【災厄の王】

Last-modified: 2024-01-01 (月) 08:04:34

概要

【神話篇】【世告げの姫】が予言していた災厄の正体。色違い亜種に【ファラオ・カーメン】がいる。
【ガケっぷち村】【光の河】のほころびから出現し、その圧倒的な力で村を半壊させた。幸い世告げの姫達の尽力により犠牲者はいなかった模様。
ドラゴンクエストX TVver.3クリスマスSPによると、開発時の災厄の王は四つん這いのボロボロの姿で、真・災厄の王がこの姿だったらしい。
なお、Ver.6.1でのボイスによれば「災↑厄の王」と「災」にアクセントを付けるのが正しい呼び方のようである。

Ver.1.4

村を破壊するPVが実装されたが、なんと姿があの地獄の帝王こと【エスターク】に酷似しておりシリーズファンに衝撃を与えた。その為か【エセターク】などと呼ばれることがあるほか、エスタークで検索するとこちらの情報が混ざることもある。
またVer.1.4予告PVでは新要素「【パーティ同盟】」の紹介として8人がコイツと戦う図が見られたが、アップデート直後は戦う資格を得る多くのクエストが解禁されたものの、こいつ自身とは戦えなかった。
その後、Ver.1.4.3にて、ようやく災厄の王と戦えるクエスト【闇に眠りし王】が公開された。
 
撃破すると他の敵同様消滅するが、同時に災厄の王が鎮座する玉座の間には幻術がかけられている事が判明する。今回戦った災厄の王は幻であったのである。
なお、オートマッチングの場合は撃破後出口を調べた人からパーティから離脱する形となる。

Ver.1.5中期

ここから【真・災厄の王】と戦えるようになった。その真・災厄の王と戦うクエスト【最後の神話の戦い】でも前座としてこっちとも戦わされるハメになる。
しかも、真・災厄の王で全滅したらまたまたこっちも倒さなきゃならない為、できれば一発で決めたい。
こいつに苦戦するようでは真にも到底勝てないので、職構成や作戦を見直した方がいいだろう。

Ver.2.1後期

【ゴルスラ会長のゴールデンミッション】で真と共に3189(語呂合わせでさいやく)00匹もの討伐数が指定された。期間中は募集が増えたことで討伐経験者の割合も大きく増加した。

Ver.3.0

これまでは残りHPが80%と50%に達した際に全ての状態異常が自動で解除されていたが、仕様では無く不具合だったようで今Ver.で修正された。

Ver.3.4

プラズマブレードの極意の宝珠を落とすようになった。真の方は倒すと強制退去されてしまうため、こちらが落とすのだろう。
同Verで【プラズマブレード】を含めた【両手剣スキル】が調整されたため、これ欲しさに通う人もいる。
サポオンリーで挑戦する人が多いため、他の同盟バトルに比べるとマッチングはし辛いが、それでもVer.3.3後期以前よりはマッチングしやすくなった。

【裏アストルティア・ナイトコンテスト】

まさかの参戦。流石にそのままのサイズだとでかすぎるためか、一回り小さいサイズで登場する。
どこぞの帝王のように眠りについているようで、【ロディア】がプレイヤーの心に直接語りかけて代弁している。動いているし目が光っているので実は起きていそうな気がしないでもないが
彼に投票しなかった場合、目覚めてしまったのか怒りを覚えているが、当然ながらお祭りイベントであるため特に何も起きない。
 
エスターク似という見た目がうけたかはたまたインパクトか裏ナイトの座に輝き、後に公開されたプレゼント画像では表ナイトの【ラウル】と共に描かれている。
これまでの総選挙ではプレゼント画像に登場するキャラはその当時の限定衣装を着ていたのだが、流石にそれをこいつに適用するのは無理があったのかそのままの姿となっている…と思いきや頭頂部に非常に小さい帽子(人間サイズ)が乗っかっている。ラウルの方は帽子をかぶっていないのでシェアしているのかもしれない。

Ver.4.5前期

クエスト【アンケートにご協力を~♪】で言及される。6000年前2代目時の王者を撃退し1度はアストルティアに甚大な被害をもたらし、さらに宇宙へと脱出する【ゴフェル計画】選出メンバーに対し、アストルステーション(脱出口のようなもの)に配下を乗り込ませるというカタチで追撃を行った。
当時ゴフェル計画を指導した英雄【プクラス】になりきり、【リルクリムゾン】率いる災厄の王部隊を迎撃する、というシナリオがクエストの内容である。

Ver.6.0

【ヤマカミヌ王国】に侵攻し、【国王コウリン】【ハクオウ】を殺害して国を滅ぼした事が判明。

Ver.6.1

メインストーリーで【災厄の王の幻影】が登場する。

戦闘力

運営によると、公開時点でのアストルティア最強の敵とのことで、HP65535(当時のカンストHP)、攻撃力894、守備力434という圧倒的戦闘力を誇る。DQ9のエスタークは高い攻撃による猛攻でプレイヤーを苦しめたが、こいつは多種の状態異常まで絡めてくるのだから手に負えない。
 
強力な全体攻撃と状態異常攻撃を持ち合わせているので、魔法の迷宮のようなパーティ構成では即効で潰されてしまう。
配信当初、適当なパーティで彼の居城に乗り込んだユーザー達はあっという間にその剣の錆びとなった。
強ボス、コインボスと戦うときにきちんと役割を分けたパーティを組むように、こいつに挑むときも作戦を良く練って相手に適したパーティを組もう。他のクエストボスとは全く格が違う敵ということを頭に入れて全力をかけて挑みたい。
 
高めの耐性があるが、攻撃力低下のデバフを入れると大分楽に戦える。ただし後半になるにつれ属性攻撃系特技の使用頻度が上がるため、後半は攻撃力低下よりいかに特技を止める方に重要性が増えてくる。
【制限行動】が一切かかってないために、ジゴスパークや魔蝕などの危険な技を絶え間なく連発してくることもあるので注意が必要。
ここで【やいばくだき】による攻撃力低下付与、【たいあたり】よる行動妨害と、序盤にも後半にも対応できる壁役として今まで日の目を見ることのなかった戦士が脚光を浴びることとなった。
やいばくだきが強化され、耐性のない相手にはほぼ確実に入るようになったのもその大きな一因である。
 
日が経つにつれ戦法を構築して再挑戦する者が増え、「同盟を組まないで倒した」「サポート仲間のみで倒した」などという撃破例も数多く寄せられた。
Ver.2シリーズではこちらの火力もどんどんインフレしていった結果、魔蝕対策さえしっかりしておけばパーティ同盟を組まず、且つサポートのみでも十分勝てるようになった。Ver.3辺りになると最早全く危なげもなく勝ててしまう。…年月は無常である。
挙句の果てに【バトルマスター】単独で挑んで撃破した猛者まで現れてしまった。

システム

初回報酬は【ちいさなメダル】10枚、リプレイ報酬はちいさなメダル5枚となっている。
リプレイ報酬が現在のものになったのはVer.1.5中期からであり、それまではちいさなメダル1つのみであった。
このクエストに使う労力(災厄の王自体の強さやかかる時間)を考慮すると報酬が見合っておらず、一度行ったらもうお腹一杯で2度目はお手伝いでも行きたくないという意見が多かったため、変更された。
 
更にVer.2.1後期から一度でも【帝王の玉座】に入ったことのあるキャラがストーリーリーダーを務める場合、【闇の溢る世界】に入って直ぐに玉座の前までワープできるショートカットが追加された。
構成によってはサポート6人でも7~8分で討伐できる様になっているため、ムービー等を含めて約10分で【特訓スタンプ】30ポイント、小さなメダル5枚、12000経験値を入手できる稼ぎ場としてリプレイされるようになっている。
 
後のバージョンで一度クリアしたらムービーがスキップ出来るようになり繰り返し挑みやすくなった。が、その一方で初討伐の人はムービーがスキップ出来ないので要注意。
特に「最後の神話の戦い」(真・災厄の王)の道中で戦う事になる災厄の王撃破後のムービーはパーティ同盟を組んだ状況で見るムービーとしては長め。
クリア済みの人が多く参加する現状ではムービーを見ている間はどうしても他のメンバーに待ってもらう必要があるのであらかじめ「初です」「初見です」と申告しておけば大抵は快く「OK!」と返事が来るはずなのでトラブルにはなりにくいだろう。
また、同ムービーはどんなに急いでメッセージを読み飛ばしても、戦闘終了後すぐに扉に触ってしまう人がいるとムービー終盤に「あと3分以内に扉に触らないと出口に戻されます」といった旨のドラキーのメッセージが出てしまい気持ちが焦りがちになるため(クリアだけを目的に読み飛ばす分には関係ないのだが)、初の人がいる場合は出来るだけ扉に触らず待ってあげる心遣いをしてあげよう。
 
実装当初は討伐までに7つ(ガタラの外伝クエストも含めると11)のクエストを終わらせていることが前提なので、組める人を探すのも一苦労であった。
あまりの強さからソロプレイヤーはほぼ詰みで、提案広場にはソロプレイヤー達を中心とした苦情が早々に殺到したことから、Ver.1.5中期からパーティの自動マッチングが可能となった。なお、PT同士の同盟の自動マッチングはVer.1.4の実装当時から可能である。

能力

HP:65535
MP:9999
攻撃力:894
守備力:434
おもさ:1683
ときどき2回連続で行動する。

使用とくぎ

使用じゅもん

  • 【メラゾストーム】(HPが50%以下の時に使用して、怒り状態の時は使用しなくなる。)
  • 【ドルマドン】(HPが50%以下になると怒り時にしか使用しなくなり、かならず暴走するようになる。)

地獄の帝王との関係

庭具として存在している【地獄の帝王の立像茶・庭】?と比較した場合、ベースデザインとなっているのは間違いなく地獄の帝王であることが分かる。
相違点としては全身に棘が生えていることと、股間部が伸びて尻尾となっていること、後背部のオブジェクトが伸びてデスピサロのようになっていること、目が白目に黒ではなく黒目に赤となっている等。
討伐モンスターリストと、Ver.1.5で二度目の討伐を行った際にロディアが語ったことに拠れば、理性を失う前はアストルティアを見守っていた帝王であり、かつて地獄の王と呼ばれていたが、闇の根源によって災厄となったことが分かる。
また、【聖竜の神話】では初代【時の王者】が戦った時と比して、二代目(ハクオウ)が戦った際には深き眠りについたことにより進化して歯が全く立たないほど強くなっていたことが語られている。眠りによって進化すると言う点もエスタークと共通している点か。
また、真・災厄の王は何故か冒険者と戦う前から既に崩壊を始めている。この姿はエスタークよりデスピサロ、ないしはエビルプリーストに似通っている。にもかかわらず幻影を世告げの姫が災厄の王と認識していることから、往時の姿が幻影の災厄の王だと推察される。
以上がゲーム中の情報から分かることであり、バトル中の名前も「災厄の王」とだけ呼称される為、アストルティアの帝王が地獄の帝王であり、災厄の王となったのかは結局定かではなく、現時点ではプレイヤーの想像に委ねられている。
本作の世界はDQ9の世界の未来であるため、過去作の多くの魔王が登場したDQ9を引き継いでいるのならば、エスタークが存在すること自体は不思議ではない(実際に【バラモス】【ダークドレアム】が登場している。)。

仮にエスタークであったとしたら本来は善のものであったという可能性もあるが、自身が生み出した進化の秘法を自らに施すことで最強の生物となった魔族の王と語られている原典であるDQ4と矛盾することとなるのも確か。確かに闇の根源の力である【魔瘴】は進化の秘法同様に生物を進化させる作用があり、進化の秘法の重要なキーである黄金の腕輪は闇の力の増幅装置ではあるのだが……。
まめちしきは「古き神話にうたわれる帝王の変わり果てた姿。理性を失った帝王はただ破壊の限りを尽くす。」とあり、エスタークなのかアストルティアの帝王(別人)なのかはっきりしない。
「アストルティア秘聞録」では「世界に平和を築こうとした英雄」と記されている。
 
モンスターズ3では、真・災厄の王と同じ姿の【エスターク・イスナ】が登場した。ただし、災厄の王との関係については特に語られておらず、同一の存在であるかも明かされていない。