【邪神の宮殿】

Last-modified: 2023-12-21 (木) 09:54:34

概要

Ver.3.2から実装された施設、およびそこで行われる【パーティ同盟】バトルコンテンツ。
同盟を組まないで4人以下や、【サポート仲間】を連れて入ることもできるが、仲間モンスターは参加できない。
様々な制限が課せられる中、【戦禍の眷属】と呼ばれる二人一組のボス達と8vs2の戦いを繰り広げる。

設定

【大いなる闇の根源】の配下の一人である【戦禍の邪神】が封印された宮殿。
戦禍の邪神は【オーガ】の種族神【ガズバラン】に敗北してこの場所に封じられているが、その封印の楔は弱まりつつあるという。
プレイヤーは【六聖陣】の一人にして宮殿の管理者である【魔封剣姫】に協力し、邪神の想念が具現化した戦禍の眷属を退けて封印を守ることになる。
戦禍の邪神は邪とはいえ戦の神であるため、本コンテンツではその影響を受けて戦闘に様々な条件が課せられる。
 
また、この宮殿はVer.4.2シナリオ【赤き大地の双王子】にも登場する。1300年前の当時【戦神の宮殿】と呼ばれていた模様。
500年前のオーグリード大陸では入り口がふさがれており、中には入れない。

立地

場所は【ランドン山脈山頂付近】の南。ルーラ地点としてはVer.1ラストダンジョンの【冥王の心臓】などに近い。
後述するコンテンツとして参加するにはシナリオを進めなければならないが、条件を満たしていなくても中に入ったり施設を利用したりすることは可能。
また、【オルファの丘】などと違いVer.1のみインストールされているハード(もしくは体験版)でも突入可能である。
そのため、今からVer.1ストーリーを攻略する人にとっては、ネルゲル討伐へ向けた(バシ)ルーラ拠点となるので、ランドン山脈山頂付近へ向かう際にとりあえず入っておこう。
もっとも、それが終わってしまうと近辺のエリアに行くことは殆どほとんどなくなり、たまにチムクエや依頼書の討伐で役に立つぐらいとなるが。
オーグリード大陸の一部であるはずだが、【バシルーラ屋】で飛んでくる場合は「その他」に分類されており、五大陸とは別に扱われている。そのためここに飛んでくる場合は一日三回の制限を受けてしまうことには注意。
 
中には魔封剣姫とその弟子【魔封士】がいる。魔封士はそれぞれシスター、預かり所、ダーマ神官を担当しているほか、回復の泉もあるので、ルーラ登録しておくとタダ宿としても使える。
着地点のすぐ近くで自宅と違ってマップ移動せずに済み、スキルマスターと違って演出も早い。
一方で【まほうのカギ】【強戦士の書】は使用できない、達人がいないといった欠点もあるためダーマ神殿とは相互補完の関係にあるといえる。
また、復帰ポイント付近に回復・預かり所・転職といった機能があり、さらに邪神の宮殿の戦い自体もそれなりに全滅のリスクが高いものであることから、ここを全滅からの復帰ポイントに登録するプレイヤーも多いようだ。
まがまがしい雰囲気と音楽にも拘らず非常ににぎわっており中には邪神以外の強敵討伐PT(常闇の聖戦等)をここで募集している場合も。特に天獄解放時には人が殺到して非常に重くなるのでここでログアウトする場合は注意。
 

ルール・報酬

挑戦の条件はVer.2.4シナリオ【悠久の果ての決戦】をクリアし、レベル85以上であること。条件を満たしていると郵便箱に魔封剣姫から手紙が来る。
宮殿を訪れて魔封剣姫に話しかけると説明を受け、プレイ可能になる(一度話しかければシーズンが変わっても再度話しかける必要はない)。
 
ステージは「封剣の門・一獄」「二獄」「三獄」「四獄」「天獄」の5種類がある。いずれもオートマッチング可。
一~四獄と天獄でルールが大きく異なるので個別に解説する。敵の詳細は【戦禍の眷属】頁を参照のこと。
 
Ver.6.5前期までは門を通った中にある結晶体を調べた後にちゃんと「戦いに身を投じる」を選ばないと戦闘が始まらなかった。

一~四獄

この4つの獄は常時オープンしており、毎月2回、10日と25日に敵の組み合わせとルールが更新され、同時に初回クリア報酬もリセットされる(2015年12月25日はアップデート直後のため更新は行われなかった)。
 
一~四獄で課せられる条件は以下の通り(Ver.4.4現在、廃止もしくは頻度が低い条件は灰色で表記)。

条件説明
○分以内に討伐せよ!戦闘に時間制限が付き、オーバーすると強制退出させられる。
戦闘中 どうぐを使用してはならない戦闘中どうぐコマンドがロックされ使用不可になる。
戦闘中 配られたどうぐ以外使用できないどうぐぶくろが専用のものに交換され、支給されたアイテム以外使用できなくなる。
配給されるアイテムは【天光のしずく】【天光の葉】【ようせいの霊薬】の3種。
前室エリアでの食事はできないため、入場前に済ませておくこと。
また、配給されたアイテムは戦闘が終わると無くなるのでケチらずに使ってしまいたい。
以下の 武器・盾を装備して挑むこと指定された武器又は盾を装備している状態でなければ参加できない。
さらに入場すると前室エリアの時点から装備変更が完全に禁止される。
【二刀流】の場合、右か左のどちらか片方に条件に合う武器を装備していればOK*1
以下の 職業で挑むこと指定された職業でなければ参加できない。
職業(武器)のスキルに150P振り 挑むこと職業または武器の縛りと同時に課せられ、現在の職業・武器のスキルに150P振っていることが要求される。
戦闘中 ○人以上 同時に死んではならない戦闘中に同時に死亡している人数が指定以上になった時点で強制退出。
上記の時間切れと異なり、全滅扱いとなりその時生き残っていても死亡状態での退出となる。
開幕や優勢な状態から一瞬で敗北しうる厳しい条件のため、現在はごくまれに三獄で課せられる程度となっている。
戦闘中 以下のどうぐを使用してはならない戦闘中指定された道具が使用不可になる。
道具配給条件と入れ替わる形で現在は廃止されている。
アクセサリー・証を装備してはならないアクセサリー・職業の証を装備していない状態でなければ参加できない。
飛び抜けて難しい条件であったため、登場程なくして全く指定されなくなり実質的に廃止されている。
以下の 呪文・特技を覚えて挑むこと指定された呪文・特技を習得していなければ参加できない。
職業または武器の制限と同時に課せられ、その職業・武器の140または150スキルで覚える呪文・特技が指定される。
上記の150P振ることの条件と入れ替えで廃止。
戦闘中 以下の 呪文・特技を使用してはならない戦闘中指定された呪文・特技がロックされ使用不可になる。
職業のアイデンティティを損ないかねない条件のため、登場頻度は低い。

 
Ver.4.4現在、一~四獄の条件は以下のようになるのがお約束となっている。
制限時間や縛りの厳しさは三獄>二獄>四獄>一獄となっているが、条件の中身によっては難易度が逆転する場合もある。
特に一獄の場合、道具の使用ができない関係で、蘇生手段を持った職が全員死亡するとその時点でクリアがほぼ不可能になる。

時間制限武器・職業縛り道具使用その他条件
一獄20分-禁止-
二獄18分武器or職業3~4種類(シーズン毎に変化)配給シーズン毎に変化
三獄16分武器or職業1種類(シーズン毎に変化)配給シーズン毎に変化
四獄18分武器or職業5種類(シーズン毎に変化)配給シーズン毎に変化

 
勝利すると、初回報酬の金の宝箱からは【戦神のベルト】+3が出る。
一獄に限り、【めざめの鬼石】1個とバージョンに合わせた錬金石20個も同時に出る。
2回目以降の赤い宝箱の中身は戦神のベルト+2、めざめの鬼石、【白紙のカード】【けんじゃのせいすい】【ちいさなメダル】2~5枚からランダム。ベルトや鬼石の出現率はやや低め。
Ver.4.5後期からは+3のベルトが出現するようになり、+3ベルトの出現率が一番高くなった。ちいさなメダルも3枚固定になった。
Ver.6.5後期からは+3のベルトの出現率が更に上昇し、ちいさなメダルが出なくなった。

天獄

Ver.4.4より実装。条件を満たすと72時間だけ、真北に開かれる封剣の門。
挑戦の条件が他の獄と異なり、ストーリーがVer.3.5後期【ナドラガンドの決戦】クリアまで進んでおり、かつレベル90以上の必要がある。
門に少しずつ明りが灯っていき(真っ暗→胸が点灯→顔と剣が点灯(顔or剣のみの点灯はない)→台が点灯)、完全に灯ると開かれる。開門状況は目覚めし冒険者の広場にて掲示される。更新日の直後に開くことが多いため、開門条件は一~四獄のクリア回数という見解が実装当初から有力だったが、2021年6月22日の【超ドラゴンクエストⅩ TV】で「倒している総数が開く条件」であることが【安西D】の口からさらっと語られた。
なお、閉門してから最低でも3日と3時間(75時間)経過しないと開門しない。※4.4で3度、5.1で4度確認
また【天獄フィーバー】は開門にカウントされないようで、Ver.6.5後期での開催時、天獄フィーバー終了の2時間後に通常の天獄が開門している。
 
現在は【目覚めし冒険者の広場】の「プレイガイド」で天獄が開く条件が公開されている。

  • 前回の「封剣の門・天獄」解放時より74時間以上経過している。
  • 下記の「封剣の門(一獄~四獄)」をクリアすることによって加算されるポイントが一定数まで貯まる。
    封剣の門の種類獲得ポイント
    封剣の門・一獄1P × 参加パーティ数
    封剣の門・二獄3P × 参加パーティ数
    封剣の門・三獄3P × 参加パーティ数
    封剣の門・四獄2P × 参加パーティ数

「封剣の門・天獄」に必要なポイント到達後、「封剣の門・天獄」が解放されるまでの間に貯まったポイントは、その次の「封剣の門・天獄」解放のためのポイントに繰り越される。
Ver.5.3で【心層の迷宮】が実装されてからは、ベルト目当てで周回するプレイヤーが減ったためか開門のペースが遅くなった。
 
他の獄と異なり、職業、武器による入場制限は無いが、その代わりに戦闘中に特定の条件が5つ提示され、その条件のうち3つを満たさないと討伐失敗となり戦闘が強制終了する。そのためサポート仲間入りでは入れず、人数が足りない場合に補充されることもない。
中には特定の呪文、属性が必要な条件もあるので、入場制限は無くともある程度の職業縛りはされることになる。
出される条件の順番は完全にランダムで、条件を達成すると魔封剣姫からの援助として「全員にテンションバーン」「全員に女神の祝福」「全員にきせきの雨」「全員スーパーハイテンション」「制限時間3分延長」「一定時間全員のコマンド間隔0秒」のいずれかがかかる。
魔封剣姫曰く、邪神の眷属へダメージを与えていくことで条件が提示されるとのこと。
ダメージ量が多いと立て続けに条件が提示される傾向にあるのに対し、パーティ立て直しに時間がかかり攻撃できていないでいるといつまで経っても条件は提示されない。制限時間が長い条件だと二つ重なることもある。
他の獄と比べても敵の攻撃が凄まじく、最低限の耐性を準備して臨まなければまともに攻撃することすらままならず話にならない。
状態異常をかけるお題が発生する敵の場合、眠り・幻惑・休み系の状態変化は一度かけるとしばらく耐性がついてしまうので注意。
条件の状況は制限時間表示の下の目のようなアイコンで表示される。
制限時間は10分(+条件達成による延長3分)。アイテムは配給制だが、二~四獄よりも数が少なくなっているため注意。
 
これまでに登場した条件

条件説明・行動変化
直接ダメージ〇〇ダメージを与えろ【フォースブレイク】のようなダメージブースト技はこのタイミングまで温存するとよい。
〇〇回ダメージを与えろ【はやぶさ斬り】等の多段攻撃は回数分カウントされる。多段の特技や二刀流が使えると楽。
一撃で〇〇以上のダメージを与えろ多段攻撃の場合は全段の合計ではなく1ヒット分で満たしていなければOKとならない。
よって、達成には高威力の単段技が向く。テンションアップも有効。
〇属性で××ダメージ【フォース】があると楽。
〇〇の特技で××ダメージ特定の武器スキル2~3種が指定される。当然ながら使い手が必須。
指定によっては達成が困難になる場合も。
指定された武器を持っても呪文や固有スキルの攻撃技(【メラゾーマ】【天下無双】等)はカウントされないので注意。
特殊なダメージ呪文を〇回反射しろ【マホターン】【マホカンタ】が必須。
呪文反射で〇〇ダメージ与えろ
MPダメージを〇〇与えろ両手杖やスティック等のMPが吸収できる武器や【マホトラ】【MPブレイク】が必須。
ただし、MPブレイク以外は威力が低すぎるため、使い手が少ない場合はほぼ達成不可能な場合も。
特にハンマー二刀流ができる【バトルマスター】がいると楽。
【やいばのぼうぎょ】で〇〇回ダメージ行使中に受けたダメージで死んでしまうとカウントされない。
テンションスーパーハイテンション状態で攻撃能動的にテンションを上げる手段には【ためる】系や【テンションブースト】【荒神の舞】【魔術師のタロット】【ティンクルバトン】などがある。
最も確実性が高いのはためる系を使える武闘家、次いで必殺を発動できれば確定クリアのバトマス。
全員でテンションを〇〇段階上げろ上記と同様だが、武闘家やバトマス一人ではクリアが難しい。
荒神の舞の発動さえできればほぼ確定でクリア可能な踊り子の方が向いている。
また、テンションに関するアルカナやモンスターを積んだ占い師が複数人いる場合も比較的高確率でクリア可能。
そのほかの職も各種アクセや宝珠でテンションアップの機会を得ることで貢献できる。
行動全員でMPを〇〇消費しろ【マダンテ】があると楽。他には呪文や【天地雷鳴士】の攻撃特技が使用MPの多い技にあたる。
〇〇を倒せ条件発生時に討伐対象がいない場合、敵が討伐対象を呼んでくる。
合計〇〇回〇〇しろ【ツッコミ】【おたけび】【ジャンプ】【ロストアタック】など基本全員が実行できる行動が指定される。
ジャンプの場合、条件発生中は敵はジャンプで避けられる攻撃を多用し、ロストアタックでは条件発生中は常に【怒り】続ける。
〇〇の状態異常をかけろ特定の状態異常やステータスダウンを要求される。当然、使い手が必須。
各種スキルの【状態異常成功率アップ】【デュアルブレイカー】【超暴走魔法陣】+弱体呪文も有効。
モンスターの〇〇を下げろ
会心の一撃か呪文暴走で〇〇回攻撃物理攻撃なら片手剣の多段技や【一閃突き】【まじん斬り】が、呪文攻撃なら超暴走魔法陣があると楽。【会心まいしんラップ】も有効。
多段攻撃で一度に2回以上会心が出れば、出た数だけカウント。
会心の〇〇を1回しろ【ボケ】などが指定される。会心まいしんラップがあると楽。
必殺技かゾーン技を1回行え誰でも良いので必殺技を1度使用すればよい。宝珠や装備でチャージ率を上げておきたい。
必殺技は一度使うと死ぬか5分経過するまでチャージ率が下がる*2ため、必殺は条件提示まで温存しておきたい。
全員でチャンスとくぎを〇回行え基本は必殺技の条件と同じだが、チャンス率は宝珠で補正できず、5分制限にかかると全くチャージしなくなる。
そのため、必殺技以上に5分制限に注意を要する。
維持〇〇を使ってはならない呪文&タロットまたは特技が指定される。
特技禁止の時にタロットを使ってもルール違反にはならない。
また、幻魔の行動もルール違反にならない。
〇人以上 同時に死んではならないこれと上記の〇〇を使ってはならないの条件は満たせばクリアではなく発生中お題の状態を維持することでクリアとなる。一瞬でも破ると即アウトなので特に注意したい。

 
以上の条件を発生から20~60秒で達成しなければならない(時間は条件により異なる)。
基本的に、一定量以上のダメージや行動回数を求める条件の場合は、パーティ全員の総計がカウント対象となる。
回数系はメンバー全員で挑むことが前提となっていることが多いため死者が増えるほど達成が難しくなり、配給アイテムも少ないため、蘇生手段(特に範囲蘇生)を持つ職も条件クリアに直接関わる職と同じくらい重要である。
条件発生後に敵の行動が変化するものもあり、増援や反射なり敵の行動を待つ必要がある場合に【スタン】等で行動を止めると条件達成がかえって難しくなってしまうため注意が必要。
条件の達成数による報酬の変化はないので、3つ達成した後は制限時間に余裕がありそう、もしくは既に3分延長を出していた場合は条件によっては行動が固定されてしまうため、いっそ無視してしまうのも手。
条件にもよるが総じて、条件クリア要員として【魔法使い】【武闘家】、バトルマスター、【魔法戦士】【スーパースター】【踊り子】などが、蘇生要員として【僧侶】【占い師】、天地雷鳴士などが活躍できる。
職構成によっては最初からクリア不可能となる場合もあるため、できるだけ自分でお題をこなしやすい職業や武器を選ぶのも手である。
なお、状況によっては5つ目のお題が出てる最中に倒してしまったという場合もある。お題達成にはならないが、この場合でも他に3つ達成できていればもちろん討伐成功である。
 
実装当初はまずありえなかったが、プレイヤーのステータス上昇、魔剣士の追加等による火力の上昇により、構成次第でひたすら火力を集中させれば逆にお題を3つ達成する前に撃破してしまうということも起きるようになった。しかし、この場合は討伐失敗になるので固定メンバーで高速周回する場合は注意。
 
討伐に成功すると、初回報酬の金の宝箱からは戦神のベルト+5が入手できる。
Ver.6.5後期からは更に【覚醒の鬼石】が追加。
2回目以降の赤い宝箱の中身は、戦神のベルト+3、めざめの鬼石、白紙のカード、【呼び寄せの筆】、ちいさなメダル3枚が確認されている。
Ver.4.5後期以前は戦神のベルト+3の代わりに戦神のベルト+2、ようせいの霊薬が報酬に入っていたが、Ver.4.5後期で廃止された。
+3ベルトの出現率自体は50%前後と通常の獄より高い(1~4獄は30%程度)が、お題や相手によっては通常の獄の方が周回しやすく効率が良い場合もある。
Ver.6.0で呼び寄せの筆が報酬から廃止され、代わりに【せいれいの霊薬】が加わった。
Ver.6.5後期からは+4のベルトが出るようになり、めざめの鬼石の出現率が上昇、+3のベルトと白紙のカードの出現率が低下し、せいれいの霊薬とちいさなメダルが出なくなった。
 
経験値は実装当初は0であったが、Ver.4.4.2aから50000の経験値が入るようになった。他の獄の3倍程度であり、経験値稼ぎに利用されることもある。
ただし特訓ポイントは60と他の獄と据え置きでゴールドも依然として手に入らず、元気玉の効果、香水による特訓ポイント増加も無効(ディレクターコメントによると、元気玉の時間を表示できない独自のレイアウトを取っているため、元気玉の効果を一時停止しそれに伴い経験値も0にしていたとのこと)。

変遷

Ver.3.2後期

2016年3月10日の更新で新たに「覇道の双璧」が追加。
実装当時はオートマッチングが非常に偏っており、指定無しの一獄でも僧侶がいないとか、逆に僧侶6人とかが平気でマッチングするのが問題点として挙げられていたが、本Ver.でほとんどの場合ヒーラー枠が1~2名となるように調整された(ヒーラー枠には僧侶の他に賢者も当てはまるため、僧侶なしで賢者のみとなる可能性もある)。
しかし、後に少々改善されたものの今度はオートマッチングが遅くなり、そこに苦情が殺到した(厳選している以上、仕方ないといえば仕方ないのだが)。
 
以前からきつすぎると悲鳴があがっていた「○人以上同時に死んではならない」のルールが出にくくなったが、打って変わってステータス、耐性が大幅に下がる「アクセサリー・証を装備してはならない」条件が出てくるようになった。高難度の条件とはいえ、三獄に限った話ではあったのだが…。

Ver.3.3前期

6月10日の更新で新たに【魔幻の覇王軍】が追加。獄によって敵の構成もがらりと変わるのが特徴。
一獄の初回報酬に【緑の錬金石】20個が追加されたが、アップデート直後の一獄ではなんと「アクセサリー・証を装備してはならない」お題が出された。
さらに次期(覇王軍追加)一獄においては時間以外の制限はないものの一獄限定の取り巻きが厄介だったりと、難易度が高い傾向にあった。
開発・運営だより -第34号-(2016/6/30)によると、今後一獄には優しめのお題しか出ないようにするつもりだという。

Ver.3.3後期

8月25日の更新で新たに四獄が追加。占い師専用で、制限時間が8分と短いが登場する眷属は単体という仕様。
占い師のみで回復手段から何まで運頼みになるが、単体でパーティメンバーも多いだけに壁とタゲ下がりさえしっかりしていれば案外楽に勝ててしまう。
当時のファミ通.comのインタビューで斎藤Pが「四獄は今後も占い師専用ですね」と発言していたが、その縛りはVer.4.1まで続いた。
 
このあたりから「アクセサリー・証を装備してはならない」が出なくなった代わりに、三獄において「○人以上死んではならないのルール」がかなりの頻度で出されるようになった。
またログアウトの待ち時間が無くなり、ログイン時のサーバー変更が出来るようになった。これにより拠点としてはオルファの丘に近い環境となっている。

Ver.3.4

占い師も育ってきたとのことで四獄が他と同じく2体となり、時間は一獄同様20分になった。
一獄を基準としているらしく獄ごとに行動パターンと敵の構成が変わる魔幻の覇王軍も一獄のものとなる。
ただ、それまで四獄を周回して特訓や聖水やベルトやカードを大量に入手していたプレイヤーもいて、彼らと占い師を育てていなかったり周回していなかったプレイヤーの間に差が生まれてしまった。
後期には【見たか!りっきー!】という、よーすぴサンタ発のプチ討伐イベントがあった。

Ver.3.5後期

二・三獄において「配られたアイテム以外使用できない」のルールが追加。
基本的にはせかいじゅの葉、しずく、ようせいの霊薬(実装当時はエルフの飲み薬が配られる獄もあった)が配られる。
これにより手持ちの消費を気にすることなく、蘇生回復なしのマッチングでも攻略しやすい難易度になった。
また、入れ替わりでこれまで二・三獄で課せられることのあった「戦闘中 以下のどうぐを使用してはならない」ルールが実質的に廃止された。

Ver.4.0

戦禍の眷属たちを新たな組み合わせで登場させるようになった。
10日の更新はVer.3.x時代からある組み合わせ、25日の更新は新たな組み合わせが登場する。
また、占い師の大幅弱体化に伴い四獄の難易度が相対的に増した。
 
Ver.4.1までに25日の組み合わせで同じ組み合わせがローテーションされたことは無く、このまま全ての組み合わせが登場するものと思われる(ちなみにボスは8種類いる為、全パターン出るまでには28ヶ月=2年半かかる事になる)
開始から11順目となる2018年9月25日に魔幻の最高幹部にリセットされた。

Ver.4.2

占い師が実装当時から比べて非常に強い職になり、専用にしておく意味がなくなっている為、2018年6月10日の更新分からは四獄の占い師縛りは撤廃された。
ただ、その後も占い師が必ず入れる条件にはなっており、引き続き占い師で入るプレイヤーが非常に多く、占い師以外で入ったら他は全員占い師だったなんてことも良くある。
新たな四獄のルールは制限時間18分、職or武器5種類、道具配給と一獄と二獄の中間程度の難易度となっている。条件によっては道具使用不可の一獄よりも楽かもしれない。
 
また、前述の通り同バージョンのストーリーにも直接関わる要素となった。

Ver.4.4

正面の邪神像まで階段が設置された。
バージョンアップ直後には何もなかったが、12月10日の更新日以降から徐々に邪神像に光が灯り始め、そして翌11日に広場にて特定条件を満たすと開放される天獄であると発表された。
なお、天獄という単語自体は公式配布のPC用DQX辞書に登録されていたのでまたまた先バレしていた。
 
1回目(2018/12/12)は冥府より来たるもの(冥府の君主+お供たち)、2回目(2018/12/15)は復讐の兄弟竜(謀略の邪竜+憤怒の剛竜)が登場。
以降は上記2種が交互に登場する形となっている。
また、本Ver.で初めてVer.3以降のボスキャラ由来の戦禍の眷属が登場することとなった。
 
四獄に関しては、この時期を境に占い師が指定されないケースも出てくるようになってきた。

Ver.4.5前期

天獄に新たに「真紅の殺人機械たち(【真紅の殺人機械】×2)」、【暗黒の星竜機】が登場するようになった。今Verでは天獄に登場するのはこの2種の組み合わせのみとなる。
また、天獄が開く間隔が短くなり過ぎていたということで、間隔が長くなるよう調整された。
目覚めし冒険者の広場にも相手と条件が掲示されるようになった。
 
【エイプリルフールイベント】でも天国が開いたが、「ぱふぱふ天国」に通じていた。
天獄は戦禍の邪神の見ている夢ということなので、つまり邪神もまあなんというか、いかがわしい夢を見たものである。

Ver.4.5後期

報酬が見直され、初回報酬以外でも+3のベルトが出るようになり、更にベルトの出る確率が大きく上昇した。
特に天獄は出やすくなっているため、封印の聖灰による封印が完了していないプレイヤーがこぞって天獄を周回するようになった。
1周あたり5万程度の経験値も得られるということもありレベル上げも兼ねて挑むことができる。
ただし前述の通り元気玉の効果は得られないので注意。
 
天獄に新たに「絶牙の白獅子たち(【絶牙の白獅子】×3)」が登場するようになった。
今バージョンではVer.4.4、Ver.4.5前期に登場したボスも出現すると告知されており、5種のローテーションになると思われる。
Ver.UPから数日はベルト+3狙いで一~四獄を周回するプレイヤーが増えた為か、7月4日という中途半端な日に開門し、更に7月13日と中10日足らずで再び開門している。
その後は概ね落ち着いたのか、また更新日辺りに開門するようになった。

Ver.5.0

一~四獄の新ボス「○と○の災禍」が追加。【最後の試練の番人】の強化版「○○の鎧鬼」2体と戦う。番人の組み合わせは獄によって異なる。
なお、Ver.3未クリアでも挑戦できるが、ネタバレとなるので注意。
また、条件の「特定の呪文特技を習得して挑むこと」が「使用する職業・武器のスキルを150P振ること」に変更された。
条件の書き方が誤解しにくいものとなっただけで、実質的には旧条件とさほど変わっていない(旧条件でもスキル140~150Pの技を要求されていたため)。
 
封印の砂による封印数の上限が50に増えた為にまたベルト狙いで周回するプレイヤーが増えたのか、天獄が11/6→11/14とわずか1週間弱という非常に早いペースで開門した。

Ver.5.1

天獄に新ボス「邪竜神の使徒たち(【烈武の竜将】+【背徳の教祖】)」と【虚空の邪竜神】が追加。
 
【剛獣鬼ガルドドン】実装後、賢者用の闇属性強化ベルト狙いで周回するプレイヤーが急増したのか、3日おきに3回という異例の早さで天獄が開門する事態となった。
 
Ver.5.2の公開延期に伴う影響で、2020年5月25日からVer.5.2公開までの間、天獄を含む全ての獄が閉鎖される事態となった。
各獄の入口を調べると「深い瘴気に阻まれて 先に進むことができない。」と表示され、魔封剣姫のセリフも「旅人がここに近づくべきではない」という条件を満たす前のものに戻っていることから、解放したというフラグを一時的にオフにしているらしい。
周りの施設は通常通り使用可能で、ルーラストーン着地場所としても機能はしている。
緊急対応のためか、【チームクエスト】【達人クエスト】のお題として邪神の宮殿に関係するクエストが出てしまうことがあり、この場合当該のお題は達成できない。

Ver.5.2

天獄ボスに新組み合わせ「暴走獄門党(憤怒の剛竜+ベリアル×2)」「黒竜と白獅子(謀略の邪竜+絶牙の白獅子×2)」が追加。
 
各獄の条件を、扉の前まで行かずとも魔封剣姫が教えてくれるようになった。

Ver.5.3

天獄ボスに新組み合わせ「炎界に潜む脅威(背徳の教祖+真紅の殺人機械)」と「復讐の兄弟竜・改(謀略の邪竜+烈武の竜将)」が追加。

Ver.5.4

条件確認時にボスモンスターの姿が表記されるようになった。
マッチングで「防具を5か所装備すること」が必須条件になった。
【サポート仲間】を引っ込めなくても「同盟相手を自動で探す」が選べるようになった。
 
天獄に新組み合わせ「邪竜教団サミット(背徳の教祖+謀略の邪竜)」と「地獄のトリコロール(暗黒の星竜機+真紅の殺人機械+絶牙の白獅子)」が追加。
地獄のトリコロールはこれまでの組み合わせとは一線を画する強さで、特に初回は条件を達成させる為の職と倒す為の適正職がややかみ合っておらず、条件を達成するどころか全滅するパーティが続出した。少なくとも周回向きの相手ではないだろう。

Ver.5.5前期

天獄に新組み合わせ「冥府と虚空の支配者(冥府の君主+虚空の邪竜神)」が追加。

Ver.5.5後期

天獄に新ボス「ファラオ最高幹部会(【霊廟の守護神】+【霊廟の猛将】+【霊廟の冥妃】)」が追加。

Ver.6.0

【せかいじゅの葉】【せかいじゅのしずく】がこのバージョンより弱体化されたことにより間接的に難易度が上昇した。

Ver.6.0.2b

回復・蘇生職が不在になる場合もある特殊コンテンツ故にせかいじゅの葉とせかいじゅのしずくの仕様変更の影響が大きかったため、それぞれVer.5.5後期以前と同性能の【天光の葉】【天光のしずく】に変更された。
なお、配布個数に変更はない。

Ver.6.1

【冒険者のおでかけ超便利ツール】に「おでかけ邪神の宮殿」が実装された。
天獄に新ボス【邪王の操り人形】が追加。

Ver.6.2

10周年記念のイベントとして以下の期間で「天獄フィーバー」が開催された。

  • 9月25日(日)6:00~9月27日(火)5:59
  • 9月27日(火)12:00~9月29日(木)11:59
  • 9月29日(木)18:00~10月1日(土)17:59
  • 10月2日(日)0:00~10月3日(月)23:59
  • 10月4日(火)6:00~10月6日(木)5:59

通常の天獄との違いは

  1. 新たな【戦禍の眷属】や組み合わせが登場
  2. 開いている時間が48時間
  3. 期間中は毎日6:00を過ぎると金色の宝箱が再出現する。ただし全ての眷属で共有されているため、その日既に金色の宝箱を開けている場合は別の眷属に代わっても翌日6:00を過ぎるまでは再出現はしない
  4. 2回目以降の赤色の宝箱から出るものが【戦神のベルト+3】【めざめの鬼石】【ふくびき券】からランダムに。特にベルトと鬼石の出現率が高めとなっている

Ver.6.4

天獄に新たなボス「時見の傀儡たち(【時獄の暴君】+【魔影の鬼婦人】)」が追加。

Ver.6.5前期

天獄に新たなボス【不死の支配者】が追加。

Ver.6.5後期

報酬が見直され、【ちいさなメダル】が出ないようになり、天獄では+4のベルトが出るようになり、更に初回報酬で【覚醒の鬼石】が追加。
バトル開始前に内部の赤柱に触れなくても自動的に戦闘エリアに進むようになった。このため装備の変更はマッチング前に行う必要がある。
三獄、天獄以外で「同盟相手を自動で探す」を行った際、一定時間経過後もマッチングする人数が不足していた場合は【サポート仲間】が参加するようになった。
初回報酬入手済みの獄をクリアした際に同名パーティ内に初回報酬未入手のプレイヤーがいた場合、1人につき【キュウサイポイント】を1P貰えるようになった。
天獄に新たなボス「異形の獣たち(【不死なる異形】+【獣生む異形】+【増殖する異形】)」が追加。

時期不明

同盟成立時にHPとMPが全快するようになった。よって連戦する場合は入り口前でMP補給をしたり、回復の泉でわざわざ回復したりする必要はなくなった。



*1 公式発表で仕様とされている
*2 基本のチャージ率がゼロになる。装備や宝珠で補正された分はゼロにならない。戦闘後も5分制限は継続されるため周回する際は注意