【スキルポイント足りない問題】

Last-modified: 2023-12-12 (火) 07:33:38

概要

ごく初期のバージョンから見られた意見で、文字通り「【スキルポイント】が足りない」という不満の声。
特に、3職でしか装備できない武器を使用する職業にとって、これは死活問題となっていた。
Ver.3.4後期では後述のとおり、職業スキルの上限も上がったため、更に深刻に。
 
例えば初期の頃、【魔法使い】にとって【魔力かくせい】【暴走魔法陣】が共に強力だったが、両方習得するにはスキルポイントが足りないために片方を諦めざるを得なかった事が挙げられる。
 
もともと「一人で何でもできるのは好ましくない」旨の発言があり、一人でマルチに活躍するのを良しとしていないのがうかがえる。実際大部分のMMORPGにおいて一人で何でもできるというものはそうそう無い。
しかし育ち切ったキャラを持つプレイヤーはともかく、そうでないプレイヤーにとってはようやく一つの職業のレベルをMAXまで上げても、それでもスタートラインに立ってすらいない状況に追い込まれてしまっていた。
例えば、Ver.4までのスキルの仕様ではスティック僧侶をやりたいと思ったら、僧侶・パラディン・スーパースターの平均レベルを約87にしないと見向きもされないということである。

経緯

Ver.1

当時はやりなおしの宝珠もないため、武器スキルと職業スキルに中途半端に振った場合、「覚醒も暴走魔法陣もない魔法使い」という非常に苦しい立場に追いやられる羽目になったりも。
後に追加職業が次々と実装され、武器スキル用のスキルポイントを別の職業で確保することが可能になり、またレベル上限も解放されることで、この問題は一旦の解決を迎えつつあった。

Ver.2

Ver.2.1よりスキルポイントの上限を150まで開放できるクエスト【万物を教え導く者】が始まったことで再燃してしまった。

Ver.3

問題の影響が最も大きかったバージョン。

Ver.3.3でスキルポイントの上限が一気に180まで上がった
ただし、この時点ではマスタースキルポイントと特訓ポイントを駆使することで、すべての職業スキルに150振っても武器に180入れること自体は可能ではあった。
Ver.3.4後期では職業スキルの上限も30上がった結果、複数の職業でマルチに活躍できるキャラクターを作る事がさらに難しくなっており、一刻も早いスキルポイントの追加が提案広場でも望まれていた。
 
Ver.3.1では、この問題に対する不満を【スキルマスター】にぶつけたキャラクターに対し、称号を授けることで怒りを和らげてもらうという、前代未聞の措置がとられた。
スキルマスター曰く、「今あるポイントで最大の効果を狙うのも、スキルの楽しみ方のひとつ」とのこと。
わざと足りない状態を保つことで、プレイヤー各自の最適解を見出してもらおう、というのが運営側の方向性なのだろう。
実際【戦士】【ロストブレイク】【盗賊】【テンション轟奪拳】【スーパースター】【ラグジュアルリム】といった160以上スキルポイントを振る価値があるのかが疑問な特技も多いため、そういったものは150で抑えるといったプレイヤー毎の柔軟な判断力も必要だろう。
 
また、戦闘を行う際の職業に制限がかけられるコンテンツも増え、マスタースキルを頻繁に振り直したり【やりなおしの宝珠】を頻繁に使うことになる状況も増えており、そちらも問題視されているものの、Ver.3.5前期からは酒場でもマスタースキルの振り直しができるようになり、中期からは職業ごとにマスタースキルポイントの振り分けを記憶するようになったため転職の度に振り直す必要がなくなった。また、クエストをクリアすれば宝珠を購入する手間はかかるもののいつでもスキルの振り直しができるようになったので、徐々に改善しつつある。
 
よーすぴサンタのクリスマス2016の放送内で斉藤Dがこの問題に関して現在開発内で検討中と発言している。
しかし、Ver.3.4後期の【バトル・ルネッサンス】でスキルブックを報酬に持ってきたものの、入手難易度が他のスキルブックと段違いであった為にライト勢やソロプレイヤーから入手できないと苦情が相次ぎ、そして、そもそもこれを取れるぐらいの上級プレイヤーともなればたかだか1ポイント程度で満足など到底できるものでもなく、そうしたプレイヤーはもっとよこせとごねる始末。
本当に解決する気があるのか疑問な対応がなされていた。
 
その後、Ver.3.5の追加分は初期の60枚から+20枚とわずか1/3にまで減り、格段に入手しやすくなり、現在では対象のボスも大幅に増加しているため、入手は非常に簡単になった。他、領界調査で1冊、特訓ポイント解放で+1と放送通り徐々に対応されている。

Ver.4

本バージョンではVer.4.5前期にクリア報酬としてスキルブックが入手できるまで、スキルブックは一切追加されることはなかった。
 
しかし、前述のスキル周りの機能改善や、レベル上限の解放なども行われたためばほぼ解決したと言えた。
Ver.4.5後期において新スキルの追加とスキルの上限が200になったが、スキル解放までにかなりの間があり、その間にレベル上限解放もかなりあったため、余程カツカツに詰めていない限りは足りないといった事にはなりにくくなっている。

Ver.5

Ver.5.0では、職業ごとに独立したスキルラインシステムへ変更されたことにより、ついにこの問題に終止符が打たれることとなった。
他の職業からスキルポイントを融通できなくなった代わりに、職業クエストを1話クリアするごとに全スキルラインに20Pが加算されるようになった。全5話をクリアすると全スキルラインで100P底上げされ、レベルアップで得たスキルポイントはさらにそこに上乗せされることになる。また【極致への道標】により、スキルブックの入手元が15冊追加された(実装時)。
これにより簡単にスキルをカンストできるようになり、職業スキルを2つ持つ踊り子でも両方に全振りが可能となった。
 
Ver.5.2で職業の200スキルが解放されたが、Lv114、特訓12000、マスタースキル45にすればスキルライン4つがちょうど200(盾がない職は一つが150まで)になり、それらを全て達成できるのであれば、足りない問題が起きないよう調整されている。
上記の踊り子の問題も、片方のスキルとポイントを合わせる効果の実装により解決された。
 
ただし、他職からの融通ができなくなった関係上、Ver.5.0時点で獲得可能なスキルポイントでは特定の職業の所持スキル全てをカンストさせることはできなくなり、「以前できていたことができなくなった」として不満を持つプレイヤーもいる。
また、盾スキルラインのない職業は盾スキルの特技が使えなくなり、獲得スキルポイントも盾スキルラインのある職業と比べて少なくなっている。
Ver.5.2では盾スキルの無い職は1つが150までしか振れないので、MSPを用いても1つのスキルラインが200にできずにスキルポイント足りない問題が再発していたが、Ver.5.3でレベルキャップが解放されたことで155になり、MSPと合わせて200まで振れるようになり解決された。

仲間モンスター

仲間モンスターは種族ごとに使用武器が1種類で固定されているため、スキル振りにおいて「自身が使わない武器スキルは無条件に切っていい」という理屈が通じない。
仲間モンスターは転生上限の開放によって所持SPが増えるが、追加スキルライン枠の増加や固有スキルラインの拡張によって消費するSPも増えているため、実装から現在に至るまで「使うスキルは全てマスター」が可能になったことは一度もない。
よって、仲間モンスターは実装から現在に至るまで常に、かつてのプレイヤーとはまた違う形でSP問題に悩まされている。
むしろ、プレイヤーと違って武器の取捨選択が無い分、SPの取捨選択で個性を作るようにデザインされている節もあり、SP問題は最後まで続くものと予想される。
また、低SP帯に弱いスキルが多いスキルラインを極めるのはSP効率が悪いため、こうしたスキルラインに依存する育成方針を取るほどSP問題が厳しくなる傾向がある(具体的にはデフォルトの武器スキルラインに傾倒した運用などが該当)。
仲間モンスター特有のSP問題の歴史についてはこちらも参照のこと。

関連項目

  • 【踊り子】
    2つの職業スキルを持っていた為、当時は両方に全振りすることは不可能であった。
    登場時からスキルポイント足りない問題の申し子であったと言える。
    Ver.5.0にてスキル振りに悩むことは少なくなったものの、まだまだ問題は残っている。
    踊り子特有のスキルポイント問題についてはこちらも参照のこと。
    Ver.5.2でこの問題を解決できるスキルが追加されたため、事実上この問題は解決された。
  • 【どうぐ使い】
    役割上、1戦闘中に武器を3種類使いたい場合があるが、Ver.5.0の改修でできなくなってしまった為に足りない問題が発生している。
    武器を2種類に絞るのであればマスタースキルの割り振りで一応使い分けはでき、盾スキルを切れば一応3種類使うことは可能。