【ぐんたいアリ】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:17:33

概要

DQ2などに登場するアリのモンスター。
色違いのモンスターに【アイアンアント】【ラリホーアント】がいる。軍隊と名乗るだけあり、仲間呼びや集団戦法を得意とする。
 
現実の軍隊アリは南米に生息し、何万という大群で行動する生態を持ち、小動物はおろか、牛などの大型の家畜でさえ身動きが取れない状況であれば捕食される恐れがあるという恐ろしい生物である。
しかしDQでは同時出現数が限られることもあり、サイズはともかく、そこまで大量に群れることはない序盤の敵である。
敵がわらわらと出てくるヒーローズに向いてる気がするが、こちらではお呼びがかかっていない。

DQ2

【湖の洞窟】周辺などに生息する、【ローレシア】大陸でほぼ最強レベルのモンスター。
攻撃力が19もあり、【キングコブラ】(攻撃力24、リメイクで22)に次いで【おおねずみ】とならぶローレシア大陸2位タイの攻撃力なので一発が普通に痛い。
 
そしてDQシリーズ初の【なかまをよぶ】能力を持つ。
仲間を呼ばせれば経験値稼ぎできそうだが、報酬は1体あたり僅か経験値4、2ゴールドと極めて低い。強さの割に報酬が異様に少ない。
しかも仲間呼びの場合、仕様上経験値の割り増しが起こらない。
これで稼ぎなど全くもって非効率的なのでお勧めできない。アイアンアントで稼いだ方がいい。
同じ攻撃力のおおねずみが経験値5~6、ゴールド5、ドロップが【キメラのつばさ】なのでどう考えてもしょぼい。
 
こちらの武器が弱いと次々と仲間を呼ばれ、数が増え続けるということもありうる。
最初にローレシア大陸最強と書いたが、本来ローレシア大陸(正確には【ローラの門】を抜け出て暫く南下した所まで)ではバランス調整のためモンスターは3体までと設定されているところ、こいつが仲間を呼んだ時に限り4体以上(最大5体)になってしまうため。つまりシリーズで初めて一度に4匹又は5匹になるモンスターであり、数の暴力は恐ろしいのだ。上位種同様「シリーズ初」を持つモンスターである。
特に一人旅の時の大敵。サマルを仲間にするまでは、湖の洞窟周辺には立ち入らないように。
ギラで早めに数を減らすのはもちろん、できれば【くさりがま】辺りの武器を装備しておきたい。
ガラケー版以降では【ギラ】の仕様変更によって対処がしやすくなった。
 
ドロップアイテムは【やくそう】と、色々な意味でありがたみのない面倒な敵である。

DQM

【虫系】モンスターとして登場。
【おおなめくじ】×スライム系というよくわからない配合で作ることができる。どっちも脚が無くてヌメってるのに…
野生の個体は【まもりのとびら】【やぼうのとびら】に出現する。
習得する特技は【ねむりこうげき】、なかまをよぶ、【とっこう】
コイツを使っためぼしい配合は存在しないが、序盤の戦力である【ホーンビートル】の素材になる【はさみくわがた】の素材にするなりして有効活用すると良い。
ねむりこうげきはおそらく上位種を意識した特技だと思われるが、原作通りラリホーでも良かった気がする。その前に仲間になるであろうドラキーがラリホーを覚えるので、被ると思ったのだろうか?
本作の格闘場Sランク2回戦では、ふざけた強さの【スライム】【ドラキー】と組んで襲ってくるのも印象的。シナリオの関係上必ず戦うことになるためなおさらである。もちろん馬鹿にしてなめてかかってしまうと返り討ちに遭うのでこころして戦うべきである。

DQM2

習得する特技などは1と変わらない。野生では海賊の世界のフィールドに出現する。
そして【こおりのかぎ】を入手するのに必要なモンスターの一体となっている。
預かり所下の道具屋にこれを渡し、父親に【キラースコップ】を渡すと(順不同)、後に渡したほうがこおりのかぎをくれる。
なお、先に渡したほうは【ちいさなメダル】をくれる。
 
また、NPCに主人公の両親が経営する牧場で飼育されているモンスターの一匹として登場。名前らしく口調は「~でアリます」。某カエルの宇宙人みたいだ…海上の船がやや苦手。上記のこおりのかぎ入手イベントで商人にあげた場合も鍵発見後に上記の「~でアリます」の口調で喋る。

ジョーカー2プロ、テリワン3D

自然系のFランク。最序盤のモンスターとして登場。
2Pでは密林の洞窟内に大量発生している。グラフィックがやたらと小さく、キモチワルイ。
いきなりスカラの特性を持つため、大量に出現すると戦闘のテンポが悪い。
体技封じブレイクの特性も持ち、強化するといきなりバイキルト、最強化で瀕死で会心の特性を得る。
 
テリワン3Dではスモールボディに振り分けられ、限界値が低くなってしまった。
体技封じブレイクが封じブレイクに変化した他は特性に変更はない。
まもりの扉、おもいでの扉に生息し、スモールボディの効果で先制してくるのがうっとうしい。
【ミステリドール】と配合すれば、【はさみくわがた】が作れる。
所持しているスキルは【じこぎせい】

イルルカ

海賊の鍵のフィールドに出現するのはリメイク前と同じだが、氷のカギの入手には関係がなくなった。
フィールドでは群れを成して歩いている。ポートリッツ周辺では2列に並んで体操している姿も見られる。倒すと【ひかりの石】を落とすため乱獲されることも。
豆知識には、集団で獲物に襲い掛かり骨だけにしてしまうと書かれておりなかなか怖い。現実の軍隊アリそのものである。
 
新生配合でAI1~2回行動の特性を得るが、他の特性は前作と変わらない。
メガ、ギガ化でみかわしアップ、ギガ化でショック攻撃の特性を得る。
耐性は新生すると元のルカニ無効に加え、マホトラ、踊り封じ、眠りを無効化になるのはうれしい。
スモールボディのモンスター全般に言えることだが、ギガ化するとステータスがすさまじく上昇する。
具体的にはHPが3000を越え、MP、攻撃力、守備力が4桁に届く。いきなりスカラ、バイキルトとの相性がいい。
元が小さすぎるので、ギガ化しても一枠の【シャークマジュ】と大差ない大きさだったりする。かわいい。

トルネコ2

系統最下種として【墓場のダンジョン】の4F以降などに出現する。
【風来のシレン】に登場した「兵隊アリ」とそっくりなためか、壁掘り能力を逆輸入されて出演した。
壁を掘って進んでくる他、仲間を呼ぶこともあるがこれは隣接しないと使ってこない。
とはいえDQ2と違い呼ぶ確率は高いので、一撃で倒せないようであればアイテムに頼ろう。
むしろこいつの厄介さは、無秩序に壁を掘って探索の邪魔をすることである。
ちなみに経験値は13で、上位種も13の倍数。これは、DQ2での系統3種の守備力と同じ値である。

【アイアンアント】【ラリホーアント】と共に、トルネコ2において封印状態およびバーサーカー状態ではないアリ系モンスターは縦向き・横向きに水の上を攻撃できないという特徴がある。(斜めからは攻撃される)
このため【つうかの指輪】【川わたり】がある状況なら水の上のほうが有利に戦うことができる。

トルネコ3

HP40、攻撃力8、防御力11。経験値12。
成長タイプは【防御・晩成】
 
【遺跡の大空洞 南】などに出現する。
やはりかなりの確率で仲間を呼ぶ上、集団行動能力を持っているので注意しよう。
同じ壁掘り能力持ちの他の2種とは違い、分かれ道前で止まり続けたり、通路沿いに掘ったりといった特徴はなく、ただひたすらに目の前にある壁を堀り進んでいくので、壁堀り役に一番適している。
数匹捕まえて、【化石のほら穴】で放流すれば【ゴールドクロウ】もすぐ発掘できるだろう。
 
GBA版では集団行動をしない。
また、上位種族の壁の掘り方もこいつと同じなので発掘時のアドバンテージを失ってしまった。
 
アリ系の中ではHPが40と最も高く、1撃で倒せない場合は仲間呼びで恐ろしいことになる。
……何故か最上位種の【ラリホーアント】よりHPと防御力が高く設定されている。

少年ヤンガス

エンディング後のみに出現し、【夢幻の宝物庫】を除きどのダンジョンでも45F以降に出現する。
壁を掘る上、同じ部屋にいるとそのフロアで出現するモンスターを呼んでしまうので注意が必要。
大して強くないので、見かけたら倒しておきたい。
 
♂は一兵卒のような口調で話す。ただしセリフの中に必ず「アリ」が混ざる。
信頼度が上がるとヤンガスを「隊長」として尊敬するようになる。
♀は流浪の傭兵のような性格である。

ビルダーズ2

【モンゾーラ島】の洞窟内などで【アイアンアント】のリーダーとして登場。アイアンアントを増援に呼び出すので早めに攻撃を仕掛けたい。
【小麦のタネ】をドロップする。

ライバルズ

第2弾「解き放たれし力の咆哮」にて魔剣士用ユニットとして実装。レアリティはノーマル。

1/1/1
死亡時:アイアンアントをこのマスに出す

死亡時に別のユニットを出すことができるカードでは、最もコストが低い。
呼び出されるアイアンアントは「0/1で攻撃時のみ攻撃力+1」と、スライムにすら劣る全ユニット中最弱のスタッツで、ただの壁にしかならない。
闇への供物の生贄にした場合は壁となるアイアンアントを残しつつMPを増やせるが、生贄用の低コストユニットは死亡に相手の妨害ができる【がいこつ】、召喚時効果が主な【メラゴースト】がおり、
それらに加えてぐんたいアリをデッキに採用するかと言われると微妙な所であった。

ドラけし!

サービス開始時から登場。
【湖の洞窟】など数多くのステージに出現する。
☆1・紫属性 スキルは【たいあたり】

ダイの大冒険

【ザムザ】との戦いの最中、消耗した【ダイ】の回復をするために【チウ】がやくそうを出そうとするも出てこなかった挙げ句、以前ぐんたいアリを相手したときに所持していたやくそう5つ全部を使い切ってしまったと言って【ポップ】に怒鳴られていた。
 
ポップの言い方からして大して強くないモンスターのようだが、DQ2基準に考えるなら、素早く殲滅できなければぐんたいアリはどんどん仲間を呼び出すので戦闘は長期化する。
強いとは言えず複数をまとめて倒す呪文も技も持っていないチウが一匹でこいつらの群れを相手にして苦戦するのはレベルの低いまま無謀な戦いを挑むローレシア王子の姿そのものとも言える。
結局チウがぐんたいアリに勝てたのかは不明。
 
新アニメでは【モーモン】に差し替えられていて未登場。