【しんぴのさとり】

概要

術者の魔力を増幅させる特技。攻撃呪文と回復呪文の効き目が強まる。
得られる効果は似ているものの、細かな仕様は作品によって異なる。
DQ10からは上位技【むげんのさとり】も登場した。

DQ9

賢者の固有スキル【さとり】を68まで上げれば習得できる。
消費MPは8。6～9ターン持続する。
心の眼で悟りを開き、【こうげき魔力】と【かいふく魔力】を一段階（50%）引き上げる。
本作のステータスは999でカンストするため、魔力が666以上の時に効果は最大となる。
　
習得時期が遅いわりには魔力が一段階しか上がらず、【魔力かくせい】などに比べると使い勝手の悪さは否めない。
また消費MPが8とやや燃費が悪いこともあり、習得時点ではあまり印象はよくないだろう。
　
攻撃・回復呪文両方を使えるのは賢者、旅芸人、スーパースターだが、
クリア後にどちらの呪文も通用するのは賢者のみと思われる。
なぜなら旅芸人もスーパースターも使える呪文自体少なく、
攻撃魔力が低すぎたり、回復魔力が高くてもどちらもベホイミどまりだったりなので、中途半端。
効果を最大限発揮できるのは賢者だけである。
　
賢者はLv99+スキル+装備によって両魔力ともに600以上にできるので、カンスト近くまで届かせることも可能。
賢者に最も適合する特技といえよう。
ただし魔法使いの攻撃魔力と僧侶の回復魔力は最終的に当たり前のように666を超えるので、魔力かくせいや【聖なる祈り】の代用にすることもできる。
使わない方の魔力を伸ばすのは一見無意味のようだが、【ふっかつのつえ（特技）】や【ギガスラッシュ】などの特技に関わるため全くの無駄というわけではない。

DQ10オフライン

【主人公】が【賢者】Lv27で習得する専用特技。
【ゲストキャラクター】では【フォステイル】が使用する。
消費MPは8。
自分自身の呪文火力・回復量を1段階上げる。特技である【しゅくふくの杖】や【いやしの雨】には効果がない。

DQ10オンライン

賢者専用になった。消費MPは12で、2分間継続する。
本作から呪文の効果を一段階上げる(+50%)だけになった。
詳細はこちらを参照。

DQ11

【ロウ】がさとりスキルで習得可能。
攻撃呪文のダメージと回復呪文の回復量が一段階（25%）上昇する。
消費MP16。DQ9時代と比べて持続時間が4～6ターン程度に減少している。
またこれの習得は【れんけい技】の【老いても元気】の前提にもなっている。
　
前作と同様、【むげんのさとり】の効果延長にも使える。
　　
【ラクリマタクト】を装備していると、開幕時に確率（最大50%）でこれと同じ効果がかかる。