【試練の門】

Last-modified: 2024-04-07 (日) 12:04:15

概要

2ndディスク以降(主に【レンダーシア】)のフィールド・ダンジョン各地で主人公の行く手を阻む謎の存在。
紫色の妖気が扉に取り憑いているように見える。その扉を調べると異空間に送り込まれ、ボスモンスターと戦闘になる。ボスを倒すと元の場所に戻れるようになり、その門は以降自由に通ることができる。
倒したボスは【強戦士の書】で再戦できるが、このときのボスは門で戦った時よりも強い。こちらは毎週日曜6時に再戦できるようになる。
基本的に強戦士の書さえ持っていれば、レンダーシア到達後ならお手伝いで参加する事ができ、お手伝いでも一度倒せば次週から自力で挑めるようになる。
Ver.7.0以降は強戦士の書を入手した時点からドミニオンズガードを除く全てのボスに挑める。
 
高額素材や【せかいじゅの葉】がドロップで入手できるうえに得られる経験値やゴールドも多く、定期的に復活するので当初から稼ぎ場として注目されている。
 
しかし、試練とはなんなのか、誰が何のために用意した物なのか、今の所はっきりとした理由は語られていない。
クエスト等ではNPCが素通りしているように見えるが、偽りのワルド水源側の湖上の休息所では「試練の門で痛い目に遭った」と話す旅の武闘家、ジャッキーがいることから、主人公にしか関係のない物という訳でもない。
ある一定以上の戦う力を持つ通行人にのみ試練を与えると言うことだろうか?
 
真のレンダーシアだけでなく偽りのレンダーシアにも存在していると言う点の理由も不明。
また試練の門で戦うボスのうち、【ゼドラゴン】に関しては1000年前に作られた存在であることが判明している。
 
なお真の【ゼドラ洞】は現在までのストーリーには関わらない為挑戦しなくても問題ない。Ver.4.5後期で追加されたクエスト【人生で大切なもの】でようやく行くことになったものの、着地が多少面倒だが【飛竜】で南口から入ることでもスルー可能となっている。(入り口のテントから最奥部へのショートカットはここの試練の門をクリアしないと使えない。)
また真の【デフェル荒野】と真偽両方の【海風の洞くつ】では通過が必須にはなっておらず、迂回して行くことができる。

攻略

大雑把な傾向として、一定範囲に効果のあるステータス異常攻撃を持つ敵が多い。
そのため、各種耐性装備があるか、【キラキラポーン】が使えるか、なによりパーティが【肉】入りか【サポート仲間】オンリーかどうかで攻略難度にかなりの差がついてくる。特に【魅了】を使ってくる3体には対策しておかないと壊滅しかねない。
その次に多いのはテンションアップや補助呪文などで自身を強化してくるタイプである。こちらは【ゴールドフィンガー】【零の洗礼】などの補助を打ち消す特技を使える仲間がいるかどうかで違ってくるだろう。
属性耐性もバラバラで、全属性の耐性が高い密林の狩人やスライムマデュラ、スライムエンペラーの存在があるため、武器変更できないサポート仲間は属性持ち武器を装備しているキャラを使わない方が良い。また【ゴールデンスライム】は逃げるので、手早く倒すために会心率の高いツメや片手剣、【まじん斬り】などの会心系の技を使えるキャラがいると楽。
 
インフレが進んだVer.5以降は、任意の職業に就いた自キャラと、サポート仲間に【旅芸人】【スーパースター】+アタッカーの前衛職という構成で、経験値とゴールドを稼ぎつつ15~20分程度で全ての門を周ることができる。
旅芸人は攻防ともに安定して強いブーメラン装備、スーパースターはある程度の攻撃ができて【救命の鎌】で蘇生も可能な鎌装備が良い。アタッカーはどの職も一長一短なので好みで選ぼう。
Ver.6.5後期からはプレイヤーを上回る火力を得た仲間モンスターもアタッカーとして有用になった。仲間モンスターも戦力に加える場合は会心技が必要なプラチナキング戦等、相手に応じてサポート仲間と使い分ける事もできる。
耐性は【幻惑】【眠り】【魅了】があれば十分。

報酬

以下、【強戦士の書】の試練の門で得られる報酬をまとめる。(Ver.4.3現在)

経験値

ビッグモーモン~ビッグビッグハットまでは、倒すと各人24000の経験値が得られる。なお、【Ver.4.0】の計算方式変更以前は、基本経験値は40000で、パーティーボーナスと分配を計算し、4人で倒した場合には各人20000ポイントが得られた。
プラチナキングのみ値が異なり、図鑑で確認できる経験値の合計の66187。
全部の門を合計すると、24000×12+66187=354187ポイントとなる。
 
これに元気玉(+100%)、☆2料理(+30%)を加えると約81万ポイントになる。【日替わり討伐クエスト】(1回4万として1週間で28万)と【週替わり討伐クエスト】(偽・真レンダーシア合わせて25~30万)の合計よりも多い。スーパースターの【ベストスマイル】を使えば100万を超えたりもする。
 
なお、経験値を持たない敵もいるために注意が必要。単体のときは考えることもないが、複数いる場合は気をつける必要がある。特にアイスゴーレム・ブラバニクイーン・ゼドラゴン・潮風のディーバ・ビッグビッグハットのお供には経験値が設定されていないためミリオンスマイルやベストスマイルをしても意味がない。上記を抜いた敵にスマイルをすればよい。また、注意すべきなのはアビスソルジャーのお供であるテンタコルス、他のお供とは違い経験値が設定されているので必ず忘れずにスマイルをしよう。

特訓スタンプ

得られる【特訓スタンプ】の数は、【エレメンレッド】が25、【プラチナキング】が51、それ以外は一律20になる。合計で296になる。
 
少ないわけではないが、【強ボス】悪夢の右手強などでは30得られるし、しかも回数制限がないので、試練の門で特訓を行う意味はやや薄いと言える。
全職レベルカンストで特訓スタンプしか得る必要が無いなら話は別だが、特訓元気玉だと多数必要になる上、ゴールドが2倍にならないのが難点。
Ver.5.0で10分に延長されたことで大幅に稼ぎやすくはなった。現在は順調にやれば遅くとも20分以内には終わるので、元気玉1個分と同じチャージ時間で済む。
 
なお、特訓スタンプを持たない敵もいるため注意が必要。詳しくは経験値の欄を参照。

ゴールド

ビッグモーモン~ビッグビッグハットまでは一律2000G得られる。プラチナキングのみは12261G得られる。合計すると36261Gになる。元気玉を使うと72522Gとなる。自身が旅芸人で証も装備していればさらに金額が増えるし、ベストスマイルにもゴールド増加効果がある。
 
ただしプラチナキング戦でゴールデンスライムが逃げてしまうと、10080Gがマイナスになってしまう。元気玉使用時では20160Gマイナスなので、かなりつらい。元気玉の残り時間が微妙な時には、わざと全滅して入り直すか迷うところである。やり直す場合は切断ペナルティはないので、全滅するよりログアウトして抜けてしまう方が早い。ただし、パーティ組みでやる場合は事前に集合場所を確定させておくことを忘れずに。
【ぬすむ】によってさらにゴールドを得ることも可能。通常ではアイテムを盗むほうが嬉しいがこの試練の門に関してはゴールドを盗んでくれた方が嬉しい。1キャラ枠でベストスマイルと盗むを両方使える【おどるほうせき(仲間モンスター)】がいると便利。
 
ちなみにサポート登録で得られるゴールドはVer7.0現在戦闘不能なしで最大10900G。
自分のサブキャラをサポートとして使いこれも得る場合、登録時のLvによっては途中でサブキャラでログインしなおさないと超過してしまう。
Lv解放で超過せず受け取れるようにはなってきているが、相手が追加されるとまた超過してしまう場合も出てくる(Lv130現在のカンストは10400)。
なお、プラチナキング以外は一門500Gなので、日曜に預けた時に500G間隔で入ってきていたら誰かが試練の門で使っている証拠である。

宝箱

宝石類を中心にドロップする。
ほとんどの門では大抵何かドロップするが、【バッファロン】では何も落ちてこないことがしばしばある。【やまたのおろち】でも時々あり、ごくまれに【ブラバニクイーン】【エレメンレッド】でも何もないときがある。このほか【スライムエンペラー】が通常個体のレアドロップである【輝く虹を追いかけて】を落とすことがある。
 
何が得られるかは運次第だが、すべて【旅人バザー】【素材屋】で売却するとおよそ1万G弱~1万数千Gになる(宝石類は店売りの方が高いことがあるので注意)。盗賊を加えてこまめに盗めば2万Gを超えることもある。
 
また、達人の宝珠もドロップする。およそ半分の確率でドロップするらしく、ほとんどの場合5個~10個程度の宝珠が得られる。ただし、時には2個だけということもあるし、まったく宝珠が落ちないこともありうる。
ここで落ちる宝珠は完全ランダムなので、種類集めにいい。
 
宝石類や宝珠をしまうため、門に行く前には【どうぐかばん】(つかうもの)の整理が大事。最低でも20個、できれば30個のスペースを空けておきたい(Ver.4.4のドロップ改定以後はもっと少なくてよい)。どうしても倉庫に余裕がないなら、達人の前で回り、宝珠をドロップ次第鑑定してもらえば少なく済む。

その他

【魔法の迷宮】と同様にモンスターの強さに関係なく【使い込み度】が上がる。
すべて倒せば装備品の使い込み度は32上がる。
 
仲間モンスターの経験値は、控え状態でも基本の半分が得られる。全部倒すと177094ポイントになる。レベル44~45のモンスターを連れて行くとカンストになり得るので、なるべくそれ以下のものを連れて行こう。

履歴

Ver.2.0

偽りのレンダーシアに初実装された。この頃はまだ強戦士の書が無く、門が毎週復活していた。
稼ぎ場として利用される一方で、一度倒したことがあってもスルーして通行することができないため、存在意義の不明さのせいもあって批判の対象のひとつとなり【提案広場】でもトピックがいくつも作られていた。
これを突破しなければ探索できないマップも存在するため、週を跨いでそれらに赴く際はその都度戦闘準備をする必要がある。逆に言えば週を跨がなければ自由に通れるため、引き返して回復してくるのもいい。
 
また、実装当時ここで回線抜きをして不正にレベリングをしていたユーザーがいたがすぐに修正され、厳しい処罰が下された。

Ver.2.1

真のレンダーシアで進むことになるマップにもこれが存在しており、しかも出てくる相手はVer.2.0とは別格の強さを持っているものが多い。稼ぎとして試練の門巡りをする際にも避けられることが少なくない。

Ver.2.2前期

新設された【モンセロ温泉峡】の入口(真の【コニウェア平原】)に【エレメンツ】が実装、おびただしい死傷者を出した。

Ver.2.3前期

ルール改正の要望が通り、一度倒した試練の門は二度と復活しない現在の仕様となった*1
また、シナリオ上で戦う相手が強すぎるのは理不尽すぎるとして大幅に弱体化された。同時に経験値等の報酬もVer.2.2以前のおよそ半分程度に減らされた。
元の強さの試練とは【強戦士の書】で戦うことができるようになり、こちらは経験値が以前の倍になった上に連戦が容易となったため稼ぎ場としての効率は上がっている。ただし試練の門のボスを倒せるだけの強さがあることが前提ではある。
ブラバニクイーンとゼドラゴンあたりはサポだと、他3人がLv80強(当時のカンストレベル)の上必須特技とある程度の耐性を考慮した編成じゃないとキツイ。エレメンツは更に不確定要素がありキツすぎるので、避けたほうが無難。どちらにしても、強戦士の書を使ってLv80近くの4人でも他の9体で30分ギリギリなので、エレメンツは避けられる傾向が強い。1週間に1度しか戦えない仕様は強戦士の書でも同じ。
 
なお、フィールドの試練の門を倒しても強戦士の書でいく試練の門はクリアした事になっていない(逆もまた然り)ため、1キャラに1度だけ1週間に同じキャラで2回連続で挑むという芸当も一応可能。
また、リーダーが未討伐なら他の3人が討伐済みでも行ける。その為、メタルコインよろしく有料で募集をかけるプレイヤーも出てきた。
特訓の方は1門20個と悪くはないのだが、【特訓元気玉】の効果時間が3分しかなく連戦には向かない関係上、悪くはないが良くもないといった所。元気チャージに余裕があるなら大量に持ち込んでやるのもアリではある。

Ver.3.0前期

2ヶ所追加。やまたのおろちはマップ上ならともかく、強戦士の書だとカンストレベルでも死人続出の戦闘になり、もはや経験値のカモとか言ってられないレベルで低レベルの経験値稼ぎには全く使い物にならない。
ビッグビッグハットは自身か他のプレイヤーに魔法使いがいれば容易い。
 
なお、ゴズ渓谷のビッグビッグハットのみ3rdディスクをインストールしていればVer.1シナリオ中でも戦うことは可能である。
ただし強戦士の書から戦うためにはVer.2のシナリオに入る*2必要がある。
 
【達人のオーブ】実装により、必殺技系の宝珠含めた全ての宝珠をランダムに高確率で落とすようになり、宝珠集めの場としても機能するようになった。
これによって落とすアイテムが大幅に増えている為、連闘してるとすぐに道具袋が溢れかえるので注意。
1ページ分ぐらいだと余裕で埋まってしまう為、2ページ分ぐらいの空きは欲しい。

Ver.3.2

現状の火力だときちんと考えた構成でPTを組めば12門全てを回るのに元気玉一個分で行けるぐらいになっている。
一方サポだとやまたのおろちは自分が眠りを入れられる職になったりと自分の職も考える必要がある為、経験値稼ぎと考えるのはやはり危険。やるにしても宝珠が目当てになるか。

Ver.3.5前期

ナドラガンド唯一の試練として【プラチナキング】が追加。報酬はこれまでのものよりも高いが、構成が限定されるため周回には不向き。

Ver.4.0

獲得経験値の見直しにより、4人パーティでおよそ20000入っていたところが24000に増加。
また、プラチナキングはゴールデンスライムまで倒すと66187の経験値が手に入るようになった。
スーパースターを入れて元気玉+料理込みで全部回ると100万前後の経験値が得られるようになった。

Ver.4.4

鞄がすぐいっぱいになってしまうからという事とレア素材の価値を保つ目的で、ドロップアイテムが全て宝石やアイ系、きんかいと言った換金アイテムに統一された。
反面、やわらかウールやしもふりミートと言った素材が出なくなった為に高騰し、それらを使う職人には少々の痛手になっている。

Ver.5.0

やまたのおろちとプラチナキングが取り巻きを含め弱体化され、低レベルの職業のレベル上げがしやすくなった。
 
一方で【魔界】には【闇のキリンジ】【ドラゴンゾンビ・強】といった高経験値モンスターが登場。
いずれも試練の門のボスに匹敵する経験値を持ち、即沸きの上個体数も多いため、単純な経験値稼ぎではあちらに軍配が上がるようになってしまった。
もっとも魔界のモンスターは非常に強力なため、低レベルの職業を育成する場合や宝珠などを集めたい場合は、試練の門にお世話になることだろう。
また獲得ゴールドに関しては強豪のドロップアイテム次第ではあるが大体の場合は試練の門が上回る。門は旅芸人の証を着けて週に一度の金策としても使うのもあり。

Ver.5.1

新たにキノコどうしたち3体が追加された。運営曰く「これまでの13門だけでは元気玉1つだと時間が余ることが多くなってきたため」とのこと。
…なのだが、彼らが出現する試練の門は無く、Ver.5.0ストーリークリアで強戦士の書に追加されるというもの。
 
強さは前バージョンで弱体化した2体の弱化前にも匹敵するレベルであり、生半可に挑めば返り討ちに遭う。

Ver.6.0

新たにドミニオンズガードが追加。
こちらも前回と同様に試練の門ではなく、Ver.6.0のストーリークリアで追加される。

Ver.7.0

新たにメガトンブラザーズが追加。
また今バージョンより、ドミニオンズガードを除いて強戦士の書を入手した時点から挑戦できるようになった。
キノコどうしの強さが調整され、やや弱体化された。

試練の門の一覧

ボスモンスターは【経験値】10000Pと1000Gを落とす(ボスが複数の場合は合計でこの額になる)。
強戦士の書から挑む場合は、通常時より強化されている代わりに経験値24000Pと2000Gになっている。
 
いずれも【みやぶる】をしなくても2ページ目が登録される*3
Ver.3まではお手伝いとして強戦士の書に出るものを初めて倒した場合はみやぶられていない状態だったが、4.0のみやぶる仕様変更によってこれでもみやぶった状態となる。
 
ちなみにサポート仲間の報酬は元気玉込みだと10種類倒した時点でLv100の上限である5000Gに達する為、自分の同垢、別垢のサブキャラをサポート仲間として雇ってやる場合は10種類を倒した時点で一旦サポート報酬をもらわないと若干損になる。

偽りのレンダーシア

真のレンダーシア

五大陸

場所ボスモンスター
【スイのやしろ】(Ver.3.0前期)【やまたのおろち】&【おにこぞう】
やまたのおろち&【鬼棍蔵】(強戦士の書)
【ゴズ渓谷】(Ver.3.0前期)【ビッグビッグハット】

ナドラガンド

門無し

条件ボスモンスター
Ver.5.0ストーリークリアで追加
Ver.7.0より最初から開放
【キノコどうし】【おばけ大キノコ】【チーズキノコ】
Ver.6.0ストーリークリアで追加【ドミニオンズガード】
Ver.7.0で追加【メガトンブラザーズ】

他作品での扱い

こちらを参照。

DQ10オフライン

超大型DLC適用により、偽りのレンダーシアと真のレンダーシアに追加。内容は本作同様。
ちなみに、コインボスの【グラコス】は当初から実装済みのため、アビスソルジャーや潮風のディーバはそちらの仲間呼びで既に登場していた(モンスター図鑑のコンプを困難にしていた模様)。



*1 アップデート前に倒していても再度倒す必要がある
*2 具体的にはココラタの浜辺に到着する
*3 ブラバニクイーンのみ自動みやぶるがされない状態となっていたが、不具合だったようでVer.2.2後期にて修正された