知っておくとドミニオンライフが良くなるかもしれない雑多なこと。
サプライの決め方
既存のサプライを用いる
プレイングマニュアルや大会で使われた公式サプライ等を用いる方法。
バリエーションが少なく、そのサプライを知っている人と知らない人との間にハンデが生じやすい。
作られたサプライ(メイクドサプライ)を用いる
第三者がサプライを制作、それを用いる方法。
上手く作ることで意図的に複数の勝ち筋を盛り込む、あるいは他のサプライの決め方ではまず登場しないコンボが可能になるサプライを作ることが出来るため、大会に向いている。
ランダムサプライ
カードの背が通常のカードより濃い青色のランダマイザーをよくシャッフルし、そこから使用する王国カードを10枚引き、決める方法。
代わりに有志の製作したツールを使えば、ランダマイザーのシャッフルの手間を省くことが出来る。
veto(拒否権)
ランダマイザーから10を超えるカードを引き、超えた枚数だけ使いたくないカードを1枚ずつ取り除く方法。
プレイ人数が4人の場合
- あらかじめ14枚引いておき、一番手から順番に1枚ずつ、4枚のカードを取り除く(全員に選択肢がある)
- あらかじめ12枚引いておき、三番手と四番手が1枚ずつ、2枚のカードを取り除く(先手に選択肢を与えない)
等の方法が考えられる。
俗にいう尖ったカードが取り除かれる傾向が強く、丸いサプライになりやすい。
ドラフト
vetoとは逆に、プレイヤーが順番に使いたいカードを加える方法。
プレイ人数が4人の場合
- 一番手から順番に1枚ずつ、合計8枚のカードを決め、残りの2枚はランダムで決める
- 手番の有利不利を考慮し、三番手から順番に1枚ずつ、合計10枚のカードを決める
等の方法が考えられる。
各人の好みが選ばれるカードが出やすく、尖ったサプライになりやすい。
逆veto
ドラフトの亜種。
8枚のカードはランダムに、あるいは第三者が決め、残りの2枚を下位手番が決める。
決勝方式
ドミニオン日本選手権の決勝で使われる、ドラフトの亜種。
各自一定枚数のランダマイザーを手札とし、ドラフトを行う。
複数回のゲームを行うことを前提とした方式であり、現在のゲームだけでなく以後のゲームも見据えて出すカードを決める必要がある。
スイス式トーナメント/スイスドロー
ドミニオン日本選手権予選~本選で用いられる、大会の一形式。
大会の全参加者が同じゲーム数をこなしつつ、実力が同程度のプレイヤーと対戦することにより、少ないゲーム数で順位にある程度の正当性を持たせることが出来るため、TCGの大会でよく用いられる。
以下のような方式でポイントおよび対戦相手を定め、規定回数だけゲームを行った後、獲得したポイントの合計で順位を定める。
ゲームの結果に応じて1位…6点、2位…3点、3位…1点、4位…0点のポイントを獲得する。
この時同順位だった場合は同順位だったプレイヤー同士でポイントを等分する。
一回戦目はランダムに対戦相手を定め、二回戦目以降は順位点が同程度のプレイヤー同士が対戦するようにする。
獲得したポイントの合計が同じ場合、各順位の獲得回数や勝利点の合計で順位を定めることが多い。
5~6人で遊ぶ場合の取り決め
ドミニオンでは5~6人で遊ぶ場合のルールも定められている。
5~6人で遊ぶ場合、基本カードが2箱分必要になる。
ただし4人戦よりも自分の手番では無い時間(ダウンタイム)が延び、数を揃えたいアクションカードを多人数で分け合うと1~2枚しか集められないため、どうしても5~6人で同じサプライを遊びたいというのでなければ2~3人ずつに分かれて遊んだ方が良いだろう。
ゲームの準備
プレイ人数 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 | 6人 | ||
基本カード | 銅貨 | 46枚 | 39枚 | 32枚 | 25枚/85枚 | 18枚/78枚 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
銀貨 | 40枚 | 40枚/80枚 | |||||
金貨 | 30枚 | 30枚/60枚 | |||||
(白金貨) | 12枚 | 12枚 | |||||
勝利点 | 属州 | 8枚 | 12枚 | 15枚 | 18枚 | ||
その他 | 8枚 | 12枚 | 12枚 | ||||
呪い | 10枚 | 20枚 | 30枚 | 40枚 | 50枚 | ||
(ポーション) | 16枚 | 16枚 | |||||
(廃墟) | 10枚 | 20枚 | 30枚 | 40枚 | 50枚 | ||
王国カード | 勝利点 | 8枚 | 12枚 | 12枚 | |||
それ以外 | 10枚 | 10枚 |
属州、呪いを2箱分使用することになる。財宝カードも2箱分使うと良いだろう。
ゲームの終了条件
あるプレイヤーのターンが終了した時に
のうちいずれか1つ以上を満たした時、ゲームが終了する。
2~4人で遊ぶ場合と違い、サプライの山札が3つ切れてもゲームは続く。
その他雑多なこと
カードイラストの男女比
新しいカードほど女性率が高いということが言われている。例えば…
- 基本セットで、初版で女性に見えるのは金貸しと魔女くらいだが、第二版で追加された7枚のうち5枚(商人、前駆者、密猟者、衛兵、職人)が女性である。
- 陰謀でも、第二版での追加カード7枚のうち4枚(待ち伏せ、外交官、廷臣、パトロール)に女性が描かれている。
- ルネサンスでは、(どこまで数えるかによるが)カードの男女比はおよそ1:2にもなる。
2巡目の金量確率
ドミニオンの1,2ターン目の購入は初手として表現されることが多く、初手の内容は2巡目の3,4ターン目に出る金量に大きく影響する。
例えば銀貨-銀貨という初手は3.4ターン目のどちらかで5金以上が出る確率が9割を超える。
ドミニオンの初手は無数にあるが、頻出する初手については3,4ターン目に出る金量の確率をしっているとよい……かもしれない。
もちろん9割以上の確率で5金が出るからと言って、2巡目に5金出るとは限らない。
→2巡目金量確率表