【しんじるこころ】

Last-modified: 2023-03-20 (月) 15:21:49

DQ4

重要アイテムの一種で、見るものの心を開く宝石。【裏切りの洞窟】に隠されている。
【おうじょのあい】【あいのおもいで】などと同様、公式ガイドブックを読むまではどんなフォルムか全く想像できないアイテムの一つだろう。
FC版では謎の彫像の上部にクリスタルがついている独特の形状で、PS版では似たような彫像にオレンジ色の宝石が載せられている。これに対して、DS版以降はゲーム内でもグラフィックが登場し、台座に赤(紫)色の宝玉が載っているシンプルなものにデザインが変更された。
かつて旅人だった頃の【ホフマン】が「世界で一番大切な宝物」が隠された洞窟の噂を聞き、親友と一緒に手に入れようとしたが、洞窟でその親友に裏切られて人間不信になったらしい。
【勇者】たちが持ってきたこの宝石を目にしたホフマンは心を入れ替え、勇者一行に快く馬車を貸し出すことになる。
 
『ドラゴンクエストIV モンスター物語』によると、DQ4の時代から遡る事2200年の昔、現在の【ブランカ】から砂漠地帯に至るまでの一帯に広大な版図を有していた、ある古代王国の初代国王が王の証として神から授かった至宝の宝石であるとされている。
同書によるとしんじるこころを目にした瞬間、3人の冒険者は「この宝石を独り占めしたい」という欲望に駆られ、争った成れの果てが【うらぎりこぞう】だという。
少しでも心にやましい物がある者には、その欲望を増幅して破滅に導く作用があるのだろうか。
それならば勇者一行が素直に手に入れられたのも、ホフマンがこれを見て素直に心を開けたのも、彼らの心にやましい物がなかったためと納得できる。
 
FC版ではホフマンに見せた後も持ち物に残るが、リメイク版では見せたらそのまま持ち逃げされてしまう。
あげるとは一言も言っていないはずなのだが。
【ふくろ】システムがなくて持っていても邪魔なだけなFC版では残り、システムがあるリメイク版でなぜか消滅するという天邪鬼な仕様。同じことが【じょうせんけん】【ガスのつぼ】にも言える。
後者はアイテムコレクター的な意味で残念という程度だが、もし【ピサロ】に見せたらどうなっていたのだろうか。
 
DQ6では【くじけぬこころ】という類似アイテムが存在する。