DQ7
【天地雷鳴士】★8で習得することができる。
【しょうかん】で呼び出せる精霊よりも強力な【幻魔】(【カカロン】・【バルバルー】・【クシャラミ】・【ドメディ】)を1体召喚する。
「幻魔」の由来は、平井和正と石ノ森章太郎の共作「幻魔大戦」だろうか。
これらの幻魔は、戦闘中に呼び出すことでしょうかんの精霊と同じく主人公たちと共に戦ってくれる。
「呼び出す対象は使用者のレベルによって決定(その中からランダム)」、「命令は不可」、「HPが尽きると消滅」など、基本的な仕様はしょうかんと全く同じ。消費MPも20とこれまた同じ。
しょうかんとの大きな違いは、呼び出される幻魔の能力が精霊よりも高いこと。
なかでもHPが文字通り桁違いに高いので、消滅する心配があまりなくボス戦の壁役(弾除け)をしっかりこなせることが大きな強み。
その一方で、あまり有効でない補助技を使いがちで、せっかくの高いステータスを攻撃に活かしてくれないというもどかしさもある。
この辺りは、呼び出される幻魔が強くなりすぎないためのバランス調整なのだろう。
ともあれ、何かと【ゴッドハンド】と比較されて不遇扱いされがちな天地雷鳴士の切り札的特技といえる。
道中の戦闘で使うには消費MPが重すぎるが、長期戦となるボス戦で戦力を増強できるのは大きい。とくに【神さま】戦で真価を発揮してくれるだろう。
後述のように呼び出せる幻魔には性能差があるが、【時の砂】を使えば目当ての幻魔が来てくれるまで戦闘をリセットすることが可能。
リメイク版では、召喚されたターンに幻魔・精霊が行動してくれなくなった。
また、転職の仕様変更により、この特技は天地雷鳴士でいる間にしか使えない固有技となった。代替アイテムとして誰でも幻魔を呼べる【げんまのカード】も同時に登場したが、配信のすれちがい石版でないと手に入れられない。
PS版では姿がまったく分からなかったが、リメイク版ではキャラバンハートやテリワン3Dと同様のグラフィックで戦闘に参加する。
主人公パーティの後ろにいるので通常のアングルではほとんど映らないが、幻魔たちの攻撃時に後ろ姿がちらっと見える。また、ミナデインや(主人公が使用する)アルテマソードなど、味方キャラを正面から捉えるカメラワークとなる特技を使用した際に、その姿を見ることができる。
一覧
カカロン
HP:1500 MP:70 攻:310 守:240 早:95
最初から召喚可能な幻魔で、青い肌で妖精のような羽を持つ女性。
通常攻撃の他、【ベホマ】、【たたかいの歌】、【じひびき】、【ハリケーン】、【マグマ】を使う。
幻魔の中では最弱だが、それでもバズウより上のステータスを持ち、HPに至ってはバズウの2倍近くある。
【ベホマラー】などで適度に回復してやれば死ぬ心配はないだろう。
また、攻撃力も高いので通常攻撃でも十分な火力が出せる。
ただし全体攻撃特技は威力がどれも低く、さらに地響きとマグマは外れることがある。
正直通常攻撃とベホマと戦いの歌だけにしてくれた方が使える。
また、見た目に反して【判断力】が低く、HPが満タンのキャラにベホマを唱えたり、全員の守備力が上がり切っているのに戦いの歌を使うことも。
回復・支援向きでありながらこの欠点はきつい。
総合的な戦力としては、しょうかんのバズウとサムシンにはっきり優っているとは言いがたい。
バルバルー
HP:2000 MP:90 攻:340 守:250 早:115
Lv30以上で召喚可能な幻魔で、大剣を持った緑の肌の屈強な男性。
通常攻撃は行わず、【のろいの歌】、【バイキルト】、【はやぶさぎり】、【さみだれけん】、【まじんぎり】、【つるぎのまい】を使う。
全幻魔中でも屈指の火力を誇る。
剣の舞とはやぶさ斬りが強力。ただ、さみだれ剣はボス戦で有難くない。
判断力が低く、完全【耐性】を持つ敵にものろいの歌を使うことがある。また、味方に不要なバイキルトをかけることも。
総合的な攻撃性能では、サムシンと五分くらい。耐久はこちらが断然上だが。
クシャラミ
HP:2200 MP:0 攻:300 守:270 早:150
Lv35以上で召喚可能な幻魔で、大きな羽の生えた紫の肌のマーニャといった感じ。
踊り好きですばやさが高い。
通常攻撃の他、【ハッスルダンス】、【メダパニダンス】、【マッスルダンス】、【しのおどり】を使う。
ステータスは優秀だが、特技があまり強くない。
やはり判断力がいまいちで、効かないボスが相手でもメダパニダンスと死のおどりを踊る。
ハッスルダンスは全体回復なので嬉しいときもあるが、回復量がやや物足りない。
総合的な性能ではバルバルーに劣る。
リメイク版だと会心で700越えのダメージを出すこともあるので、通常攻撃がいちばん有難いといえる。
ちなみに、テリワン3D以降と同じく、リメイク版の彼女は露出度が減らされている。
もっと人間に近い外見をしている【かぜのせいれい】は寧ろリメイクで露出度が増えたというのに一体なぜクシャラミの露出を規制しようとしたのだろうか。
ドメディ
HP:3000 MP:70 攻:390 守:300 早:130
Lv40以上で召喚可能な最強の幻魔で、4本の腕を持つ赤い肌の神官。
通常攻撃の他、【におうだち】、【がんせきおとし】、【ひばしら】、【グランドクロス】、【ベホマズン】を使う。
DQ6のバズウを強化したような能力であり、攻守両面において紛れもなく最強の実力者。
豊富なHPを生かして、激しい攻撃を仁王立ちで肩代わりしてくれるのが有難い。
とくに神さま戦では強烈な【ジゴスパーク】や【れんごく火炎】からパーティを守ってくれるが、連続して使うと耐えきれず消滅してしまうことも。【せかいじゅのしずく】などで適宜回復してやりたい。
ベホマズンはあまり使わず、燃費の悪いグランドクロスでMPを枯渇させることもあるので、過度な期待を寄せるのは禁物。
DQ8
内部データに残る【没特技】。戦闘で使用しても効果はない。
DQ10オンライン
Ver.4.0より天地雷鳴士の特技として登場。初期レベル(50)から使用可能。
呼び出せる幻魔はDQ7と同じだが、任意で召喚する幻魔を選べる、敵の攻撃を受けないなど仕様は異なる。
詳しくはこちらを参照。
また、ストーリーでは【幻魔 シュジャク】や【大幻魔 テンオツ貴人】といった、げんま召喚で召喚こそできないものの、DQ7から登場する4体以外の幻魔も登場する。
蒼天のソウラ
元天地雷鳴士であり、「仙闘士」である【紅天のシャクラ】が使う特技。
クシャラミ、バルバルー、ドメディ、カカロンの他に最終決戦ではオリジナル幻魔の【大幻魔 地甲大漢】を召喚した。
詳しくはこちらを参照。