【主人公の兄弟姉妹】

Last-modified: 2023-02-19 (日) 04:52:16

概要

【主人公】の兄・弟・姉・妹のいずれかのキャラクター。
ゲーム開始時の【キャラクターメイキング】で名前・性別および兄弟姉妹のどれか・外見を決定する。
セリフでの一人称は兄は「オレ」弟は「おいら」、姉は「あたし」妹は「私」と分かれている。
【キャラクターボイス】導入後はボイスも別々に収録されることとなり、兄と弟・姉と妹は同じ声優がしっかり演じ分けてくれている。
なお、攻略本等のゲーム画面では、主人公が「エックス」、兄弟姉妹は「テン」という名前であることが多い。
 
【堀井雄二】の、「オンラインの世界に自分が名前を付けたキャラクターが出てきたら面白い」という発想から誕生。
開発初期の構想としては、主人公が五種族に転生してしまった後も自分の元の姿を覚えてくれている存在であり、また主人公がオンラインの世界に進んでも兄弟姉妹は【オフラインモード】の世界に残る、という立ち位置として設計されていた(【さまよえる錬金術師】も参照)。
しかしVer.3以降、メインストーリーの主要登場人物へと扱いが変わる。
このあたりは開発でも(おそらく「どう収拾をつけるか」という点で)苦労したところだったと言う(以上、ドラゴンクエストX秋祭り2021より)。
 
なお、兄弟姉妹の物語は最終的にVer.5で完結を見ることになる。

活躍

エテーネの村のおはなし

生まれた時、島中に響き渡るかという程大きな産声を上げたという。当時は「大物になるか、ずっと迷惑をかけられるかのどっちかになる」と語り合っていたらしい。
ゲーム開始の8年前に初めて錬金術を使い、エテーネ村の『伝説の錬金術師』の再来と期待されていたが、錬金術を行ってはほとんどが失敗するばかりで、村人に叱られていた。
よろず屋の掲示版によれば、ゲーム開始時点での錬金結果は以下の通りである。
ちなみに【新エテーネの村】にもこの掲示板はかかっている。そこまでしっかり元に戻さなくても…

大成功…1回
成功…3回
失敗…628回
ケガ人…0人

 
【アバ】は彼/彼女がかつての『伝説の錬金術師』本人であることに気づき、【冥王ネルゲル】の襲撃が近いことを悟った。
 
【育みの大地】東部の「いしずえの森」にて、自分を呼びにやって来た主人公に、錬金術で作成した【ごきげんなぼうし】をプレゼントする。
 
アバから使命を受け、主人公と【シンイ】の3人で【テンスの花】を摘みに洞窟に向かう。その際【魔導鬼ベドラー】によってテンスが枯らされてしまうが、一輪だけ無事に残っていた花を見つけ出す。
 
その後、帰還した村はネルゲルの軍勢に襲撃されていた。
モンスターの火球に包まれそうになるが、主人公が放った謎の光によって護られ、そのまま何処かに消えてしまう。

さまよえる錬金術師

Ver.3までは【オフラインモード】の続き(兄弟姉妹の冒険)での主人公となるが、ドラクエシリーズのお約束として、主人公である間は自発的に喋ることはなかった。
オフラインモードが廃止されたVer.4からは【エテーネの島】周辺で本棚にある本を発見して読むことで追体験ができる。
オフラインストーリークリア(Ver.4からは本を全て読んだ)後、酒場もしくは教会でゲームを終了している状態でログインするとイベントが発生する。夢の中と思われる暗い場所で、主人公の前に現れ「忘れ物を届けにきた」と言ってごきげんなぼうしを渡し、謝罪と感謝の言葉を伝えて消えてゆく。
また、オンラインモードのストーリーを進めていくと、オフラインモードをプレイしていなくても兄弟姉妹は過去に飛ばされたことがわかるようになっている。

時を超えた再会

オンラインモードにてようやくオフラインモードの続きのストーリーが展開される。
【時渡りの術】で飛んだ時代が60年以上前であることが判明する。
 
輝くテンスの花を錬金するためにエテーネの島を出て【魔導鬼ベゼブー】から隠れながら世界中を旅する(途中、グランゼドーラで大流行した【メラゾ熱】の治療薬を錬金して根絶している)。
花の栽培に適した【ラゼアの風穴】を見つけてそこで何十年もかけて輝くテンスの花の錬金に成功。
主人公との再会は果たされなかったが、輝くテンスの花は手紙と共に主人公に託された。
 
イッショウ・リリオル共に60年経った割りにさほど老けて見えないこと、ナルビアの町の住民の話から不老長寿のような術を施したと推察されるが、詳細は不明である。
手紙に「時間がない」と書かれていること、イッショウのセリフから既に故人であるとも考えられたが……。
リリオルによると時渡りの術も研究していたらしく、何処か別の時間軸で生きているのではと推測している。

いにしえの竜の伝承(Ver.3.0)

とうとう現代のアストルティアに姿を見せる。
プロローグにて1度だけ、現在チェンジできるイメージも含めた髪型や姿、名前の変更が可能。他人には見られないと思って適当に決めたプレイヤーへの配慮と思われる。ただし「兄/弟/姉/妹のいずれであるか」は変更できない。
ただし、【冒険の書】の削除画面では変更は保存されないので注意が必要。
また、使える髪色や髪型は、アップデートやクエストクリア状況に関わらず初期設定時のもののみ。
以前となんら変わらないような年齢で、DQ8の【モリー】のような赤緑のスーツを纏っている。
船上パーティに突如として現れ、謎の箱を用いてアンルシアとラグアス王子を攫っていく。
一方で、フウラが狙われた時は主人公を庇うなど完全に敵ではないような様子を見せているが…。

聖炎の解放者(Ver.3.1)

主人公が【ナドラガンド】に入った際、そのことを望んでいなかったようなモノローグが流れる。
その後、【氷の領界】への道を開いたところを遠くから眺めていた。主人公の行いは彼(彼女)にとっては好ましいものではないようであったが、【クロウズ】と共に彼らが本拠としているらしい領界に戻った。

氷雪と恵みの彼方へ(Ver.3.2)

【氷晶の聖塔】に向かう途中の主人公の前に現れ、このままでは死んでしまうが今なら引き返せると忠告するが、後ろから【エステラ】が歩いて来たのを見て立ち去った。

闇を抱く月光の楽園(Ver.3.3)

主人公たちが楽園に行っている間に「浄月の間」で寝ている【マイユ】を攫おうと、彼女を結晶化し始める。
駆けつけたエステラと戦闘になり【ピオラ】でスピードを上げた上で【メダパニ】と思われる呪文で混乱させて優位に立つが、マイユの結晶化を進めることに気を取られたため、エステラの反撃を受ける。
遅れて主人公たちが駆けつけた時、【邪悪なる意志】は彼らのすぐそばにいると警告し姿を消した。
 
結晶化能力は後述のエテーネルキューブとは関係ない、自身の能力と思われる。
また、主人公に加勢するバトルにおいてはほぼ全ての状態異常に耐性を持つエステラをも一瞬混乱させていたが、これに関しては兄弟姉妹の魔力が抜きん出て高いせいか、エステラがこの時はたまたま耐性を付けていなかっただけなのか、あるいは単なる演出の都合によるものかは不明。解釈は人それぞれだろう。

嵐穿つ断罪の虚空(Ver.3.5前期)

主人公が【嵐の領界】に突入する前にクロウズと共に【聖都エジャルナ】のナドラガ教団大神殿に潜入し、保管されていた【創生の霊核】を奪取するも、教団の追っ手を振り切れずにクロウズを逃すための囮となって捕まったことが判明する(この出来事で嵐の領界への道を見張っていた教団の者も駆り出され、この隙に主人公と【ヒューザ】は嵐の領界へ突入することになった)。
 
また、【ムストの町】でも錬金術で住民を助けており、更に【ナドラガ教団】に対抗するために住民を説得して【疾風の騎士団】を組織していた。
なおクロウズの口ぶりから、クロウズよりも先にナドラガンドに到達していたこと、主人公の兄弟姉妹がいたことはクロウズの計算外だったことが分かる。
これまでの領界において主人公をナドラガンドから追い出そうとしていたのは、クロウズの予知能力によって、主人公がナドラガンドのどこかで死ぬ未来が見えた為であったことが、クロウズから明かされる。

ナドラガンドの決戦(Ver.3.5後期)

【大神殿・地下】の奥で【勇者姫アンルシア】【総主教オルストフ】と共に倒れていた。
しかし、それはオルストフによる罠だったため、以前から危惧していたように主人公はオルストフに殺されてしまう。
 
【神の器】たちにより主人公が蘇生された後は、主人公たちと共に【神墟ナドラグラム】に向かう。創生の霊核を失い追い詰められた状況ながら、楽観的な発言をしてオフラインでのムードメーカー役の顔を再び見せるようになった。
 
【邪竜教祖オルストフ】【虚空の神ナドラガ】戦ではNPCとして主人公と共闘。
Lv90、HP560、MP370。【ザオリク】による蘇生要員になるほか、時々【錬金術(特技)】でオルストフ戦では【ハナちゃん】を、ナドラガ戦では【ニコちゃん】を生成する。
攻撃行動が一切なく、錬金術の使用間隔も長めなので基本的に蘇生ができる弾除け要因といったところである。
虚空の神戦後は自らの手がうっすらとしていることに気づき、【邪竜神ナドラガ】戦のサポートは【エステラ】に任せる。
 
ナドラガを倒した後は宴会を抜け出して主人公とクロウズ(シンイ)と歓談。
数千年の間旅を続けてきたことと氷の領界での発言が本意ではなかったことを告白した後、光と共に消滅してしまい、例の【銀色の箱】だけが残った。
この段階では消滅した理由も、「数千年の旅」とはいかなるものであったのかも不明だが、Ver.4シリーズ終盤で判明することとなった。

砂上の魔神帝国(Ver.4.3)

まさかの再登場。状況は不明ながら3000年前のドワチャッカ大陸で【クオード】と出会い、時の漂流者同士、共に力を合わせて兄弟姉妹と再会することを誓う。
ウルベア地下帝国で二人で名を上げて技術庁の筆頭研究員となり、【ウルベア大魔神】の心臓部となる【地脈の結晶】を作り上げるが、その後暴走を始めたクオードに監禁に近い形で【エテーネルキューブ】の制作を進めさせられていた。しかし、主人公らが捕まった事を期に明確に反逆を開始。
主人公、リウ老師と共にウルタ皇女を助け出してエテーネルキューブの性質を伝えた後、クオードに迫る。
しかし、その途中パドレの乱入によって地下研究所が崩壊を始め、ガレキから逃れるために咄嗟にエテーネルキューブを発動させ、時渡りで再び消えた。
 
登場時点でエテーネルキューブを持っていないことや、筆頭研究員の服を着ていることから、ここで登場する兄弟姉妹は、神の器を奪いに現代に現れる以前の存在であると推察できる。
判明してる時系列では、ネルゲル襲撃以降ぶりの再会なのだが、あまり感慨深げでなかったのは意図されたものなのか、実は以前に会っていたのか、単純に文章量が少なかっただけなのかは不明。
或いは兄弟姉妹の登場シーンは全体的に切羽詰まっていたため、そのような余裕が無かっただけということも考えられる。

約束の再会

本人は登場しないが両親である【アーヴ】【エムリヤ】が登場。
アーヴは【バルザック】の孫で、兄弟姉妹が錬金術を始めたこと、兄弟姉妹がいずれ

おそろしいものに なりはてる

というアバのお告げを受けていたことから10年前に村を出て【おうごんのうでわ】と「乙女のたましい」という宝石を葬り去る旅に出たとのこと。
腕輪と宝石は処分できたものの、まだやることが残っているようなので、お告げの回避には未達である模様。

遥かなる未来への旅路(Ver.4.5前期)

【時獄の迷宮】で再登場を果たす。今回登場するのはナドラガンドの決戦後の時系列の兄弟姉妹である。
どうやらナドラガンドの決戦後に時獄の迷宮に飛ばされたらしく、本人は今いる場所が何処なのかはわからぬままずっと彷徨っていたらしい。
【キュルル】との再会を喜び、そして主人公がまた厄介毎に巻き込まれていることに呆れつつも協力しようとしたのも束の間、再び光と共に消滅してしまった。
 
また、今回の話で主人公とは血の繋がりが無いこと、これまでの突然の消滅が「時渡りの呪い」によることが明確となった。

王の戴冠(Ver.5.2)

【魔仙卿】の正体という衝撃の登場を果たす。今回から兄弟姉妹それぞれに【キャラクターボイス】がついた。兄弟は市来光弘、姉妹は三上枝織。
【時獄の迷宮】から数百年前の【魔界】に飛ばされたらしく、そこで先代の魔仙卿に運良く拾われて命を救われ、後継者を探していた先代魔仙卿に素質を認められ、【大いなる闇の根源】と契約して今代の魔仙卿になったとのこと。
この契約によって魔界の環境に適応することができ、さらには一つの時代に長時間留まれないという時渡りの呪いからも解放され、長い放浪の果てにたどり着いた魔界が安息の地となった。
そのため魔界もアストルティアと同様に守るべき場所となり、そして両方の世界を【大魔瘴期】から救うために主人公に【大魔王】になることを願う。
魔仙卿としての行動はあちらの項目を参照。

勇者復活(Ver.5.3)

僅かなシーンだけ登場する。
詳細は魔仙卿の項を参照。

闇の根源(Ver.5.5前期)

安否が心配されていたが無事に脱出していたようで、大魔瘴期到来の少し前に【ザハディガル岩峰】の駐屯所の入り口で倒れていたところを保護されていたらしい。
【邪神ダビヤガ】に撃退された後は【賢者マリーン】によって神殿が封鎖されていたため、脱出時期は恐らく彼女と同じころだろう。
魔仙卿の着ぐるみは着ていなかったらしく、駐屯地のシィジャン兵士長からは西の水辺に浮かんでいたという魔仙卿の頭部部分を見せられる。
しかし同時に休んでいたテントから姿を消したらしく、ここでは会うことは無い。
 
その後【ゼクレス魔導国】で宝物庫に安置されていた【リドのタリスマン】を盗み出し、主人公への手紙を残す。
そこには魔仙卿の衣装でどうにか生き延びたことや、ジャゴヌバが魔界の地底にある本拠地【滅星の邪園】に隠れたこと、そこに向かうための切り札が【砂の都ファラザード】にあり、それを入手するためにリドのタリスマンが必要であること、そしてジャゴヌバから常に監視されて命を狙われているために主人公と共にいられないことが書かれていた。
ここで魔仙卿の正体が兄弟姉妹であることを【ユシュカ】【アスバル】に話すことになる。
 
【閉ざされた水路】の奥の祭壇で切り札を入手しようとするがリドのタリスマンが動作せず、更に【魔瘴魂】による襲撃を受けてしまう。
そして【女神ルティアナ】によって魂を覆っていた【魔瘴】が取り除かれたが更におぞましい呪縛が魂を絡めとっていることが判明し、その正体を探るために主人公が兄弟姉妹の精神世界に入ることに。
 
この兄弟姉妹の記憶では、呪いが強まって最終的に一月と留まれなくなっていた中で、様々な時間軸のアストルティアの各地で姿を見せていたことが分かる。
ある時はを興すために猛吹雪の中を進んでいたが多数の犠牲を出していた【オーガ】達に【ヌーク草】を錬金して与え、またある時は【知恵の眠る遺跡】にある巨大な音叉を作るのに必要な金属を錬金し、またある時は長年砂漠に沈んだまま浮上できなくなっていた【ドルワーム王国】の危機を救い、またある時には【スイの塔】の建立にあたってあるものを錬金し、またある時にはエテーネの村に移住後病気になったある人物を回復させたりと、DQ10内で今日までに登場した様々なものに関わっていたことも判明する。
また、ドラゴンクエストX秋祭り2021での【アストルティア拾遺譚】「銀の丘奇譚」では、【フォステイル】に協力して【銀の丘】にある扉の中の空間「時の狭間」を作ったことが示唆されている。
 
それぞれの時間軸にはごく短時間でしか留まれてないためそれらは断片的な記憶となっていた。
いずれ誰からも認識できないほど短い時でしか留まらなくなり主人公に2度と会えなくなるだろう恐怖に兄弟姉妹の精神も疲弊し絶望しかけた所偶然後継を探していた先代魔仙卿の元に飛ばされる。
そこで時渡りの呪いを闇の根源との契約による新たな呪いでかき消すことに成功し、以降は魔仙卿として活動することになる。
 
そして、兄弟姉妹の記憶を辿るうちに最奥で兄弟姉妹の魂を縛る【闇の根源の呪縛】と対峙。
そこで主人公とは血の繋がりが無く、数千年の時を超えて老いることも死すこともない、世界を混乱させ、大魔瘴期を早めた結果数多の犠牲を生み、因果のはざまで醜悪にゆがんだおそろしきもの(前述のアバの予言はこのことを指していたと思われる)を兄弟姉妹と呼べるのかと主人公に問うも、主人公はそれでも兄弟姉妹であることを肯定する。ちなみにここで2回否定をしてしまうと「己の選択の意味を噛み締めよ」と言われ、イベントの最初からやり直しとなってしまう。
そして主人公と共に闇の根源の呪縛を倒し、ジャゴヌバの呪縛は消滅、呪縛を受けた際に消えた時渡りの呪いもそのまま消滅したため、ついに長い長い時の旅も終わりを迎えた。
 
その後は魔瘴魂によるダメージにより【大魔王城】の医務室で治療を受け、絶対安静を言い渡されるため、クリア後も残念ながら会うことはできない。
 
【大魔王マデサゴーラ】を選定した疑惑も上がっていたが、【ナラジア】(の姿をしたジャゴヌバ)の口から選定したのは先代の魔仙卿であることが語られており、これについては明確に否定されている。
また、歳を取らない理由も時渡りの呪いではなく、長年にわたり【テンスの花】を錬成していた影響であることも判明した。
 
ラスボスの闇の根源の呪縛戦では【NPC戦闘員】として参戦。この時に衣装も新調される。
なお、この衣装は後のクエスト「約束の帰郷」をクリアすると【新エテーネの服セット】として入手できる。
Lvは100でHP800、MP620。武器として【エイルのスティック】を装備している。
使用呪文・特技は【ドルモーア】【ドルマドン】【ベホマ】【ザオリク】【錬金術(特技)】
 
この戦闘はプレイヤーと兄弟姉妹の2人で戦うことになる。
Ver.3の時とは違い本人も直接攻撃してくれる。
【攻撃呪文強化】無しでもドルモーアで1500、ドルマドンで3500前後ものダメージを叩き出してくれ、錬金術で呼び出すハナちゃんと併せて火力が非常に高い。
一方同時に呼び出されるニコちゃんは回復力には不安があるため、プレイヤーはそこそこの回復力と【風斬りの舞】で兄弟姉妹に攻撃呪文強化を掛けられる【賢者】か回復力を重視して【僧侶】で挑むと良いだろう。

闇の根源(Ver.5.5後期)

ストーリー冒頭で目覚め、先代の魔仙卿から聞いたことを元に【海魔獣ブルラトス】を呼び出し【滅星の邪園】に向かうつもりだったこと、しかしブルラトスが何者かに精神を捕らわれていて、それを開放できるかを試すためにリドのタリスマンが必要だったことを明かす。
また、リドのタリスマンが本来の力を発揮できていないことも気づいており、力を開放する方法を求めて【大魔道士リド】を訪ねることを主人公に依頼してくる。
ちなみにこの時、アンルシアに対して自身が魔仙卿であったことを告白している。
 
その後はザードの祭壇までは同行するも、魔瘴魂によるダメージが癒えていなかったために最終決戦には不参加となるが、【絶対滅神ジャゴヌバ】への止めとなる【ミナデイン】の詠唱メンバーとして登場する。
 
決戦後は再び魔仙卿としてまだ魔界の地底深くに残っている魔瘴への対策を施すために【ゴダ神殿】へと戻り、時間はかかるかもしれないが必ずエテーネの村へ帰るつもりであることを語っている。

クエスト【約束の帰郷】(Ver.6.1)

魔界の地下深くの魔瘴への対策は完了したが、魔瘴の被害で苦労を掛けたジャディンの園のモンスターたちが気がかりでゴダ神殿から離れるに離れられないことを明かす。
しかし【アントワネット妃】の説得により【新エテーネの村】に帰ることを決断し、定期的に様子を見に来ることを約束してエテーネの村に帰ってくる。
DQ10をサービス開始当初からプレイしていたプレイヤーにとっては、実に9年半もの長い時を経ての帰還であった。
村に帰ってきて住人達から歓迎を受け、村の水車小屋を村人たちの協力で研究室にリフォームすることになり、そのリフォーム中の時間で【イッショウ】【リリオル】に会いに行き、長い旅が終わったことを報告する。
その後はまだ会いたい人はいるもののしばらくはエテーネの村でゆっくりし、そして錬金術で世界中の人たちの役に立ちたいという抱負を語る。
 
このクエストの終了後は新エテーネの村に滞在するようになり、研究室内の姿見を調べると自由に【キャラクターメイキング】をすることができるようになる。
性別と立場を変えることはできないが、それ以外の項目は自由に変更でき、【名前】を変えることもできる。衣装はエテーネの服筆頭研究員の服新エテーネの服から選択する。
関連クエストをクリアしていれば髪型や色なども選択可能。
ただしアンルシアと違い、【おもいで映写機】のイベントシーンや【バトル・ルネッサンス】の戦闘で反映されるのは名前と容姿のみで衣装の変更は反映されない。
 
また、【ニコちゃんの鉢植え・庭】を持っていくとニコちゃんと再会するイベントが発生し、【ニコちゃん印章】と「ニコニコフラワー」の称号を入手できる。

魔眼の月が昇るとき(Ver.6.3)

上記の「約束の帰郷」をクリアしている場合、兄弟姉妹の衣装をカスタムできるようになった。システムは【マイタウン】の施設NPCのカスタム衣装とほぼ同じ。
カスタム衣装の登録には【兄弟姉妹コーデ券】?が必要。
 
ストーリー中では、ルティアナの神気で満たされたツボ一杯の「浄罪の泉の水」から「神気の結晶」を錬成するため、錬金術のエキスパートである兄弟姉妹に協力を仰ぐことになる。

兄弟姉妹視点での時間軸

以下は2021年8月18日の【ドラゴンクエストX TV】の「ネタバレイトショー」及び書籍「アストルティア秘聞録」で公開された兄弟姉妹の旅の流れの一覧表である。

滞在した時代兄弟姉妹の旅の流れ
現代エテーネの村が滅亡。主人公の時渡りの術を受けて60年前へ。
時渡りの術を受けたことで、時渡りの呪いを受ける。
60年前ラゼアの風穴でテンスの花を錬金するほか、時渡りの研究を開始。
時渡りの呪いが発動して、さまざまな時代を転々とする。
3000年前ウルベア地下帝国でグルヤンラシュ(クオード)と出会う。
エテーネルキューブを完成させる。
エテーネの村
滅亡前後
エテーネの村の滅亡を防ぐため、エテーネルキューブを駆使して尽力するが、いずれも失敗。
現代ナドラガンドを冒険中の主人公と再会し、エテーネルキューブを渡す。
時渡りの呪いが発動して、いくつかの時代を経て時獄の迷宮へ。
????時獄の迷宮で主人公と再会。
時渡りの呪いが発動して、さまざまな時代を転々とする。
各時代兄弟姉妹の記憶世界にあった、各時代におけるさまざまな出来事に関与。
340年前先代の魔仙卿と出会い、新たな魔仙卿に就任。
大いなる闇の根源との契約により、時渡りの呪いから解放される。
現代魔界で主人公と再会。

関連項目