【スライム(仲間モンスター)】

Last-modified: 2024-04-11 (木) 04:28:32

未転生ステータス

LvHPMP攻魔回魔素早さ器用さ魅力重さ
11002020101030204040
5034075140175808012011010080

転生上昇量

HPMP攻魔回魔素早さ器用さ魅力重さ
+26+20+16+20+18+20+19+16+11+2

取得スキル

【スラップラー】
【スラフォース】
【ブーメランスキル】
【ブーメランの極意】(転生7回目)
【スラソウル】(転生8回目)

概要

おなじみの青いアイツ。
攻撃も回復も器用にこなし
成長すれば HPとすばやさが
大きく伸びていく。

仲間になった【スライム】。ブーメランを器用に投げるところが可愛い。
DQ5、6で仲間になる時からブーメランは使えたが、こんな感じで投げていたとは。
説明文にはない特徴として実はみのまもりもかなり高いが、装備の関係上さほど守備力は高くならない。
Ver.4.5前期で設定されたデフォルトネームは「スラリン」。
 
スラップラーは2.5倍撃の範囲攻撃+ノックバックの優秀な特技である【キングスタンプ】【幻惑】を散布できる【スラ・フラッシュ】、スラフォースでは【ピオリム】【ザオ】【ベホイミ】【バイキルト】と実用的な呪文を1ラインで習得できる。
 
また、Lv80以上の高レベルブーメランいずれか+【巨商のころもセット】【ポールスタートップセット】【かぜのマントセット】のいずれか+スラフォース32P+スラソウル3P+Lv50前後」の条件であれば回復魔力が500近くまで伸ばすことができると【ザオラル】の回復量が最大値になり、そのままスラソウル40Pまで振れば【聖なる祈り】なしで回復量が300近い【ベホマラー】が使えるようになる。
さらに転生10回目まで育てると「(風)勝どきMP回復」と同じ効果を持つ「スライムハート」を取得でき、雑魚戦であれば基本的にMPは枯れなくなる。
 
ただし、装備可能武器が同Lv帯での武器攻撃力ワースト4位のブーメランであり、攻撃倍率自体もそこまで飛び抜けているわけではないため、さほど範囲攻撃能力が高いわけではない。単体攻撃に至っては【バーニングバード】が限界で、盾も持てないため耐性面もよろしくない。
仲間モンスター【きょうか】スキルラインさえ取れば誰でもピオリムとバイキルトが、【ちりょう】スキルラインさえ取れば誰でもザオが使えるため、中途半端な攻撃・回復能力も相まって、全体的に器用貧乏感が漂う。
 
育て切った状態でも火力・支援・回復いずれも独自の強みを出すのが難しく、転生7回目・8回目で追加される「ブーメランの極意」・「スラソウル」のスキルラインがあればある程度差別化された独自の動きはできるものの、仲間モンスター故のスキルの少なさもあり器用貧乏どころか単純に強みがない状況になってしまっている。特に同じブーメランの旅芸人と比べると圧倒的にできることが少ないのが顕著なところである。

ブーメランの極意では【状態変化耐性低下】を付与できる【デュアルブレイカー】を習得でき、ブーメランスキルでは範囲に【被ダメージ増加】を付与できる【スラ・レボルスロー】をVer.7.0で習得できるようになった。
仲間モンスターの中でこの状態異常を扱えるのは、前者に関しては同じくデュアルブレイカーを習得する【ミステリドール】と一応【マジカルブレイク】を覚える【マジカルハット】、後者に関しては【レボルスライサー】を覚えるミステリドールと【真・かぶと割り】のある【デビルアーマー】のみ。
ただし、ブーメランスキルに【デュアルカッター】がないため状態変化錬金のブーメランを装備する意味はほぼなく、スラ・レボルスローはCTが妙に長い。
 
【モンスターバトルロード 仲間モンスターパーティ同盟バトル】のオートマッチでは回復役の枠ではなくマッチする。
ベホマラーとザオラルで回復面をさらに安定させ、キメラやホイミスライムが【キラキラポーン】【聖女の守り】等に回る余裕を生み出し、生存率の上昇に貢献できるだろう。ザオラルについては他のモンスターもバッジで簡単に取得できてしまうが、聖なる祈り系の効果を得ることができれば一応ベホマラーの回復量はトップクラスとなる。ただし8人いる場合は単純な回復は過剰な場合が多く、他の攻撃、支援能力の低さは気になるところではある。
 
シリーズファンには残念だが、過去作で可能だったしゃくねつは、今作では吐くことができない。

育成

デフォルトスキルラインのスラフォースでザオによる蘇生とバイキルトが一度に取得できるのが序盤の強み。
パッシブスキルの習得できるLv40近傍より前に蘇生とバイキルトの呪文が両立できるのは職業クエスト無しでは人間職としては存在せず、仲間モンスターの中でも【ゲッコウ流体術】のある【リザードマン】、または【サポッピー】【メタッピー】にちりょうスキルラインを習得させる転生4回目以降が最速で、無転生の段階からこれができるのはスライムただ1体だけである。
 
ただし、Ver.5以降は人間職のスキルポイントが増加し、レベル30で職業クエストを全話クリアしてしまえばその時点で旅芸人の【たたかいのビート】など範囲バイキを習得できるため、サポート仲間も考えると序盤のスライム独自の強みはほぼ埋もれてしまう。転生5回目以降になるときょうかスキルラインが解放され、仲間モンスターだけで見ても【ホイミスライム】などの強力な対抗馬が増える。
火力面でもブーメランの低攻撃力と攻撃とくぎの倍率や燃費の悪さが祟りアタッカー運用は難しい。
 
転生8回目以降、最終的なスキル振り分けを考える際も注意が必要。
デュアルブレイカーを生かすとしてもその後に入れる技が【じゃくたい】スキルラインを取らない場合、スラ・フラッシュの幻惑しかなく、そもそも幻惑自体はデュアルブレイカーを入れずともそこそこ入る、つまりパーティ構成によってはデュアルブレイカー自体が無用の長物になる可能性があり、
回復・蘇生方面に力を入れるにしても、スキルポイントが余り気味で「きょうか」を容易に取れる【ホイミスライム】などの回復型モンスターとの差別化を図るのが難しいためである。
 
追加スキルは特定の運用方法がない限りブーメランの極意とスラソウルを取得し、「バイキルト」「キングスタンプ」「デュアルブレイカー」「ベホマラー」のうちから3つ取得することになる。
ただし、固有追加スキルライン2種にも有無で役割遂行能力に著しい差が出るスキルや強烈なステータスアップが配置されているわけではないため、選択肢の幅は割と広い。初期ライン3種の時点で一通りの攻撃特技やまんたん・補助用呪文は揃うため、【きようさアップ】やちりょう、【いやし】なども選択肢になる。
 
下記は主要特技の攻撃倍率(通常攻撃のn%のダメージ)をまとめたものである。

特技名倍率その他備考
【ミラクルストライク】200%以下のスキル以外での次点技
【バーニングバード】245or287%35or41%×7回
【キングスタンプ】300%(+200)バトルロードでのみCT30秒、範囲攻撃
【フローズンバード】420or532%60or76%×7回、CT60/開幕25秒
【デュアルブレイカー】480or566%240or283%×2回、CT75/開幕30秒、威力減衰あり範囲攻撃

 
【バーニングバード】【モンスターバトルロード】内でもCTがつかないスキルだが、モンスターバトルロードは多対多の戦いになるため散ってしまい、火力面でかなり難がある。
一方連れ歩きの際は特技ダメージ+と非常に相性が良いため単体火力では一番だが、モーションがかなり長いのでモンスター全体で見るとDPSはぼちぼちと言ったところ。
キングスタンプも「ノックバック・テンションと良相性・範囲攻撃」と独自の強みがあるものの、高火力とは言い難い。しかしバーニングバード・キングスタンプを両方とも取らない場合、主力技が更に火力の低い【ミラクルストライク】一本頼みになってしまう。
 
デュアルブレイカーは単独でも高倍率な攻撃にはなるが、再使用CTが割と長いため取り入れるならば追加効果も生かしたい。
スライム本体は後続技をスラ・フラッシュしか持たない以上、効果を生かすにはパーティの他メンバーとの連携が重要になるものの、
AIに使わせる以上、どのタイミングで飛ぶかが気まぐれであるのが何よりの欠点。
ベホマラー・バイキルトはこれといった使いにくさはないが、ベホイムを覚えないためベホマラーの燃費の悪さはMPがさほど高くないスライムにとっては無視できない。
 
なお、回復魔力自体はパッシブを一切取らなくても装備を整えさえすれば【ザオライン】まで達するため、回復系統を全て切り捨てても蘇生については問題ない。
 
特殊なスキル構成としては、対【メタル系】に特化させるのも面白い。
装備がブーメランということは、あの【メタルウィング(武器)】を装備出来るので、【メタスラボスメダル】の掃討性能にも強みがある。
加えて「スラップラー」スキル7Pの「常時会心率+10%」が非常に大きく、この効果のおかげで対メタル系の資質はミステリドールよりも高いといえる。
メタルウィングでの通常攻撃がメインになるので、取っておきたい追加スキル枠の1つは【すばやさアップ】だろう。
40Pで取得できる「たまに2回行動」だけでなく、すばやさの上昇値自体も大きい。元から持っているスキルと合わせれば、すばやさ+340という十分に高速なスライムになれる。
追加スキルの残り1枠の候補は、会心率を底上げする【ちからアップ】【HPアップ】【きようさアップ】。または命中率とすばやさを更に伸ばせるブーメランの極意が考えられる。会心を狙うか、ひたすら攻撃回数を増やすかはお好みといったところ。
ただし対メタル構成といっても、流石に【プラチナキング】戦には装備等の能力不足を感じてしまう。あくまで経験値稼ぎ用として割り切ろう。

Ver.3.1

ブーメランの極意・スラソウルのスキルラインが追加された。ブーメランでは【フローズンバード】【デュアルブレイカー】、スラソウルでは【ザオラル】【ベホマラー】を覚え、更に後者では回復系の能力が大きく伸びる。
 
この中でも大きいのはデュアルブレイカーだろう。
【やさい三銃士】戦ではこれを入れてからの【ぶきみなひかり】で討伐時間を短縮したり、
【モンスターバトルロード】では強力な状態異常特技を持つ【ねこまどう】【パペットマン】【やみしばり】と組ませて状態異常地獄にしたりと、搦手大好きプレイヤーには夢が広がる特技である。
 
一方スラソウルで回復・蘇生の能力を上げる事もでき、強化・弱体・回復蘇生と、スキル割りによって様々な動きが可能なモンスターになった。プレイヤーの戦闘を様々な形で彩ってくれる、まさにドラクエのスライムを象徴しているといえる。

Ver.3.4

【巨商のころもセット】実装。これを装備できる仲間モンスターは他にもいるが、中でも最も相性が良いのが、このスライムだろう。
【かいふく魔力】をしっかり上げてやれば、スラソウルで覚えるベホマラーの回復量が280以上にまで達する。【回復呪文強化】をかける手段がないため、回復の専門家たる【ホイミスライム】【キメラ】には及ばないものの、「回復寄りの中衛職」としては十分な性能といえる。同じポジションの旅芸人とは補助特技・呪文が異なるので棲み分けも可能。
更にモンスターバトルロードでは、バッジで【聖なる祈り】習得とかいふく魔力底上げが可能になり、巨商のころものセット効果にスラソウルスキルのホイミ系強化効果と相まって、突き詰めればベホマラーの回復量は900を上回る。味方の最大HPが4桁に達することもあるバトルロードにおいても、存分に威力を振るってくれるだろう。
バッジや装備がほぼ固定されてしまうという難点はあるが、ホイミスライムやキメラの守備寄りな性能に飽きた方は、是非お試しあれ。
 
当然ながら、巨商セットよりも後発の【ポールスタートップセット】【かぜのマントセット】にも同じことがいえる。

Ver.5.1

転生時にプラスされるステータス量が増加。
特にHPとMPが大きく上昇するようになり、耐久力と燃費面の不安が解消され、サポート役としての安定感が上がった。
回復魔力も底上げされたことで盛れば600以上になるため、特化させれば【賢者】のベホマラーよりやや下程度の回復力は発揮できる。
火力面に関しては相変わらず期待できないが、ブーメランスキルに全振りして特化させた際のバーニングバードの破壊力はなかなかのものがある。

Ver.5.2

【スラップラー】のスキルラインで習得できる攻撃特技の威力などが上がった。
【スラ・ストライク】が1.2倍から1.5倍に、【ミラクルストライク】が1.5倍から2.0倍に、【キングスタンプ】が2.5倍から2.8倍にそれぞれ強化された。
また【スラ・フラッシュ】は単純に威力が上がっただけでなく、攻撃魔力に伴って幻惑成功率が上昇するようになった。

Ver.6.5前期

転生時のステータス上昇値が大幅に上昇。全体的にかなり伸びており、スライムながら装備次第ではHP1000を超えることも出来るようになった。
加えてHPだけに限らず、力やみのまもり、攻撃魔力や回復魔力も底上げされており、ベホマラーの回復力が更に伸びたのは嬉しい。
また、同バージョンで追加された【プロディトスーツセット】はかぜのマントセットの持っていた回復量上昇効果に加えて呪文特技範囲も広げてくれる。パラメータもかぜのマントを素早さを除いて上回っているため相性が良い。

Ver.6.5後期

転生回数に応じて固有スキルのII・IIIが開放されるようになり、固有特技も強化された。
スラストライク・スラフラッシュ・ミラクルストライク・キングスタンプの硬直時間が減り、ミラクルストライク以外はダメージアップ、ダメージ上限アップもされている。
スラフラッシュはさらに成功率、キングスタンプは発生速度も強化された。
追加スキルでは会心ダメージ+100と会心率アップ、特技ダメージ計+50などを手に入れたので同verで実装された【マーシャルピアス】と合わせてバーニングバードやフローズンバードの威力がマシになり、キングスタンプもAIが毎回使ってくれるようになったのもあって単体・範囲ともに火力が増した。
といっても使用感が大きく変わるような強化を受けたわけでもなく、元々あまり強みがなかったのが他のモンスターの大きな強化で更に差が開いてしまったのが実情。

Ver.7.0

ブーメランIIIのスキルラインが調整され、【スラ・レボルスロー】が追加された。
ついに念願のレボルスライサー系を習得し、多少ではあるが火力貢献度は増したといえる。
また、フリーバッジの実装により各種方面がより強化されている。
ほのおのせんし・壱やドラゴンライダー・壱バッジのような固定値の属性特技・呪文/特技ダメージの強化と元々属性がついていて攻撃回数も多いバーニングバードやフローズンバードとの相性が非常に良い。特化するとサポーターとしてはなかなかの単体火力を出せ、毒を入れてニードルマン・壱と合わせるともはやアタッカーレベルである。
ネックだった聖なる祈りがない点も、魔犬の仮面やフォステイル・壱の必殺技で付与したり、ランタンこぞう・壱の確定暴走で補ったりと一応カバー可能になった。

なお、自身の名を持つスライムバッジ・壱を装備すると、ベホマラーの回復量を強化できる他、攻撃時に10%の確率で相手を【魔導の書】状態にできる。デュアルブレイカーと合わせることで簡単に維持できるようになるが、バーニングバードやフローズンバードは回転率がそこまで良くないのに単体につき1回しか判定がなく、そもそも4分も持続時間があるのでデュアルブレイカーだけで十分だろう。回復魔力補正がないのでベホマラーの回復量増加についてもホイミスライム/ベホマスライム/キメラ・壱などでよい。
デュアルカッターを覚えないので【攻撃時○%で××】系はエリミネーター・壱など発生確率の高い弱体効果に加えて有用な効果を持つならといった程度。

関連項目

【仲間モンスター(システム)】
仲間モンスター