鉱山

Last-modified: 2024-04-13 (土) 19:11:38
収録拡張コストカード種別効果
基本5アクション手札の財宝カードを1枚廃棄してもよい。
廃棄したカードのコストに3コインを加えたコストまでのコストを持つ財宝カードを1枚獲得し、手札に加える。
 第二版(日本語カード発売済)でのテキスト変更
このカードは初版と第二版でカードテキストと効果が異なります。
Dominion Online等のインターネット上でドミニオンを遊べるサービスでは第二版のテキストに基づき処理が行われています。
初版のカードを用いてゲームを行う際は、混乱を避けるため初版と第二版のどちらのルールを採用するか事前に決めた方が良いでしょう。
(初版のカードテキストについては余談を参照してください。)

概要

手札の財宝カードを強化するアクションカード。
基本的には銅貨銀貨金貨と強化していくことになるが、サプライに特殊財宝カードがある場合はそちらを獲得することも可能。
デッキを継続的に強化してくれるが、使用したターンには基本的に差し引き+1金の効果しかない。早めに購入&何度も使用することで、デッキの強化を進めたい。

利用法

  • 鉱山の使用回数を増やすことでデッキの金量が増え、属州の購入も安定するようになる。
  • 基本的には銅貨を銀貨に替えるより、銀貨を金貨にした方が金量にムラが出て高額なカードを購入しやすくなる。
    • 金貨→白金貨は2コイン増える。白金貨がある植民地場ではこちらを優先したい。
  • 玉座の間御料車を用いて連続使用することで、銅貨を一気に金貨にまでランクアップできる。
  • 特殊財宝があるゲームでは、変換できるカードの選択肢が広がる。
    • たとえば銅貨備蓄品に変える、銀貨を5コストの財宝に変換して同じターンに使用する、といった動きが可能。
    • 資本主義影響下では財宝化したアクションカードも廃棄・獲得対象に選べようになるので、さらに選択肢が広がる。
  • 家宝カードのうち幸運のコイン呪われた金貨は4コストなので、これらを鉱山で廃棄すると、いきなり金貨や銀行を獲得することができて強力。
    • 革袋牧草地ヤギは2コストなので、5コストでも強力な財宝がサプライにあれば、鉱山で廃棄して獲得を狙ってみるのも良い。
  • サウナの補助に相性が良く、銀貨を手札に加えることでさらにサウナでの圧縮が進み、圧縮過程で金量が不足しがちな問題も補える。鉱山が邪魔になったらサウナで破棄することもできる。

詳細なルール

  • 財宝の廃棄は任意なので、財宝が手札にあっても廃棄しないことを選べる。ただし、廃棄した場合、財宝1枚を獲得するのは強制である。
  • 獲得する財宝カードは廃棄したカードのコストより丁度3高い必要は無く、廃棄したカードのコストとコストが同じ、あるいはそれよりコストが低いカードでも良い。
  • 廃棄したカードのコストにポーション(負債)が含まれている場合、コストが最大3(コイン)多ければ、コストにポーション(廃棄したカードの負債コスト以下の負債)が含まれるカードを獲得できる。
    • とはいえコストにポーションを含む財宝は賢者の石しかなく、コストに負債を含む財宝は大金しかない。
  • カードテキストからはわかりにくいが、鉱山の効果で獲得される財宝は、捨て札置き場を経由せずに直接手札に獲得される。詳細はリンク先参照。

【手札に獲得】する(gain to one's hand)」について

  • 「カードAを【手札に獲得】する」という処理は『カードAは、獲得時に直接手札に移動する(=[既定獲得先→手札]という移動は行われない)』という意味である。
    既定獲得先から移動するわけではないので、各種「カードを移動する効果」は移動阻止ルールに抵触せず、問題なく処理できる。※以下は一例
    • 望楼でリアクションし、【手札に獲得】したカードAを廃棄orデッキトップに置くことができる。
      • 望楼を【手札に獲得】した際、獲得したばかりの望楼を自身の獲得に対してリアクションし、廃棄orデッキトップに置くことができる。
    • ティアラの効果などにより、【手札に獲得】したカードを手札からデッキトップに置くことができる。
    • 交易人のリアクション効果により、【手札に獲得】したカードを銀貨に交換することができる。この場合、交換した銀貨は捨て札置き場に置かれる。
    • 【手札に獲得】したカードを(コストが適正であれば)取り替え子に交換することができる。この場合、交換した取り替え子は捨て札置き場に置かれる。
    • 貨物船の効果などにより、【手札に獲得】したカードを脇に置くことができる。
    • (カード種別が適正であれば)技術革新の効果などにより、【手札に獲得】したカードを使用(=場に移動)することができる。
      • 突貫購入ターンなど、強制的に【手札に獲得】したアクションカードを使用(=場に移動)しなければならない場合もあるので、組み合わせには特に注意。
    • (カード種別が適正であれば)門番のアタック効果を受けている場合は、【手札に獲得】したカードと同名のカードが追放マット上に無い場合は、獲得したカードを追放しなければならない。
    • 配達購入ターンは、【手札に獲得】したカードを必ず脇に置かなければならないので注意。
    • 遊牧民の野営地(=既定獲得先がデッキトップであるカード)を【手札に獲得】する場合、必ず手札に加わる。デッキトップへ置くことはできない。
  • なお、カードAが【手札に獲得】される効果が発揮されたが、「被支配者が獲得する代わりに、支配の効果で支配者が獲得した」という場合、カードAは"支配者の手札"ではなく"支配者の捨て札置き場"におかれる。
  • なお、そり堡塁の効果は「既定獲得先に獲得されたカードBを、手札に移動する」という処理であり、【手札に獲得】する処理ではないので注意。

関連カード

拡張名前関連
ギルド収税吏手札の財宝1枚を廃棄し、コストが最大3多い財宝1枚をデッキトップに獲得する。
即座に手札に入らない代わりに4コストになり、アタック効果もついている。

余談

  • 初版カードのテキストは以下の通り。
収録拡張コストカード種別効果
基本5アクションあなたの手札の財宝カード1枚を廃棄する。
廃棄した財宝よりもコストが最大3多い財宝カード1枚を獲得し、あなたの手札に加える。
  • 初版では、鉱山を使用した場合は手札の財宝を必ず廃棄しなくてはならなかったが、財宝がない場合に手札を公開するという指示がなく、ジャッジなどの第三者がいなければ財宝が手札にないという証明ができなかった。
    第二版では廃棄が任意となったので、この問題が解決された。

コメント

  • もしこのカードが6コストの財宝カードだとしたら、強さが変わっていたかもしれない。銀貨→金貨ではく銀貨→鉱山と変換し、獲得した鉱山で銅貨→銀貨や、銀貨→金貨とすることで、このターンの出力が減っても、全体として強化ができる可能性がある。また、連続で銀貨→鉱山と変換するのも面白い。 -- 2023-12-29 (金) 17:45:55
  • 鉱山に+2金が付いてても良かったんじゃないかと思ってます。コスト5のアクションでターミナル3金のカードは増えてますし、最近の5コスアクションの強さを考えれば使用ターンから実質+3金効果を得られても全然壊れないんじゃないかと思います。 -- 2023-12-29 (金) 20:56:42
  • やってることは1金出力して行商人を獲得するカードなんですよねえ。+2金ついてたら流石にパワーカードでしょうね。+1金でもついてたらかなり使いやすくはなりそう(パドックと比較して、馬2枚と行商人1枚ならどっちを選ぶか微妙なラインでしょうし) -- 2023-12-29 (金) 23:49:01
  • 他の廃棄カードを使って銅貨を全部廃棄してから金貨を買い直す、よりも鉱山を使いたくするにはそれぐらいのパワーがあっても良い気がします。一部の例外となるサプライはあれど基本的に初期デッキの銅貨を処理する手段と競合しやすいので…… -- 2023-12-30 (土) 02:51:16
  • 最近の第二版リメイクの様子を見ていると、例えばリアクションで使用しやすくするとかでも良かったんじゃないかなと思います。海賊みたいな。 -- 2023-12-30 (土) 12:29:21
  • 個人的には3,4コストに設定すべきだったと思ってます。+2金つけたりリアクションつけたり、カードパワー的にはそっちのが適切だと思うんですけど、基本に入れるには複雑になりすぎだと思うんですよね。基本は初心者同士で遊んでも属州が買えるように作られてて、鉱山はその前提にマッチしてるので(使えば使うだけデッキは確実に強くなる)、シンプルに3,4コストにしておけばよかったのになあと。あと鉱山って本当は工房や改築みたいに拡張で亜種カードがもっと登場してよかったと思うんですよ。それが出来なかったのっておそらく鉱山を5コストに設定したからなので(それを回避するために収税吏があんな面倒臭い効果になってるはず)、3,4コストに設定してたら面白かったのかなーなんて思います。 -- 2023-12-30 (土) 14:50:44