【すなのうつわ】

Last-modified: 2022-03-10 (木) 12:16:59

DQ6

重要アイテムの一つ。【ときのすな】を入れるための器。
恐らく元ネタは松本清張の小説「砂の器」。とはいえ、名前が同じだけであり、特にそちらを意識したようなパロディは見られない。
【カルベローナ】【ブボール】の部屋の門前は、床に撒かれた時の砂の効果により【無限ループ】と化しており、これを砂の器に集めることでループを打ち消すことができる。
これがないとブボールから【マダンテ】を教えてもらえず、ストーリーも進まない。
カルベローナゆかりの者ということで【バーバラ】しか使うことができず、かつバーバラが馬車外に出ていないと使えない。
 
【海底神殿】の奥の方で手に入るのだが、そこにあるという事を事前に指し示すヒントは特に無い。
しかも、手前にあるスイッチを踏んでしまうと宝箱が水没し、水を抜くために長距離移動を強いられる。
なので最後のスイッチはスルーするのが正解。
宝箱を位置的に見逃すことはまずないだろうが、うっかり水没させて諦めて取らずに脱出してしまうとまた取りに来ねばならず余計に面倒なことになる。
 
ちなみにこのアイテムがバーバラにしか使えないこと、ブボールの部屋の前に撒かれている時の砂をコレで回収できることについてのヒントは、一応あるにはあるが非常に分かりづらい。
まず一度ブボールの部屋に入ろうとして戻された後に、建物の外に戻って入口の踊り子に話しかけるという面倒な手順を踏まなければならないのだ。
丁寧に話を聞かないプレイヤーだとノーヒントと勘違いしてハマるかもしれない。
ちなみに、「扉で引き戻される→踊り子と話す→他の住民からヒントを聞く→もう一度踊り子と話す」という順序で、踊り子の台詞は2度変わり、2度目に変わった時に「器はこの村の住人(=バーバラ)しか使えない」と教えてくれる。
 
なお、砂の器を取り逃した場合でも、どこにあるかのヒントも聞ける。
しかし、このヒントは「海底深くに沈められた」というかなり不親切な内容なので、砂の器の宝箱を取り逃して放置するようなうっかりさんだと、ヒントを聞いてもピンとこない可能性はある。
まあ、宝箱自体は【グラコス】に会う前に必ず一度は目にする場所にあるため、取り逃す可能性は低いのが救い。
上記のように、完全にノーヒントというわけではないのだが、同じ人物に2度以上話しかけるという点がわかりづらく、いくつかあるDQ6の有名なハマりポイントの1つに数えられるだろう。
 
ちなみに、SFC版の(アイテムとしての)時の砂はどういうわけだかちいさなメダルの景品でただ一度しか入手できず、しかもなぜか一度使うとなくなる消耗品(要するに一度使うと二度と使う機会はない)となっていた。
旧作の時の砂を見る限り再使用できるとバランスが崩れるという代物ではないので、設定的に時の砂があるここに来るたび再入手出来てもよさそうなのだが、残念なことにここの砂は回収しても再利用できない。
一度器に収めると効果を失ってしまうのだろうか?