【いいえ。 わたしの おさめる くにが あるなら それは わたしじしんで さがしたいのです】

Last-modified: 2021-05-06 (木) 20:21:42

DQ1

【エンディング】で、竜王を倒して帰還した主人公に王位を譲ろうとする【ラルス16世】に対する主人公の返事。

*「いいえ。 わたしの おさめる
  くにが あるなら それは
  わたしじしんで さがしたいのです

「さがしたいのです」に句点がないため嘘っぽい文章に見えてしまうが、本当にこういう表記。
3行目のメッセージはウィンドウギリギリで句点を入れる余裕がない。
 
リメイク版以降では、以下のような漢字が混ざった表記になる(****は主人公名)。
・SFC版/携帯版以降

****「いいえ もし私の

  治める国があるなら それは

  私自身で さがしたいのです。

・GB版

****「いいえ もし私の

  治めるくにがあるなら…

****「それは

  私じしんで さがしたいのです。

【主人公が喋るシーン】として有名だが実際には直接話法で表現されており(このセリフの前に「しかしあなたはいいました」という言葉が入る)、正確には主人公の「台詞」ではない。
「主人公はあなたの分身である」以上、結局のところあなた=主人公になるわけだが。
勿論仮に「よーし俺が王様だー!」と大喜びする人間の意思に反してこう言い放った場合、それは「主人公(notプレイヤー)が話している」という事になるわけだが……主人公が「プレイヤーの操作から離れた瞬間」という解釈もできる。
まあ結局のところ、どこまで行ってもプレイヤー本人ではないのだから仕方のない部分はあるし(単に台詞が表示されないだけで本来彼らも普通にしゃべっている)、こういう時はプレイヤー自身が主人公に合わせるべきなのだろう。
 
主人公は【ローラ姫】とともに旅に出るところで、DQ1のストーリーは終了する。
 
【アレフガルド】を離れた後、主人公とその妻となったローラはやがて新天地に辿り着き、主人公はその地に美しい国を築き、愛する妻の名を冠して【ローレシア】と名付けた。
さらにそこから【サマルトリア】【ムーンブルク】が独立して百年。
物語はDQ2に続いていくのだった。