【使い込み度】

Last-modified: 2023-02-05 (日) 13:11:54

概要

装備品を使い込む事で装備品から素材【汗と涙の結晶】を取り出すシステム。
バザーの回転率を上げる目的で、Ver.1.2から追加された。
装備品償却のためのシステムであり、他タイトルでは「耐久度」などを設定して強制的に行われていたことを、プレイヤー自身に任意で行わせるという点では画期的である。
 
後に、このシステムを考えたのは、Ver.2~3期間にディレクターを務めていたりっきーであることが、稲垣理一郎のツイッターにて明かされた。

基本システム

使い込み度を上げるにはまずVer.1.2で追加されたクエスト【汗と涙と素材屋のぼうし】をクリアする必要がある。
クエストをクリアすると装備品詳細画面に使い込み度が表示されるようになる。
以後しらべるで「ほぼ同格の相手だ」以上のモンスターを倒せば使い込み度が上昇する。
上昇した際は装備品が光るエフェクトが発生する。
使い込み度が上がる確率は部位によって差がある。
当初の確率は武器は100%、盾、身体上下は50%程度、頭が40%ほど、腕、足は20%ほどだった。
現在は盾も100%となり、腕、足も確率が上がっている。また、後述のように特定のクエストをクリアすることで全ての部位が100%になる。
 
使い込み度が100になると素材屋で汗と涙の結晶を取り出すことが出来る。もちろんそのまま使い続ける事も可能。50以上でも取り出せるが、結晶の数は使い込みが低ければ相応に少なくなってしまう。
汗と涙の結晶はVer.1.2で追加された新レシピで大量に使う。バザーに出す事も可能。
このシステムにより、金策の幅が広がった。
また、転職後も取りあえず何か装備していた方が得な為、裸でレベル上げするプレイヤーも減った。

1個の装備品から取り出せる結晶の数

結晶を取り出せる数は、装備レベルと付与されている錬金効果の数に応じた基本値(表1)と、錬金効果一つ一つの質によるボーナス(表2)の合計によって求められる(小数点以下切り捨て)。
例えば、Lv60装備に初級錬金の成功を3つつけると結晶の数は36+0.5×3=37個(小数点以下切り捨て)、もし大成功が1つ混じっていたら36+0.5×2+1=38個となる。

  • 表1
    装備レベル錬金0錬金1錬金2錬金3
    120以上10213163
    99から11810203060
    90から969182754
    80と858162448
    70と757142142
    60と656121836
    50481224
    4224612
    30と351349
    21と281236
    14まで1113
  • 表2
    錬金難度失敗成功
    パルプンテ
    大成功
    初級+0.0+0.5+1.0
    中級+0.5+1.0+2.0
    上級+2.0+4.0+8.0
    ※パルプンテの錬金効果がパワーアップの効果はパルプンテとしてみなされる。

表を見てわかる通り、一部のレベル帯では1ランク上と結晶の数に差が無いため、結晶をバザーで売って儲ける場合は注意したい。
当初35装備以上は武器以外は汎用性が低い物が多く、赤字にもなる装備も多いので、購入するならば汎用性の高い銀やみかわしセットの+2(初級成功×2)を使い続けるのが一番効率が良かったが、結晶相場が高騰するにつれ、42装備や一部50装備も使えるようになってきた。
Ver.5.3現在では素材緩和に伴い60装備が一番使われている。

変遷

Ver.1.3~

腕、脚装備の上がり方が頭より若干低いぐらいの確率で上がるように上方修正され、腕、脚装備も結晶用として使いやすくなった。

Ver.1.4~

【魔法の迷宮】での戦闘勝利時、例え格下相手でも使い込み度の判定が入るようになった。

Ver.1.5中期~

Lv50以上の装備と上級錬金で得られる結晶個数を増やす修正がされた。

Ver.2.1~

両手武器の使い込み度が一度に2上昇するようになった。また盾も確定で1上昇するようになった。

Ver.2.4~

【王家の迷宮】での戦闘勝利時、格下相手でも使い込み度の判定が入るようになった。(ボスモンスターは除く)

Ver.3.0~

Lv83付近から格下となる敵モンスターの一部において、使い込み度の判定が行われるようになった。

Ver.3.1~

結晶があまりにも業者の収入源になっていた為、対策として結晶を取り出せる装備品を1人1日10個に制限した。
余った分は翌日以降に繰り越され、最大で250個分まで溜まる。
また、使い込み度50以上あれば結晶を取り出せるようになった。
ただし、100未満だとその分取り出せる結晶の数も減る。
それでも最低1個は取り出せるため、無錬金装備など100まで上げても1個しか取り出せない装備であっても50で結晶化して無駄になることはない。
 
その代わり、クエスト【赤いエクササイズ】が追加され、クリアすると「どの部位でも100%使い込み度が上がる」「一度の戦闘で倒した敵の数だけ使い込み度が上がる(最大3体までカウント)」と結晶を作りやすくなった。
ただし、業者対策で受注条件は厳しくなっており、【創造神マデサゴーラ】に勝利しVer.2ストーリーを全てクリアしている必要がある。
因みにこの「倒した敵の数」は、蘇生された敵を再び倒してもカウントされる。一方、倒さずに戦闘終了する敵の場合はカウントされない。
【キャットリベリオ強】の戦闘を例にして説明すると、リベリオのみを倒した場合使いこみ度は1。ミャルジを倒して復活された後無視してリベリオを倒したら使いこみ度は2。復活したミャルジを再び倒してリベリオを倒すと使い込み度は3上がる。撃破不可能なキャット・マンマーはいずれの場合もカウント対象外。ということになる。
 
クエストの恩恵に与れば使い込み度が上がりやすくなるとはいえ、1日10回装備品から結晶を取り出すのを毎日繰り返すのは業者以外には容易なことではない。
斎藤Dが言っているように、意図して結晶の生成に取り組まない限りはこの制限に引っかかることはまずないと思われる。
Ver.2のストーリークリアまでいっていないキャラであれば尚更である。

Ver.4.0~

本Ver以降に実装された【白宝箱】【アストルティア防衛軍】【いにしえのゼルメア】から手に入る装備品では一切使い込み度をあげることは出来なくなっている。
これらのコンテンツでは職人による素材消費が入らないため、経済バランスを崩れさせないための処置であろう。