【じゃしんのめん】

DQ4

「邪神の面」。兜の1つとして登場。
【滝の流れる洞窟】にある宝箱に入っているレアアイテム。
敵では【ミニデーモン】が落とすことがある。
誰でも装備可能で、【勇者】、【ライアン】、【トルネコ】以外の5人にとっては唯一装備できる呪いの武具でもある。
なお、売値はたったの6ゴールド。
　
守備力は+200とぶっ飛んで高いが、FC版の【公式ガイドブック】にある説明では、
「邪教の入信の儀式の際に使われる祭具であり、信者でない者がこれを身に付けると、呪いによって発狂する」
という趣旨が書かれてある。
前作に登場した【はんにゃのめん】に近い防具であり、一旦装備すると、常時回復不能の【混乱】状態になってしまう。
名前といい、異常な高さの守備力といい、前作を知っているプレイヤーであれば、なんとなくでも想像がついたかもしれない。
しかも、DQ4での混乱は、前作とは違ってパーティメンバーが一人だけの状態であっても正常には行動できない。せいぜい混乱中の珍行動を見たいときくらいしか、使う機会が無い。
反面、DQ3の般若の面とは異なり、移動中は、呪文や道具は普通に使える。
　
前作の般若の面は文字通り「単なるお面」でしかなかったが、これは「面」と呼称しているものの、兜に近いものである。それでも、これが幾多の鎧をも凌駕する守備力を持っていることは、一般的な物理論では説明がつかないだろう。

リメイク版

上記以外に【謎のダンジョン】の内部にある宝箱からも手に入る。
PS版では【移民の町】を【ミステリータワー】にすると、一つ手に入る。
ミニデーモン以外に【ヌーデビル】もたまに落とす。
FC版では全員が装備できたが、リメイクで仲間に加わる【ピサロ】は装備できない。
彼は呪われた武具であってもデメリットなしで扱えるため、ゲームバランス的に妥当な措置ではあるが、装備させようとしてがっかりしたプレイヤーもいることだろう。
　
装備すると常に混乱状態になる防具は、こののち、DQ7の【バーサカヘルム】に受け継がれる。