カードとしてのエンシェントキング
エンシェントキング | ||
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レアリティ:★★★★ | コスト:10 | 入手先:ダンジョン固有 |
20固定ダメージ 20HP回復 20ガード/1Turn 自身に5不幸/5Turnを付与 自身に、自身の1不幸につき5反射/5Turnを付与 |
シルバー号の亡霊?に次ぐ、不幸の有効活用カード。このエンシェントキングは自身の不幸の5倍の反射をもたらしてくれる。
だが課題は多い。まず不幸状態になる機会がかなり限定される。ボスでは刀霊のみ、普通の敵でもバンシーとパズズ?しかいない。
カードの方もレアリティ★★★★のものばかり、エンシェントキングを含めても3種類のみと少ない(うち1枚はアイテムカードゆえ使い捨て)。マイナス効果だから当然なのだが。
一番お手軽なのが覚醒カードだろう。覚醒で得られる状態変化には5不幸というものもあり、これを利用すればいつでもエンシェントキングで25反射を出せる。
もちろん不幸によるピックカードのレアリティ低下は甘受すること。幸運で相殺する手もあるにはあるが、さすがに面倒臭いだろう。
基本スペックは固定ダメージ・回復・ガードのいずれもがハイレベル。特にガードは全カード中2位タイだが、これも不幸というハンデあっての値である。
このカードは古王の墳墓のダンジョン固有ドロップ。
ピックカードとしては他のダンジョンでも出るので、それを拾ってからクラフトで作成する手順でも入手できる。
関連カード
- 不幸つながり
- エンシェントキング(5不幸(自)5T)・シルバー号の亡霊?(5不幸(自)5T)・王者の印章?(15不幸(自)5T)
- 反射つながり
- ベアトラップ(15反射1T)
創られた悪意 ゾーイ(8反射5T)・ケルベロス(15反射5T)
虹羽の カレン?(敵1感電>2反射5T)・エンシェントキング(自1不幸>5反射5T)・ジキル&ハイド?(5反射5T/自1反射>1反射5T)・古代の生物兵器(10反射1T/自1シールド>1反射5T) - ガード量ベスト3
- 1位(30ガード):鉄腕竜殺し ドラグノフ
2位(20ガード):エンシェントキング・淀みの悲劇 ヒンドレス
3位(15ガード):オアシスの血花 ドロアナ?・古王 ペンドラゴン・純白の先鋒 レベッカ?・無敗の騎士 レオン・竜血の覇者 ヴェスタス・メデューサクイーン?・ミスリルタイマイ - アンデッド
- ゾンビ・グレイブディガー・キャサリン&ルートヴィッヒ?・メデューサゾンビ?・ドラゴンゾンビ?
スケルトン・ゴーストナイト・シルバー号の操舵手?
スピリット・ゴースト・トゥームガード・スピリットドラゴン?・シルバー号の亡霊?
ヴァンパイア・ヴァンパイアロード・呪われた少女 イザベラ
コープスゴーレム・ガラティア・エンシェントキング・真紅の シヴ?・古王 ペンドラゴン - 部下(?)
- トゥームガード
ボス敵としてのエンシェントキング
名前 | HP | 使用技 | 常時発動 | ||
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エンシェントキング | 450 | 殴りつける | 2nターン | 10通常ダメージ | なし |
ガス室 | 3nターン | 3瘴気5T | |||
カース | 4nターン | 1呪詛5T | |||
スカラベの大群 | 5nターン | 3通常ダメージx10 | |||
末代までの呪い | 6nターン | 1呪詛10T |
古王の墳墓15Fボス。
古王の墳墓で遭遇した場合はマップ効果の孤立のため、カースと末代までの呪いによる呪詛はそれぞれ2ターンで効果が切れる(だから無視できるというものでもないが)。
パワーと頻度を兼ね備えた殴りつけると、強力な瘴気が自身に付与されるガス室が主な攻撃手段。
殴りつけるはシールドよりもガードで対処することを推奨。孤立は本来1ターンで終わる状態変化も一律2ターンにするため、ガードも少しだけ長持ちする分防ぎやすくなっている。
ガス室は威力も持続時間も馬鹿にならない上、守護(ガード)や開眼で防御しようにも孤立ですぐ消えてしまう(敵側は孤立状態でないため、瘴気は2ターンでは消えない)。
周期の短さゆえ二重に瘴気が付与され、1枚プレイするごとに大ダメージを受けてしまうターンも発生する。補助効果を解除するカードか、可能なら守護の覚醒カードがあると便利。
高難易度で使い出す技にはそこまで脅威となるものはない。スカラベの大群は総ダメージ量こそ致死量だが、多少のガードさえできればまずOK。
末代までの呪いも抵抗1発で簡単に防げる上、仮に受けても古王の墳墓でなら2ターンで終わる。
それ以外のダンジョンでもこのボスさえ倒せばもうクリアなのだから、長引かせない限りはあまり影響はない(もし長引いた場合、おそらく呪いカードよりも瘴気にやられる可能性の方が高い)。
結局のところ、厄介なのは殴りつけるとガス室ということになる。なんにせよ長期戦は不利になりやすいので、何とか早期決着を図りたい。
敵に仕掛ける状態異常は2ターン固定ではないので、これをメインに攻めると比較的倒しやすい。
過去作品でのエンシェントキング
DDFで初登場。
当時は「王家の墓」のボスだったが、おそらく呼び名が違うだけでダンジョンそのものは一緒である。
遠い昔、比類なき富と権力を築き上げた王がいた。
王は生前のうちに、死後に自分が入るべき巨大な墳墓を民に造らせた。そして実際に、王の亡骸はその墓へと葬られた。
その後いくつもの時代が過ぎ、墓は古代のロマンあふれる遺跡として、また副葬品という名の金銀財宝がひしめくダンジョンとして冒険者や盗賊たちの注目を集めるようになった。
(ヨハンナもその一人で、旧Verでは王家の墓に挑む際に意気込みのセリフを発するシーンが挿入された)
そうして墳墓に潜入した者たちが見たものは、死体のまま起き上がり彼らに襲いかかる古王だった。彼は財宝を奪われまいとする一心で死から蘇ったのである。
戦法はシルバー号の亡霊?も愛用した呪いスパム攻撃と、這いよる混沌かサキュバス?かと言わせんばかりの吸精攻め。
もたつくとあっさり呪いカードの山に埋もれるか、CPを搾り取られるかで精神的リタイアに追い込まれる難敵だった。
この旧名「王家の墓」は難易度Lucky!ダンジョン(DDD2でいうボーナスダンジョン)のひとつに当たり、クリアすると多額の金貨が手に入るという触れ込みだった。
ところがボスのエンシェントキングを倒して得られる金貨は、せいぜい10数枚程度。ランダム金貨勧誘の1回分にすら程遠い額である。
DDFの頃にはもう金目の物はほとんど盗み出された後だったのか、当時と今の金銭価値が違い過ぎたのかは定かでないが、
ともあれエンシェントキングは難易度Lucky!のボス中最強にして、最も旨味のないボスとしてダンジョン共々軽視された。みんな貧乏が悪いんや……
そして今作の「古王の墳墓」は、ボーナスダンジョンから普通のデイリーダンジョンに格下げされた。いよいよ金品が取り尽くされてしまったのか。
優秀な警備員を配して防備を固めるも時すでに遅し。彼にできるのは最早、なおも宝に群がる者たちを末代まで呪うことのみである。