【経験値】

概要

主にRPG全般で用いられることが多いステータス。本家の項目も参照。
なんらかの経験を積んで成長する過程を数値化し、成長（レベルアップ）する様子をゲーム的に表現したシステム。
DQ10ではプレイヤーキャラクターが「職業レベル」「職人レベル」「釣りレベル」を持ち、戦闘や職人活動などを経て各々のカテゴリ専用の経験値を積み重ねてレベルアップさせていく。
　
今作でユーザー同士が「経験値」と言った場合、基本的に職業レベルを上げるための「職業経験値」を指すことが多い。このページでは経験値のうち職業経験値について説明している。職人経験値や釣り経験値はそれぞれのページを参照。

詳細

戦闘で得られる職業経験値は、パーティメンバーの人数にかかわらず「倒したモンスターの経験値」×「戦闘参加時間の割合」で算出される。増加手段を用いた場合はここからさらに増える（後述）。ちなみにゴールドは職業経験値と違って人数に応じて分配される。
離れた位置にいて戦闘に参加しなかったり、戦闘開始から終了まで死亡していると、参加時間0なので職業経験値（とゴールド・宝箱）は得られない。
　
ゲーム開始直後から選べる基本6職とクエストをクリアすることで転職できるようになる追加職では、1レベルあたりの必要な職業経験値に差がある。概ね追加職では1.3倍の職業経験値が必要。
しかしこの値は基本職でも追加職でも199346で上昇が一旦止まるため、高レベルでは差が無くなってくる（過去シリーズでも後半から必要な経験値が大体固定になることが多い）。
レベル86以降はまた上昇を始めて次はレベル93で959346で止まるが、ここでも職による差は無い。
その後レベル111からまた上昇を始め、レベル112では遊び人以外の職は1036094と100万台に突入する。
マスタークラスであるガーディアンはレベル100から始まることもあってか他職より必要経験値が高い。レベル121から1589326で固定になるが、これは他職でレベル129から130に上げるのと同じ値である。
　
ちなみに他のMMORPGでは高レベルでの必要経験値が膨大であることが多く、（タイトルによって時間あたり得られる経験値量、いわゆる時給も違うため同じ条件とは言えないが）下手をするとレベルを1上げるのに億単位必要になることもある。そう考えると80レベル前後の1レベルに必要となる約20万という値は非常にリーズナブル、良心的設定である。
93レベル以降は1レベル約100万～160万とかなりの量になるが、それでも極端に無茶な値というわけでないのは救いか。
　
また運営の考えとして、必要な職業経験値が増加していく90レベル以降はゆっくりと自分のペースで上げていってほしい、と述べられていたが、Ver.5.0以降（レベル111以降）は少し転換し、レベルを上げた実感を高めるためレベルアップでのステータス上昇を従来よりも高め、それと釣り合うように必要経験値も増やすことでレベル上げのハードルを上げる方針。
　
上がったステータスの詳細はDQ9と同じく、専用のウィンドウにまとめて表示される。スキルポイントを獲得したり、新しい呪文を覚えた際もその旨が表示される。
このウィンドウは、見逃し防止の理由もあってか表示された直後はボタンを連打しても消えない。戦闘になったりすると消えるが、レベル上げの最中にこのウィンドウが表示されると前方の視界が遮られるため、人によっては邪魔に感じることも。

職業経験値増加手段

戦闘でモンスターから得られる職業経験値を増加する手段は複数存在する。ただしクエスト報酬などには適用されない。
「〇倍」と表現されたものは「基本値から+100（200）%」という計算になり、基本的に増加要素同士で加算される。
例えば、経験値を2倍（+100%）にする元気玉と、3倍（+200%）にするエンゼルスライム帽を併用すると、経験値は4倍（+300%）になる。単純な乗算で2倍×3倍=6倍となるわけではないので注意。

例外として、【ベストスマイル】【ミリオンスマイル】の増加効果はこれらと乗算の関係にある。
例えば元気玉・料理・ベストスマイルの3つを併用すると、まず元気玉（+100%）と料理（+30%）の効果で経験値は2.3倍（+130%）となり、さらにベストスマイルの効果で経験値が1.1～1.5倍され、獲得経験値は2.53～3.45倍となる。

職業レベルアップに必要な経験値

表中では経験値を「EXP」と略す。

基本職

追加職

※1 Ver.4以降の追加職（【天地雷鳴士】、【遊び人】、【デスマスター】、【魔剣士】、【海賊】）はレベル50から開始。
※2 遊び人の必要経験値は下記の0.75倍。

マスタークラス

職業経験値関連の変遷

Ver.1.0

DQ3等の【経験値分配システム】を一部変更して採用。
倒したモンスターの経験値合計に、パーティーの人数に応じたパーティーボーナスを乗算し、それをパーティメンバーの「レベル+5」の比に応じて傾斜して配分する。
この時期のパーティーボーナスは、1人PTは1倍、2人PTは1.2倍、3人PTは1.4倍、4人PTは1.6倍。

• Lv45の1人PTで900Pの経験値の敵を倒すとそのまま900Pもらえる。
• Lv45の3人PTで900Pの経験値の敵を倒すと全員420Pずつもらえる。（PTボーナスで1.4倍してから3等分）
• Lv45の4人PTで900Pの経験値の敵を倒すと全員360Pずつもらえる。（PTボーナスで1.6倍してから4等分）
• Lv45の3人とLv5の1人の4人PTで900Pの経験値の敵を倒すと、Lv45の3人は450Pずつ、Lv5の1人が90Pもらえる。（PTボーナスで1.6倍し、それをそれぞれのレベルに5を加えた「50:50:50:10」の比率で分配）

サポート仲間が絡むとレベルの算出が少し特殊な形となる。
また戦闘参加時間が短い（参戦が遅れる／途中で死亡している）場合、それから不参加時間の比を引かれる。
　
必然的に少人数で倒して経験値を独占した方が効率がよくなるため、様々なソロレベリングや【平田】レベリングが流行した。

Ver.1.1

パーティボーナスが3人PT以上の場合で上方修正された。
具体的には、3人PTは1.4倍から1.5倍へ（約7%増加）、4人PTは1.6倍から2倍へ（25%増加）。
　
さらに強敵ボーナスが追加されたことから1人で弱い敵を倒すよりもパーティー人数を増やして強敵を倒した方が効率が上となったため、以降はサポート仲間を3人揃えた4人PTでのレベリングが主流になっていく。

Ver.3.1前期

経験値の配分をレベル比から完全均等に変更。
新規プレイヤーが古参のフレを誘ってもパーティを組みにくい状態に配慮したとのこと。

Ver.4.0

分配制を廃止して、DQ2やDQ4タイプの、倒したモンスターの経験値合計がキャラ毎に一律に振られる方式に変更。
この変更にあたって、低レベルモンスターを除くモンスター全般の経験値が見直されて約40%減となっているが、戦闘ごとに得られる値はそれほど変わらない（サポも雇わない完全ソロプレイでもない限りはむしろ増えている）。
【メタル迷宮招待券】で出る敵は例外的に以前と同じ経験値となっているが、代わりにペア招待券のモンスター数はソロ用のものと同じ数にされている。
また王家の迷宮ではボスの経験値が、不思議の魔塔とアスフェルド学園ではモンスターの経験値が、それぞれ増やされている。
　
安西Dによれば「得られた経験値がモンスター図鑑と異なっている」との問い合わせが多かったことも変更理由のひとつらしい。
これに伴い、パーティボーナスも廃止された。

Ver.4.4

一度の戦闘で獲得できる経験値の上限が199999→299999に変更された。

Ver.5.2

一度の戦闘で獲得できる経験値の上限が299999→499999に変更された。

Ver.7.0

一度の戦闘で獲得できる経験値の上限が499999→599999に変更された。
また、修練の心得の効果時間中は上限が999999になるようになった。

関連項目

• 【スキルポイント】
• 【特訓モード】