を変えウォッカと受け渡し場所を決めたコナン。取引場所である駅のロッカーに直接行くことに。
ロッカーの中に物を置き、物陰に隠れているとそこにウォッカがやってきた。
ところが更にジンまでやってき、指紋を取るための細工や発信機に気づかれてしまう。
さらに近くに隠れていることまで感ずかれとっさにロッカーの中に隠れるコナン。
見つからずにすんだが、酸欠で気を失ってしまい追跡はできなかった。

ある日、有希子に連れられて車で出かけたコナンと少年探偵団。
しかし途中で何者かに尾行されたことに気づく。
最終的にまくことに成功するが、狙いはコナンか哀のどちらかだ。
そのころ誰かと電話で話している赤井。
彼は電話の相手に「そうか、見失ったか。まだ糸は切れてない、続けろ」と指示をすると
哀の写真を見て「よく似ている…」と呟いた。

次の日熱を出してしまった哀を病院に連れて行こうとしたコナンと博士。
待ち時間が長いためデパートで時間を潰すことにする。
車で待つという哀を残して評判の玉子粥を出す店に並ぶコナンたち。
そこで蘭・園子・ジョディに会う。哀は一緒に来てないと、ジョディに嘘をつくコナン。
そこにテレビの中継のカメラが回ってきた。
カーテレビを見ていた赤井。そこに映ったコナンの姿を見て車を発進させる。

12 名前:黒の組織編12 投稿日:2006/1/1(日) 01:30:32 ID:???
テレビに映ってしまったため組織のやつらに見つかってしまうと案じ逃げようとするコナン。
しかし駐車場で殺人事件が起きてしまったため出ることができない。
自分が事件を解決するから、病気の哀をつれた博士を警察に頼んで先に出させようとするコナン。
そこにジョディたちがやってきた。哀を見て、哀と宮野志保(大人姿の哀)の写真をダブらせるジョディ。
ジョディを哀から引き離し事件解決に向かうコナン。
駐車場から出れない博士はいちかばちか新出先生に電話をかけてみる。
なにか策を考えてくれた新出先生。その電話を盗聴する赤井。

事件を解決したコナンだが、推理の途中でジョディがいなくなったことを知り慌てる。
博士の車には博士と哀の姿もない。焦るコナン。
しかし博士は哀を連れて家に帰っていた。
新出先生に来てもらい、外に出たところにジョディが通りかかり車で送ってもらったのだ。

13 名前:黒の組織編13 投稿日:2006/1/1(日) 01:31:53 ID:???
雨の降る夜。家の中で誰かが拳銃を持って倒れている。
帽子をかぶった女が落ちている眼鏡を拾い上げたとき、ドアの隙間からこちらをみている幼い少女に気づく。
「Who are you?」訪ねた少女に女は口の前に指をたてて…
「ジョディ先生!」名前を呼ばれて我にかえるジョディ。
教室で今月いっぱいで退職すると発表するジョディ。
残念がり帰国の理由を聞く蘭たちに「秘密は女を女にする」と答えるジョディ。
その後ジョディの家でお別れパーティをした三人。
そのとき蘭は鏡の裏の写真を見つけてしまう。

小五郎と新一に「季節はずれのハロウィンパーティー」の招待状が届いた。
差出人の名前は「Vermouth」。ベルモットだ。
招待状の宛名は工藤新一だが、同封されていた手紙の宛名は江戸川コナンになっている。
哀は止めるが、正体がばれているからには行くしかない、とコナン。哀を眠らせ博士と姿を消す。
目覚めた哀のもとに新出から電話がきた。
哀の風邪を施設の整った病院で見せたいから今から迎えに行くという。承諾する哀。
ところがしばらくして哀を迎えにきたのはジョディだった。
新出のかわりに迎えにきたと言い、車に哀を乗せ走り出す。
しかし直後に新出はやってきてその光景を見て驚く。
ジョディの車のサイドミラーで後続してくる新出の顔を確認する哀。

その頃ハロウィンパーティーでは殺人事件が起きていた。
しかしそこに現れ謎解きを始めたのは、なんと工藤新一だった。
港で車を止めるジョディ。新出も車から降りてくる。
新出の家で起きた事件について本当のことを尋ねるジョディ。
この事件の犯人は新出の義理の母である。しかし実際に殺人の引き金を引いてしまったのはお手伝いのひかる。
ひかるを傷つけないために嘘の調書が作られ、真実を知っているのはコナンたちと一部の警察とそして新出だけ。
しかしジョディに問われ、調書に書かれたことしか答えられない新出。
ジョディは新出を追いつめる。
遂に正体をあらわす新出。それは変装したクリス・ヴィンヤード、ベルモットその人だった。

14 名前:黒の組織編14 投稿日:2006/1/1(日) 01:34:45 ID:???
ジョディは幼い頃に両親をベルモットに殺された。
そしてFBIだった父が極秘裏に集めた組織の情報と共に家ごと燃やされたのだ。
生き残ったジョディは証人保護プログラムに守られ、自身もFBIの捜査官として組織を追いかけた。
そしてベルモットが新出の病院に出入りしていることから新出を殺し彼に成り代わろうとしていることに気づいたのだ。
殺される前にベルモットの目の前で彼を死んだように見せかけた。
すると予想通り彼女は新出になりきり居座り始めたのだ。
身柄を拘束する前にどうしてもジョディはベルモットに聞きたいことがある。
「あなた、どうして年をとらないの?」
なんと彼女の調べでわかったのは、ベルモットが母親であるはずのシャロンと同一人物であること。

隠れている仲間を呼び出してベルモットを捕まえようとするジョディ。
しかし罠にかかったのはジョディのほうだった。
ベルモットはジョディの声色でFBIを帰らせ、「カルバドス」という仲間を配置しておいたのだ。
FBIを泳がせておいたのも哀を見つけやすくするためだったというベルモット。
しかし2人とも知らないことがあった。
なんとジョディに連れられてきた哀、それは変装したコナンだった!
パーティの方に現れていたのは新一に変装した服部だったのだ。
ベルモットに麻酔銃を向けるコナン。
しかしそこに追跡眼鏡を使ってやってきた本物の哀が現れてしまう、
動揺した隙に麻酔銃を撃たれてしまうコナン。そして銃口は哀に向けられる。
自分が死んで全てを終わらせようとする哀。
そこで突然ジョディの車のトランクから蘭が飛び出した!
身をていして哀をかばおうとする蘭。蘭を撃てないベルモット。
そこにカルバドスを倒した赤井が現れFBIが優勢に。
コナンを抱え車に乗り込み逃げるベルモット。

15 名前:黒の組織編15 投稿日:2006/1/1(日) 01:35:39 ID:???
森の中に逃げ込み、組織のボスにメールを打った後に、コナンをどうするか考える。
そして メールのアドレスを押した音を録音されたことに気がつく。
しかも目が覚めたコナンから、自分を殺すとそれが仲間に自動的に送信されることを告げられる。
アドレスがわかればボスの居場所や名前がばれてしまう。決着をつけようとコナン。
しかしベルモットは車の中に催眠ガスを充満させる。先に目を覚ましたほうの勝ちだ。
結果ベルモットはレコーダーを破壊し、逃走。
ジンの車で拾われる。ジンに工藤新一を知っているかと聞かれ知らないと答えるベルモット。
彼ならきっと長い間待ち望んだ「銀の弾丸」になれるかもしれない…。
(この話の中で、銀の弾丸とは「止めを刺すもの」みたいな意味のモチーフとして使われています)

病院でジョディがFBI捜査官だと知り驚く蘭と園子。
蘭には本当のことは告げず当り障りのないことを言ってごまかすジョディ。
蘭はあの日、鏡の裏の写真のことを聞きに行こうと思いジョディを尋ねたが、
留守だったので帰ろうとしたときに車のトランクが開いていたから思わず乗り込んでしまったらしい。
ジョディは哀には証人保護プログラムを受けることを進めていた。
このプログラムを受ければ、安全は守られるが、今の知り合いにはもう会えなくなってしまう。
迷う哀。しかし結局は受けないことに決める。逃げ出したくないのだ。

16 名前:黒の組織編16 投稿日:2006/1/1(日) 01:38:10 ID:???
コナンは、ベルモットがボスに打ったアドレスの冒頭の数字が0858だということに気づいた。
しかし続きがわからない。前後が繋がっていて、寂しいような懐かしいような感じだった気がする。
音階で言うと0858はシラソラだ。
その後事件で知り合った羽賀響輔にシラソラで始まる曲を聞くと、「七つの子」だろうと言われる。
その結果メールアドレスを突き止めることができた。
しかし、無理に調べようとしたりすると組織に消されてしまうため手が出せない。

超人気アイドル・沖野ヨーコの友達であるアナウンサーの水無怜奈が、ピンポンダッシュに悩んでいるという。
ヨーコの知り合いである小五郎が解決に乗り出すことに。
事件は解決すが、その際コナンは仕掛けた盗聴器を回収し忘れてしまう。
水無の靴底についていまったのを回収しようと向かうコナンの耳に、ケータイで打つあの「七つの子」のメロディーが…。
メールを打ち終えたあと、電話でジンと話している声を聞き、水無が組織の人間であることを確信するコナン。
慌てて博士の車であとを追うコナン。盗聴器が見つかったら大変なことになってしまう。
その後ジンと合流した水無。彼女のコードネームは「キール」。他に「キャンティ」「コルン」という仲間もいるらしい。
さらにベルモットも現れ、標的を仕留めるための打ち合わせを始める。
それを阻止するために現場に向かうコナン。FBIも水無に狙いをつけていたらしくジョディと合流する。
ベルモットはコナンとジョディに気づくが、それを誰にも教えない。
なんとか殺しを阻止することはできたが、盗聴器が回収できない。
更に同じくFBIだったジェイムズと合流し、コナンとジョディと三人で追跡を続ける。
その後場所を変えて標的を殺害させようとする黒の組織。コナンたちは水無の捕獲に成功する。
しかし遂にジンに盗聴器がばれてしまう。目的を毛利探偵事務所に変えるジン。
それに気づき慌てて追いかけるコナン。
コナンの機転と赤井秀一の出現により、小五郎は殺されずにすんだ。
ひとまず立ち去る組織。盗聴器を仕込んだのはFBIだろうということになる。
今回はコナンチームの勝利となった。