・職業
【戦士】-【僧侶】-【魔法使い】-【武闘家】-【盗賊】-【旅芸人】
-【バトルマスター】-【パラディン】-【魔法戦士】-【レンジャー】-【賢者】
-【スーパースター】-【まもの使い】-【どうぐ使い】-【踊り子】-【占い師】
概要
修行を積み 悟りをひらけば 神の能力をも 使う聖者。両手杖 弓・ブーメラン・扇を装備可。
習得呪文
習得方法 | 習得呪文 |
最初から | 【ホイミ】 |
【ドルマ】 | |
Lv3 | 【キアリー】 |
Lv5 | 【リレミト】 |
Lv10 | 【イオ】 |
Lv12 | 【ザオ】 |
Lv15 | 【マホリー】 |
Lv18 | 【ドルクマ】 |
Lv20 | 【マヌーハ】 |
Lv26 | 【ベホイミ】 |
Lv29 | 【イオラ】 |
Lv32 | 【ザオラル】 |
Lv40 | 【マホステ】 |
Lv46 | 【ベホマラー】 |
Lv63 | 【ベホイム】 |
Lv64 | 【ドルモーア】 |
Lv65 | 【ザオリク】 |
Lv69 | 【イオナズン】 |
さとり 【130スキル】 | 【イオグランデ】 |
さとり 【150スキル】 | 【ドルマドン】 |
さとり 【200スキル】 | 【イオマータ】 |
取得スキル
解説
Ver.1.3実装。攻撃・回復双方の呪文により幅広い戦闘を展開できる呪文職。使用武器は両手杖、ブーメラン、弓、扇の4種。
【パラメータ】面では、【こうげき魔力】・【かいふく魔力】の両方が高めだが専門家には及ばない。
ただし、Ver.3.4前期には装備の充実や宝珠の恩恵のおかげで、やろうと思えば回魔600を越え、さとりベホマラーで400以上の回復量を叩き出すことも可能となってきた。
耐久面は呪文職らしく悲惨。HPは呪文職としてはまだマシだが、【みのまもり】が最低辺で結局のところ貧弱であることに変わりはない。
【ちから】は全職業中最低で物理火力にはまったく期待できない。
【すばやさ】は回復職の中では一番低く、全職業で見ても遅い部類なので【ターン消費なし】の効果がある【死神のピアス】や【必殺チャージ時 ピオラ2段階】を合成した【魔犬の仮面】を用意しておきたい。
【きようさ】も呪文職の中では最下位。Ver.6.4現在、装備さえ整えば【超暴走魔法陣】による暴走確定となる524ラインには達している。
習得呪文は各種回復呪文と【イオ系】【ドルマ系】の攻撃呪文が中心。
補助の面では、敵からの呪文を完全遮断する【マホステ】や攻撃被弾時にHPを回復する【いやしの雨】【きせきの雨】、敵の【バフ】を消去する【零の洗礼】などを習得可能。
元々攻撃と回復の両方を担うためか、固有の補助呪文・特技のレパートリーはやや少なめだが、その分他職で代替が効かないスキルが多い。扇やブーメランの補助特技も活用したい。
現環境では僧侶、デスマスター、ブーメラン旅芸人と並ぶ四大ヒーラー職の一角とされており、【オートマッチング】コンテンツでも他三者と同様に回復役としてマッチングする仕様。
よって、ヒーラーとしての役割を求められることが圧倒的に多いが、その中での賢者の強みはマホステ、いやしの雨系統、零の洗礼といった固有の補助技にあると認識されている。
マホステは効果時間内なら相手の攻撃呪文、弱体呪文を何度も無効化できる上に【マホカンタ】と違って相手の【判断力】を気にせず使えるため、呪文攻撃メインの敵には圧倒的優位に立つことができる。
いやしの雨・きせきの雨は被ダメージが入る度にその一定割合が回復するという性質上、【聖女の守り】等が苦手とする乱戦や「合計ダメージが味方の最大HPギリギリとなる多段攻撃」に強い。
零の洗礼は、ダメージを伴わずに敵の強化を剥がす性質上【ゴールドフィンガー】【極竜打ち】が無力な【打撃完全ガード】への数少ない対抗手段である。
最初期は「バフを剝がせるヒーラー」の位置づけだったが、Ver.3シリーズあたりから他の要素が刺さる敵も増え「呪文・多段攻撃に強いヒーラー」としても確立されていった。
また、Ver.5.0以降は攻撃呪文重視の扇の追加やブーメランのパラメータ補正強化といったスキル調整により、旅芸人に並ぶ「火力支援もできるヒーラー」の性格も強まった。
【羅刹王バラシュナ】などの敵は賢者の強みが最大限に生かせる。
半面、【天使の守り】のような事故死対策を一切持たず、呪文回復力を一気に2段階アップに戻す手段がCT技の【むげんのさとり】に限られることから、自身の死亡からのリカバリー能力は回復4職の中で最低。
加えてマホステやいやしの雨・きせきの雨は効果時間が60秒と短めのため、死んだりバフを切らしたりせず立ち回るだけの技量が求められる上級者向けの職業とも言える。「復讐の聖女の守り」等の自衛手段も活用したい。
Ver.6.0で【せかいじゅの葉】と【せかいじゅのしずく】が下方修正を受けたため、他プレイヤーからのアイテムによる支援が得られにくくなった点で一層難易度が上がったと言える。
また、賢者が扱える状態変化対策手段は、全職共通のものを除けば【キアリー】【マホリー】【マヌーハ】と弓のCT技【弓聖の守り星】しかない。
よって、【キラキラポーン】【シャインステッキ】【エンドオブシーン】等の強力な予防・解除技や、強力な蘇生能力により一度死亡してもらってから立て直すという強硬策が取れる他のヒーラー職と比べて状態異常対策に劣るのも弱点と言える。
得意不得意な敵やコンテンツがはっきりしている職業なので状況によって他のヒーラー職と使い分けるとよい。
攻撃呪文は光・闇属性で、魔法使いとは専門属性が異なる。あちら同様に両手杖でも片手武器+盾でも戦える。
ただし、旅芸人などにも言えるが「攻撃も回復もできる職」というのはヒーラーを担うことの方が多いものであり、上記の通りオートマではヒーラー枠に入る他、非オートマでパーティを組む際も他に回復職がいなければヒーラーを務めることになる。
回復を優先すべき時に役割放棄しないよう、パーティ内での役割を弁えた立ち回りが求められることには注意したい。
また、回復寄りの万能職ゆえに純アタッカー職にはどう足掻いても最大火力で敵わないため、賢者において回復の片手間ではなく積極的に火力を出したい場合は、固有の補助スキルや属性相性により採用するメリットを見出す必要もある。
逆に言えばこうした条件を満たす場面では賢者がアタッカーとして採用され得るということであり、実装当初の【剛獣鬼ガルドドン】戦にてメインアタッカーの枠でテンプレ入りした実績も持つ。
証の効果は攻撃呪文を受けた場合に時々MPが回復するというもの。賢者の膨大なMPが尽きる事は少ない為、【夢幻魔王の勲章】や【邪教司祭の勲章】が登場した現在は賢者の証が採用されることはまずなくなった。
所持スキル考察
攻撃呪文と回復呪文に加え、他の職では代用できないユニークな補助特技も持つため、これらを活用して臨機応変に立ち回るだけの判断力が必要となる。
以前は両手杖装備で呪文に特化することがメインだったが、武器と特技の充実により他の武器も有力になってきた。それぞれに強みがあるので、場面に応じて使い分けるとよい。
ただし、あくまで呪文が中心の職であるため武器の呪文発動速度錬金はほぼ必須で、呪文発動速度12~18%付きの武器を入手できるか否かで使い勝手が大きく変わる。
特にブーメラン・弓・扇の3種については、呪文発動速度が【パルプンテ効果】でしか付与できない。白宝箱や【アストルティア防衛軍】で狙ってもいいがかなり入手に運が絡む。
なお、武器スキルの状態異常特技の大半は物理ダメージ+追加効果という形を取っているが、相手の守備力に対して攻撃力が足りずにダメージ計算結果が0ダメージになると追加効果の付与にも確実に失敗してしまう。
元々ちからが低く使用武器の攻撃力補正も軒並み低めの賢者の場合、武器の特技はほぼバフ・デバフ目的で使うこととなるが、ここまで低攻撃力となると物理ダメージを与えられないことによる追加効果の付与失敗が他の職業以上に起こりやすい。
また、他に回復役がいない場合は武器スキルを使用している暇がない場合も多く、無理にこれらの使用に固執すると却って味方を危機にさらすこともあるため、武器スキルを使う余地のある戦闘であるか否かはしっかり見極める必要がある。
- 【さとり】
前述の通り、固有の特技がどれも強力で賢者の採用意義に直結するため、賢者をやるならすべて覚えておきたい。
また、魔法使いの【魔力かくせい】や僧侶の【聖なる祈り】に相当する技としては、攻撃呪文と回復呪文の効果を同時に高める【しんぴのさとり】【むげんのさとり】がある。
ただし、しんぴのさとりは1段階ずつしか上がらず、むげんのさとりは2段階上がるもののCT技という弱点がある。
そのため、効果時間の延長にはしんぴのさとりを使い、死亡や強化打ち消し技には他の職以上に気を付ける必要がある。
【180スキル】は【きせきの雨】をセット可能。いやしの雨の上位互換なのでセット推奨。
【200スキル】は【イオマータ】をセット可能。
【パッシブスキル】では両魔力と最大MP量を増やせる。
- 【両手杖スキル】
通常の錬金で呪文発動速度を付与できる武器種であり、魔法職としての性能を確保するハードルが低い。
武器スキルの面でも、攻撃魔力と最大MPの底上げや【180スキル】の属性呪文強化、【早詠みの杖】【超暴走魔法陣】といった特技で呪文の性能をさらに伸ばせる。【活命の杖】による自衛も可能。
また、Ver.6.4のスキル個別化によって、魔法使いの杖スキルと同じように、「装備時こうげき魔力+130」に強化され、更に「装備時呪文ダメージ+25%」もついて、賢者の武器の中では攻撃呪文の威力が最も高くなる。
「行動時25%で早詠みの杖」も追加され長期戦にも強くなった。
スキルポイントを振らなくても「戦闘勝利時MP中回復」がデフォルト化された為、継戦能力も向上した。
長所は更に延び、MP不足になりがちという弱点の補強もされ総じて扱いやすくなった。
- 【ブーメランスキル】&【盾スキル】
片手武器のため盾で耐性を補強でき、さらに【デュアルブレイカー】【レボルスライサー】といった弱体技を使用可能。
賢者は元々状態異常耐性ダウンの付与手段として【魔導の書】を持つが、こちらは「ダメージが発生しないとくぎ」として有効。
ダメージが通る相手にはデュアルブレイカーの方が圧倒的に成功率が高いため、確実に付与したい場面では専らブーメランを使うことになる。
レボルスライサーもきようさの低さからやや不安定だが、賢者にとってはパーティ全体のダメージを爆発的に増やす数少ない手段である。
物理火力の低さと発動後の硬直が命取りになるため【ギガスロー】は外してしまっても問題ないだろう。
Ver.2.1以降のブーメランは第三の魔法武器と呼んでも過言ではなく、レベル80装備の【トライチャクラム】以降のブーメランには攻撃・回復魔力への補正、あるいは呪文発動速度補正や早詠み付与といった詠唱を補助する効果が付くようになっている。
そのため、ブーメランを持って呪文を唱え、最初から最後までそのまま戦闘することも多くなってきた。
Ver.5.0以降はブーメラン装備の【旅芸人】に補助・回復両面で見劣りしがちになってきたため、ブーメランの需要は低下気味であった。
しかし、Ver.6.4のスキル個別化で、「装備時こうげき力+50」と「装備時かいふく魔力+80」に強化され、さらに【180スキル】でレボルスライサーの成功率に影響するきようさを大幅に増やせるようになったため、サポーター兼ヒーラーとしての適性が上がった。
- 【弓スキル】
【弓聖の守り星】【ロストスナイプ】により支援の幅が広がり、【マジックアロー】【ダークネスショット】は自前の攻撃呪文と噛み合いがある。
とはいえ、弓聖の守り星だけでは状態異常対策としては心許ないし、ロストスナイプも零の洗礼で代用が効く状況がそれなりにあるため、盾や杖の早詠みによる詠唱速度を捨ててまで、賢者がわざわざ持つ価値があるかは疑問が残る。
どうしても必要だとしても、弓を物理武器としても活用できる中衛職がいるならそちらにやって貰う方が効率的であるため、他の賢者の武器のような独自の強化が求められている。
攻撃呪文とのコンボに関しても、魔法構成では【ぶきみな閃光】を持つ魔法使いや同じく弓使いである魔法戦士と組むことが多く賢者が弓を持つ理由が無くなり、物理構成では基本ヒーラー寄りの立ち回りとなるため下準備をしてまで攻撃に回る余裕があるか微妙と難点が多い。【光属性】耐性を下げてイオ系を使うにしても、相手に接近するリスクの方が大きい。
武器の方も、賢者と強く噛み合うものは長らく存在しなかったが、CT技が重要な賢者に嬉しい「開戦時50%でチャージタイム短縮」に両魔力&呪文発動速度補正まで付いているレベル100装備【イルミンズールの弓】の実装により状況は一変。
賢者が弓技を活用できる場面自体少ないという問題はまだまだ未解決だが、ブーメランよりほんの少し下がる程度の呪文行使能力を保持しながらCT短縮を狙えるとなかなかの使い勝手ではある。
魔法戦士と組む機会が多いため、ダークネスショットを交互に撃てば光耐性低下を長時間維持できるという利点もある。
Ver.6.5後期時点では賢者の武器の中で唯一個別化されておらず、魔法使いのムチスキルと同様、使い道がない割に強化もされない不遇スキルとなっている。
- 【扇スキル】&【盾スキル】
Ver.5.0から新たに装備可能に。
他の職の扇スキルとは異なる独自仕様で、パッシブスキルは呪文攻撃に特化した内容になっている。
「装備時こうげき魔力+180」があり特化させると攻撃魔力は【魔法使い】にも匹敵する高さになる。「ドルマ系+5%」もあるので単体火力では魔法使いにも引けを取らない。
【花ふぶき】&【百花繚乱】による【幻惑】撒きや【風斬りの舞】による範囲バイキルトの手段も得たため、ブーメランとはまた違ったサポート性能を発揮する。
扇は片手武器なので盾を装備できる利点もあり、火力と耐久を両立した武器種と言える。
早詠み系の特技も無いため、パッシブに「装備時呪文発動速度+8%」があるものの詠唱速度に関しては難がある。
他の職の扇スキルと異なり【180スキル】を使わなければ攻撃力補正が無いため、元々の数値の低さも相まって物理攻撃力は壊滅的となる。【おうぎ乱舞】は外してしまって問題ないだろう。
賢者では問題ないと思いきや、物理ダメージを通せないことで百花繚乱が腐りやすくなるため注意(ダメージを伴わない花ふぶきは攻撃力の影響を受けない)。
また、Ver.6.4では「死亡時に魔力覚醒か聖なる祈りが残る」と「行動時10%で祈り」と「行動時10%で覚醒」に発動率が引き上げられ、立て直しや状態を維持する力が強化された。
「攻撃時25%で暴走アップ」(発動すると約12秒間呪文が必ず暴走するようになる)という独自のパッシブスキルを持つ。
一方で両手杖が攻撃呪文運用で大幅な上方修正を受けたため攻撃呪文の威力ではあちらに劣るようになり、また武器の回復魔力の数値も大きく劣っているので回復力でも一歩劣る。こちらは上述のサポート能力や盾を持てる点で差別化していきたい。
所持必殺技考察
- 【神の息吹】
MPを回復しつつ、呪文効果と詠唱速度を上げる。高いMPと合わせて継続戦闘力が更に上がり、高速ベホマラーも可能になる。短時間だが火力、回復力もかなり上昇するため是非習得しておきたい。
- 【天恵の光】
広範囲の味方の最大HPを増加させつつ、最大HPの半分を回復させる。いやしの雨などと合わせれば相手の多段攻撃に耐えられるラインがかなり伸び、回復技としても使える。CTがないのも有用。
サポート仲間について
サポート仲間としても使い勝手は非常に良く、高いMPや必殺技による自己MP回復と合わせて継続戦闘力も非常に高いので、まんたん役にも適している。
しかし、天恵の光が追加されて以降はこちらの方が優先になっている為、雑魚の乱獲で速攻終わらせていると神の息吹を使う前に終わってしまうのでMPが尽きやすくなってしまっている。
職業クエスト
特殊コンテンツでの扱い
以下のコンテンツでの扱いについては各コンテンツページを参照のこと。
変遷
Ver.1.3
防具はほぼ魔、僧と兼用が効くが、【水のはごろもセット】は着用出来ない。
魔以上に腕装備に乏しく、1.3時点で21~28と50以上で錬金効果を付けられる腕装備は全滅。錬金を付けられる腕装備は42装備の司祭のてぶくろが最強となっていた。
Ver.1.4以降に装備可能な腕の上位装備が追加され、現在ではこの点に関しては問題になりにくくなっている。
素の回復魔力はそれほど高くないので、当時は回魔錬金の【ホーリーローブセット】(回魔ホーリー)が人気だった。
強ボスでは魔法使いのメラミより威力の低いドルクマの存在や僧侶と違って天使の守りや聖女の守りを覚えられないためあまり出番がない。
だが、状態異常を入りやすくする魔導の書の存在から、【ガルゴル】や【イーター】などでは需要があった。
Ver.1.4
Lv解放でイオナズンを習得。
【魔法の迷宮】のチャレンジフロアの出現率が高まったので、両手杖以外の武器の需要が高まった。
弓は潰されてしまい、【トロルバッコス】の追加で回復役になる可能性がある賢者にも盾の必要性が高まった為、サブ武器を振るならブーメラン一択だろう。【デュアルカッター】の強化もあって、賢者でもそれなりのダメージが入る。
途中追加された【ドラゴンガイア】の打撃完全ガードを打ち消せるのは現状零の洗礼のみなので、ようやく賢者もエンドコンテンツで一定の席を得た。
Ver.2.0
早詠みによる高速回復、範囲攻撃、バフ(主にマホカンタ)消しと色々と要求が多いピラミッドでは、バフが無い事や攻撃魔力の関係で、本職僧、魔には及ばないものの、八面六臂の活躍ができる。
MPが高いので長期戦に強いのも強みの一つ。元々役回りの多い賢者の本領発揮である。
Ver.2.1
賢者と最も相性がいいであろう攻撃魔力、回復魔力が大きく上昇する退魔セットの登場。
特技や呪文の面でも、神秘の悟りの発動時間が短縮され、ベホイムやドルモーアなどが消費MP減少&詠唱速度が短縮される。
後期でもイオグランデを習得し、両手杖に回復魔力の上昇効果も加わるなど、このバージョンにおいての賢者の強化は著しい。
また斧、鞭、天下無双などの強化により爪を切る人も出始め、相対的に零の洗礼の価値も上昇。かつて程不遇職とは言えなくなってきている。
Ver.2.2
早詠みの杖・しんぴのさとりの効果時間の延長で、更新の手間が大きく軽減された。
後期には同属性を当て続けるとダメージが減る仕様が撤廃され、魔法構成パーティでは魔と賢に分かれる必要は攻撃面では無くなったが、回復蘇生の保険として賢者は引き続き登用されている。
コインボス【グラコス】はバラモス同様に魔法構成が鉄板であり、仲間呼びで出てくるディーバの戦いの歌を消せる為、鉄板構成でお呼びがかかる。エンドコンテンツで新たな席を得た。
Ver.2.3
さとり140スキルにて、呪文のダメージと回復力を一気に2段階上げるむげんのさとりを習得。CTは150秒だが、戦闘開幕直後は0秒のため、即座に使う事ができる。スタートダッシュの遅さという賢者の弱点が克服出来るため使い勝手が上昇した。
またこれにより、サポート仲間でも呪文効果を2段階強化してくれるようになるため、サポとしても大幅に戦力アップが期待できる。
しかし、何故かこの頃から杖を持っていても【ロストアタック】を使うようになり、しなくてもいいのに勝手に前に出てきて範囲攻撃に巻き込まれたりする。
Ver.2.4
サポート仲間が同格、格下レベルでもバッチリでさとりを使うようになった。
【第九の霊廟】でも活躍するが、状況に応じて攻撃・回復・洗礼を切り替えなければならない忙しいポジション。
Ver.3.0
【達人のオーブ】の導入もあって更に暴れまわっていたツケが回ったか、イオグランデとドルマドンのCTを伸ばされてしまった。
しかし、マヒャデドスとメラガイアーより若干短いので、魔法使いよりアドバンテージを取れるようにはなっている。
また、達人のオーブのためのメダル需要で活性化した【真・災厄の王】リプレイも、以前は僧侶2人だったところを賢者が1人入ることが増えた。回復の手が空いたら攻撃に回れるためである。
Ver.3.2
【牙王ゴースネル】に席が出来る。ただし僧侶がバフを撒き終えるまでは回復に専念し、その後も洗礼や攻撃を行いつつ緊急時は僧侶のサポートをするなど状況に応じた対応が必要である。
【幻妖の黒公子】戦では、零の洗礼で強化技を剥がせる賢者がいないと難易度が格段に上がる。
Ver.3.3
【魔幻の覇王軍】でも呪文攻撃が多く、一獄ではバイキルトも使ってくるので、洗礼とマホステで活躍できる。
Ver.3.5
本バージョンでは周りの環境により大躍進を遂げ、賢者の強みを再認識させることになった。
特に中期実装の【死神スライダーク】は多段攻撃主体で呪文&自己強化持ちと、これでもかというほどに賢者の利点を大きく活かせるボスである事から、僧侶の代わりに回復役として起用されることが目立つ。
後期でも、ワラワラと数が出てくる上に呪文攻撃も多い【試練のケモノたち】でも安定性向上に貢献できる。
また、3.5後期以降はストーリーでも呪文または自己強化を持つボスがどこかしらで出るようになり、サブヒーラーとして活躍できる機会が増えるようになった。
Ver.4.0
【アストルティア防衛軍】では乱戦に対するきせきの雨、バフに対する零の洗礼、隙あらば呪文で攻撃参加とまたも賢者が大活躍。
大将討伐の際にはブーメラン技も有効で、ほぼ必須の職となっている。
Ver.4.1
このVer.でチャンスとくぎの仕様が変更され、賢者も【災禍の陣】を使用できるようになったことで火力支援能力が更に強化された。
Ver.4.3
何といっても【紅殻魔スコルパイド】戦での適性が光る。
今まで攻撃呪文は魔法使いの劣化と呼ばれていたがこのスコルパイドは火も氷も非常に耐性を誇りレベルIIIに至っては何と無効化する。
光と闇のみが通るこいつには魔法使いではまず太刀打ちできず攻撃呪文でも賢者が活躍できるボスである。とはいえやはり基本はヒーラー寄りの立ち回りなのは変わらない。
Ver.5.0
新たに扇を扱えるようになった。
使用スキルは他職と変わらないが、パッシブで攻撃魔力が大きく上がったり、行動時に魔力覚醒や聖なる祈りが発動する点が異なる。その補正はかなり高く、装備次第で魔法使いと同等かそれ以上にもできる。攻撃時25%という比較的高めな確率で必ず暴走(【げきりんのさとり】と同じ状態変化)もあるので、数値以上に火力は高くなり、攻撃呪文を使用する限りでは超暴走魔法陣を敷けない弱点も感じさせない。
とはいえ賢者を攻撃役として採用する事は少ないので、どちらかと言えば【風斬りの舞】でバイキルト&魔力覚醒を撒いたり、【花ふぶき】&【百花繚乱】で幻惑を入れられるというサポート性能が上がる事の方が重要であろう。
早詠みの杖程度なら両手杖にSPを割かずとも職業クエストクリアだけで使えるようになったので、両手杖にこだわる必要もなくなった。
ただし、扇はブーメラン同様、錬金で呪文発動速度を付ける事が出来ない為、【アストルティア防衛軍】で狙って取るか、超高価なパルプンテ品を購入するかして発動速度を補わないと素の呪文発動速度が大幅に落ちるという点には注意したい。
サポート仲間が使う分には元より早読みの杖を使わないので、むしろ範囲バフや幻惑を入れる事ができ、盾で生存性が高まる扇の方が相性が良い。ただ、CT技を使う為に敵に近づく可能性が高いのが難点。
一方で、旅芸人が強力なブーメランスキルを得たことでかなり割を食うことにもなった。
こちらのバフ有りベホマラーより少し下程度の回復力をバフ抜きで出せる上、デュアルブレイカー・レボルスライサーのCTと成功率でも大きく差を付けられている。
単純な回復力や致死ダメージ・状態異常への防御では僧侶に劣るという点も相変わらずのため、回復役が賢者でなければならない場面はかなり限られてくるだろう。
とはいえ、いやしの雨系やマホステ、零の洗礼が他の職に真似できない独自の強みであることに変わりはなく、その点での住み分けはまだできている。
新コンテンツの【万魔の塔】も、即死級攻撃はほとんど飛んでこない一方で凄まじい勢いで敵が押し寄せ呪文攻撃もバンバン飛んでくるという典型的な賢者向けコンテンツであり、集団戦と呪文に強いヒーラーとしてその本領を発揮できる。
Ver.5.1
【ドルモーア】、【イオナズン】、【イオグランデ】の魔力キャップが引き上げられ、威力が上昇。
これにより威力不足だった範囲火力面がある程度改善され、集団戦に対する強みが更に増すことになった。
また、扇の【180スキル】に装備時こうげき魔力+と装備時暴走率+が追加され、より呪文攻撃に特化させられるようになった。
【剛獣鬼ガルドドン】では押し勝ち戦法再びのボスであり、魔法使いの主力たる炎属性に耐性を持ち、闇耐性が低めの傾向にある為、賢者が攻撃役として採用される初のケースとなった。
Ver.5.2
職業【200スキル】に【イオマータ】を習得。
本作の【イオ系】としては異色の遠距離型で、また味方としては初の連続攻撃型の呪文でもある。
Ver.5.4
【いてつくはどう】を持つ【魔剣士】が登場し、これまで賢者の特権だった「ダメージを伴わないバフ解除技による打撃完全ガード対策」が遂に他の職でも可能となった。
特技の性能もあちらが上位互換であるが、物理寄りの純アタッカー職とヒーラーも可能な魔法職では起用目的が異なるため、これによって一気に賢者の立場が危うくなる可能性は低いと思われる。
また、【ダークマター】を起点に闇属性で仕掛けられる、バフ解除を行う場合は後衛の賢者がわざわざ前に出なくとも魔剣士に任せればよくなるという点で魔剣士と賢者の相性自体は良好である。
Ver.6.4
ブーメラン・両手杖・扇のスキルライン調整。
【スライムブロウ】と【波紋演舞】が【160スキル】に移動。
その他
賢者のNPCについて
DQの世界において賢者というのは偉大な功績を持っている人物が多いためか、住民から敬われているNPC賢者も多い。
本作の賢者は、回復・光・闇という呪文構成や「さとり」「神の息吹」など聖職者の側面も持っているが、NPCは魔法や科学の研究を行う学者的なキャラクターの方が多い。
賢者としての称号や能力を持つことが語られているNPCには以下の人物が存在する。
- 【叡智の冠】メンバー
- 賢者クエスト登場人物(=【ドルワーム王立研究所】研究員、当研究所は賢者への登竜門とされる)
- 【遊び人】クエスト登場人物
- その他の賢者
- 【賢者ワルスタット】(【アジール】【レオーネ】と共に【大魔王ヴァルザード】に挑んだ人物で【心層の迷宮】および【魔眼の月が昇るとき】にて登場。
- 【賢者サラム】(クエスト【赤き大地の迷い人】登場人物)
- 【賢者セレディーネ】(クエスト【ある女医の秘密】登場人物)
- 【マスター・バレクス】(【道具鍛冶】ギルドマスター)
- オリク(【イワノフ博士】の仲間人間、実際にザオリクを使う描写あり)
- 【魔祖】達(彼らは元々【女神ルティアナ】を崇める賢者達だった)
そう呼ばれることはないものの、ヴェリナード王国の【王立調査団】や過去の世界にいる【四術師】も賢者といっていいかもしれない。
実際、1000年前の四術師であった【シュトルケ】はセレディーネに「大賢者」と呼ばれていた。
なお、同時代【古グランゼドーラ城】にある「賢者の執務室」には「サルベス」という黒衣に身を包んだ女性もいる。
ルティアナの従者としての賢者
遥か古代、【異界滅神ジャゴヌバ】が誕生する以前から【女神ルティアナ】につき従う存在として賢者が存在した。
彼らはある事情から【魔祖】へと転じてしまう。詳細は当該項目を参照。