【シュトルケ】

Last-modified: 2019-11-30 (土) 18:43:15

概要

Ver.4.1メインストーリー【栄光の勇者と消されし盟友】の登場人物の一人。
1000年前のグランゼドーラ、【樹天の里】の長である【人間】の男性。住民からはキャプテン・シュトルケと呼ばれている。好物は【ミレニアム漬け】

人物

まず第一印象が強烈。海賊風でありながらも派手かつ珍妙な出で立ち*1に、一人漫才とでも表現すべき落ち着きのない独自の立ちポーズを持つ。
口を開けば関西弁ともエセ関西弁ともつかない口調で、極めて軽いノリの発言が飛び出す。【ジュテ国王】主催のパーティに呼ばれてもいないのに参加したり、従者から「おおかた可愛い子猫ちゃんの尻でも追いかけているのだろう」と呆れられていたりと、その行動のフリーダムさはとどまる所を知らない。
しかし里の住人達からの信頼は厚く、教えを請いに来た【盟友カミル】に道を示したり、【主人公】が持ってきたミレニアム漬けを見ただけで大凡の事情を察したりと、只者ではない一面も垣間見せる。
 
その正体は、この時代における【叡智の冠】の一員にして【四術師】の一人(破邪舟師、つまり【ベルンハルト】【エルジュ】【フルッカ】のご先祖様)。
同ストーリー終盤は【古グランゼドーラ領】南部にある見張り塔屋上に移動し、【勇者アルヴァン】を追う主人公を【不死の魔王城】へと送り届ける役目を担う。なお、この破邪舟のデザイン自体はエルジュのものとほぼ同一(例のおまるではない)なので、シュトルケのファッションセンスに抵抗のある人も安心(?)していい。
また戦災で住む場所を失った人々を樹天の里に受け入れており、独特な振る舞いもそんな人々の心を開かせるためのものらしい。とは言え、どこまでが素なのかはわからない。
そんな彼は【暴将黒竜丸】【楽将バトルシェイカ】を撃退した凄腕なのだが、【古グランゼドーラ城】の人間達はその功績を知らない模様。
 
【不死の魔王ネロドス】を討ち果たし平和が戻った後も、見張り塔に留まっている。
不死の魔王城への橋渡し役を継続してくれている他、クエスト【里の守り手】【水底の待ち人】でも彼を訪ねることになる。
後者にて、不死の魔王が初めて襲ってきたときには、叡智の冠でグランゼドーラ城に所狭しとちょっとの魔物の術では破れない聖なる結界を施していたらしい。
なお、主人公が【ブレイブストーン】を持っていることまであっさりと見抜いている。やはり彼は只物ではない。
【人生で大切なもの】ではこの時代より20年先、大賢者と呼ばれている。上記の通り、言うことなしの大物なのでそう呼ばれるのは必然だったと言えよう。DQ9の大賢者に匹敵するふざけた実力と性格を持つ存在。

元ネタ

なかなかカッコ良さげなネーミングだが、その立ち振る舞いから察するに、元ネタはかつて明石家さんまが扮したキャラクター「妖怪人間知っとるケ」と思われる。
前述の通り様々な人々を分け隔てなく受け入れていることや、破邪舟師でいることから、ギリシャ語のストルゲー(家族の愛)やシュトルヒ(ドイツ語でコウノトリ)にも重ねて掛かっているのだろうか。
 
アルヴァン・カミル周辺ではシリアスかつ悲劇的なストーリーが進行しているので、サブキャラをこういうキャラ付けにしてバランスをとることは作劇上のテクニックとして理解できよう。



*1 【マジェスタハット】【ヴァンガードコート】【ショート足ヒレ】?【パレードコステイロ】の色違い。カラーリングの仕様上、プレイヤーが完全に再現することは不可能。