関連書籍/電話帳の社会史

Last-modified: 2009-02-23 (月) 15:40:48

書籍名

電話帳の社会史

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発行日

2000/07

著者・監修

田村 紀雄

発行

NTT出版

定価

3,300円

ISBN

ISBN-13: 978-4757140202

はじめに/書籍紹介/抜粋

松岡正剛の千夜千冊『電話帳の社会史』田村紀雄 より引用
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0135.html

電話というのは実は乱暴な発明品で、自宅に電話器を入れて電話局のサブスクライバー(加入者)になったからといって、それだけでは何もならないツールである。
 なぜかといえば、電話をどこかにかけたくなっても、相手の電話番号がわからなければ何の役にも立たない。ようするに電話というものはサブスクライバー・リスト(電話帳)というものが手元に必要なツールなのである。電話器そのものは回線相手をもっていないのだ。ぼくも何度もやってしまったが、したがって電話帳をなくしてしまったら、それでおじゃんなのである。
 この不便を解消したのがメモリー内蔵型の電話端末機で、いまならケータイである。これなら必要なテレフォン・リストを電話器そのものが内部に保管してくれている。しかし、そこにいたるまでの道程がたいへんだった。本書はその電話帳の歴史を初めてあかるみに出している。

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