概要
状態変化の1つで戦闘終了後も継続する。敵の特技はこちら→【のろい】
一定時間、約50%程度の確率で戦闘中のあらゆる行動が不発になる事がある。また呪われていると転職ができない。
行動の不発率は呪いの使い手、発生させた特技によって変わる説があり、特にこちらが行使出来る大半の手段でかけられる呪いは発生率が控えめに感じられるが、具体的な差は不明である。
効果時間もおおよそ5分のものが多いが、中には1分(カースパルスなど)だったり30秒(ポイゾナスフラワーなど)で切れる物も存在する。
使い手によっては最大HPを下げたり、HPやMPに継続ダメージを与える効果を同時に発生させる者もいる。
また、戦闘が終了した後も回復せずに残る。呪われていると戦闘から逃げようとした際に逃げられないことがある。
低レベルのときやソロのときなどにゾンビ系モンスターに絡まれて呪いを食らいそのまま逃げられずに死ぬ危険もある。
特に洞窟外にいてシンボル数が多く、レベルも高くて追っかけまわしてくる【グール】は非常に危険。
エンカウントしてもすぐ逃げれば良いと思っていると、遠距離攻撃の嘔吐物で呪いを付与してくる。
敵の「のろい」や呪い攻撃等で発生する事がある。特にゾンビ系を中心として呪いが得意なモンスターは多いので、度々目にする事になる。
作品によっては呪われた装備を身に付ける事で発生していた物もあったが、Ver.3.4段階では呪われた装備品は存在していない(持ち歩くことはできないが、ネタとしては存在している。詳細は後述)。
治療には呪い専用の解除特技【おはらい】や、全状態変化治療効果のある【不撓不屈】、【プラズマリムーバー】、【聖者の詩】、【女教皇のタロット】、【ハットイルージョン】といった特技を使うか、時間経過(約5分)を待つか、教会で解いてもらうといった方法がある。
その他SHTになれば解除される他、【メルキドの秘法】を使用しても治る。
ちなみに最大HPが下がるタイプの呪いは【めいそう】や【聖者の詩】といった最大HP依存の回復技にも影響があるので注意。
おはらいは習得したら誰でも使えるようになるものの呪い状態になっている人が自力で解こうとすると失敗しやすい。
出来るだけ他の人に解いてもらうようにしよう。
まんたんでもおはらいは使うので、戦闘がもうすぐ終わるような時はさっさと終わらせて、「まんたん」で回復した方がいいこともある。
高レベルになると【封印】【眠り】等に次いで危険な状態となる。
特に最大HPが下がるタイプは0.3倍、または0.7倍まで減らされてしまうので一撃で倒されやすくなり、危険極まりない。
しかも自力での解除はかなり運が関わるため、1回の行動が大事となる強敵相手には致命的となりやすい。
【魔蝕】や【おぞましいおたけび】、【死神スライダーク】等の強敵が使う呪い攻撃は成功率が高いので、これらに挑む際は出来れば呪いガードのついた装備や【キラキラポーン】で対策しておきたいところである。
また、【邪神の宮殿】ではほとんどの組み合わせで呪いが飛んでくるので、最早呪われただけで地雷認定されかねないレベルとなっている。必ず耐性を付けて臨みたい。
【聖守護者の闘戦記】で戦う【冥骸魔レギルラッゾ&獣魔ローガスト】でも厄介な状態変化の1つとして登場している。
逆に言えばそれら以外は命中率があまり高くないものが多いので、眠りなど他の状態耐性装備を優先されやすい傾向にある。
なお、防具で対策可能な状態異常の大抵は頭か体下の錬金で耐性を付けられるが、呪いは盾か体上の錬金で耐性を付けられる。
両手武器を使う場合や小盾装備不可の職業(および盾が完全に装備不可の仲間モンスター)でも呪い耐性を要求されることはあるため、各防具セットにおいてそれぞれ呪い耐性付きの体上を確保しておくと対処が容易となる。
ただし、【勇者姫アンルシア】は盾でしか耐性を確保できず、彼女が参戦するVer.2のラスボスなどが呪いを使うことから、呪い耐性付きの盾を別途用意しておくのもよい。
しかし、呪い耐性は防具の錬金において呪文・ブレス耐性を付けられる部位と完全に競合しており、呪いと呪文やブレスを併用する敵が相手の場合はそこが悩みどころとなる。
錬金枠を呪文耐性やブレス耐性に全振りしつつ呪い耐性も欲しいという場合、指アクセ枠のスペックが下がることを承知で【破呪のリング】や【聖守護者のゆびわ】を用いるしかない。
呪い耐性を付ける体上防具を星2で妥協せずに星3を使う場合、この競合問題を少しでも緩和するために、呪い耐性で錬金を2枠取った後の残り1枠は呪文耐性かブレス耐性を選んでおくのがおすすめである。
なお、かつてのとうぞくのカギ取得クエストでは呪いにかかっている状態でモンスターにトドメを指すのを要求されていた(Ver.3.0後期以降は不要)。
また、魔法の迷宮においてはチャレンジフロアで、解除不能の呪い(付属効果無しのタイプ)がかかることもある。
通常の戦闘でこちらから敵に呪いを直接かける方法は【死神のタロット】、【ケイオスネイル】、【呪眼のツメ】、あとは遊び人の【きまぐれ】で起こる一部の行動とデスマスターの【死霊召喚】のがいこつの呪い攻撃、仲間になったフォンデュの【ラクレットキャノン】のみ。
これらの手段でかける呪いは効果時間が短い上、行動不能確率が1/10と下がっている。
それを除けば、呪い技持ちに魅了・混乱を使って間接的にかけるか【サンゴの牢獄】などの設置型の技を【トラップジャマー】してかけるしかない。
バトルロードではくさったしたいのバッジの効果「攻撃時〇%で呪い」により、敵に呪いをかけられる。こちらは敵が使う物と同等の効果深度を持つ。
バトルロードでは耐性を持つ者が非常に限られており、三悪魔本によればグレートドラキーとドラキーが耐性持ち、ゴールデンスライムとプラチナキングと大地の竜バウギアとバラモスゾンビが完全耐性とのこと。
効いているうちは高い確率でその行動を阻害できるので、完全耐性を持たない相手には有用な状態異常である。
バラモスにさえ効くと言えばその効果の高さが分かるだろうか。本来呪いをかける側のゾンビ系や悪魔系はおろか、もろ科学的な存在たるマシン系も呪われるのは非常にシュール極まりないが…
ちなみにこちらから仕掛けられる呪いは行動阻害効果、徐々にHPが減っていく効果のみで、最大HPを減らす効果はない。
Ver.3.4前期
【ガイオス古海】の沈没船のとある場所を調べることで、専用のメッセージと共に呪いにかかることができる。
DQ1のパロディで、もちろん例のSEも流れる。最近無駄に出番が多い。
とうぞくのカギ取得クエストは呪われずにクリアできるようになったので、メリットは皆無。
というかここまで来れるキャラクターなら普通クリアしているだろう。
ちなみに、呪われた際のメッセージは、「主人公=あなた」というコンセプトのDQ1のものを流用しているため、少し不自然である。
呪いを発生させる行動
他作品における呪い
装備品が持つデメリット効果としての呪いと、今作と同じ状態異常としての呪いとがある。
DQ10では装備による呪いは存在しないが、ドラクエシリーズ全体では前者の方がメジャー。
前者の呪いは、呪われた装備を身に着けることで発生し、装備に応じて様々なデメリットを被る。
作品によっては装備が外れなくなる効果もあり、教会にいくか【シャナク】で装備自体を破壊するしか解く方法がないことが殆どである。
後者の呪いはDQ5で登場し、ときどき行動不能になる、徐々にMPが減る、攻撃対象が強制的に変更されてしまうなど様々な効果が起きる。
今作ではDQ5以来となる様々なバリエーションのあるタイプの呪いが登場している。
また、DQ8では状態異常としての呪いは存在しないが、1ターン休みの効果を持つ呪い系の技が登場している。
その他の作品についてはDQ大辞典の【呪い】を参照していただきたい。