【……あいつは よき弟子を 育てた。】

Last-modified: 2017-03-16 (木) 07:26:18

DQ9

本編の【エンディング】において、元の天使の姿に戻った【エルギオス】が、【ラテーナ】と共に昇天する直前に主人公に告げる台詞。
 
全文は以下のとおり。

エルギオス
「もし おまえが 止めてくれなければ
 怒りと 憎しみに 我を忘れ
 私は 全世界を ほろぼしていただろう。
「我が おろかなる行いの数々
 つぐなっても つぐないきれぬが……。
 せめて 罪を重ねずに済んで よかった。
「……天使○○○○。
 おまえは 我が弟子イザヤールを
 師とあおぐ 天使だそうだな。
「……あいつは よき弟子を 育てた。
 ふがいなき師である私を 許せと
 そう イザヤールに 伝えてくれ。

しかし、「伝えてくれ」と言われても、【イザヤール】本人はすでに戦死しているため、伝えたくても伝えることはできない。
むしろ、エルギオスはこのあと天に昇ってイザヤールと同じく星になるので、直接本人に伝えたほうが早いような気がしなくもない。
しかも、イザヤールを殺したのはエルギオスが復活させた【暗黒皇帝ガナサダイ】なので、ちゃんと直接謝ったほうがいい。
また、もし仮に生きていたとしても、自分の師匠に「良い弟子を育てた」等と普通言えないだろう。

この台詞を聞いて、素直に感動したプレイヤーも多いだろうが、「いや、死んでるし!」と思わずつっこんだプレイヤーも少なくないだろう。
言っている内容自体はまともなのに、状況が状況だけに、なんともマヌケな雰囲気が漂ってしまう台詞となっている。
ある意味、色々と報われないまま死んでしまったイザヤールの切なさを、より強調する結果にもなっている。
こんな不甲斐ない大師匠だが、人格者のイザヤール師匠はきっと許してくれることだろう。
 
ちなみに、その後の配信クエストでイザヤールを生き返し、イザヤールと共に戦ったとしても、やはり同じ台詞を吐く。
2回目以降はあくまでセレシアの力による回想の世界なので仕方がないが…。