Leap EQ

構想

• 馬場専用セットであるMight of the Earth("地震セット")およびLut Socksを装備し、地震セットの効果であるいわゆるLeap地震を主な攻撃手段とするビルド。
• クールダウン減少("CDR")をできるだけ多く積み、クールダウンつきのスキルをできるだけ頻繁に使うことを目標とする。
• 2.0.5によりEarthen Mightが大幅に弱体化され、Hammer of the Ancientsなどのセカンダリスキルを使うためのFury不足に陥った結果、「じゃあセカンダリスキルを使わなくていいんじゃないか？」と思いついた人々(Alkaizer(注1)が最初か？)により考案された。
• 2.0.6では最終形のビルドの一つ。

　　　注1: Alkaizer - 2.0.1以前に最初にParagon Level 100を達成したDiablo 3界隈で最も有名な暇人。レベリングの欄で説明されているAlkaizer RunにいうAlkaizerはこの人物。

戦い方

• 地震の効果は重複する。そこで、例えば弱い敵には地震1回、硬い敵には地震3回というように使い分けるようにするとより効果的に敵を殲滅できる。
• いちいち敵が死ぬまで待たなくてよい。敵の殲滅に必要な地震を置いたらどんどん先に行く。これにより敵の攻撃を受ける機会が減り、かつネファレム・リフトをクリアする時間を早めることができる。
• Ancient Parthan Defendersの効果が残っているうちにエリートから離れ、その周囲を回るようにすると死にづらい。

パーティプレイ

該当記載を参照。

良い点

• 敵に触れる時間が少ないため、T6など敵の攻撃力が高い状況でもDPSを出すことができる。
• Ignore Pain + Pride of Cassius、Ancient Parthan Defenders、およびThe Burning Axe of Sankisの被ダメージ減少効果のお陰でUnityがなくてもT6を問題なく回れる防御力がある。
• おそらく2.0.6以前では、ネファレム・リフトに最も適したビルド。
• クールダウンスキルが強化される2.1.0で装備を流用しやすい。

悪い点

• 装備の要求レベルが極めて高く、完成までに長い時間が掛かる。
• グループでは地震を置いてどんどん先に行くと顰蹙を買いやすい。かと言って敵を殲滅するまで待っていると、このビルドの効果が十分に発揮できないというジレンマがある。よって、どちらかと言うとソロ向き。
• 左手の武器のダメージを大幅に減らす(下記装備参照)ため、表記DPSがかなり低く表示される(50万程度)。防御を上記のとおりIgnore Painなどに頼るため、表記Toughnessも低い。そこでPubに行くとキックされる可能性がある。
• 自分自身は直接敵を殴らず地震を置いて走るだけなので、馬場らしさを感じられず、面白くないかも。

スキル

Active Skills

• Earthquake(Molten Fury)
  2.0.6以前ではMolten Fury(ダメージ4500%/8秒)以外にルーンの選択肢はない。なお、一般的に地震セットを使う場合、スキル欄にEarthquakeをセットし、かつ何れかルーンを選ぶのを忘れないこと。これをしないでLeap地震を撃っても、ルーンなしのEarthquake(ダメージ2600%/8秒)になってしまうので注意。
• Leap(Death from Above)
  これで主なDPS源であるLeap地震を撃つ。また、Ancient Parthan Defendersを装備すれば、Death from Aboveで敵をスタンすることにより防御力が大幅に上昇する。このスタンはEliteにも必ず効くので有用。
• Wrath of the Berserker(Insanity)
  いわゆる馬場変身。馬場変身自体の効果に加え、Insanityの攻撃力50%増はとても効果が大きい。
• Call of the Ancients(The Council Rises)
  いわゆる三馬場。2.1.0でさらにAIが改善され強化される予定。
• Ignore Pain(Iron Hide)
  Pride of Cassiusを装備しCDRを54%ほど積めば、常時被ダメージ50%減が実現できる。なおPride of Cassiusがない場合やCDRが充分でないうちは、War Cry(Impunity)を使ってもよい。
• Sprint(Marathon)
  グループではルーンをForced Marchに変更する。なお、Sprintは好みによってBattle Rage、War Cryなどにしてもよい。

Passive Skills

• Boon of Bul-Kathos
  必須。CDR54%前後あれば、プレイ時間のうちほぼ半分、変身していられる。さらにほぼ4分の3、三馬場が出てくる。Leap地震ではない普通の地震もかなりの頻度で使えるようになる。
• Rampage
  必須。RampageのSTR増加は25までスタックするので、STRが最大25%増加する。STRが上昇すると攻撃力のみならず防御力も上がるので有用。敵が多いネファレム・リフトではこれをかなりの時間維持できる。さらに、敵が死ぬのを見ないでどんどん先に行くスタイルだとRampageを維持しやすいため、Leap EQと相性がよい。
• Ruthless
  必須ではない。RuthlessはRift Guardianにも有用なので、単体に比較的弱いLeap EQを補完できるが、いかんせん効果があまり高くない。装備が整っていないとき、グループでUnityを使えない時などは、Superstitionなど防御的passiveに替える。
• Brawler
  必須ではない。敵が密集していることの多いネファレム・リフトでは有用。ただしRift Guardian戦ではほぼ効果を発揮できない。Ruthless同様、状況によって防御的passiveに替える。

装備

武器

• 右手・Sun Keeper：　Eliteダメージ増が必ずついてくる。これにCDRおよびソケットがついたものがベスト。一番重要なのはダメージ("1100 - 1400 Fire Damage"というやつ)なのでここは妥協しないこと。いいものがなければDevastatorをクラフトで用意してもよい。武器のソケットにはFlawless Royal Emeraldを嵌める。

• 左手・The Burning Axe of Sankis：　ダメージ("1100 - 1400 Fire Damage"というやつ)をリロールして、Fireスキル増、STR、CDR、およびソケットをつける。このビルドで使うスキルは全て右手の武器のダメージしか参照しない(注)ので、左手の武器のダメージはいくら低くても全く問題ない。なお、ダメージをリロールすると、リロール先の候補として上がってくるものはほぼ90%同じくダメージなので、例えばリロール先をCDR(でにくい)にするのはかなり困難。そこで、CDRおよびソケットがついたものを拾ってから、ダメージをSTR(でやすい)にリロールするのがよい。また、レジェンダリー効果としてIgnore Painが発動する。持続時間は5秒でproc率は8%と言われているが、敵の攻撃を受けることがトリガーになっているので、敵に囲まれている乱戦時にprocしやすく生存率の向上に大きく貢献する。攻防ともにキーとなるアイテム。
   
  注　
   
  右手の武器のダメージしか参照しないスキル
   
  Leap
  Ancient Spear
  Ground Stomp -Trembling Stomp
  Sprint -Run Like the Wind
  Sprint -Gangway
  Overpower
  Revenge
  Rend
  Earthquake
  Call of the Ancients
  Wrath of the Berserker -Arreat's Wail
  Ignore Pain -Bravado
   
  両手とも参照するスキル
   
  Bash
  Cleave
  Frenzy
  Whirlwind
  Hammer of the Ancients
  Seismic Slam
  Weapon Throw
  Furious Charge
   
  参考サイト。なお、Patch 2.1.0ではFurious Chargeが両手から右手参照スキルに変更される予定。

防具

• 地震セット頭：　STR、VIT、Critical Chance("CC")、およびソケットがついたものがベスト。セカンダリにControl Impairing Effectの持続時間減があると望ましい。ソケットにはFlawless Royal Diamond を嵌める。

• 地震セット肩：　STR、VIT、CDR、および地震スキル増がついたものがベスト。2.0.6までは必ずAvalancheスキル増がついてくるというバグがあるので、ベストの物を得るまでに時間が掛かる。CDRと地震スキル増が両立できない場合、CDRを優先すること。セカンダリにHealth Globes Grant +X Lifeがあると望ましい。

• 地震セット篭手：　STR、CC、Critical Hit Damage("CHD")、およびCDRがついたものがベスト。

• 地震セット脚：　STR、VIT、All Resist、およびソケット2個がついたものがベスト。必ず移動スピード上昇がついてくるので、これもベストのものを得るのが少し大変。ソケットにはFlawless Royal Rubyを嵌める。

• Cindercoat：　Fireスキル増が必ずついてくる。これにSTR、地震スキル増、およびソケット3個がついたものがベスト。ソケットにはFlawless Royal Rubyを嵌める。

• Pride of Cassius：　Ignore Pain 6秒増のものを優先。これにSTR、VIT、All Resist、およびLife +X%がついたものがベスト。

• Ancient Parthan Defenders：　スタンした敵1匹ごとに被ダメージ12%減のものを優先。この場合、X匹スタンすれば被ダメージが0.88^X（^は累乗）となる。Eliteも含め、敵を必ずスタンできるDeath from Aboveと相性がよい。防御力の弱くなりがちな地震セットを補完してくれる重要アイテム。Fireスキル増、STR、VIT(or All Resist)、およびCCがついたものがベスト。

• Lut Socks：　STR、VIT、およびAll Resistがついたものがベスト。4つ目はお好みで。できればセカンダリにHealth Globes Grant +X Lifeをつけたい。

指輪とネックレス

• Stone of Jordan：　Fireスキル増、CDR、およびEliteダメージ増がついたものがベスト。4つ目はCHDが多くの場合ベストだが、STR、CCでもそれほどDPSに違いは出ない。

• Unity：　Life per HitをCDRにリロールする。グループでは、RORGに替え、かつ地震セット脚をHexing Pants of Mr. Yanに替える。

• ネックレス：　Fireスキル増、STR、CC、およびCHDがついたものがベスト。他の装備でCDRを稼げない場合、Fireスキル増をCDRにしてもよい。DPS重視ならHaunt of Vaxoが優秀。Death from Aboveの100%スタン効果のおかげでshaow cloneを狙った時に出せる。安定重視なら、Xephirian AmuletまたはCountess Julia's Cameoなどの属性吸収アミュレットがよい。The Star of Azkaranthももちろん最有力候補に上がるが、非常にドロップレートが低い。

その他

Paragon Point：　移動スピードおよびCDRを優先する。

CDRの検証：　上記のとおりにBoon of Bul-kathosを選択し、CDRを装備に積み、かつParagon Point 50をCDRに振れば、CDRが54.30%となる。この場合、各クールダウンつきスキルのクールダウンは以下のとおりとなる。

• 馬場変身：　効果時間20秒、クールダウン21.13秒

• 三馬場：　効果時間30秒、クールダウン11.13秒

• Leap：　クールダウン3.07秒

• Earthquake：　クールダウン12.56秒(地震セットの効果でさらに減らせる)

• Ignore Pain - Iron Hide：　クールダウン6.71秒(Ignore Plain 6秒増のPride of Cassiusを装備すれば、これをわずか0.71秒に減らせる)

応用例：　基本的に応用がしづらいビルドであるが、敵の密度が低く、かつ攻撃力が低いケース(例えばT1で箱集めをする時)は、Pride of CassiusをChilanik's Chainに、Ignore PainをWar Cryにそれぞれ変更すれば高速周回が可能になる。

コメント