【マローネ】

Last-modified: 2024-04-04 (木) 22:54:02

概要

5000年前の【エテーネ王国】の住人。声優は冬馬由美(91年版ダイ大のゴメちゃん役)。
王弟【パドレ】の妻。【メレアーデ】【クオード】からは叔母にあたる。パドレとの間に一児を儲けている。
若草色のドレスをまとい、長い金髪を編み込みにしている、作中屈指の美人だが、屋敷のメイドからは眼力が強いと評されることも。
【海洋都市リンジャハル】の事件で行方不明になったパドレのことを自邸で子どもと使用人と共に待ち続けていた。
 
メレアーデ姉弟が幼いころは二人の母親(故人)に代わって夫婦で時々遊び相手になっていたようだ。
メレアーデは当時を回想して「歳の離れたお姉さんのような感じ」と評している。
あの父親から真っ当な姉弟が育ったのは、彼女の影響もあったのかもしれない。
 
【流星の追憶】での【リンジャーラ】の手記に出てきた女性は彼女だと思われる。
その場合リンジャーラの彼女への横恋慕がリンジャハル惨禍の引き金のひとつになるのだが。
 
命名の由来は、夫パドレがスペイン語やイタリア語で父を意味する「Padre(パードレ)」由来と思われることからすると、同じく母「Madre(マードレ)」からだろう。
夫婦でパードレとマードレではいくら何でもわざとらしいしプレイヤーにも勘繰られてしまうので、微妙に変えて「パドレ」と「マローネ」なのだろうと思われる(過去作品でもこれと似た命名がされた例として、DQ5の【パパス】【マーサ】が挙げられる)。
3Dモデルは顔パーツまで含めて独自のモデルが使われており、Ver.4.0時点ではこのキャラに何故そこまでとの疑問も挙がっていたが、重要人物であったことが後々明らかにされていった。

マローネの子ども

姿はDQ11の赤子イレブン君やモブ赤子とほぼ同じ。異形獣襲撃の折にマローネが我が身を盾にして守り抜いた。
性別は【主人公】と同じになる。クエスト【時を紡ぐ声】を踏まえると名前も主人公と同じはずだが、本編での言及はVer.4.4までなかった。

活躍

【遥かなる故郷へ】(Ver.4.0)

メレアーデがパドレア邸を訪れたときに【異形獣】に襲われてしまう。異形獣がメイドやメレアーデに目もくれず突進していったことから、相当高い時渡りのチカラを所持していると思われる。
その後は長らく昏睡状態にあったが、【ファラス】と主人公が王立アルケミアを調査した際、異形獣の本来の目的が判明し、倒した異形獣の角から吸い取られた時渡りのチカラを戻すことで快復した。
しかし療養中にエテーネ王宮が異形獣の群れに襲われた上、その王宮の転移に巻き込まれて行方不明。

【赤き大地の双王子】(Ver.4.2)

エテーネ王宮が異形獣の群れに襲われ、王宮ごと転移するときに、ファラスにとある願いを託して、自らの時渡りの力により5000年後の現代に時間跳躍させた。
ストーリークリア後のファラスのセリフにより、エテーネ王宮は崩壊したものとみられる。

【うつろなる花のゆりかご】(Ver.4.4)

ファラスの証言により、子どもは王宮の転移時に自力で時渡りを発動して消えたことが判明。
自身の時渡りの力ではファラス一人を転移させるのが精一杯だったらしく、彼女の生存は絶望視されてメレアーデを悲しませた。
 
しかしその後、パドレの洗脳が解けるのと入れ替わりで【キュロノス】の傀儡にされて登場した。
リンジャーラを倒した後のパドレも、ファラスを逃がした後の彼女も、チカラを使い果たして一人死を待つだけという状況であったことから、夫婦揃って同じような手口で洗脳された可能性が考えられる。

【遥かなる未来への旅路】(Ver.4.5前期)

パドレ同様にドレスの色が漆黒となって登場する。
キュロノスの傀儡として操られているも、パドレほどの力は無い為か、キュロノスも存分に力を発揮できないようで、王都キィンベルでの戦いではクオードから時見の箱本体に攻撃を喰らってしまっている。
 
時獄の迷宮にて、パドレによって胡蝶の護符でキュロノスの支配を破ることに成功した。
その後はメレアーデの時渡りで5000年前のパドレア邸にかくまわれた。
 
歴史修復後、大エテーネ島がそのまま現代に転移してきたために今もパドレア邸にいるはずであるが、肝心の転移装置は原因不明の機能不全を起こしていてパドレア邸に行くことが出来ないため、親子の対面は先送りとなった。

エピローグクエスト【届けたい想い】(Ver.4.5後期)

転移装置の機能不全は時渡りによるパドレア邸の墜落で転移座標がずれてしまった為であった。
辺境警備隊詰所にいるジャベリ参謀から聞ける再起動の合言葉によって転移装置は無事修復され、エミリエが拾った【記憶の緑結晶】に記録されていたパドレの遺言によって主人公が自分の子であると聞かされ、パドレが戻れなくなったことを嘆くも親子の対面は無事果たされ、主人公に「ここ(パドレア邸)があなたの家」と優しく迎えた。
 
涙失くして見れない感動の対面シーンに涙腺が崩壊したプレイヤーは多いはず。
 
主人公は【エテーネルキューブ】の補助があっても限定的な時渡りしかできず、メレアーデも時渡りの力を失ったため、現時点では唯一【時渡りの術】をある程度自由に扱える人物である(クエスト【未来へ歩みだすために】の描写を見るにメレアーデも取り戻した可能性はあるが)。
なおパドレと違い、洗脳が解けたことでドレスの色が元に戻っている。あるいは着替えたのだろうか。

【闇の根源】(Ver.5.5後期)

メレアーデと共に【絶対滅神ジャゴヌバ】を打ち倒すために祈りを捧げるシーンで登場。
更に【ミナデイン】の使用シーンでも詠唱メンバーの1人として登場する。
なお一瞬だけ声も発するのだが、エンディングクレジットにも記載されていないのでCVは不明だった。

【悠久のレクタリス】(Ver.6.4)

パドレ救出作戦に際し、彼への手紙を綴った。
なお作戦にあたってはメレアーデと錬金術師たちが奔走し、彼女自身が時渡りの力を行使する場面はなかった。
 
パドレが無事帰還し久々の一家団欒となる中、神話の時代へ渡る主人公とその協力を申し出るパドレに対し、「必ず無事に帰ること」を条件づけて快く送り出した。
が、その後帰ってきたパドレは【ジア・サフィル】の攻撃を受けて危うい状態だったため、描写はないもののさぞかし肝が冷えたものと思われる。

【未来への扉とまどろみの少女】(Ver.7.0)

主人公と親子の語らいをした後、メレアーデ主催の式典に参加。だがそのさなか、主人公の目の前で忽然と消えてしまう。
更にはメレアーデやパドレもマローネのことを忘れ、主人公の母は別の名で主人公を産んだ後すぐに亡くなった…という記憶に塗り替えられていた。突如として彼女は世界に存在しなかったことにされてしまったのだ。
【ポルテ】によりこれが【創失】の呪いであり、いずれアストルティアのすべてが失われると聞かされた主人公は母と世界を救うために【果ての大地ゼニアス】へと旅立つこととなる。
 
ちなみに人々の記憶だけでなく各地でマローネの痕跡が完全に消えており、【パドレア邸】(古含む)でも地下の書斎にあるパドレやリンジャ―ラと共に映っていた写真からマローネが消えていたり、マローネの肖像画が風景画に変わっていたりしている。
(ただし、さすがに記憶のパドレア邸のマローネの写真は消えていない)
 
また、マローネが消えたことで彼女に会う必要があるクエスト【届けたい想い】がクリアできなくなる。
リプレイ自体は可能で、依頼人のエミリエやパドレア邸のメイドがマローネの名を口にするが、本人は不在のため届け物が完遂できない。

イベント・その他

【美の競演! 第7回アストルティア・クイーン総選挙!】

初出場にして予選6位で本選出場。本選では3位という好結果を残した。
メインストーリー含め最近の登場は少なかったものの、最新ストーリー「うつろなる花のゆりかご」で主人公との関係が強く示唆されたこと、その終盤で印象に残る登場をしたこと、さらにノミネートの中では数少ない落ち着いた大人の女性で競合が少なかったことなどが好材料であったか。

【美の競演! 第8回アストルティア・クイーン総選挙!】

予選を3位で通過し翌年も本選出場。主人公の母親ということが正式に判明したこともあり期待を寄せられていたが、結果は8人中最下位に終わってしまった…。
しかし彼女は結果が振るわなかったことを残念がりつつも「みんなと楽しい時間が過ごせてとても嬉しかった」と語っている。

【モンスターバトルロード】

Ver.5.4より彼女のスペシャルバッジが登場。装備すると必殺技【聖母の慈愛】?を使用できる他、呪文と特技の回復が1.3倍になり、復活時100%で【聖なる祈り】がかかる。また最大MPと回復魔力が80ずつ上がる。
金銀銅はなく、【リィン】虹と【賢者ルシェンダ】虹、【マザーウッド】金3個との交換で光バッジを入手可能。
 
必殺技は【セラフィ】互換。聖なる祈りのかけ方が異なるだけで方向性はほぼ同じ。無くなった致死ダメージ時生存は【おむつっこり】金(10%)で補えるか…と思いきや、セラフィ・光&【ホイミスライム】金なら回復1.5倍&致死生存15%となるので実は不利。どちらを使うかはプレイスタイル次第。
難点はリィンもルシェンダも交換2回が必要な上、どちらも素で強いこと。交換の大本の【ラウル】もパドレ・光の入手に必要なので、リィンは【バッジ交換券】・虹で取得したい。