【両手杖スキル】

Last-modified: 2024-04-15 (月) 09:42:50

概要

【両手杖】を扱うための武器スキル。
【魔法使い】【魔法戦士】【賢者】【天地雷鳴士】【竜術士】が習得できる。
全ての職業で独自のスキルラインを持つ(厳密には天地雷鳴士のみ初期仕様のままだが)。

特徴

攻撃呪文のサポートに特化したスキル構成で、剣など他の武器と違ってスキルを上げても武器の攻撃力自体は上がらない。
代わりに魔法系パラメータを中心としたパッシブスキルと、呪文詠唱のサポートやちょっとした回復に使える特技を習得し、ただ呪文を放つだけではないオンラインらしいテクニカルな戦闘を展開することができる。
 
パッシブ面では、どの職のスキルラインも最大MPと攻撃魔力への補正、そして戦闘勝利時にMPが回復する能力を獲得し、威力と燃費の両面で呪文や魔法特技の運用をサポートする。
戦闘勝利時MP小回復では2~4、中回復では4~6、大回復では6~8のMPが回復する。
補助スキルでは、呪文の詠唱を短縮させる【早詠みの杖】と、陣の上にいるプレイヤーの呪文の暴走率を高める【暴走魔法陣】系列が特徴的。ただし、サポート仲間は現状どちらのスキルも活用してくれないのが残念なところ。
また、武器特技による回復手段として、サブヒーラー職の【ベホイミ】【ベホイム】に相当する回復量の【しゅくふくの杖】や、長射程で【ザオリク】級の蘇生が行える【復活の杖】を持つ。
どちらも戦闘中限定、更に前者は射程が短く、後者はCT付きと流石に本職ヒーラーの真似事ができるレベルを期待してはならないが、回復呪文を使えない職業でも応急回復に回れるため、その多彩さで仲間を補助することも時には必要。
 
かつては使い手となる職が職業スキルにSPを奪われやすくやりくりに苦労したり、職によって欲しいスキルががらりと変わる割に160P以降の枠が共有のためスキル配置の再調整が手間だったりと、旧仕様の悪影響をモロに受けるスキルラインであった。
しかし、Ver.5シリーズにおける度重なるシステム改修を経て、使う職業でのみSPを振ればよく、160P以降も個別に設定できる上にその職において無意味なスキルは選択肢に上がらないようになったため、これらの問題は完全に解決されている。
宝珠に関しては、両手杖装備中なら付与手段に関係なく(=特技としての早詠みの杖に限らず)早詠み効果が付与された時に効果時間を延長できる「果てなき早詠みの杖」がとりあえず必須級。
一方で武器特技による火力や状態異常付与が重視される武器種ではなく、早詠みに加えてしゅくふくの杖、活命の杖、霊脈魔法陣あたりから自分が使うものを強化しておけば十分であるため、他の武器に比べて宝珠集めの手間は少ない。

習得とくぎ・スキル効果

天地雷鳴士

150Pまでのパッシブスキルの合計値は、最大MP+130、攻撃魔力+70、MP吸収率+6%、戦闘勝利時MP回復6~10。
Ver.6.4時点で、他3職の両手杖ラインが独自調整済みのため、旧来の共通スキルラインを使っているのは天地雷鳴士のみとなる。
ただし、天地雷鳴士の両手杖について独自要素が皆無というわけでもなく、160~200Pの枠ではあるが職業スキルの属性特技を強化するパッシブを習得できるようになっている。

SPとくぎ・スキル効果
3装備時MP吸収率+2%
7【悪魔ばらい】
13戦闘勝利時MP小回復
21【早詠みの杖】
31装備時こうげき魔力+30
44【しゅくふくの杖】
57装備時こうげき魔力+30
70【暴走魔法陣】
84装備時さいだいMP+100
100戦闘勝利時MP中回復
110装備時MP吸収率+4%
120【超暴走魔法陣】
130装備時こうげき魔力+10
140【復活の杖】
150装備時さいだいMP+30

魔法使い

CT無しで使える超暴走魔法陣・零、相手の炎耐性を下げるファイアブレイクが追加された。
パッシブスキルも一新され、装備時の攻撃魔力は+70から+120に、最大MPは+130から+150にアップ。
さらに攻撃時10%でためる、呪文暴走時ダメアップという強力な効果が追加された。暴走時のダメージアップ量はこうげき魔力の数値により上昇し、攻魔1000で約300のプラスになる。
150Pまでのスキルラインから外された暴走魔法陣は160~200Pスキルにセットできるようになっている。

SPとくぎ・スキル効果
3装備時MP吸収率+6%
7悪魔ばらい
13装備時呪文暴走率+2%
21早詠みの杖
31戦闘勝利時MP大回復
44しゅくふくの杖
57装備時こうげき魔力+60
70【超暴走魔法陣・零】
84装備時さいだいMP+50
100装備時こうげき魔力+60
110装備時さいだいMP+100
120【ファイアブレイク】
130攻撃時10%でためる
140復活の杖
150呪文暴走時ダメアップ

魔法戦士

【マダンテ】特化のスキルラインとなっており、マダンテの威力が+60%(180スキルも含めると+63%)上昇し、またパッシブにより装備中は戦闘時にMPが自動回復するようになった。
また、160~200Pの枠の特記事項として、魔法戦士のもののみ攻撃力パッシブを選んだ際の補正値が大きくなっている。
両手杖装備では【フォースブレイク】の際に攻撃力不足で物理ダメージ部分が通らず、追加効果の付与判定が消失して小ダウンさえ入らないという失敗が起きやすいため、少しでもフォローするために入れておきたい。

SPとくぎ・スキル効果
3装備時MP吸収率+6%
7悪魔ばらい
13戦闘勝利時MP大回復
21早詠みの杖
31装備時こうげき魔力+30
44しゅくふくの杖
57装備時こうげき魔力+40
70暴走魔法陣
84装備時さいだいMP+100
100装備時戦闘中MP自動回復
110装備時マダンテ+30%
120超暴走魔法陣
130装備時さいだいMP+30
140復活の杖
150装備時マダンテ+30%

賢者

呪文ダメージを計25%、割合で増加させるパッシブが付く。【攻撃呪文強化】【呪文ダメージ増加】等の与ダメージ関係のバフとは同枠。
他の呪文アタッカーが基本的に攻撃呪文強化2段階込みで与ダメージ200%で打つところが、両手杖賢者の場合はパッシブも加わり225%で打つという具合である。
その他、150Pまでの攻撃魔力上昇量が130に増加し、行動時早詠みの杖のパッシブも追加された。
賢者の攻撃呪文用武器としては、一時期は盾併用可能で魔法陣に依存しない扇に押され気味だったが、超暴走魔法陣の活用を前提とすれば安定火力が出せるという強みが強化され再び復権したといえる。
ただし、その超暴走魔法陣については魔法使いと異なりCT付きのまま据え置きなので注意。

SPとくぎ・スキル効果
戦闘勝利時MP中回復
3装備時MP吸収率+6%
7悪魔ばらい
13装備時呪文ダメージ+10%
21早詠みの杖
31装備時こうげき魔力+30
44しゅくふくの杖
57装備時こうげき魔力+40
70暴走魔法陣
84装備時さいだいMP+100
100装備時呪文ダメージ+15%
110行動時25%で早詠みの杖
120超暴走魔法陣
130装備時こうげき魔力+60
140復活の杖
150装備時さいだいMP+30

竜術士

SPとくぎ・スキル効果
3装備時MP吸収率+6%
7悪魔ばらい
13戦闘勝利時MP大回復
21早詠みの杖
31装備時こうげき魔力+40
44しゅくふくの杖
57装備時さいだいMP+30
70暴走魔法陣
84装備時こうげき魔力+60
100装備時土属性の呪文+5%
110装備時さいだいMP+50
120超暴走魔法陣
130装備時呪文暴走率+2%
140復活の杖
150復活時 早詠みの杖

180・200スキル

【180スキル】および【200スキル】は以下より選択。

とくぎ・スキル効果160170180190200備考
【活命の杖】140秒
(開幕70秒)
110秒
(開幕55秒)
90秒
(開幕45秒)
【霊脈魔法陣】200秒
(開幕100秒)
160秒
(開幕80秒)
暴走魔法陣(性能変化なし)魔使のみ
装備時こうげき力+15+20+30
装備時こうげき魔力+20+30+40
装備時かいしん率+1%+1.2%+1.5%天地のみ
装備時呪文ぼうそう率+1%+1.2%+1.5%魔戦以外
装備時さいだいMP+20+30+45
メラ系呪文の強化+1%+2%+3%魔使のみ
ヒャド系呪文の強化+1%+2%+3%
イオ系呪文の強化+1%+2%+3%魔使・賢者のみ
ドルマ系呪文の強化+1%+2%+3%賢者のみ
土属性の呪文の強化+1%+2%+3%竜術のみ
マダンテの強化+1%+2%+3%魔戦のみ
ホイミの回復量+6%+8%+10%賢者のみ
ベホイミの回復量+6%+8%+10%
活命の杖の効果時間+3秒+6秒+9秒
霊脈魔法陣の射程強化+1m+2m
攻撃時魔力かくせい5%10%15%魔使・竜術のみ
不滅の魔力かくせい30%50%70%
攻撃時早詠みの杖5%10%15%
不滅の早詠みの杖30%50%70%魔使のみ
炎特技のダメージ強化+1%+2%+3%天地のみ
風特技のダメージ強化+1%+2%+3%
雷特技のダメージ強化+1%+2%+3%
土特技のダメージ強化+1%+2%+3%

仲間モンスター

【ねこまどう(仲間モンスター)】【ドラキー(仲間モンスター)】【フォンデュ(仲間モンスター)】【マジカルハット(仲間モンスター)】が習得できる。
攻撃呪文をメインに扱う魔物のほとんどが杖であるため、他の武器種に比べると使用者が多い。

当初は取る意味が薄い特技やパッシブだらけで、有効なものも遠かったのでよほどポイントが余らないと振る意味は薄かったが、IIの開放で勝ちどき系効果を得てフィールド狩りでは取る選択肢も生まれた。
さらにIIIの開放で攻撃時なかなかの確率で暴走確定バフを得られるようになり、属性枠の呪文強化パッシブや呪文発動速度+8%も手に入れられるようになったため、陣を使用/活用できないAI操作においては優先的に取りたいスキルとなったと言えるか。
戦闘勝利時MP超回復は中と大を足した程度。

SPとくぎ・スキル効果 IIIIII
3装備時MP吸収率+5%
7【悪魔ばらい】
12戦闘勝利時MP小回復中回復超回復
18装備時こうげき魔力+60+100
25【しゅくふくの杖】
32装備時さいだいMP+100+150
40戦闘勝利時MP中回復大回復装備時呪文発動速度+5%
(転生11回以降追加)
43悪魔ばらい+120%
48敵を倒すとMP中回復
50しゅくふくの杖+60%
(転生15回以降追加)
52装備時呪文ダメージ+10%
56装備時呪文発動速度+3%
60攻撃時25%暴走アップ

52Pの装備時呪文ダメージ+10%は属性ダメージアップ枠。【両手杖の極意】にあるものも同様。

称号

SP獲得称号
3杖の使い手
7一人前の杖使い
13戦う杖使い
21杖の名手
31いやしの杖使い
44聖なる杖使い
57夢幻の杖使い
70神秘の杖使い
84伝説の杖使い
100神話の杖使い

変遷

Ver.1.0

当初は魔法使い専用のスキルだった。
【まほう】と両手杖スキルの両立が難しく、取捨選択に迫られていた。

Ver.1.2

新職業の魔法戦士が習得する。
これにより、まほうスキルと両手杖スキルを両方とも100Pにできるようになった。

Ver.1.3

新職業の賢者が習得する。

Ver.4.0

新職業の天地雷鳴士が習得する。

Ver.5.5前期

魔法使いの両手杖スキルが独自仕様に変更された。

Ver.5.5後期

160P以降にセットできるスキルのうち、その職業で効果を発揮しないものは非表示になった。
アップデート前からセットしていた場合、次にスキルを変更する際に自動的に外される。
また、天地雷鳴士限定で炎・雷・風・土属性の特技ダメージを強化できるパッシブスキルが追加された。

Ver.6.2

魔法戦士の両手杖スキルが独自仕様に変更された。
また、しゅくふくの杖の回復量がかいふく魔力依存に変更された。回復量も強化され、かいふく魔力キャップと宝珠最大で400程度回復するように。

Ver.6.4

賢者の両手杖スキルが独自仕様に変更された。

Ver.7.0

新職業の竜術士が独自仕様で習得する。
150スキルは当初「”蘇生時”早詠みの杖」だったが、デスマスターなどが味方を蘇生したときに発生するスキルと紛らわしいという声が大きく、Ver.7.01でひっそりと「復活時」に変更された。