【災禍の陣】

Last-modified: 2021-03-25 (木) 12:09:13

概要

チャンスとくぎの1つ、消費MPは3、読みは「さいかのじん」。
 
魔法陣を作る【設置型】の技で、陣内にいる敵に「ほぼ全ての攻撃で受けるダメージが50%増える効果」を与える。効果時間は18秒。
なぜか【ジバリア系】呪文のダメージのみ増加しない(他の設置系攻撃のダメージは増加する)。
【呪文耐性低下】【被ダメージ増加】とは合算関係にあり、例えば災禍の陣+呪文耐性1段階ダウンにかかっている敵は呪文で受けるダメージが1.9倍になる。
敵を陣内におびき寄せるのは難しいため、むしろ固まって戦ったり(+そのために手厚く防御を固めてから使う)、パラディンなどで魔法陣に押し込んだり、【スタン】等で足止めしている隙に使ったりする事で活かせる技といえる。
 
注目したいのが僧侶も使えると言う点。攻撃能力に乏しいスティック僧侶でもこれで味方全体の攻撃補助をする事で火力アップに貢献できる。
また、魔法使いも【超暴走魔法陣】で確実に暴走させられるほどのステータスなら【げきりんのさとり】よりこっちを使用した方がいい場合もある。
発動から演出終了までも早い方なので、あまり行動の妨げにならないが、設置型の技としては珍しく敵対象を指定して使う必要があり、その上射程距離は短いため、タゲや怒り対象時の使用は避けた方が良い。
設置型特技故に、特技に反応して怒るタイプの敵は災禍の陣に乗ると使用者に対して怒る。
陣系の技の例によって【サポート仲間】は基本的に使用しないが、【作戦】【いろいろやろうぜ】にした状態でチャンスが発動した際に使う場合がある。
 
一応、【メタル系】にも有効であり、会心の一撃のダメージはきちんと増加する。普通のメタル系なら元より一撃で倒せるので意味は無いが、HPの高い【プラチナキング】には有効になる。
 
ちなみにこれの範囲内に敵がいると効果音が鳴り続ける。複数入っていると当然一体一体鳴るので、エモノ呼び中などで3匹以上入ってたりするとかなりうるさい。
あと、ひかりのはどうを使える敵が陣内にいると、他に何も不利な状態異常がかかっていなくても突然使い出すことがある。もちろんひかりのはどうで陣が消えることはない。

Ver.3.1後期

実装当初の仕様は「守備力を0にする」+「呪文・タロットの被ダメージ50%増加」の2つの効果を持つ魔法陣を25秒間発生させるというもの。
使用者は【僧侶】【魔法使い】【盗賊】【レンジャー】【まもの使い】【踊り子】の六職。
守備力に関係なく呪文やタロットでもない攻撃、すなわち固定ダメージの特技は強化の対象外だった。

Ver.3.2

【エステラ】【魔女グレイツェル強】(協力バトル)が通常特技として使用する。
CT150秒(初回60秒)が設定されている。
PCのモーションは力をためた両手を地面に叩きつけて陣を描くが、エステラのものはしばらく杖を振って発動するため、プレイヤーより準備時間がやや長い。

Ver.3.3後期

使用者に【占い師】が追加。
【戦車のタロット】は上記の前半と後半の両方の効果が乗り、守備力を貫通した上で最終ダメージ1.5倍と凄まじい強化がなされた。水晶球&魔王のいざないからのオーラ戦車で4999ダメージが連発され、常闇の聖戦での主力となっていた。

Ver.3.4

【セピアン】が使ってくる。
モーションが【無駄行動】の「お絵かきしている」を流用している関係で演出時間が長い設定になっているようで、かばう等で硬直している間に使われると、かばう解除の出来ない硬直がやたらと長くなる。
その他、直後にさそうおどりやベホマラーなどを受けるとメッセージや回復表示が出るのがやたらと遅くなる現象が発生する。

Ver.4.1

このVer.から全てのチャンスとくぎが全職業で使用できるようになったが、このチャンスとくぎが頭一つ抜けて強力だったために職業毎の差ができていたということもあって大きく仕様変更が入った。
 

  • 「守備力を0にする」効果の廃止
  • 「ダメージ50%増加」効果を呪文・タロット以外の攻撃に対しても適用
  • 効果時間を25秒→18秒に短縮
  • CTが追加(600秒)
     

影響が大きいのが「守備力を0にする」効果の廃止。
特にアタッカー用の武器として低めの攻撃力を災禍の陣で補えていた【ツメスキル】には影響が甚大で、守備力が低めの敵に対してはこれまでと同等以上の火力が期待できるが、守備力の高い敵には目に見えて火力が落ちるようになった。
また、最高の相性を誇っていた戦車のタロットは守備力ゼロ化が取り上げられたためダメージが大幅低下することに。
呪文や他のタロットによる攻撃に対しても実質効果時間が短くなっただけなので、総合的に見ても特にVer.4.1以前から災禍の陣を有効活用できた職業にとっては事実上の弱体化調整となる。
また、チャージタイムが600秒と非常に長いので【時元神キュロノス】【時よ消し飛べ】のような特殊なケースでもない限り1回の戦闘で1人につき2回以上使えることはまずない。
よほどの長期戦になるような強敵であれば2回使えることもあるが、最近の傾向としてそういう相手はほぼ戦闘自体に制限時間が付くケースが大半なので、使えても2回が限度。
他のプレイヤーと同時に使ってしまうと無駄もいいところで、更にキャンセルの受付時間もかなり短いため、災禍の陣を使用する場合は他のプレイヤーの動向を確認する癖もつけたいところ。
 
逆にこの仕様変更の恩恵を大きく受けたのは【片手剣スキル】【天地雷鳴士】の特技。
片手剣の主力である会心の一撃は相手の守備力を無視するという仕様上恩恵が小さかったが、仕様変更後は会心の一撃の威力も上がるようになった。
会心が出なかった場合の火力は低下しているが総合的には大きな火力アップになり、更にチャンス特技のチャージ率も会心時が最も高いので相性は非常に良い。
天地雷鳴士の特技は呪文でもタロットでもなかったので災禍の陣の仕様適用外だったが、この仕様変更で適用されるようになった。
ダメージブースト手段が乏しかった天地雷鳴士にとっては待望のダメージアップ技である。