解説
Corpseとは死体のこと。
このゲームでは次の3種類に分かれ、扱いが異なる。
- モンスターの死体
Necromancerにとっては貴重な戦力、Barbarianにとってはお宝の山、Paladinにとってはライフ・マナ回復源、Assassinにとっては強力な援護爆撃拠点、Druidにとってはペットの餌と、クラスによってその価値や存在意義は様々である。 - プレイヤーの死体
プレイヤーが死ぬと、その場に死体が装備ごと残る。ESCキーを押してTownに戻ったプレイヤーは丸腰であり、装備回収の方法を複数の選択肢から選ぶことになる。 - NPCの死体
戦場に転がっているオブジェの一種で、Diablo2の世界では宝箱の親戚とでも考えておけばよい。
接触すると主にGoldやポーション、巻物などの消耗品、運が良ければその他のアイテムを落とすこともある。
モンスターの死体
このゲームでは、倒したモンスターの死体は戦場に残る。
プレイヤーキャラクターや敵モンスターのスキルの中には、それらの死体を再利用(消費)*1して効果を得るタイプがある。
それらのスキルを一度使用すると死体は消滅or損壊し、二度と再利用できなくなる。
死体消費スキル一覧
Amazon, Sorceressにはクラス固有の死体消費スキルが存在しない。
その他の死体消費効果一覧
- X% Reanimate As: Returned (RW Faith, Tomb Reaver)
- Slain Monsters Rest In Peace
死体利用モンスター一覧
- Fallen Shaman (Fallenを蘇生)
- Greater Mummy (Undead系モンスター各種を蘇生)
- Fetish Shaman (Flayerを蘇生)
- Regurgitator (死体を食べ、遠隔攻撃の弾として吐き出す)
- Reanimated Horde (死体の状態から自力蘇生)
- Nihlathak (Corpse Explosion)
プレイヤーの死体
プレイヤーが死ぬと、装備品が全てその場に置き去りになる。
まずは、自分の死体からの装備回収をする必要がある。Standard(Softcore)モードでの選択肢は2つ。
- ゲームを一度抜けて入り直し、死体をTownに呼び寄せる。
- ゲームに残り、殺された現地まで回収に行く。
なお、死体の場所はAutoMap上ではピンク色の十字で、同一画面内でカーソルを合わせると「(キャラクター名)'s Corpse」と赤文字で表示される。死体をクリックしてキャラクターを接触させれば、死体のInventory(装備欄)に残されていたアイテムが回収できる。
一方、Hardcoreにおいては死亡=ゲームオーバーであり、自分の死体を自分で回収するという手続自体が存在しない。
しかし限定的な救済手段もある。生前にParty ScreenでLoot権限を与えられたパーティーメンバーは、死体の装備品を回収することができる*3。
もっともこのコマンドは、Pubで出会った素性も分からない野良パーティでむやみに実行すれば、その人が突然PK強盗に豹変しかねないリスクも秘めており、むやみにLoot許可を出すのは考え物と言える。
死体回収
方法1: ゲームを一度抜け、死体をTownへ
死体は次の参加ゲーム*4のTown入口に装備ごとワープする。装備を回収する最も安全な方法で、初心者にお勧め。
デメリットは、経験値や、Goldとインベントリに収まりきらないポーションが回収不能になることだが、前者はLv90を超えるまでは装備品に比べれば貴重とも言えず、後者の損失はドロップアイテムをこまめに拾っていけばすぐに回復できる。特にGoldは、こまめにスタッシュにデポジットしていれば、損失が大きくなることはない。特別な事情がなければ、裸で回収に時間と労力をかけるより、さくっとゲーム復帰したほうが効率が良いといえる。
方法2: 現地まで回収に行く
死体の現地回収の特典の中で最も影響が大きいのは、Nightmare/Hellにおける経験値ペナルティの3/4をリカバーできることである。Lv90台半ばにもなると、この損失回収にバールラン1日分かかったりすることもあるので深刻になってくる。
しかしフル装備で殺された場所へ赴くのに丸腰、あるいは倉庫のサブアイテム。そんな装備で大丈夫か?
複数の死体の罠
プレイヤーが同一ゲームで複数回殺されると、死亡地点に新たな死体が作られる。ところが、この死体増殖システムが思わぬ悲劇の呼び水に…。
数量制限
プレイヤーの死体は同時に16体までしか存在できない。
16の死体が未回収のまま同一ゲーム内で再び殺されると(アイテム置き場としての)死体が作られず、死んだ場所にその時点での装備品を全てばら撒いてしまうことになる。NK上等のPub PKで粘っていると、稀にお目にかかるかもしれない。
もしゲーム退出時、複数の死体それぞれに装備が残っていたら
この状態でゲームを抜けると、NPC下取り価格ベースで最も高額な装備を持っていた死体だけが次のゲームのTownに運ばれ、それ以外の死体に残っていたアイテムは全て消滅する。
Stashのサブアイテムを半端に装備して死体回収に行くリスクの大半がこれ。最終装備クラスのユニークアイテムは何故か下取りが数千Gold程度に収まることも多いため、余計に危険。しかも近年はRealmゲームのクラッシュが頻発しており、ゲームを抜けるタイミングがあなたの計画通りであるとは限らない。
NPCの死体
NPCの死体を漁る。こう言うとまるで掘り馬場のようだが、クラスやスキルには依存しない話。
Map内にはアイテムが複数の方法で隠されている。そのうちの一つがコープスだ。マウスでクリックすると、大抵1~2個のアイテムがドロップする。たまにスカもある。
- ドロップは様々。店売りのMiscにある品が多い。中身のグレードは、キャラレベルが上がるにつれて良くなってくる。
- Gold
- Potion類
- Missile類
- 武器防具類
冒険初期や、Bow系を使うビルドでは結構役に立つだろう。
死体と言ってもキャラや種類は様々。そのActの傭兵キャラが死んでいることが多い。
形態は、地面に臥したもの(ひっくり返る)から、はりつけ(落ちる)、ハエがたかったものまで様々。
- Act1 Corpse、Rogue Corpse、Dead Rogue
- Act2 Corpse、Guard Corpse
- Act3 Corpse、Skeleton
- Act5 Corpse、Dead Barbarian
など・・
- たまにトラップが仕掛けられていることがあるので、クリック直後に「ギギギ」と嫌な音がしたら、すぐに離れよう。
似たような仕掛け
Act1
Loose Boulder(不安定な丸石)
Chest(木箱)
Stash(箱)
Barrel(樽)
Casket(棺桶)
Armor Stand(防具立て)
Undefield Grave(冒涜されていない墓穴)
Weapon Rack(武器棚)
Tomb(墓)
Act2
Lug(壺)
Urn(骨壺)
Large Urn(大骨壺)
Stash(箱)
Rat's Nest(ネズミの巣)
Goo Pile(ねっちょり小山)
Act3
Stash(箱)
Cocoon(繭)
Basket(網かご)
Hollow Log(中空の木)
Act4
Pillar(柱)
Hung Skeleton(吊された白骨)
Trapped Soul(囚われた死霊)
Skullpile(頭骸骨の山)
Bone Chest(骨箱)
Hidden Stash(隠された箱)
Act5
Burial Chest(葬儀箱)
Wooden Chest(木箱)
Barrel(樽)
Jar(壺)
Skulls and Rocks(頭蓋骨と石)
Hidden Stash
Skull Pile
その他
Locked Chest*6