【か2ロマリア】

Last-modified: 2021-12-26 (日) 20:56:06

DQ3(FC版)

【ランシールバグ】を応用したノアニールのバグ道具屋の店頭に並ぶことが多い、謎のアイテム。初期ROMでのみ実行できる。
興味本位で【コマンド】を選択したが最期、その瞬間にこの冒険の書終焉を迎える
 
明らかにアイテムの名前がおかしい辺りから察するだろうが、こんな名前のアイテムはゲーム内に存在しない
恐らく、バグによって内部で何らかの(別の)データをアイテムとして読み込もうとした結果なのだろう。
そんなバグによる偶然の産物にもかかわらず、表示される値段は100ゴールドと、なぜか異様に区切りが良い。
 
「か2」というのは、FF3・FF4の「た5」を理解していれば何かが大体察知できる。
同じ様なものに、

  • 「 ̄→アリアハン」
  • 「 4レーヘ」
  • 「(空欄)」

…がある。
地名がやたら多いのはアイテム証明テーブルの後ろが【ルーラ】先名称テーブルになっており、
そこをオーバーフローして参照している為だと思われる。
 
「 ̄→アリアハン」と「 4レーヘ」も時々だがバグ道具屋の店頭に並ぶことがある。
さらに、この2つ(と空欄)は【棺桶バグ】によるアイテム変換でも道具欄に出現させることができる。
しかしそれらとは違い、なぜか「か2ロマリア」はアイテム変換では出現しない。
店頭でも選択した時点でバグってフリーズするため、基本的に「か2ロマリア」は店頭に並ぶだけのアイテムと言える。
 
アイテム変換から類推される内部的なアイテム番号は「 ̄→アリアハン」→「 4レーヘ」→「(空欄)」と続いているため、
地名の連続性からして、恐らく上記の「(空欄)」が店頭に並ぶときに「か2ロマリア」の名前として参照されるものと思われる。
 
これらのバグアイテムがらみでフリーズのみならず冒険の書まで消えてしまう仕組みに付いて詳細は不明だが、MSX版DQ2で【あぶないみずぎ】を所持した復活の呪文がFC版で使えなくなるのと同様に、存在しないはずのアイテムを持っていると冒険の書が不正と見なされる可能性がある。
同じような例として、棺桶バグでキャラクターの名前がテキストだけではなくマップチップを参照したグラフィック混じりの名前になった場合は、高確率で冒険の書が消えてしまう傾向がある。
なるべくバグアイテムを道具欄に所持した状態でのセーブは避け、アイテム変換で安全なアイテムに変換しておくべきだろう。
そのほうが、誤ってバグアイテムを選択した際のフリーズを予防することにもなる。