【樹】ミニシザー

概略

紹介

大陸の南、謎に包まれた未開の密林エシェンディア。

　

まるで太古の姿のまま時間移動してきたようなこの地には、多くの未知の生物たちが生息している。

彼らはかつての弱肉強食の時代そのままに、命のサイクルを形作っているのだ。

　

ここに一匹のミニシザーがいる。

水場がなくても生きていけるように進化したこのモンスターは、強靭な鋏と６本の足を器用に使い、巨木を登り巣を作る。他ではない習性である。

　

更に彼らの狩りもこの密林に合わせて進化した。

木の高い部分に潜み、下を通る獲物を待ち構える。

これと決めた獲物が下を通ると、木の実が落ちるように飛び掛かり、その鋏で一撃を加える。

食い込んだ鋏は抜けることなく、そのまま絶命するまでひっついているという寸法だ。

　

今、ミニシザーが狙いを定めた。

自分の何倍もの大きさの大型のトカゲだが、彼らの狩りの仕方ならば相手の大きさは関係ない。

トカゲが真下を通り、飛び掛かろうと木から足を離したその時……

　

『よっしゃー！　オイラ、捕まえたぞー！？』

　

空中でミニシザーをキャッチしたのは竜族の少年だ。

ウキウキとしながら木を滑り降りる少年。

　

『オイラの太鼓が壊れちゃったんだ。

　悪いけど、鋏をもらっちゃうぞ？』

　

手慣れた様子でミニシザーを解体し鋏を手に入れた少年は、どうやらこれを工具として使用するようだ。

勿論、その身は勿体ないので全部食べた。

　

こうして命のサイクルは続いていく。

それは太古の時代から変わらないのだ。

 

評価

ステータス

スキル

フォーススキル1 : ミニカッター? <CT?>

Lv1：樹属性の単体攻撃。相手の防御力を無視してダメージを与える。

特殊能力 : ソーサラーキラー

コメント