【ランプ錬金】

概要

職人どうぐの一つ「錬金ランプ」を使い、既に出来上がった武器や防具に、魔法系の特殊な効果をつけて更なる強化を図るための職人システム。
【娯楽島ラッカラン】に本部を構える。ギルドマスターは【マスター・ヴェキオ】。
　
同様の職人システムに【ツボ錬金】があるが、あちらは主に物理系の錬金効果を担当する。
　
基本的な方法はランプ内部に見立てられたルーレットエリアの、針が止まった場所により錬金効果が決定、及びその数値が変動するというもの。
　
同質の職人であるため、ルーレットの性質などは【ツボ錬金】の項を参照のこと。
状態異常耐性は100％を超えるとそれ以上に上げても無意味で大成功の需要が薄く、成功埋めでも利益がでることが多いため、ツボに比べるといくらか安定的に利益を出しやすい。
もっとも、こうげき魔力などの状態異常耐性以外の錬金効果はあちらと同じ様な状態なのであるが。
　
ツボ錬金と比べて重要視される事が多い錬金効果の種類が多いが、その分素材の値段が全体的に高めなことが特徴。特にギルド依頼では封印、呪いや混乱の中級は原価が報酬を超えがちなのでスルーするのが無難。
また、付けられる錬金効果の種類がツボ錬金よりも多い分、使用する素材の種類も多いため、倉庫を圧迫しがち。

ランプ錬金でつけられる錬金効果

基本的に難易度によって【初級錬金】、【中級錬金】、【上級錬金】の3つに分けられる。
パルプンテでつく効果に関しては【パルプンテ効果】の項目に記載。

武器分類（１）

片手剣 両手剣 オノ 棍 ヤリ 短剣 ムチ ツメ ハンマー 弓 ブーメラン

武器につけられる錬金効果のひとつ。
ルカニ、ヘナトスに関しては発動すると一段階下げるというもの。
ただ、発動率はあまり高くなく、1.4で連続系攻撃による試行回数も1回に減らされてしまったこともあり、腕に付けるならともかく、武器に関してはツボ錬金の攻撃力アップの方が需要がある。
ただしブーメランなら【デュアルカッター】でルカニヘナトスの判定を複数回広範囲に発生させられるので、これらの錬金もそこそこ需要がある。
　
おしゃれさに関してはスーパースターや、【ハッスルダンス】の旅芸人に需要がある。

武器分類（２）

スティック 両手杖

魔法系の錬金の本領とばかりに有用な効果が並ぶ。
それぞれの錬金効果はそれぞれの目的に合わせて需要があるため、ランプ錬金のメインストリームとも呼べる。
雑魚狩り用にはMP消費しない率、ボス戦には呪文発動速度を使うのが一般的。
両手杖には早詠みの杖（賢者にはそれに加えて神の息吹）があるため、基本的に発動速度以外を選ぶ事になるだろう。しかし、現在は頻繁に死亡する戦いも増えた為、賢者には早読みを使う暇も惜しい場面も多いので発動速度を選んでも問題はない。
逆に僧侶はCTつきの【ラピッドステッキ】しか無く、上位のエンドコンテンツには発動速度錬金が無いと回復が間に合わない場面も多くなってくる為、必須といえる。
呪文職もよく使う扇やブーメランには呪文発動速度が、キラーパンサー用のツメにはMP消費しない率が欲しくなるが残念ながらこちらの錬金では効果をつけることができず、パルプンテでしか狙えないためバザーで買うと値段が高くなりがちである。
【アストルティア防衛軍】が追加された現在は極低確率ながらこれらの埋め尽くしが出る事もあるのでそちらで狙うのが主流である。

武器分類（３）

鎌

鎌は剣やオノと同じ打撃系の武器でありながら、呪文発動速度やMP消費しない率の錬金効果を普通に付けることが出来る。
しかも、【魔導の鎌】【ワルキューレ】【輝天の鎌】に呪文発動速度の錬金を付けると、結果として杖系の武器よりも速度が速くなる。
デスマスターが装備可能な武器で発動速度の錬金を普通に付けられるのは鎌だけなので、呪文メインでいくのであれば必須といえる。
　
その代わり、おしゃれさの錬金効果はパルプンテも含めて一切付ける事が不可能である。
故に、おしゃれさを求めるスーパースターの場合、鎌を使うのは避けるべきであろう。

武器分類（４）

どくばり、ブラッドピック

特定の武器のみにつけられる特殊な錬金効果。こちらは短剣の分類にあたる。なぜか、同じく急所突き効果をデフォルトで有する【デーモンスピア】にはこの錬金効果は付けられない。
が、即死攻撃はver.1.0で僧侶達が【ザキ】で暴れまくって以降、完膚なきまでに潰されてとても使えたものでは無い為、通常プレイでこの錬金が使われる事はまず無いだろう。
一応、ブラッドピックを【コロシアム】で起用するのであれば、この錬金効果の存在も頭の片隅に入れておくと役に立つかもしれない。

盾

ツボ錬金がブレスなら、こちらは呪文耐性。
盾を持てる職業ならば状態異常ガードを手軽に取り入れられるため、ボス戦などでも需要がある。
が、しばりガードはもはや型落ちしたボスしか使い手がいないので需要は皆無に等しい。
アンルシアは盾でしか耐性を得られず、元々の属性耐性が高いので状態耐性の方が有用になる。
しばりの上級が90％なので、その気になれば両方の耐性を100%にすることも可能である。

頭装備

各種ガードにくわえ、MPを増強させることができる。
パッシブやＭＰ回復方法の充実により、どちらかといえばツボでつけられるHP錬金のほうがエンドコンテンツにおいては重要視されてはいるが、近年はどれだけHPを盛ろうが当たれば即死レベルの攻撃も多く、長期戦でMPが尽きてしまうような強敵もおり頭はHPだけでいい、といった状況も地道にではあるが変わりつつある。HPを減らしてまでこちらで耐性を付けるかと言う事も少し躊躇われていたが、現在は中途半端に最大HPを増やすよりもあえて減らし、回復呪文一回で聖女ラインに届かせやすくした方が良いという考えで耐性を優先する場面も増えた。
　
身体上下で100％に届かない耐性を補い、残りをHPというハイブリッド品を使うのも手。ツボ、ランプどちらかのみだとパルプンテを狙う必要があるので、このような品は割高だったが、錬金強化が加わった現在はその対象ならば割と安く手に入る。

からだ上装備

【僧侶】、【魔法使い】、【賢者】など呪文職御用達の魔力上昇ステータスを上げられる部位。
魔力が重要視されていた当初はこちらで魔力を高め、下記の「からだ下」で耐性を強めるといった方法が一般化されていた。
現在は壁が機能して耐性をある程度無視できるような戦闘も少なくなった上、より効果の高い属性ダメージ等の方が優先度が高くなった結果、こちらでも耐性を付けるのが一般的になった。

からだ下装備

魔力にくわえ、各種状態異常ガードが充実している部位。
ハイレベルのプレイヤーはこちらを交換していくことでモンスターの強力な攻撃に対応しているのだ。
特に眠りガードはどこへ行くにも色々な場面で役立つので、常備しておいてもいいほどである。

腕装備

武器同様、有用な効果がそろい踏み。
効果を合わせて特化させるか、様々な状況に対応させるかは好みである。
ただ、攻撃時眠りは雑魚戦で発動するとサポが攻撃しなくなってしまったり、ボス戦ではそもそもの耐性が高すぎでまず入らなかったりとあまり使い勝手はよくない。

足装備

足につけられる錬金効果。
こちらも状態異常をガードする効果が目立つ。
一定時間の行動不能を回避する転びガードはランプ足ではメジャーな効果と言える。
一方の踊らされガードはあくまで【さそうおどり】や【ハッピーブレス】などで「踊らされ」るのを防ぐだけで、【魅了の舞い】の魅了や、【ふしぎなおどり】のMP吸収まで防いでくれるわけではないので、使いどころは限られていた。
【キングヒドラ】を皮切りに、踊りを仕掛けてくる相手が増えてからは一気に需要が高まった。
また、1.1までは「踊りガード」という名称だったが前述の問題から改名した経緯がある。
回避の重要性が高まっている現在は【いにしえのゼルメア】で入手しやすくなったこともあって移動速度+が好まれているが、無ければ無いで困る場面も多いので少なくともそこそこ使用対象の多い転び耐性ぐらいは持っておきたい。
　
どちらも上級90％なのでやろうと思えば両方の耐性を100％にしつつあと一枠で違う効果も付けられる。
宝珠枠が許すのであれば宝珠で補う事で同じことが可能である。錬金強化で98％にしておけば宝珠はLv1でも可である。

七夕

2013年の七夕イベント【七夕ロマンス！　夏の夜に咲く恋の花！】にて、ランプ錬金に割り当てられた特殊な錬金効果。
それぞれ【七夕のおうぎ】【星天の衣】にのみつけることができる。
　

2014年の七夕イベント【七夕ロマンス！ 天上の恋は大波乱！？】にて、ランプ錬金に割り当てられた特殊な錬金効果。
それぞれ【星々のタクト】【星々の衣】にのみつけることができる。

余談

NPCのセリフから「まおうの錬金ランプ」なるパルプンテが非常に出やすくなるランプ錬金用の職人どうぐの存在が示唆されていたが、Ver.5.4でついに登場した。
ちなみに、よく似た名前のモンスターであり元ネタと思われる【まおうのランプ】はDQ6にのみ登場する。
同じような道具の示唆はツボ錬金にもあり、そちらは「【あくまの錬金ツボ】」と呼ばれている。

関連クエスト

【ランプ錬金職人の神】