【おもいでのロケット】

Last-modified: 2020-08-22 (土) 06:38:29

DQ5(リメイク版)

【名産品】の一種。思い出のロケット。
ある国の王の王位継承・成婚記念に、名工が精魂込めて作ったロケットペンダント。
美しく、こまやかな細工がされているが、姿絵を収めるべき場所は空いている。
ちなみにこの場合の「ロケット」とは「Rocket」ではなく「Locket」。開閉式になっていて中に写真や薬などを入れることが出来るペンダントのこと。
 
青年時代後半が始まった際に、【サンチョ】から受け取ることができる。
サンチョはこれを渡せば【主人公】【パパス】の様に母を探しに旅立ってしまうと思い、渡せずにいた。
ペンダントの中には当初【マーサ】の絵が入れられる筈だったが、これは叶うことなく中には何も入っていない状態となっている。
 
この名産品は【きねんオルゴール】と同様に特定の手順を踏むことで、名産品としての価値が大幅に上昇する。
一度ゲームをクリアすると、【妖精の城】にある絵から過去の【エルヘブン】に行くことができるようになる。
そこで若き日のパパスを手助けする一連のイベントをこなすことで、ペンダントにマーサの絵が入り、これで遂に完成に至る。
 
なお、この時の絵は【マティース】【ようせいのはねペン】【パオームのインク】を用いて描くことになる。
理由は二つあり、一つはマティースが金に困って画材道具一式を売ってしまっていたため。
もう一つは、何年も色褪せない絵が描けるという上記のペンとインクを用いることをパパスが望むためである。
そのため、この二つの名産品を手に入れることもイベントをこなすには必須となる。
妖精の羽根ペンはこのイベントを始めないと入手できない。
 
ちなみにこのエピソードは、リメイク版DQ5における屈指の感動シーンである。
一度見終わってしまうともう一度クリアするまで見られないので、セーブデータを別に残しておくといいかもしれない。
このイベント中にマーサの居室に入ってみると、【スライム】がマーサと共に暮らしているのがわかる。「マーサ様大好き」と言って懐いているあたり、小説版の【ピエール】の設定を踏襲したのだろうか。
ただ、このスライムはマーサがパパスと共にエルヘブンを去った後も居室に残っており、主人公にマーサの最後の言葉を伝えてくれる。
 
また絵を入れる前と後で、【名産博物館】最上階の金持ちおじさんのコメントが変化する。
絵を入れる前だと、おじさんが「自分は二人の成婚式に出席したことがある。」という。
グランバニア王家の結婚式に出席するとは、彼は一体どういった繋がりを持っているのだろうか……。
【ピピン】からは「絶対ウソに決まってる」と断言されてるが、ロケットの印からマーサの手持ちであったことを見抜き、ロケットにぴったりの姿絵を描かせていたはずなのに絵が無いことを疑問に思う事から、嘘ではなく本当だと思われる。
絵を入れた後だといつもの上から目線はどこへやら、「素晴らしい」とコメントしたあと涙ぐんでしまう。その様子は仲間からも「このおじさんが泣くなんて…」と不思議がるほど。
なおサンチョは絵を入れる前、絵を入れた後の両方ともで泣いている。